- 強制女性化小説ない?Part49
668 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/04(火) 05:51:00.37 ID:IhPC4vd1 - ちょっと思いつきの冒頭部分を。
題名は後ほど。
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669 :題名は後ほど[sage]:2014/03/04(火) 05:52:36.08 ID:IhPC4vd1 - そこは薄暗い部屋だった。
目を開けた俺は首をゆっくりと左右に回転させて部屋の中を確認する。 四畳半〜六畳ほどの狭い部屋だった。左右の壁には小さな蝋燭の炎がゆらゆらと揺れていた。 部屋の真ん中に真っ赤なシーツのベッドがあり、俺はその上で寝ていたようだった。……が、こんな部屋に入った記憶はない。 (ええっと……たしか仕事帰りにバーで酒を飲んで、帰りに近道をしようと路地裏に入ったら……) 記憶に霞がかかってその先が出てこない。 ベッドは体重で沈むほど柔らかかった。そして俺はどうやら裸で寝ているようだった。 俺の身体の上、胸の辺りになにかが乗っていた。俺はそれを確かめようと右手を動かす。 胸の左右に2つの袋のようなものがあった。生暖かく中には液体化ゼリーのようなものが入っているらしく、掴んで指先に力を入れると弾力のある感触が返ってくる。 同時に……胸から感触が伝わってくる。少しひんやりとした物に左胸の一部が包まれて押されるような…… 右手が掴む、左胸が掴まれる。右手が揉む、左胸が揉まれる。胸が……揉まれる? (なんだこれは?) 俺は首を動かして視線を胸の辺りに向ける。 胸の左右に大きく丸い物体があった。二つともほぼ同じ大きさだったが、左側が掴まれているためか少し高くなっている。 そして丸い物体の頂上に小さな突起があった。俺は右手の人差し指を動かして左胸の物体の突起物に触れてみる。 左胸の先からゾクッとした感触。 「あんっ」 思わず口から漏れた声に俺は驚愕した。何故ならそれは高く、そして甘さの混じった……オンナのような声だったからだ!!
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670 :題名は後ほど[sage]:2014/03/04(火) 05:53:31.52 ID:IhPC4vd1 - 俺は身を起こすとベッドに腰掛けた。
二つの丸い物体は落ちることなく俺の胸でゆらゆらと揺れていた。 両手で物体を持ち上げてみる。ずっしりとした手ごたえ、かなりの重量だ。 薄明かりの中だが、物体は全体的に白く、先端の突起物とその周囲がピンクに染まっていた。一見すると……いや、どう見ても乳房……女のおっぱいだった。 持ち上げると同時に胸からも持ち上げられる感覚が伝わってくる。 するとこの物体……乳房は俺の肉体の一部ということになる……が、なぜ男の俺の身体に乳房が…… そこで俺はハッとなった。先ほど俺が出した女のような高い声、そして今目の前で揺れている乳房。……では「あそこ」は? 俺は右手をゆっくりと胸から股間へと移動させる。すると…… 「そ……そんな……」 全身から血の気が引いた。 股間は小さく盛り上がっていたが、そこに男ならあるはずの肉棒がなかった。袋もなかった。 そして恐ろしいことに……股間には縦に溝が刻まれていた。 指を溝の間に潜り込ませる。溝の中に小さな豆粒のようなものがり、そしてその向こう側には穴のようなものが…… 小刻みに震えながら視線を前に向けると正面の壁に大きな鏡があった。さっきはなかったような気もするんだが…… 鏡の中、俺が映っている筈の場所に見えるのは……顔は似ていたがすっきりとした細面、胸と腰は大きく張り出し腹がキュッと細い以前とはまったく似つかぬ身体で乳房を揉み股間を撫でる女の姿だった!!
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671 :題名は後ほど[sage]:2014/03/04(火) 05:55:04.72 ID:IhPC4vd1 - ジャリ
鏡に映る自分の姿に呆然となっていた俺の横でなにかの音がした。 音のした方に顔を向けた俺は驚愕に目を見開いた。 そこには一人の人物が立っていた。 いや、そいつを「人物」と言っていいのかどうか。青い肌、腕と脚の先は毛むくじゃらで爪は尖っており、そしてなによりも山羊そのものの頭部を持つその姿は……悪魔? ジャリ 悪魔が足を一歩踏み出してこちらに近づいてくる。そしてさらにもう一歩…… (逃げなければ!!) 現実離れした光景に唖然としていた思考が回復した俺はそう思ったのだが時既に遅かった。 悪魔は俺の肩を掴むと勢いよくベッドに押し倒した。 「あうっ!!」 押し倒された勢いで胸の上で乳房が大きく跳ねて痛みが走った。 悪魔の手が胸の上で揺れている乳房を掴んだ。そのまま握り潰される……と思いきや、意外にも力を緩めて撫でるように手を動かし始めた。 ザラリとした感触が胸の上で動き回る。 「…………」 くすぐられるような感覚に俺は歯を食いしばって堪える。……が、 「……はっ、……はあっ、はあんっ」 ついに堪えきれなくなり俺の口から声が漏れ始める。それは高く、甘く、そして艶のあるオンナの嬌声だった。 悪魔は撫でる範囲を胸から徐々に外側へと拡げていった。 俺の全身が熱く火照って震え始める。中でも腹の内側の一点が激しく疼く。 悪魔の指が股間の溝をなぞる。俺の身体が小さく跳ね、やがて液体が溢れてクチュクチュという音が聞こえてきた。 経験したことのない感覚の嵐に翻弄されていた俺はなすがままに脚を広げられていった。 悪魔が両脚の間に身体を滑り込ませる。股間の溝に熱い物体が触れ…… ブチッ 俺の中で「何か」が破られた。 「がああぁぁぁ―――っ!!」 身体を引き裂かれるような痛みに俺は叫び声を上げる。 熱い物体はゆっくりと俺の身体の中へと潜り込み、ついに腹の中で激しく疼いていたモノに触れた。 「あうっ」 衝撃が俺の脳天を直撃する。 悪魔が身体を小刻みに動かした。俺の腹の中で熱い物体が往復して突き続ける。 俺はついに耐え切れなくなり意識を失った。そして……
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672 :題名は後ほど[sage]:2014/03/04(火) 05:56:47.29 ID:IhPC4vd1 - そこは薄暗い部屋だった。
目を開けた俺は首をゆっくりと左右に回転させて部屋の中を確認する。 六畳ほどの狭い部屋だった。ベッドの左側には壁があり、右側の壁にはテレビと本棚、床のあちこちにコンビニやスーパーのレジ袋が散らかっていたそこは……見慣れた俺の部屋だった。 俺は右手で胸を、左手で股間を触り、そして大きく安堵の息を吐き出した。 「ゆ……夢だったのかぁぁぁ―――っ」 俺は昨夜の記憶を思い出してみる。 そうだ、俺は仕事帰りにバーで酒を飲んだ。いつもより多く飲んで足取りは多少ふらつていたものの無事に自宅のマンションにたどり着き、そのまま寝たのだった。 俺はもう一度大きく息を吐いてから自嘲的に笑う。 「ったく、女になりたいと考えたことなんか一度もねえのに……欲求不満が溜まってたのかな?」 夜が明け始めているらしく部屋の中が少しずつ明るくなっていく。 夢のせいか、かなり汗をかいていた俺は寝なおすことはせずに起き上がると浴室に向かいシャワーを浴び始めた。 その後は朝食を食ってスーツに着替えて会社へ出社。いつもどおりの日常がいつもどおりに始まった。
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673 :題名は後ほど → 悪夢[sage]:2014/03/04(火) 05:58:57.58 ID:IhPC4vd1 - …………このとき、俺は気づかなかった。昨夜の悪夢が一晩だけで終わらなかったことを。
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