- 【アイドル】■シンデレラガールズでエロパロ5■【マスター】
87 :ハ ナ コ[sage]:2014/01/26(日) 11:40:37.30 ID:/FegNXnd - 唐突だが、皆さんはパブロフの犬という言葉をご存じだろうか。
ベルを鳴らすと犬が涎を垂らすという実験――転じて、条件反射という意味でも使われる単語だ。 故に、必ずしも犬に対してのみ適用される表現でないことは、お分かり頂けるだろう。 これはそんなワンちゃんに纏わる小話だったりそうでなかったりする。 アイドル達の中には犬を飼っている娘も存在する。 うちの事務所の看板娘であるところの渋谷凛もその一人である。 凛の飼い犬の名前は、ハナコ。犬種は……室内で飼うのにも適している種だ。 そのハナコが、私と凛の前で仰向けになっている。 正確には、凛の足元にちょこんと座っていたハナコが、私の姿を見るなりコロンと転がったのだ。 これが条件反射である。 子供の頃、学校の帰り道に大きな犬が居たのを憶えている。 私は何とかしてその大型犬とお近づきになりたかったのだが、 好奇心よりも恐怖の方が先に来て、今一つ踏み込めずにいた。 そんな時に、飼い主が出てきて「こうすりゃいいのよ」と犬を仰向けに転がし、 おもむろにまたぐらの辺りをガリガリと掻き始めたのだ。 今にして思えばアレは鼠蹊部で、厳密には股間ではなかったのだが―― 兎も角、私が実行して以来、あの大型犬は私が通る度に自らお腹を見せるようになった。 つまりは、条件反射である。 そして十数年の後、ハナコにも試してみたところの結果は前述の通りである。 耳と尻尾はだらりと垂れ下がり、半開きの口からは舌がはみ出している。 愛嬌はあるがなんとも間抜けな姿だ。 初めてハナコを掻いた時の凛の反応は――「プ、プロデューサー!?」 「え、うそ、えっ……?」「あぁ……そんなところを……」という初々しい反応だった。 犬に集中していたので表情は確認していないが、貴重な凛の赤面が見られたのかも知れない。 色々と惜しいと思わなくもないが、それは然したる問題ではない。 何故なら、それ以上に面白いものが現在進行形で見られるからだ。 今日も今日とて私の手業に目を細めるハナコの様子をちらちらと窺う凛。 そんな彼女の行動パターンは大体決まっており、 私が顔を向けると視線を逸らす、ポケットに突っ込んだ手が忙しなく動いている、 用も無いのにつま先で地面を蹴る、そして時折僅かに太股を上下させ、腰をくねらせる――。 要するに――パブロフの犬である。 さて、この後私は掻けばいいのだろうか? それとも行動に移すにはまだ早いだろうか?
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