- 【ドラマ】リーガル・ハイでエロパロ★2
155 :2/2[sage]:2014/01/23(木) 05:58:25.25 ID:XyzFptnt - 長い沈黙を破ったのは古美門だった。
「初めてのキスは檸檬の味がしたか?おたまじゃくしよ」 「するわけないじゃないですか」 「そうか、君の事だから初キッスはレモンの味と信じているのかと思っていたが」 「茶化さないでください、そうやって私が慌てふためいているのを楽しんでいるんでしょう?」 「…気持ち悪かったかい?」 「わかりません」 「ではもう一度するか?」 「ダメです」 「何故だ?私はしたいよ、黛」 そう言いながら離れていた黛の肩を古美門は抱き寄せた。落ち着き始めていた黛の心拍数は再び上昇し、古美門の動きを警戒した。だが先ほどのようにキスする事は無く、ただ抱きしめられているだけだった。 優しく腕の中におさまっている感じはさほど嫌な事では無いと黛は思った。キスも然り。嫌だったら今すぐにでも古美門を蹴り飛ばしてでもこの場から逃げ去っているだろう。それをしないのはどうしてだろう、金の亡者で嫌味な上司の筈なのに。 「ダメです…これ以上なにかあったらわたしおかしくなりそうなんです」 今の素直な気持ちを古美門に伝えると彼は抱き締める力を強めて「わかった」と短く答えた。そしてパッと身体を離してボサボサだった前髪を手櫛で無理矢理8:2に別けながら言う。 「おたまじゃくしに大人の色香は早いようだな。明日は早い、はやく寝たまえ」 「先生…」 「おっとこれだけは言っておく、せめてバストアーップの運動をしなさい、すこしはマシになるだろう」 整髪料がないためにうまく分け目は作れていないが、古美門はいつもの嫌味ったらしい口調でそう言い終える。そして目をぱちくりさせる黛の頭をポンポンと軽く撫でるように叩いた。 「ちょっ…!マシってなんなんですか?!失礼ですよ!あと、寝るにはこのソファは硬すぎます2階の客間をつかわせてもらいますから!」 「なんなんですかじゃなくそのまんまの意味だよ、分からなかったのか?ポンコツにも程がある。あと客室を使うのは良いが1泊1万円だよ、給料から引いておく」 「はあ?高すぎですよ、っていうかもう1泊どころか3時間くらいしかないじゃないですかっ!ぼったくりです!」 いつもの言い合いに戻り内心ホッとしていた黛だった。 **** あと1回
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