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名無しさん@ピンキー
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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2

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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
103 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/08(土) 21:18:23.26 ID:ocf82iuD
泰介の隠されたお母さん大好きっ子ぶりに触発されて書いてみた小話。
泰介小学1年くらいの設定。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
104 :大きくなったら 1/2[sage]:2014/03/08(土) 21:19:27.52 ID:ocf82iuD
大きくなったら何になりたい、という宿題が出たのだと泰介が報告してきたのは、
珍しく悠太郎の帰宅が早かった日のことだった。
「そんでお兄ちゃん、何になりたいん?」
無邪気に活男が聞く。泰介は顎に手を当ててしばし考え込んだ。
「わからん」
「何でもええんやで、たいちゃんお勉強も運動もでけるやん」
お静が助け舟を出す。しかしどうやら泰介にはぴんとこないらしい。
「あ、でもひとつあるわ」
泰介が思い出すように声をあげた。
「僕、大きなったらお母ちゃんと結婚したい!」
我関せずと新聞を読んでいた悠太郎は思わず吹き出す。周りの大人たちも大爆笑だ。
「たいちゃん、そりゃ無理やで」
正蔵の言葉に泰介は困り顔で首をかしげた。
「せやかて、僕お母ちゃん大好きやし、お母ちゃんのためならなんぼでも頑張るで」
あかん?と小首を傾げながらめ以子の手を握る。
どこで覚えてきたのか、なかなかのプレイボーイぶりにめ以子の顔は思わずほころんだ。
「泰介、お母ちゃんも泰介が大好きやで」
けどな、と言って聞かせようとしため以子の言葉を、仰々しい咳払いが遮る。
「泰介、あんな。お母ちゃんはお父ちゃんの嫁さんやから、お前は結婚でけん」
大人気ないほどきっぱりとした悠太郎の調子に、泰介は目を丸くする。
「お父さん、そんなんずるいやん」
「ずるいことない、早いもん勝ちや」
「絶対あかん?」
「せや。人のもんに手を出すんは泥棒と一緒や。あかんもんはあかん」
いつになく真剣な父の口ぶりに、泰介はしょんぼりして再び宿題に取り掛かった。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
105 :大きくなったら 2/2[sage]:2014/03/08(土) 21:21:11.99 ID:ocf82iuD
その晩、夫婦の寝室。
「なんですか、あれ。泰介けっこう傷付いてましたよ?」
め以子が少しだけトゲのある言葉をかける。悠太郎は布団をかぶって横を向いた。
「ほんまのこと言ったまでですよ」
「でも、あれくらい可愛らしいやないですか」
子供のことですし、とめ以子が言うと、悠太郎がむすっとした顔で振り向いた。
「その子供にプロポーズされて喜んどったのは誰ですか」
「プロポーズ…!?」
さっきの泰介の可愛い告白に旦那様が機嫌を損ねたことに、め以子はようやく気付き苦笑を浮かべた。
「まあ、私はモテたことないですから」
私に一番気の利いた求婚したんは、泰介かもしれませんねえ。そう彼女が呟くと夫はがばりと身を起こす。
「どうせ僕は納豆がどうのと言ってあなたに求婚した男ですから」
そう言ってめ以子を抱きすくめ、布団に無理矢理横たえる。
「ちょっと!私明日早いんですけど!」
「僕に気の利いたこと求めても無駄でしょう」
仏頂面のまま浴衣をはだけ噛み付くように首筋へと唇を這わせる悠太郎はいつになく大人気なく。
こうなったらもう無駄だと理解しているめ以子は恨めしさと快感のないまぜになった感覚に、
次第に溺れて行く自分自身にひそかにため息をつくと、夫の頬に手を添わせ口付けを求めた。

以上。みんな早く帰ってきてくだらん喧嘩してほしいわ…


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