- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
755 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:01:53.91 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 85--------
陽「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」 陽は目を強く閉じ、顔を赤く染めて歯を食いしばった。 陽は既に戦意喪失していた。早く試合を終わらせて、終わりの無い男の痛みから解放されたかった。 陽の両手が無意識に莉緒に掌握された2個の鶏卵を奪い返そうと動く。 しかし、鶏卵は莉緒の両手に1個ずつしっかりと握られていた。指が踊り、コリコリと球体を絶え間なく変形させた。 莉緒「(まだ、抵抗するつもりかしら。ふふっ、)」 莉緒は余裕だった。 この状況で余裕が無いのは、陽だけではない。この空間にいる男子、高校生の龍之介、翔、輝そして蓮もまた、莉緒の両手の動きを見て、心苦しくなっていた。 高校生は、この技を莉緒から何度か受けている。 莉緒が止めるまで続く、抗うことのできない痛みを思い出し、思わず歯を食いしばっていた。 特に龍之介に至っては、何度この状況を味わったかわからない。 高校男子全国2位で、美結の兄でもある龍之介は、実は莉緒によって、生命の危機に晒されたことが、両手で数えられないくらいのあった。 陽は両手が自由なのに対して、莉緒は両手が塞がっている。 この状況であれば陽は莉緒に反撃できそうなものだと、そう思う人も少なくない。特に、金的の痛みを経験したことが無い、この場の中2の女子は皆そう思っていた。 しかし、男子はそうは考えなかった。莉緒が強く握り締めた瞬間、陽は命を落とす危険さえある。 そこまで行かなくても男性機能損傷、悪ければ損壊してしまう。そのため、下手に莉緒を刺激して、莉緒が手元が狂うことで、握りが一瞬でも強くなるのを恐れていた。 その恐怖から、陽は莉緒へ反撃できずにいた。 そのため、莉緒を攻撃するのではなく、莉緒の両手に奪われた鶏卵を取り返そうとしていた。 しかし、時間の経過に伴い、陽のダメージは蓄積する。女には一生わからない、タマを圧迫されたときの痛みから、陽の手の力も弱くなり、莉緒に抵抗できなくなっていた。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
756 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:03:19.16 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 86--------
葵「残り30秒です。」 莉緒「(そろそろね。)」 莉緒は両手で握っている鶏卵を、1cm上に持ち上げた。 陽「はぁう...」 鶏卵は陽と物理的につながっている。莉緒が鶏卵を引っ張ることで、莉緒と陽とが鶏卵を介して引っ張り合うことになり、鶏卵に力がかかる。 そのため、鶏卵にかかる力を緩和するため、陽が鶏卵についていかざるを得ない。 しかし、莉緒は鶏卵を上に持ち上げた。重力に逆らう方向には陽もついていけない。痛みで両足に力が入らない中で、陽は背伸びをした。 既に空手の構えから大きく体勢を崩し、痛みを耐えるのに都合が良い絶ち方になっていた。 陽「くっ...くっ...くぅっ...」 莉緒「(がんばるわね。どこまでがんばれるかな?)」 莉緒は両手で握っている鶏卵を、さらに1cm上に持ち上げた。陽は既に限界で、ついていけなかった。その分、鶏卵に圧力がかかる。 陽「くぅっ...くくくぅっ...」 陽の顔は赤黒く染まり、血圧も高くなっているように見えた。 葵「残り10秒です。」 莉緒「(よし、そろそろ終わりにしようか。おつかれさん。)」 莉緒は残り10秒の合図を確認すると、両手の中指を、副睾丸の位置へ移した。 次の瞬間、中指は副睾丸を深く突き刺し、引っかくように周囲の神経を強く刺激した。 陽「おおっ!!...ぅぅ...」 陽は一瞬絶叫し、崩れ落ちた。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
757 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:04:36.77 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 87--------
葵「し、試合終了です...。」 陽が倒れたと同時に、葵は試合時間の終了を宣言した。 陽は股間を両手で押さえ、両膝を付き、顔面を床に付ける形で倒れていた。 ここまでの三試合を観戦して、中二のメンバーは今まで受けたことの無い衝撃を受けていた。 通常、他人の試合を見てもそれほど感情の変化が起きることはない。 勝敗や技の上手さ、早さの観点で注目することがほとんどである。 空手ルールでは、OB戦でも高校女子に互角以上の結果を残していた中三男子の先輩が、エクストリームルールでは、衝撃的な敗北を喫していた。 観戦していた中二女子達は、中三男子がある意味無様に敗北したことと、エクストリームルールなら、自分たちも中三男子を地に這わすことが不可能ではないという可能性を見出していた。 空手をする上で、女子が男子に適わない理由の一つに、女子が男子を倒すだけの技を繰り出せないことにある。 長身で、中二女子の中では力も強い陽菜でも、中二男子の中でも最も小柄な湊に、最近は力負けしている。 しかし、この合宿で、金的攻撃に対しての男子の脆さはよく理解できた。 更に今日、屈強の中三男子といえど、金的を攻撃されたら、やはり耐えることができず崩れるしかないのである。 数分前、莉緒が陽の鶏卵を掴み弄んでいたが、前日、結衣も蓮の鶏卵を同じように弄んでいたのを結衣は思い出した。 同じように陽の鶏卵を掴むことができたら...恐らくそれは勝利を意味する、金の卵を掴んだことと同意なのだろう。 他の中二女子も同様だった。前日、同学年の男子を相手に金的の威力を思い知っていた。 今日、中三の男子が次々と金的攻撃を受けて敗北する様を見て、昨日の経験と重ね合わせ、中二女子が中三男子を制するイメージが具体的に見えてきた。 同時に、今まで雲の上の存在だった中三男子は、中二男子よりちょっと強い程度の、金的攻撃で仕留めることができる狩の対象である存在に変わっていった。 前の日に心咲や葵が、陸や颯真へ行っていた不意打ちとは違う。陽や陸、颯真は必死になって挑み、女子から急所を守りきれず敗北したのだ。 結衣は無意識に、右手は下から卵を掴む仕草をして、陽を見つめていた。
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758 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:07:27.90 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 88--------
結衣「男の人って、みんな一緒ね...」 そう呟くと、結衣は右手を握り締めた。 陽は莉緒によって担架に乗せられ、運ばれていった。 保健室では、愛菜と杏が金活を終えようとしていた。 陸と颯真はダメージが大きすぎて、ベッドから動けない。 莉緒「失礼しま〜す。おつかれさま〜。あれ、まだ金活やってるの?」 愛菜「もうそろそろ終わろうとおもいます。これ以上回復しそうに無いから。」 杏「私ももう戻ります。莉緒さんの試合が終わったってことは輝の試合が始まりますよね?セコンド入らないと。」 莉緒はベッドに横たわる陸と颯真を見渡した。二人とも、ぐったりと横たわっていた。 莉緒「わかったわ。ところで、見せたいものがあるんだけど...」 莉緒はそう言うと、愛菜と杏を保健室の外へ連れ出した。 愛菜「あ、陽くんね。この子強くなったよね〜。」 杏「莉緒さん、この子のタマ、大きかったでしょ?私、初めて触ったとき、「こんなのあるんだ!」ってびっくりしちゃった。」 莉緒「杏の1年下だから、杏は触ったことあったのね。そうなのよ。中三なのに龍之介くらい大きいのよ。この年でこんなのなかなかないよね。せっかくだから、ちょっと触ってみない?気絶してるから今なら大丈夫。」 愛菜「確かにすごいわ。ちょっと失礼...!!これは...中三でこれは反則ね。あー、私、こういう子と対戦したかったわ。」 杏「私もちょっと失礼...あら、去年よりも大きくなってる気が...まだ成長期だもんね。もっと大きくなるのかな?私の学年のどの男子よりも、この子大きかったのよね。莉緒さん、これ、握って倒したでしょ?」 莉緒「あら、よくわかったわね?」 愛菜「こんな立派なのを持ってたら、握りたくなるよね。もう対戦できないかもしれないし。私でも握り優先で攻めるわ。ホント、私の代は同学年や年下にこういう子がいればよかったのに...」 愛菜と杏は、さっきまで莉緒が握り締めていた陽のタマを1個ずつ手に取り、自分の学年の男子のタマが小ぶりだったことを嘆いていた。
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759 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:08:43.10 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 89--------
心咲「それじゃあ、後半戦始めます。4戦目、両者中央へ。」 美結「颯真にセコンドやってもらいたかったけど、戻ってこれないみたいだから、私がつくわ。去年みたいに落ち着いてやったら大丈夫よ、葵!まずは感触を思い出して。」 葵「うん...」 杏「相手は葵ちゃんか、あの子も三年なのね。輝、わかってるわよね?慎重に行かないと、去年みたいになるわよ。」 輝「うるさいな。今年は大丈夫だよ!」 4試合目は葵と輝の試合だ。 葵の今年の成績は、部内ランキング10位で、OBリーグでは14位、地区大会のベスト8だった。 葵は運動神経はそれほど優れいていない。鈍いわけではないが、周囲に身体能力が高いメンバーが多いため、同じように練習していても結果がだせなかった。 部内では実力的に2年の結衣より下で、OBリーグも1勝もできなかった。最後の大会も全国へ進むことができなかった。 ただ、この結果を本人は悲観しているわけではなく、ただのオタク女が、中学から漫画に影響されてなんとなく始めた空手で、地区ベスト8まで残ったことに満足していた。 上がりやすい性格のため、なかなか実力が出し切れないことが多い。調子がいいときは、上位者相手でもリズムゲーム感覚で攻撃をかわしながら、結果を残すこともある。 一方の輝は、OBリーグでは3位、高校総体では全国ベスト16まで残っている。 輝も中学から空手を始めたが、運動能力が高かったこともあり、経験者を抜いて、中三になったときには部内No1になっていた。 どちらかというとカウンター狙いで、相手の攻撃を持ち前の動体視力で見切り、運動能力でかわしながら攻める戦法をとっている。 しかし、運動能力の高さに頼っている部分もあり、攻めのパターンが乏しく、技が荒くなったり、単調になったりすることもある。 輝はこの試合にとても慎重になっていた。 葵は昨年まで2年間、同じ部活で練習していたため、その実力も把握していた。 輝が2年になり、頭角を現し始めたころ、葵が入部してきた。 そして、輝が3年になり全国ベスト4に輝いた頃、葵は地区大会で一勝もできずにいた。同じように初心者からスタートしたが、結果は対照的だった。
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760 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:09:47.19 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 90--------
心咲「それじゃあ、試合前のチェックをお願いします。」 このOB戦は同様の形式で何年も続いている。 中三男子のNo3,2,1と高校女子1,2,3年の元主将が試合を行い、その後、中三女子のNo3,2,1と高校男子1,2,3年の元主将が試合を行う形式である。 この毎年繰り返される6試合で、結果が変わらないカードと変わるカードがある。 結果が変わらないのは、中三男子のNo3,2,1と高校女子1,2,3年の元主将の試合、そして、中三女子No1と高校男子3年の元主将の試合である。 これら4試合は、少なくとも、ここにいるメンバーが知る範囲では、高校生が勝利している。この1時間あまりの間に、中三男子の連敗記録が更新された。 逆に、結果が毎年変わっているのが、中三女子のNo3,2と高校男子1,2年との試合である。 中三女子のNo2と高校男子2年の試合は、3:7くらいで高校男子2年が勝っており、中三女子のNo3と高校男子1年の試合は、8:2くらいで中三女子No3が勝っている。 中三女子が高校男子に勝つのは、中三女子の実力が高く、金的が使えることで高校男子より優位に戦えるためである。 それに加え、高校男子1年の勝率が低いのは、対戦相手の中三女子と何度も練習しており、中三女子に戦い方を読まれていることが上げられる。 葵「いいですか?失礼します。すみません。」 葵は左手で輝のタマを掴んだ。 輝「(うっ!!)」 輝は思わず息をのんだ。数秒前に思い出した、一年前の屈辱的な状況とイメージが被った。 葵「(あ...この感触...ちょっと懐かしいかも...うーん、握り締めたい...。)」 輝「(う...この嫌な感じは...)」 輝「おっ、おい...もういいだろ...」 葵「あ...ごめんなさい。もういいです。問題ありません。」 輝の脳裏に一年前の苦い記憶が蘇る。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
761 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:10:50.79 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 91--------
輝「(くそっ...)」 輝は屈辱の3連敗を思い出していた。 思い出したくない記憶だった。思い出さない、忘れることはエクストリームを男子が続けるうえで、大切なことの一つである。 このエクストリームという格闘技特有の金的攻撃は男子の体力だけでなく、精神力も削る。 特に、激痛や機能喪失の恐怖の感情、そして、格下の相手にも敗れる屈辱の感情と男子は戦わなければならない。 精神力の弱い男子は、これらの感情に潰され、競技を辞めている。空手で実績があるものでもエクストリームに耐えられないものは少なくない。 一年前、輝も葵の金的攻撃に恐怖した時期があった。 輝が覚えているだけで、輝と葵とはエクストリームルールで練習試合も含めて6回戦っている。 戦績は3勝3敗だった。 当時の輝は主将だったため、合宿を主催し、当時2年だった陽達をで管理しつつOB戦を行い、練習試合、部内トーナメントやリーグを行い、全国大会へ向けて練習を行っていた。 葵には3連勝した後に3連敗している。 特に初めて負けたときは、輝にとって大きな衝撃だった。渾身の突きを交わされ体勢を崩した隙に、輝のタマは葵の左手に収まっていた。 輝「(あっ!!)」 葵「あ!!捕えた!!」 この時点では、輝は葵に敗れることを想像していなかった。輝は葵のことを過少評価していた。 颯真「輝さんが捕まれた...」 合宿で葵にタマを掴まれた陽、陸、颯真は息を飲んだ。葵にタマを掴まれた状態から勝つことができなかったためだ。自分たちが葵にタマを掴まれたことが脳をよぎり、思わず呼吸が苦しくなった。 一方、輝は少し脅かせば、葵は自分のタマを離してしまうだろう、と思っていた。もちろん、杏のような、運動能力に優れ、頭の回転も速く、意志の強い者が相手であれば、この状況では降参せざるをえない。 しかし、相手は葵である。輝は構わず攻め続けることにした。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
762 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:12:27.43 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 92--------
輝「せぇえ...」 輝はかわされたのと反対の拳を振りかぶり、葵の頭部めがけて突き込もうとした。いつもの葵なら、驚いて間合いを取る状況である。しかし、このときの葵の反応は輝の想像を超えたものだった。 葵「ちょっと失礼します。えいぃ!!!」 葵が口早に輝に謝ったのは輝にもはっきり聞こえた。そのあと、葵の気合とともに、葵に掴まれた部分から輝の全身へ激痛が伝達した。 葵の小さな左手の指が、輝の日本人の年齢相応の大きさのウズラの卵を強く締め上げた。輝の体から引きはがすように、葵の左手は変形した卵を持ち上げる。 輝の体重が、輝の卵で支えられるような体勢になっていた。 輝「おおぉ...っぐぅ...ぉぉぉ...」 輝は負けを悟った。葵は輝の想像以上の成長を遂げていた。 この試合のセコンドについていた杏も小さくガッツポーズをした。 杏は葵を合宿期間中、特に指導していた。女子最弱の葵が、男子最強の輝に勝つことが、指導的立場である杏にとって成功といえる。 エクストリームを行うにあたって、女子の間では毎シーズン目標が設けられる。 女子全員が男子全員の金活をすることである。 金活をするということは、その男子の卵を肉眼で確認し、意のままに触り扱うことができる。 竿も見える。 これは女子にとって大きな自信になった。杏自身、2年の時、輝や翔を金的攻撃で倒し、金活で介抱することで、男子が何に強く、何に弱いかを認識し、どうすれば優位に立てるか理解できた。 当時、一番強かった翔を金活したとき、部内の男子が全く怖くなくなった。小柄な杏であったが、少なくとも一対一であれば、たとえ性目的で襲い掛かってきても撃退する自信が芽生えた。 一方、男子にとって、金的攻撃で敗北し、金活を受けることは、大きなトラウマとなった。 一瞬のスキに付け込まれ、日常生活では受けることのない大きな恐怖と屈辱を与えられる。 エクストリームでは、金的を攻めきった者、守り切れなかった者の間で自信の変化が大きく、その後の対戦や日常生活の対応にまで影響を及ぼしていた。
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763 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:13:47.78 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 93--------
輝「(くそ...何とかしないと...。)」 2個のタマを掌握され、引き上げられている輝は、内股になりつつ背伸び立ちを強いられ、両手で葵の左手に掌握されたタマを解放しようと、両手で葵の左手指をほどくのに必死だった。 しかし、その動作は非常に単調になっていた。 激痛を受けつつ、様々な感情が沸き上がり、パニックになっていたのだ。そのため、歯を食いしばり、目をつむり、顔を赤くして、痛みに耐えていた。 輝の両手は、葵の左手からタマを奪還するように動いていたが、目をつむっていたため、手探りになっており、非常に効率が悪かった。 葵の指に手をかけると、葵はタマを強く握り刺激を与えた。たまらず、輝は手を引く。 輝「(ぐ...)」 輝は右目の重いまぶたを開き、葵を見た。身長差があるうえ、輝は背伸び立ちになっており、葵は低く構えている。 2個のタマを掌握された輝にとって、首を動かし、まぶたを開き、眼球を動かして葵の様子を伺うことさえも、大きな苦痛だった。 輝「(あ...うぅ...。)」 葵を見た瞬間、輝は敗北を悟った。 葵は輝のタマを握りしめたまま、輝の表情を伺っていた。 葵は左手だけで、輝の自由を奪っていた。一方の輝は、股間を押さえ、背伸び立ちを強いられている。構えることも、手技、足技を仕掛けることもできない。 また、思考が低下し、表情に表れやすくなった輝の顔を観察することで、輝が不意打ちを仕掛ける機会も与えなかった。 例え、何か仕掛けてきても、葵は両足と利き腕は自由である。 こうしている間にも、葵の左手は輝の副睾丸を刺激し、輝にダメージを蓄積させていた。 輝「(くそ...。)」 葵の手つきもかなり慣れたものだった。そういえば、合宿中、陽、陸、颯真とも葵から金的攻撃を受けて敗北し、金活を受けたと報告をしていたのを思い出した。 今更ながら、輝は葵が金的攻撃を習熟していることに気づき、この状況から脱するのはかなり困難だと感じていた。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
764 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:14:50.85 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 94--------
杏「(そろそろ時間ね。)残り10秒ぅぅぅぅ」 葵のセコンドの杏は、葵に聞こえるようにセコンド席から叫んだ。 葵「そろそろ時間なので、少しきついの行きます。ごめんなさい。」 葵は輝にだけ聞こえるように、小声でささやいた。 輝「(何をする気だ...あぁ...)ぐぅ...。」 葵「はぁぁいぃぃ!!」 葵は輝から見えるように、左手の上に右手を覆い被せ、両手で輝のタマ2個をまとめて圧迫した。 輝「(な...両手...潰される...。)ぉぉぉぉ...ま...まぃっ...ぐぅ...。」 葵は輝が降参しそうになったのを聞き、輝のタマを両手でひねり上げた。輝に恨みがあったわけではない。杏から輝にK.O.勝ちするように言われていたためだ。 コリッ!コリッ!コリッ!コリッ! 輝「はうっぁ!!!!!!!!」 青いの指先が輝のタマの副睾丸をなぞるように圧迫した。輝が膝から崩れ落ちる。意識を失っていた。 葵「はぁっ...はぁっ...はぁっ...はぁっ...。」 颯真「輝さんが...葵に負けた...」 葵が輝を倒した瞬間であった。試合後、葵は輝を保健室に運び、金活を行った。輝の体がどのようになっているかを初めて知ることになる。 既にパートナーだった颯真の体を何度も見ており、更に陸や陽のものも見ていたため、特に驚きは無かった。 一つ発見があったとしたら、男の強さとタマの大きさは、特に関係が無いということくらいだった。 陽のタマは陸や颯真と比較して大きく、初めて見たときは思わず声を上げてしまった。美結から予め聞かされてはいたが、実物はとてもインパクトがあった。 それと比較すると、輝のタマは凡庸で、陸より小さく、颯真と同じくらいだった。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
765 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:16:03.59 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 95--------
葵「(そうか、こんなもんなのね...)」 葵は、輝の体、タマのサイズに期待を寄せていただけに、その実態を知り少し落胆した。握ったときに大体は把握していたのだが... 葵「(まあ、あたりまえか。私たち女も強い人ほど発育がいいわけでもないし。一番体つきがいいのって心咲だからな。まあ、颯真と同じくらいってことがわかっただけでも次回からの参考になるか。)」 輝が起きるまで、輝の体を観察しながら葵は金活を続けた。 初めて倒した相手を金活するとき、多くの女子が考えることがある。もし、もう一度この男と戦ったら、勝てるだろうか? ほとんどの場合、勝てると感じる。完全に勝てるかはわからないが、何度も戦うと、勝ち越すことはできると感じるのである。 葵も同じことを考えていた。あと何度か輝と対戦する機会があるだろう。そのときも勝てるだろうか。それとも、今回がマグレだろうか? 葵「(多分、次に輝さんと対戦しても勝てる。空手と違って、私の攻撃が決まれば輝さんは耐えられない。あとは輝さんの攻撃をかわし、ここへどうやって当てるかを考えればいい。)」 葵は、金活する手を止め、輝のタマを眺めて考えた。 空手からエクストリームへ競技を移したときに、女子が共通して感じること。それは自分の攻撃が男子にも通用することだ。空手では筋肉に防がれていた攻撃も、金的に当てさえすれば、男子は確実に倒せる。 葵「(次に対戦するまでに、輝さんの動きをもっと研究しよう。今回の攻撃はもう使ってこないだろう。だから、他のパターンからでも金的を攻めれるようにしないと。)」 そして、数週間後、輝と葵が再び対戦する機会が訪れた。 今度は部内のリーグである。この結果は部の公式記録として残るものである。 輝「(葵か...。)」 輝はこのところ、負けが込んでいた。葵に負けてからしばらくして部内のリーグが始まった。 立て続けに美結や心咲といった、2年の女子と対戦した。結果は2戦とも負けだった。金的を決められての敗北だ。 葵に負けてから、2年のほかの女子にも勝てなくなり、焦っていた。 輝「(今日は勝つ。負けたのはまだ一回だし、それまで三連勝している。空手だと負けたことはない。前のは偶然だ。今日は勝てる。)」 輝は自分に言い聞かせ、葵へのリベンジを誓った。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
766 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:24:38.69 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 96--------
葵「(今日も勝つ。)」 試合が始まって、輝は果敢に攻めた。 輝「(攻撃は最大の防御。先手必勝!)せぇい!せい!せい!」 しかし、葵は冷静だった。 葵「(輝さんのスタイルは、守りからのカウンター。なのに攻めてくるときは、大抵焦っているとき。相手に先行されて、時間切れになりそうなときしかせめて来ない。なのに攻めてくるということは...。)」 葵「(恐らく、早くこの試合を終わらせたいのね。長期戦に持ち込みたくないようね。)」 輝のラッシュは葵にとってあまり脅威ではなかった。空手であれば、ラッシュを防ぎつつ反撃をしていた。葵の非力な反撃は、輝に対してそれほどダメージを与えられなかったのだが。 そのため、輝にダメージを与える前に、葵が輝から有効打を何発かもらって負けることが多かった。 しかし、エクストリームでは金的を攻めることで、輝にダメージを与えることができる。輝のラッシュもパートナーの颯真と比較すると攻撃が荒く単調で、反撃の余地は十分あった。 葵「輝さんが...全く怖くない...。」 一度、圧倒的に勝利した相手だからか?それとも全裸にさせ、金活をした相手だからか?葵にはわからなかったが、そのときの輝は葵にとって、格下とも思えるくらい、相手をするのが用意だった。 一方の輝は、葵を倒すのに焦っていた。早く勝利したいという心情から、無理な攻めを行っていた。 輝「せぇい!」 輝は空手では主にカウンターで使う回し蹴りを、上段目掛けて強引に繰り出してきた。この瞬間に葵は勝利を確信した。が、このまま終わらせるか一瞬迷った。 葵「(どうしよう。まだ始まったばかりだし、早すぎるかな...でも、いいか、たまには。)」 葵は輝を仕留める決意をした。輝の上段回し蹴りを、葵は背を低くしてかわした。輝は背を向けて、かわされた右足を下ろす動作に入る。それと同時に葵は、輝の尻の方からすくい上げるように蹴り上げた。 狙いはもちろん、輝の股間に張り付いている、柔らかい肉球2個である。 葵「ごめんなさい!はぁい!」 既に高校生のような逞しい鍛えられた肉体に付着した場違いな柔らかい2個を、まだ成長しきっていない小学生のような細い足が、容赦なく蹴りこむ。葵の足に、柔らかい肉団子を押しつぶしたような感触が伝わった。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
767 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:28:22.93 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 97--------
輝「はぐぅ...」 一瞬だった。蹴りを受けた瞬間、輝の膝が反射的に伸びて硬直したようになり、腰が浮いたかと思うと、輝は股間を押さえながら、ゆっくりと体をくの字に曲げていく。 体勢だけではない。輝は球体を蹴りこまれた瞬間、直前の闘争心を忘れたかのように、戦意を喪失した。 颯真「うわっ!!...」 その場にいた空手部のメンバーのうち、輝と同じように脆い2個のタマを持つ者、つまり男子は、葵の一蹴りを見て激しく動揺した。 空手部最強の男の隙だらけの急所を、その場にいるメンバーでは空手が最も弱い女による全力の蹴りがぶつけられた。 空手で競った際の、輝と葵の実力差はとても開いている。恐らく、1000回対戦しても葵が勝つことはないだろう。身体能力、精神力、空手の経験年数、そして男女差、あらゆる要素で輝は葵を圧倒していた。 この二人の実力差は一緒に練習してきた空手部メンバーなら全員認識していた。また、そんな輝をもってしても、この葵の一撃を受けるとどうなるのか?も空手部メンバーは全員認知していた。 エクストリームの練習を始めてから、陽、陸、颯真は初めて葵に敗北する経験をした。 2年の男子も、空手で葵に負けたことはなかった。葵だけではない。美結や心咲にも、1年半前の入部当時は空手の経験値の差で敗れることがあったが、習熟した今となっては負けることは想像できなかった。 エクストリームを始めた男子は、これらの女子から、それまでに経験したことの無い恐怖を受けることになる。 男子にとって、エクストリームルールによる金手攻撃の解禁は、それまで小動物だった女子が、金的攻撃を使って自分たちを追い詰める凄腕のハンターに化けたような感覚だった。 男は女より強いものだと常識のように感じていたし、女子の攻撃に怯えることなど想像もできなかった。金的は男子特有の急所だが、女子に狙われても十分防げると思っていた。 その考えを全否定するシチュエーションが目の前に待っている。 葵は輝の最も脆い部分に突き刺した足をゆっくり引くと、輝は更に崩れて、蹴られた二個を押さえたままマットにうつぶせになった。 葵は残身をしながら、その一部始終を観察した。 体をめいっぱい小さくしているその男の体は筋肉質で、深い呼吸に同期して体の肉が膨張収縮を繰り返した。 この筋肉の主はもう戦えない。葵の戦闘スキルに屈したのだ。葵は輝が回し蹴りを行うそぶりを見せた瞬間、輝が尻を向けて悶絶する光景を予測していた。 葵にしてみれば、その予測を実現するための幾つかの必要なアクションをこなした結果、予測が実現し、輝を悶絶に至らせることに成功したと考えている。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
768 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:30:09.89 ID:sC3Gy/jH - --------エクストリーム 98--------
輝「...ぅぅぅ...」 葵「(また勝てた。)」 杏「(輝に連勝...しかもたった15秒で全国ベスト4の男子を仕留めるなんて...強くなったわね。)」 一瞬で決着がつき、輝は葵から2度目の金活を受けることになった。葵は更に輝の体について詳しくなり、輝の動きのイメージを描きやすくなった。 そして4週間が過ぎた。 エクストリームの全国大会が終わり、空手部の部内行事としては最後になる、エクストリームルールのでの、部内のトーナメント大会が行われた。 輝の初戦の相手は葵だった。これが中学在学中の葵との対戦はこれが最後となった。 輝「(葵か...今度は負けない。)」 輝は葵に連敗し自信を失いかけていたが、4週間の間に気持ちを整理していた。 輝「(葵は空手は弱い。だがエクストリームでは、油断のならない相手だ。丁寧に攻めないと、また...)」 輝は、連敗したときに受けた攻撃を思い出して、思わず腰を引いて、葉を食いしばった。 輝「(リーチはこっちのほうが長い。運動量でも勝てる。金的に気をつけて攻めれば勝てる。はず...)」 葵「(輝さんとか。久しぶりだな。今日はどうやって攻めようかな。輝さんのことは大体わかってるし、余裕があったら、また別のことを試してみようかな。)」 葵は空手ルールのときとは比べ物にならないくらい、輝との試合のプランに余裕があった。 2度の金活で輝の体を習熟していることや、輝に連勝したことから対輝戦の試合運びに関して自信ができたことが、葵の余裕の根拠となった。 道場の中央で顔を合わせる二人はエクストリームを始める前と比べて、お互いの印象が大きく変わっていた。 エクストリームを通じて、輝は葵を軽視できなくなっていた。直前の2戦は屈辱的な完敗だった。今日勝って、イメージを払拭したいと思っていた。 一方の葵は輝をそれほど脅威とは思わなくなっていた。気分的に余裕ができ、なんとなく、今日も勝てる気がした。 数分後には、輝が股間を押さえている状況を眺めることになると葵は思っていた。
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- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 4【電気按摩】
769 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/22(土) 00:31:20.00 ID:sC3Gy/jH - 今月はここまでです。
>>631 少林寺拳法は私も経験があります。 それほど熱心に取り組んでいませんでしたが。 >>665 特に説明してませんでしたが、審判は次に試合をする中学生で回しています。 あと、更新が遅れてしまいました。 楽しみにしてた方、すみません。 今月は2/8を目標にしていたのですが、なかなか時間がとれませんでした。 それでは、また来月。
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