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中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】

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【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
718 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/24(金) 01:27:46.15 ID:wPqV/iok
カメ短編 非エロ 続くかどうかは未定。投下しますー。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
719 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/24(金) 01:28:48.06 ID:wPqV/iok
 あたしのご主人さまはカメだ。

 いきなりご主人さまはカメだとか言ってもなんの事かわからないだろうけどまぁ聞いて欲しい。
 うちのご主人様はカメだからずんぐりむっくりしててガタイがやたらと良い。それでいて動きがのんびりとしている。
 早朝から薪割を始めたと思ったら、お昼過ぎになってもまだ薪割をやってるくらい動きがノロい。でもそんなところが可愛い。

 あと、とっても力持ちだ。
 ある台風の翌日、家の前に転がっていた大岩を軽々と持ち上げてそのままズシーンズシーンと川辺へ運んでしまったくらいだからとても力持ちなんだと思う。
 そういえば、初めて出会った時に気を失った私を拾って家に運んでくれたのもご主人様だった。
 あたしは身長が170オーバーの大柄女だったから今まで私をお姫様抱っこなんてできるような男はいなかったんだけどね。力の強い男って素敵。きゅんとくる。

 そして、ものすごく無口だ。
 最初は言葉が喋れないか通じないのかと思ったくらい。
 初めてご主人様を前にした時のあたしは緊張と混乱でマシンガンの如く喋りまくりまくりまくった。でももう息がもたないぜってくらいになった所で、ご主人さまは一言。

『……わかった。ここに、いろ』

 そしてあたしの頭をポンポン撫でてくれたんだ。その瞬間にあたしはご主人さまに恋に落ちただと思う。
 無口で動きも遅くてぼけーっとしてるように見えるけど、あたしの話はちゃんと聞いててくれるんだもん。すごく嬉しい。

 見た目はお皿がない河童か何かみたいに見えるけど、緑色の肌はすべすべしてて触り心地が良い。
 くっついてるとあたしの体温が移ってだんだんご主人様が温かくなっていくのも愛おしいと思う。
 何より毛が無いのが良いわ。あたし喘息持ちだから、これがネコとかイヌとかのご主人様に拾われてた日には悲惨だったと思う。

 あぁ、あとご主人様について特筆すべき点がもう一つあった。
 カメって甲羅があるじゃない? そうそう、あの背中に背負ってる甲羅よ。
 もちろんご主人さまも普段からあの重そうな甲羅を背中に背負っているんだけどね、なんか時と場合によってはあの甲羅を全身で覆うことも出来るみたい。
 何を言ってるのかわからないって?
 じゃああたしが初めてご主人さまと出会った時の話をしようかしら。
 あの時のあたしは、この異世界に落っこちてきて早々に、死にそうになってたんだ。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
720 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/24(金) 01:31:23.04 ID:wPqV/iok
 この世界に落ちて早々、あたしは毛むくじゃらで、足が六本あって、鋭い牙を持つ訳のわからない魔物に襲われた。
 無我夢中で逃げて、それでもやっぱり追いつかれて、もうダメだって目をつぶった時。
 目の前にいたはずの魔物は、ギャイーーンって情けない悲鳴をあげながらどっかに吹っ飛ばされていった。
 そして……あたしはみたんだ。
 まさしくラグビー選手のように勢いよく魔物にタックルをかます……緑色の生き物(?)を。
 なんで(?)が付くかって言うと、だって……見た目が、どう見ても、生き物じゃなかったから。
 緑色のフルプレートアーマーのようなゴツゴツしたメカメカしいその風体……。

 な ん だ こ の 動 く 鎧 

 あれだよあれ。あたしは詳しくないけど、お兄ちゃんが夢中になってたガン○ムを緑色に塗ったような、そんな感じ。
 緑色の体なんだけど、体には赤いラインが入ってて、目尻にキリッと勇ましい模様があった。
 どーみても生き物じゃない、なにこれ、なんでこんなんが助けに来るの?
 でも今にして思えば、後にも先にもこんな機敏な動きをしているご主人さまを見たのはこの時だけだったから、もっと目に焼き付けとけばよかったなぁ。
 頭ん中パニックのあたしだったけど、ガチャガチャと金属音みたいな音を立てながら近寄ってきた緑色の謎の鎧男に悲鳴を上げて――多分、あたしは失神した。

 次にあたしが目を覚ました時にはご主人さまの腕の中だった。
 あたしはまさしく『ザ・お姫様抱っこ』スタイルで運ばれていて、さっきも言ったけど、そんなことされるのは初めてだったからもうすんごくビックリしたわけ。
 そしてさっきみたメカメカしいゴツゴツした体じゃなくて、しっとりと吸い付くようなもちもち肌でそれにもまた更にビックリしたわけ!
 一瞬さっきの鎧男と目の前の河童モドキが結びつかなくて硬直しちゃったくらいだったけど、でも、すぐに同じ人物だってわかった。
 なんだろ、雰囲気? カン? よくわかんないけど、あたしは「あぁ助かったんだ」って安直に安心してまた気を失っちゃったんだ。

 その次に目を覚ましたのは、ベッドの上。
 あたしは裸で、あたしの上にのしかかっているご主人さまももちろん裸で。その端正で引き締まった体にあたしの目は奪われた。
 ……ついでに立派な、アレ、にも。

 いきなりの事でビックリしたあたしは、ご主人さまに組み敷かれながら「状況の説明を求む!」とか「あたしは処女ですよめんどくさいですよそれでもいいんですか!!?」とかわめいた後に
「そうだ、まずは自己紹介を!! あたしの名前は――」「出身は――」「最終学歴は――」「仕事は――」「飼ってるペットは――」「好きな食べ物は――」とか、
 とにかく喋りまくった。
 目が覚めたと思ったらいきなり訳のわからないことをわめき始めた女をご主人さまは興味深げに見ていたけど、
 あたしの上で静止したままあたしの話に律儀にいちいち頷いきながら聞いてくれた。
 そして、最終的にご主人さまがあたしに言った言葉は、前述のとおり。

 あぁ正直に言おう、あたしはきっと一目惚れしたんだ。
 このメカなんだか生き物なんだか、人間なんだか河童なんだかよくわからない緑色の体躯の男に、何故かあたしは惚れたんだ。
 我ながら単純極まりないと思うけど、この人の傍はホッと出来てなんだか心地良いことにすぐ気付いたんだと思う。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
721 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/24(金) 01:33:35.04 ID:wPqV/iok
 そんなわけで、めでたくご主人さまの元で過ごすことになったあたし。
 毎日毎日、イチャイチャラブラブしながら暮らせてすごく幸せだし不満は何にもない。
 普段はのんびりゆっくりとしてるご主人さまだけどね、ほら、カメって、一応……肉食だから。夜はもうメロメロですよ。
 興奮してくると皮膚が固くなってあそこも固くなって、本当に貫かれてる気分になる。
 それでいてスローセックスだから絶頂がずっと長く続く感じで、終わった後はヘトヘトになるけど、それでもあたしは毎日元気です。
 だけど、未だにちょっとご主人さまとの生活で慣れないことがある。
 それは――

「ねぇねぇご主人様、コウタロウ様。今晩の御夕飯は何が良いですか? あたし、腕によりをかけて作りますよ」
「…………」
「ご主人様、コウタロウ様。無言だとわかりません。どうかその低音で色っぽい声であたしの心と下半身を揺さぶりながらお答えいただけませんか?」
「…………す」
「? はい? なんですか? もう少し大きな声で言っていただけませんか?
 それかあたしの耳元で囁いてくださるともうあたしの腰は砕けてトロトロになってしまいますよ。
 どこの何がトロトロになるのか? はいそれはご主人様自らがご確認くださいませ」
「……」

 するとご主人さまはゆっくりゆっくりとスローモーションのように私を抱き寄せながら、あたしの耳元で、あたしのお願い通り、低音セクシーボイスで囁いてくれた。
 あたしは内心で狂喜乱舞しながら、ご主人さまの言葉を一言一句聞き漏らすまいと、耳を傾けた。

「……おいは、おはんが作う料理ならなんでんすっじゃ。ねんじゅ、あいがとう」

 ……。

 …………。

 うん、何言ってるオラさっぱどわかんね!

 ごめん、ご主人さま、未だにそのキッツイ訛りには慣れないわあたし。
 しかーしあたしのスーパー異世界翻訳の解析によると「俺は、お前が作ってくれる料理ならなんでも好きだ。いつも、ありがとう」と言ったに違いない!!
 おぉ、今日は珍しく長文を喋りましたね、ご主人さま!
 この世界の事やご主人様自身の事を話してくださるのに、一日一言で数か月かかったって言うのに、大した進歩です!

「そうですか? じゃあ今日はご主人さまの好きなこふき芋と、山菜蕎麦にしましょうね!」
「…………」

 あ、嬉しそう。もー、可愛いんだから、ご主人さまったら!
 そんなにぎゅうぎゅう愛おしそうに抱きしめられたら、嬉し恥ずかしながらあたしもっともっとご奉仕したくなっちゃいますよ?
 ずっとずっとあたしを離さないでくださいね、ご主人さま!

 
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
722 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/24(金) 01:37:10.93 ID:wPqV/iok
以上です。続きは未定です。


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