- 【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
13 :希子七変化[sage]:2014/02/10(月) 05:43:53.82 ID:Z8WBCzN6 - 悠太郎は、「私のほうが器用ですから」とか何とか言って、め以子の分を取り上げてでも早く裁縫を終わらせたんだろうなぁ。もちろんその後は大乱闘で。
オットセイカレー、大久保夫婦譚。エロ無で短いのを投下。失礼。 このご時世、何が起こってもショッキングである。 だが、自分がこんな秘密を抱えてしまうとは。心のどこかでそんな予感がしていなかったかと聞かれればそれは嘘にはなる。放送という仕事に関わっていれば、発信する責任もある訳で......だがしかし、甲子園を目指す甥達を見ている分、今回聞いてしまった秘密は心を曇らせた。 「大丈夫ですか?何だか表情が暗いですけど。大分お疲れのようで」 こうして心配してくれる妻の希子の存在は、少しだけ気持ちを軽くしてくれる。 だが、その妻の顔がなんだか赤い。 「すんません、僕は大丈夫です。そんなことより、どないしたんですか?顔が赤くなってはりますよ」 「あー、そうなんです。なんだか暑くて暑くてしゃあないんですよ」 そういえば僕が帰ってきた時も、ふぅふぅ言っていた気がする。 「あなたこそ、疲れてはるんじゃ」 と、心配になり額に手を当ててみる。 もしも熱ならば、早めに処置をしなくてはならない。額にあてるタオルと水とあとはなんだと焦る啓司をよそに、希子はケロリとした顔をしていた。 「疲れてはないですねぇ。むしろ、元気、かな?」 「そんな事言って、無理したらあきませんよ」 「いやいや、本当なんですって。目もなんだかぱっちり開いている感じですし......あ、ほら、泰介くんたち。あの子たちもやけに元気だったやないですか」 確かに、あの2人も雄叫びをあげる勢いで、家の門前で練習をし始めていた。 「うーん、なんやどないしたんやろ」 「熱ってわけでは無さそうやな」 「啓司さんもあのカレー食べたらこうなるんかなぁ」 「カレー?カレーって、今日の夕飯だった?」 「そうです、カレー食べたら皆ぽっぽしだしましてん」 あまり食事も進まそうに無かったので、外で軽く済ませてきた僕は唯一カレーを食べていなかった。 「ちぃねぇちゃん、何入れたんやろ」 「お義姉さんのことやし、そないな変なものはいれたりせんでしょう」 それがですね、と希子はぐいと顔を近づけてきた。 「今日のカレー、具材がぜーんぶ溶けてたんですよ」 何かあると思いません?と、好奇心の光を宿した黒目が爛々と光っている。口元には、にぃっと、悪戯に笑みを浮かべている。 「そ、それは怪しいなぁ」 希子の瞳に飲み込まれそうになった。あかん、こっちが溶けてしまうわ。 「あ!啓司さんも一口召し上がったらいかがです?元気でるかもしれませんよ」 「あぁ、あ、いや、今日はええわ。また今度で」 「そうですかぁ」 おずおずと希子はひきさがっていく。 「まぁでも、今日はゆっくり休みや。本当に体調を崩したら元も子もあらへんからなぁ」 「はーい、そうさせてもらいます」 にしても暑いなぁ、とぼやき、ぱたぱたとうちわで扇いでいる。ちらつく生足が艶めき、少しだけ半開きの口とぱっちりとした睫毛。儚げで、でも扇情的で。なんだか姿絵に出てきそうな雰囲気である。 「啓司さーん、おおくぼけいじさーーん」 「えっ、はい?」 「やっぱり疲れてはるみたいですねぇ。意識が遠のいてはったみたいですけど」 ぼーっと、見とれてしまっていたようだ。 おかしい。何かがおかしい。いや勿論、希子が可愛いのは、とっくのとうに承知である。悠太郎さんがめ以子さんに惚れている以上に、僕は希子に惚れているつもりだ。 だが、何かがおかしいのだ。希子の内側からいつもとは違う美しさがにじみ出ていると言うべきか。否、違う美しさに僕が気がついている最中なのか。 「大丈夫です、か?」 心配そうに僕の顔を覗きこみ、太ももに手をのせてきた。ふっくらとした桃色の唇が動き、瞳の奥が手をこまねくのが見えた。 「なんや僕もあつぅなってきたみたいや」 おわる
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