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名無しさん@ピンキー
ドラゴンクエスト官能小説Part18

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ドラゴンクエスト官能小説Part18
679 :名無しさん@ピンキー[]:2014/02/14(金) 08:20:55.21 ID:OTD4imuK
唐突な思いつきで考えたドラクエ3の
男勇者×女武道家
の純愛イチャラブです。
見ている方はどうか感想をお願いしますm(_ _)m
次から書き込んでいきます
ドラゴンクエスト官能小説Part18
680 :名無しさん@ピンキー[]:2014/02/14(金) 17:08:48.69 ID:OTD4imuK
「戦士さん!マッドハンドお願いします!」
「応!」
「武道家ちゃん、バイキルトよ!」
「ありがとう!」

 地下世界・アレフガルドにやってきて一週間。
 俺こと勇者と仲間たちは順調に大魔王ゾーマを倒すための準備をしていた。
 すでに、大魔王の城に行くためのアイテムや、奴が隠した防具は手に入れた。
 今はマイラにいた刀鍛冶にオリハルコンを渡し、大魔王を打倒できる剣を作って貰っている
 ……のだが、ここで問題が発生した……。

「チェストォッ!」
 武道家の一撃が、逃げ出そうとしたはぐれメタルを一撃で粉砕する。
 流石はパーティー1の駿足。豹か何かのような俊敏な動きだった。
 辺りを見回し、魔物の姿が無いのを確認し、ほぅっ、と息を吐いて戦いの熱を逃がす。
 ……さてと。
「あー……武道家。お疲れ様」
「……………」
「今日はさ、もう俺も賢者さんもMP切れたし、街に戻ろうと思うんだけど……」
「……好きにすれば?」
「あ……う、うん……そう、だな…」
 何故か、最近武道家はこんな調子だ。
 前々から良く俺をライバル視して突っかかってきたが、ここ数日、避けられているのだ。
 まあ、原因は分かっているのだけど……。
ドラゴンクエスト官能小説Part18
681 :名無しさん@ピンキー[]:2014/02/14(金) 18:48:24.81 ID:OTD4imuK
「……お前ら、何があった?」

 あの後、武道家は「気分が悪い」といってさっさと宿屋の自分の部屋に戻っていった。賢者さんも彼女と一緒に戻った。
 そして、俺と戦士さんは静かに夕食を食べながら、今後の方針を話し合っていた。
 その時、ふと戦士さんが尋ねてきた。
 無論、俺と武道家のことだ。
 戦士さんは、物静かだがいつも先頭にたって俺達を守ってくれる。俺と武道家が喧嘩するとよく仲裁に入ってくれた。
 まさに兄貴と呼べる人物だ。
 そんな彼だからこそ、俺達のことが気になっているのだろう。
「……大体、凱旋の日、ゾーマの存在を知った日、その翌日くらいからだったな。今の状態になったのは」
「……すみません」
「謝る必要は無い。俺はただ聞いてるだけだ」
 ……その通りだ。どうやら俺も大分やられているらしい。仕方ない、他に相談できそうな人はいない。
 俺も腹を括ろう。
「……あの日の夜のことです。母や祖父に事情を説明した後、挨拶まわりをして宿屋に部屋を取ったんです」
 もう戻れないかもしれない。それでも地下世界に行く。
 でも彼らの顔を見たら、決心がゆらぎそうになるから宿を取った。
 そしたら夜に武道家が来て、一緒に飲まないかと誘ってきた。
「……そういえば、あいつは今年で成人か」
「ええ、俺の1個下ですよ。あいつ」
 五月蠅いからという理由で、ルイーダの店に行かず、宿屋の食堂で飲むことにした俺達。
 最初は何でもない話ばかりだった。
 が、次第に彼女は酒が回りだしたのか、俺の悪口を言い出した。
 やれ可愛い街娘を見るとすぐに鼻を伸ばすだのなんだの。
 普段なら気にしないが、こちらも大分酔っていたらしく言い返した。
 次第に言い合いは非道くなり、そして互いにこう言ってしまった。
「ふん!だったらベッドの上で決着をつけようじゃない!この童貞勇者!」
「上等だ!泣かしてやるこの小娘!」
 それが、悲劇の始まりだった。


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