- ディズニーでハァハァ 5作品目
441 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/02(日) 02:38:33.68 ID:BcbrSfUk - お昼を済ませたある日の午後
ディッパーは大の字になって芝の上に寝転がり木々の隙間から見える青空を見ていた 息を吸うと土と草の香りが鼻に入り込んでくる、こんなことちょっと前までの自分はしなかった事だ 住んでいる家とは天と地の差があるここ、グラビティフォールズ 夏休みの前は外に出て遊ぶより家の中にいてゲームをすることや本を読む事ばかりだった グラビティフォールズに来てからの色々な体験はゲーム等では絶対味わえないものだ 変われるものなんだなあと思い、横に置いてある本を手に取る (これが原因なのかなあ) 森で見つけたグラビティフォールズの秘密に関する本 これを見つけてから夏休みは一変した、様々な人達との出会い、次々と起こる怪奇現象、そして・・・初めて見つけた好きな人 本に挟んだ写真を取り出し見つめるディッパー (必ずグラビティフォールズの秘密を暴いてやるぞ!) そう決意し、写真にキスをした時、木の上から何かが落下してきた
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442 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/02(日) 02:39:43.04 ID:BcbrSfUk - えっ!なに!?」
驚いて起き上がろうとした時、落ちてきたのであろう、胸にメガネがあるのを見つけた (あれ、メガネ・・・確か・・・) 誰のメガネかを思い出したディッパーは拾って起き上がり、レンズ越しに見た景色に這って動いている人影を見つけた メガネを探しているのか地面に手を矢鱈に動かしている、「これ、キャンディ・・・」ディッパーはその手にメガネを差し出した キャンディは素早くそれを取り、メガネをかけた 「大丈夫?」 「・・・うん・・・ありがとう・・・ディッパー」 そう言ったキャンディは服についた埃を掃う 「なんでこんなこと?」 「・・・メイベルとグレンダでかくれんぼしてるの・・・」 背中を向けて俯きながらボソボソと話すキャンディ 「だからって木に登らなくても」 「・・・鬼のメイベルが地面よりも高い所に隠れないとダメだって・・・」 メイベルのやつめ、また変なルールを考えたなと思い、肩を落とす 「とにかく、ケガをするからやめなよそんな遊び」 本のことを思い出したディッパーは辺りを見回し、本を見つけ拾った。これを見られたらまずい 「・・・」 「キャンディ?」 返事がないのでキャンディの方を見てみるとしゃがみ込んでいる 「きみ!やっぱりケガをしてるんじゃないのか!?」 心配になりキャンディに近づく、肩に手をかけただけなのだが力が強かったせいかキャンディは尻餅をついた
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- ディズニーでハァハァ 5作品目
443 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/02/02(日) 02:40:18.93 ID:BcbrSfUk - 「・・・」
胸を押さえているためかスカートがめくれてしまい下着が少し見える格好になってしまった 「あっ・・・ごめん・・・」 「・・・」 ディッパーは下着が目にとまってしまったがすぐに目線をそらした 「むっ・・・胸が痛いの?」 首を横に振るキャンディ、押さえている手をよく見てみると何かを持っているみたいだ 「きみ、何を・・・」 持っている物に触ろうとした時キャンディは素早く払おうとした、しかし勢いよく払おうとしたためかその物はすっぽ抜けてしまった 「あっ!」 落ちた物が本に挟んでいた写真であったためディッパーは驚いた、慌てて拾いキャンディを見る 「・・・」 「あっ、ありがとう、探してたんだ、ははは・・・」 スカートを直してディッパーを見つめるキャンディ 「・・・ディッパー・・・好きなんだ・・・ウェンディが・・・」 「いっ!!そ・・・そんなこと」 「・・・だって・・・キスしてた・・・その・・・ウェンディの写真に・・・」 「うっ!見てたの?」 頷くキャンディ 「えっ!えーっと、全部?」 再び頷く 「おっ・・お願いだから、キャンディ!このことは内緒にして!」 「・・・」 なりふり構わず跪いてお願いをするディッパー 「お願い!何でもするから!」 その言葉を聞いた瞬間、キャンディのメガネのレンズが太陽の光で一瞬光った 「・・・何でも・・・して・・・くれるんだ・・・」 ディッパーは言わなければよかった言葉かもしれないと思ったがもう遅かった 「・・・じゃあ・・・私についてきて・・・ディッパー・・・」 二人は歩きだし森へ消えていった 遠くから大きな音がして、その数秒後には大きな奇声が森に響いた とりあえず続く 自分として、ディッパーはインドア派な都会っ子
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