- 【アイドル】■シンデレラガールズでエロパロ5■【マスター】
317 :ひぃまぁつぅぶぅしぃのつぅづぅきぃ[sage]:2014/02/28(金) 22:32:15.42 ID:7AV+/MOe - AVとかMOeとかIDがひでぇ…
安宿とは言ったものの、俺たちには行く宛てなどない。 ネットカフェに美波を泊まらせるのは躊躇われるし、かといって一泊云万などの旅館に泊まれるほどの金は持っていない。 慮外のこととは言え、事務所の資金運営を一手に任されているちひろさんが後々払ってくれるとも言えないのが痛い。 「なぁ、美波」 「はい?」 「俺と同じ部屋は嫌だよな?」 「むしろそちらのほうが良いです!」 「…………変わってるなぁ…」 寒さに耐えかねたか、身を震わせる美波に苦笑しながら、俺は伝のある宿に電話してみる。 そこは、かつて楓さんと茄子の二人が温泉旅館の旅という企画で訪れた宿。 あの時も、楓さんと茄子は俺と同じ部屋がいいと強く言い切っていた。 美波を軽く抱き寄せてやると、余程温もりに飢えていたのだろうか、嬉しそうに微笑んでくれる。 電話の内容は簡潔であり、一部屋なら空いているという女将さんの言葉に感謝しつつ、俺たちはタクシーに乗り込んだ。 タクシーで帰れるのならば良いが、それでは交通費がかかりすぎるな、と思案していたところ、美波が寄り掛かってきた。 『可愛い恋人さんですね。いや、奥さんですか?』などとドライバーが言っていたが、美波のような美少女を側に置ける程の甲斐性は、俺にはない。 ただ美波が嬉しそうだったので、俺は何も答えはしなかったが。 旅館と女将さんは俺のことを覚えていたらしい。 女将さんに請われ、旅館の入り口に飾られる楓さんと茄子のサインに、美波のサインも並ぶこととなった。 その代わりに、旅費は格安で済ませてくれるとのこと。 しがないプロデューサーには有難いことである。 案内された部屋には既に一組の布団が敷かれており、また部屋にある風呂にも湯が張られていた。 露天風呂を楽しむ余裕などない俺たちは、しばらくの口論の末に二人で風呂に入ることにしたのだが――― 続く、かな?
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