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182 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/29(水) 19:04:27.52 ID:mUqU3gXx - 心地よい高揚感がリュウの全身を駆け巡っている。
闘いの前の興奮、恐怖、闘志、といった さまざまな感情が体の奥から湧き出てくる。 リュウの最高に好きな瞬間だった。 未知なる強豪と拳をまみえることを生きがいとするリュウにとって、 今日の相手に不足はなかった。 元ボクシング統一ヘビー級王者、バイソン。 かつてボクシング界の王として君臨したこの男は、 度重なる暴力事件によってボクシング界から追放された。 そして地下のストリートファイトへと身を投じた。 そして悪名高い秘密組織「シャドルー」に属し、アメリカの地下格闘界に 再び王者として君臨しているという。 「バイソン…!」 もうすぐ定刻が来る。 気持ちの高ぶりからくる体の震えが止められず、 リュウは俺のこぶしとこぶしを合わせた。 バイソンはいまだ闘いの場へと姿を見せてはいない。 が、もうすぐ来るはずだ。 「落ち着け…落ち着け…。」 みなぎる闘気をなんとか落ち着かせようと懸命に試みるリュウの鼻を 甘やかな香水の香りが包み込んだ。 「む…!?」 「あなたが今日の挑戦者ね?」 「ふふっ、頑張って!」 リュウは声のしたほうを向くやいなや目を剥いた。 細身ながら肉感的な美女がビキニをまとっただけの姿で リュウの元へやってきたのだ。 一人は鮮やかな赤、もう一人は鮮やかな青のビキニで、頭にビキニと同じ色のシルクハットを載せている。 その豊満なバストを覆い隠すにはビキニの布地はあまりに少なく、 二人とも豊かな胸の谷間が見てとれる。
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