- 【ガスト総合】アトリエロSS・part7
690 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:13:28.74 ID:lrWGMz4a - >>688
ありがとうございます。でも、自分に文才はあるとは思えないですね。 文才があるのなら、長編SSだって月イチくらいで書ける筈ですし。 世の中に出回っている本を読んで覚えた、付け焼き刃的な表現しか出来ないですよ。 >>689 エスロジ4月からアニメですね。 多少はこれでスレも賑わってくれればいいのですが……。 要望シチュエーション『早漏するロジーをエスカが慰める』。 うーん……。よし、閃いた。 と言う訳で五分後に投下開始します。
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691 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:19:12.09 ID:lrWGMz4a - 『天使と呼ぶにはあまりに淫ら、淫魔と呼ぶにはあまりに天然』
辺境の地、コルセイトに存在する未開発地方調査局の仕事は、多忙である時もあれば暇な時は本当に暇になる。 今は後者であり、所属している役人の殆どがのんびりとした日常を送っているようだ。 ……約一名、机の上の書類と年中必死に戦っている女性がいる事はいるのだが、深く話すと長くなるので割愛させていただく。 簡単に言ってしまえば、やる時はやる。その一言に尽きる。 そんな中、コルセイト未開発地方調査局に存在する開発班の一室から、微かな光が伸びていた。 中では一人の男性が、無言で図面を何枚も作成している。 彼の名前はロジックス。しかし、愛称のロジーで呼ばれることが多く、本人もそれを気にする様子はない。 ロジーが今、行っている作業は彼にとって必須の業務ではなく、彼自身の趣味のようなものである。 先日、遠征先で見つけた遺物を分解してみたところ、珍しい特性が付いていた為、武器か防具に活かせないかどうかを考えているのだが、これといった名案が浮かばない。 「……これと組み合わせると、許容量をオーバーするな。かと言って、他の特性を外す訳にもいかないか……」 脇目で時計を見ると、時刻は午前三時に差し掛かろうとしていた。 一応、必須ではないが仕事があるのもまた事実。 「流石に、少し眠らないとキツイかな……」 欠伸を堪えながら、机の図面をまとめて整理しつつ立ち上がる。 入口近くにある簡易的なソファーに重たい足取りで向かい、身体を横たえて薄い毛布を一枚羽織った。 寝心地は良好と呼べるものでは無いが、疲れた身体ではそれを気にする余裕も無い。 彼の意識が微睡み、眠りへと誘われていくのにそれほどの時間はかからなかった。
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692 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:24:41.97 ID:lrWGMz4a - すれ違う人々に元気な朝の挨拶をしながら、エスカは自らの仕事場であるアトリエへと軽やかに歩いて行く。
エスカの出勤時刻は大抵、朝八時くらいである。 これと言って、未開発地方調査局への出勤時間が厳密に決まっているわけではない。 朝の陽が昇り始めれば、コルセイトの人々はゆっくりと活動を開始し、沈み始めれば各々の家へ帰る。 それは今も昔も変わらない、この地のゆっくりとした空気に人々が感化されているようでもあった。 総務オフィスと開発班オフィスを経由し、アトリエの扉を開けるエスカ。 最初に目に付いたのは、正面の一番奥にある机の上に、二十枚ほどの図面が重ねて置いてある光景。 次に目に付いたのは、公私ともに互いを必要としている人物、ロジーの寝姿であった。 ――ロジーさん、泊まり込みでずっとあの作業をしていたのかな。わたしにも何か手伝える事があればなあ……。 彼女がそう思いながら、ロジーの寝姿をじっと見つめていると、ある一点に視線が集中した。 薄い毛布の上からでも分かる、彼の股間部が山を形成しているのが。 ――こ、これってロジーさんの……。 聞いた事はあった。男性は、朝起きる際にそういった生理現象があるのは。 何回も情事をしている間柄ではあるが、それを実際に見るのは初めてである。 自分の身体が熱くなっていくのを、エスカは感じていた。 胸の鼓動が早くなり、息も自然と荒くなっていく。 ――わたしは、悪くない。悪いのは、ロジーさんの方なんだ。 ごくり、と唾を飲み込みながら、そっと毛布を外し、ロジーのズボンに手をかける。 彼を起こさないように細心の注意を払いながら、ゆっくりとズボンを下ろしていく。 ――わたしをいけない気分にさせた、これのせいなんだ……。 眼前にそびえ立つロジーの男性器を凝視しながら、エスカは自分に言い聞かせる。 ――落ち着かせてあげなくちゃ。わたしが、わたしがやらなくちゃいけないんだ。 そうしなくてはいけないという決意を胸に、彼女はロジーの肉棒を口の中へと含む。 「んっ、はむ……。ちゅる……」 朝日の差すアトリエに、淫らな音色が響く。
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693 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:29:56.82 ID:lrWGMz4a - ――気持ちいい。
暖かい何かに自分が包まれるような、そんな感覚の夢をロジーは見ていた。 「……ん。朝、か……」 朝日が丁度、窓から差してきて彼の意識は夢から現実へと覚醒していく。 だが次の瞬間、目前に飛び込んできた光景に言葉が詰まった。 「……!? エ、エスカ、一体何を……!?」 何故、エスカがこんな事をしているのか。 その行為に及んだ原因を考えていたものの、迫り来る射精の快楽に抗えそうにはなかった。 「エスカっ……! で、射精る!」 「んむっ……! んっ、んくっ……」 ロジーの肉棒から射精された精子を、エスカはゆっくりと嚥下していく。 射精が終わり、全ての精子を呑み込んでから彼女はようやく、肉棒から口を離した。 「ロジーさん、おはようございます」 蕩けたような笑顔で、朝の挨拶をするエスカ。 「あ、ああ……。おはよう……」 まだ、夢を見ているのではないか。そんな感覚にロジーは陥った。 自分の頬の内側を噛む。鈍痛が走り、現実である事を再認識させられる。 「って、そうじゃなくて! 何故こんな事を!?」 至極当然の疑問をエスカに投げかける。 彼女は顔を上気させながら、早口でその疑問に答えていく。 「お、男の人って朝はこうなるって聞きました! ロジーさんの……それを何とかしなくちゃいけないと思ったんで……。それに最近、ご無沙汰でしたし……」 最後の方は、ロジーに聞こえるか聞こえないかの微妙な小声であった。 そんな彼女の言い分に、雄としての本能なのか妙な優越感のようなものをロジーは感じていた。 そのせいなのか、射精したばかりにも関わらず肉棒の硬度は相変わらずであり、性欲も静まる様子がない。
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694 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:34:09.89 ID:lrWGMz4a - 「わ、まだこんなに……」
そう言いながら、エスカはスパッツと下着を脱ぎ、騎乗位の体勢へと移行していく。 ロジーは止めさせようとしたものの、言葉が告げず、身体も動かない。 それはまだ目覚めたばかりのせいなのか、それとも本能が快楽を求めているせいなのか……。 「ロジーさんの溜まった精液、ぜーんぶ射精しちゃってくださいね」 ぬぷり、と音を立てながら肉棒全体がゆっくりとエスカの膣へ収まる。 その刹那、急に射精が始まった。 「うっ……!」 「んっ!? あっ……ふぁぁ……」 自分でも驚いた。いつもこんな早く射精するわけではない。 この背徳的な状況が、そうさせているのだろうか。 ロジーがそう考えている最中に、二回目の射精が終わる。 「沢山出ましたけれど……。んっ、硬い……。ロジーさん、まだまだ溜まっているみたい」 未だ互いの性器が繋がっている自身のお腹を撫でながら、慈愛と淫靡に満ちた微笑みを浮かべるエスカ。 天使と悪魔のような真逆の存在を一身に宿した恋人の姿に、ロジー自身も興奮を抑えきれない。 「……それじゃあ、エスカの思うように動いてくれるか?」 「はい! ロジーさんをもっともっと気持ちよくさせちゃいます。我慢出来なかったら、いつでも射精していいんですよ……!」 腰を早すぎもせず遅すぎもせず、絶妙な速さで動かしながら彼女の膣内は彼の肉棒を刺激する。 そんなエスカの行為に、急速な速さで射精欲が昂ぶっていくのをロジーは感じていた。 誰も来ない事を祈りながら、彼と彼女は快楽に身を任せていく。 まだ、二人の宴は始まったばかりだ――。
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695 : ◆V05sleryz2HV [sage]:2014/01/23(木) 01:40:48.74 ID:lrWGMz4a - 短めですが、こんな勢いだらけのSSで満足していただけるなら何よりです。題名ももう少し考えるべきだった……。
ちなみに表現の質問なんですが、射精の表現で『出る』と『射精る』ってどちらが適切なんでしょう。 今回は『射精る』と書きましたが、以前は『出る』と書いたので。 漫画だと『射精る』と表現されている事が多いと感じていますが……。 それと保管庫へのまとめ依頼は、一年以上保管庫のまとめが更新されてない場合に依頼すべきなんでしょうか。 それでは、バレンタインネタを書けるように頑張って時間を作ろうと思います。
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