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名無しさん@ピンキー
シャイニングブレイドでエロパロその2

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シャイニングブレイドでエロパロその2
455 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/26(水) 01:41:00.88 ID:mMLzHBGN
「……わ、私のミルクですって!?」
「いや、サクヤさんのその立派な胸ならひょっとして母乳が出たりとか……なんて……」

朝の訓練終えて朝食後のひと時。
皆はけてしまった食堂でサクヤが淹れて持ってきたコーヒーは
彼女の代名詞たるノワールと同色のブラックコーヒー。
だがいつも職員室で飲んでいたものと同じであるそれは
彼女の仕事の忙しさを反映してかかなり濃い。
どちらかと言えばアメリカンの酸味が勝った薄味が好きなレイジには
この味は少し苦手である。

ミルクを、などと思った元いたエルデとは勝手が違い
ポーションなど見当たらなかったところで
レイジが発した一言がこの言葉である。

「サクヤさんってミルクとか出ないんですか?」

咄嗟にその豊かな乳房を両手でかばって真っ赤になって睨みつけるサクヤは
冗談とも本気とも付かないそのレイジの態度に真意を量りかねているようだった。

「な、何を馬鹿なことを言ってるのよ!いい加減にしないと怒るわよ!」
「いや、既に猛烈に怒っているというか……」

ものすごい眼差しに気圧されたレイジに多少満足したかのように
サクヤは両胸をかばっていた手を下ろした。
自身の両腕に圧迫され、上に寄せ上げられていたその柔らかい膨らみは、
漸く開放された安堵感でぶるんっと重たげに揺れて定位置へと戻った。

「レイジったら私を今までそんなふうに見ていたの?」

呆れた口調のサクヤにもはや先ほどの威圧感はない。

「いや、俺がっていうかみんなシャイニング・フォースの中でサクヤさんのおっぱいを気にしてないのなんて姉貴達とよろしくやってるカイト先輩ぐらいなもんですよ」

いつものサクヤに戻ったことを感じて口が軽くなるのはレイジの悪い癖だ。
これまで仲間を異性として意識してこなかったサクヤの顔がレイジの思いがけない一言にさっと朱に染まる。

「えっ……みんなって……その……やだ、私そんなにみんなを意識させちゃってるの?」
「だって人前でも構わずレオタード1枚でコスチュームチェンジするし…そのアルカンシェルですか?ドレスもあちこちスケスケだしで特にクリムゾンの谷間を記録した映像魔法なんてそりゃあ奪い合いですよ」
「やだ……私ったら……そりゃ、磨きに磨きをかけて鍛え上げた自分の身体は嫌いじゃないけれどそんなふうに見られていたなんて……」
「いや……むしろ挑発されてるのかと思ってたんですけどね」

すっかり小さくなってしまったサクヤに呆れたようにレイジは応える。
シャイニングブレイドでエロパロその2
456 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/26(水) 01:42:08.18 ID:mMLzHBGN
「ま、まぁそんな中でなんていうか、その……みんなサクヤさん大きくて張りのあるおっぱいなら母乳ぐらい出るんじゃないか、飲めるものなら死ぬ前に一度飲んでみたいって話もあったりで……」

「…………たいの……?」
「え?」
「その……レイジは……わ………………みたいの?」
「いや、よく聞こえないんですけど」
「だから、レイジも私のおっぱい飲みたいの?って聞いてるの!」

俯いていた真っ赤な顔をあげたサクヤの瞳は恥ずかしさと興奮で少し涙ぐんで見えた。
サクヤは当然の未婚である。
そして、レイジが知るかぎりシャイニング・フォースでも誰にも身体を許していないし
むしろそんなことには興味もなさそうだった。
サクヤを慕うものは多くいたが、サクヤのその余りな無関心ぶりに気づいてすら貰えず
実質で玉砕した仲間は大勢居た。
彼女が妊娠している可能性など無いことは誰の目にも明らかだったし、
そんな彼女から母乳が出るなどということがありえないのは
高等教育を学んできたレイジにとっては自明だった。
だったのだが……。

「え、サクヤさん今なんて……」

問いかけだったような気がする。
選択の余地など無いはずなのに。
何故問いかけだったのか、にわかにレイジは理解できないでいた。

「みんなじゃなくて……レイジも……やっぱり私の母乳……飲んでみたいのかって……」

口に手を当て消え入りそうな震え声を出しながら恥ずかしそうに潤んだ目をそっと伏せて視線をそらすサクヤ。
沈黙が場を支配する。
あまりに予想外のサクヤの姿にレイジが狼狽えたその刹那。
これまた予想外の人物が場の空気を破った。

「なんじゃレイジ。お前、女の母乳が飲みたいのか?」

なんでこんな時に。
そう脳裏で毒づいたレイジが振り返ると、目の前には金髪のツインテール。
ミストラル・ネレイスことミスティが仁王立ちしていた。
突然の闖入者にサクヤもばっと顔を上げ、にわかに食堂の空気が緊迫する。

「女の母乳が飲みたいのであればサクヤなんぞに頼まずとも、わらわが飲ませてやっても良いぞ」
「えっ」
「なっ……ちょっとミスティ!私なんぞとは一体何よ!」

レイジが二の句を次ぐ前にサクヤが反応する。
先ほどまでとは打って変わっての戦闘モードに入っている。
シャイニングブレイドでエロパロその2
457 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/26(水) 01:44:00.68 ID:mMLzHBGN
「ふん、貞淑ぶってレイジをたぶらかそうとしてもダメだと言っておるのじゃ。
レイジはわらわのものと決まっておるのじゃからなぁ」
「お前のものって……。て言うかミスティ、お前妊娠でもしたのか?」
「そうなのじゃ。レイジとわらわの愛の営みがついに結実……って何を言わせるのじゃ!
わらわを一体誰だと思っておるのじゃ。レイジなんぞの精子ごときでわらわを孕ませようなど100年早いわ。それに、わらわの避妊魔法は完璧じゃからの」
「避妊って……レイジ、まさかミスティとそんな関係なの!?」
「なんじゃ、今頃気づいたのか。わらわだけではない。歌姫やあの刀の女どもは大概レイジの女じゃ。
あの者達は本当に嫉妬深いでのう。人間のローゼリンデはともかく、エルフだの上級精霊だののくせしおってやたらと短気で上位種族たるわらわに対する礼儀もなっておらん」
「ユキヒメやローゼリンデまで……」

言葉を差し挟む余裕もなく師匠に手当たり次第食い散らかした女の事情を暴露されるその様にレイジの背筋は凍りついた。

「そなたのような一見男を誘惑するようなふりをして実は指一本触れさせないような女と違ってわらわはレイジと心も身体も繋がっておるからの。今更ちょっとでかいだけの乳房なんぞで誘惑したところでもはや形勢は変わらぬ」
「なんですって!」
「さあレイジよ。どうするのじゃ。わらわの母乳を飲みたいか?それともこの触れもできないサクヤに未だ頼んでみるつもりか?」

ミスティの挑発に半ギレ状態のサクヤを無視し、ミスティがレイジを向く。
ミスティの母乳。
今まで考えたことがなかったわけではない。
シャイニング・フォースの中でもサクヤ、クララクランと並び三巨頭ならぬ三巨乳と目されたミスティ。
そしてその一角クララクランが公然とカイトの元に付き従う今、兵達の人気はサクヤとレイジとの関係を公にしてこなかったミスティの二人に大きく二分されている。
もちろんレイジは関係を持ったその時、人ならざるミスティに淡い期待を抱いて乳首を意図的に吸ってみたことはある。
しかし、その期待は脆くも崩れ去った。
悠久の時を生きるドラゴネレイドといえども身篭っていないミスティのそのなんとも言えない甘い香りのする巨乳でさえ、聖なる白い液体が出てくることはなかった。
だが今。ミスティもまた明らかにレイジに選択を迫っている。

「で、でもミスティお前、ミルクなんてでないじゃないか」
「ほう?何やら執拗に胸に吸い付いておると思ったが、やはりそんな事であったか。
無駄じゃ無駄じゃ。いくら頑張ろうとわらわの母乳を飲むことなぞ出来はせん。
わらわ自身が望まぬ限りな」
「じゃあ、本当に……出るのか……」
「レイジが是非にと頼むのであればな」
「……ミスティ。是非、お願いします!」
「うむ。素直が一番じゃ」

深々と頭を下げるレイジ。

「ちょ、ちょっとレイジ!?」

口を挟むタイミングを失っていた慌ててサクヤが呼び止めるが聞こえているのかどうなのか。
ふらふらとミスティに吸い寄せられるように差し出されたミスティの手を取り、エスコートするように二人は食堂を後にした。
後には、サクヤと冷めた2杯のコーヒーが残されていた。

つづく。


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