- 【ドラマ】リーガル・ハイでエロパロ★2
146 :バスローブ1/5[sage]:2014/01/22(水) 22:18:26.63 ID:iXPy4Q6l - >>114 の続きです
今日は判決公判だった。 無罪を勝ち取れると確信してはいたが、それでも判決が言い渡される時は緊張して、書類の中に隠し持っている彼のハンカチに触れた。 古美門から貰って以来、私がお守りのように持ち歩いていることを、彼が知っていると分かったのは、最終弁論の日だった。 彼は私に「行け」と命じた。勝利がほぼ確定していたから私にやらせたんだろうけど、それでもヘマをやらかすわけにはいかない、大事な場面だった。緊張した。 ハンカチに触れたかったが、背後の机に置いたかばんの中だった。仕方なく、こっそり手のひらに人を書こうとした時、目の前に、貰ったのとは違うハンカチが差し出された。 (先生、知ってたんだ…!) 顔から火が出るほど恥ずかしかったが、彼の温もりの染み込んだそれに触れると、不思議なくらい自信が出た。 私が深呼吸をして落ち着いたのを見計らって、先生は魔法のハンカチをポケットに戻し、再度、顎で「行ってこい」と示した。 そして無事に弁論を終え、今日、無罪を勝ち取った。 軽い足取りで事務所に戻ると、服部さんと蘭丸が待っていて、古美門の無邪気な笑顔を確認するなり、「おめでとうございます」とか「先生負けないねー」とか言って盛り上がる。 そんな中、得意気に胸を張る古美門の姿を思いつめた表情で黛が見つめていることに、実はそこにいる誰もが気づいていた。 ダイニングテーブルには華やかな祝勝のディナーが並んでいた。一同が席に着くと、服部さんがワインを持って来る。 グラスに注ごうとした時、意を決して 「私は今日は結構です」 と告げた。 サッと皆の視線が集まったのを感じる。 「どこか具合でも?」服部さんが心配してくれる。ごめんなさい。 「そうじゃないんですけど…やることがあるのでっ」 言い切った。ちょっと変に力入っちゃったけど…。 先生は……クイッと片眉を上げたあと、少し考え込むような表情をしたけど、次の瞬間には「こんなやつ放っておいてさっさと飲もう」と乾杯を促した。
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147 :バスローブ2/5[sage]:2014/01/22(水) 22:21:24.42 ID:iXPy4Q6l - (先生、気づいてるよね?気づいてるかな?あ〜恥ずかしいいいい)
黛はその後の事で頭がいっぱいで気づかなかったが、古美門のグラスもあまり減っていなかった。 大体の事情を察した服部さんが供したノンアルコールカクテルによってディナーは円滑に胃袋に運ばれていった。 ボトル1本をほとんど一人で空けることになった蘭丸が、誰よりも上機嫌で去って行った。 食事の片付けを終えた服部さんに古美門が声をかける。 「お風呂の用意を…」 古美門が言い終わる前に服部さんが口を開いた。 「承知致しております。それから、明日は私、私用がございまして、午後から出勤させていただきとうございます」 「…わかりました。お疲れさまでした」 ほどなくして、古美門がバスルームへ向かった後、服部さんは普段より早く居なくなった。 ソファで仕事をしているふりをしてそこまでの一部始終に耳を傾けていたが、一人きりになってようやく、深く息をついた。 (あぁ、私、とうとう今夜、初体験しちゃうのかな…しかも相手は古美門先生…) 緊張で手のひらが汗ばむ。 かばんから彼のハンカチを引っ張り出して、眺める。 (うん。大丈夫) 何日も考えて、自分で決めたことだ。 というか、考えるまでもないことだった。本当はとっくに気づいていた。私は古美門先生を求めている。とても強く。先生の声、先生の香り、先生の眼差し、先生のぬくもり…
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148 :バスローブ3/5[sage]:2014/01/22(水) 22:25:18.35 ID:iXPy4Q6l - 「おい」
「ぎゃあああ!」 いつの間にか古美門は出てきていた。 「入るか」 「えっ、はっ、はい…」 (お風呂に入るかってことだよね、それってつまり、私が今夜泊まろうとしてるのを分かった上で受け入れたってことだよね!きゃ〜〜) 視線を上げると、素肌に濃紺のバスローブを纏った古美門が、濡れた髪をわしわしと拭いている。 (先生…パジャマ着てない!) 胸元からのぞく白く美しい肌。 バスローブを平らに押し上げている厚みは、いわゆる胸板ってやつ… (あーっ!私、何考えてるんだろ!) 急いで目を背け、一目散にバスルームに駆け込んだ。 豪奢なお風呂で緊張の汗を洗い流し、お湯の中でゆっくりと手足を伸ばすと、気持ちもだいぶ落ち着いた。 (そろそろ出よう) 白いバスタオルが用意されているのがすぐに分かった。手に取ると、その下にもう1枚、ふわふわの黄色いバスタオルがあった。 (あれ?どっちを使えば…) 黄色いほうを持ち上げると、紐が垂れ下がった。 (これって、まさか…) 広げてみると、案の定、黄色のバスローブだった。 (私のため…?) 古美門と同じように、素肌に羽織ってリビングに戻った。 しかし、姿が見えない。 二階を見ると、寝室のドアが開いていた。 はやる鼓動をぎゅっとおさえるようにバスローブの胸元を掴んで、覚悟を決めて階段を上った。
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149 :バスローブ4/5[sage]:2014/01/22(水) 22:31:41.78 ID:iXPy4Q6l - 古美門は薄暗い部屋でベッドの端に腰掛けていた。
「先生、あの、これ…私に?」 「当たり前だ。そんな奇天烈な色、私は絶対に着ない。だが、アッパラパーな幼稚園児にはよく似合っている」 「…ありがとうございます」 「誉めてはいない。こっちへ来い」 ドアを閉め、古美門の隣に座った。 すぐに頬に触れてくる。無言のままじっと見つめられた。 (近ぁぁい!やっぱりお酒飲んでないとダメだ。もう、パニックになりそう…) 肩に手を置かれ、キスされるかと思ったが、そのままふんわりと抱き寄せられ、先生の胸に額をつけた。石鹸のいい匂いと、バスローブからはいつもの先生の香り。なぜかきゅうっと切なくなる。 大きな手で背中を撫でながら問われた。 「本気なのか」 黛が1つ小さく頷くと、古美門はガシッと上半身を抱き上げるようにして、ゆっくりベッドに横たえた。 完全に組み敷いた黛の前髪を掻き分けて、額に口づける。次は瞼、頬、鼻先、顎…幾つも幾つも、顔中にキスが降ってくる。でも、なかなか唇には落ちてこなかった。もどかしい。 「せ、先生…」 「焦らされるのは嫌いか?」 優しい声で意地悪にからかう。 顎を掴まれ、今度こそ、と思ったが、わずか数センチの所で止まって、鼻の頭同士をツン、ツン、…と合わせてくる。 「せんせっ」 「…君は本当にこれが好きだな」 そう言って、やっと触れた唇の柔らかさに、カラダが震えた。 前回の犯すようなキスとは全然違う、ソフトなキスだった。極めて緩慢な動きで、そっと口から全身を崩すような。 早くも蕩け始めた思考の片隅でぼんやりと思う。 (先生の感触って、こんなに柔らかかったっけ…?) 唇は心もとないくらいにフワフワで、舌は今にもトロリと溶け出しそうだ。 「んん…んぁ…」 (あぁ、もう…だめ) じれったさに反して、カラダはみるみる熱くなり、思わず身をよじると、くちゃ、と音をたてて、先生の口が離れた。 (次は、何をされるんだろう)
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150 :バスローブ5/5[sage]:2014/01/22(水) 22:38:04.68 ID:iXPy4Q6l - 耳まで真っ赤になった黛を左向きに寝かせ、背後から抱きすくめて、2人一緒に首まですっぽり入るように布団を引き上げる。
「痴漢には、後ろからされたんだったな」 そう言って、バスローブの上から右胸に手をのせた。 「私だと思ったから抵抗しなかった、と言ったな?では、もし本当に私だったら、どうなっていたんだろうねえ」 「…どういう意味ですか?」 「試してみよう。今からここは満員電車だ」 「え…?」 「いいか?声を出したり、動いたりするなよ…」 「…」 古美門の右手が動き始める。 (やっぱりこういう触り方…) いつか裁判で実演したときと同じように、バスローブの布地でさすった後、大きくてきれいな手はすぐに移動した。 脇腹やおへその辺りを撫で回しながら、うなじに唇をつける。 黛がビクッと反応すると、唇を耳に当て、内緒話をするように「声を出すなよ」と念を押された。 手は徐々に上がってきて、胸の下側をさすり始める。唇が耳や首を這い回る。 「はぁ…っは…」 息は上がるけど、古美門の手がなかなか胸にこないのがもどかしかった。 (私、触ってほしいって思っちゃってる) さんざん焦らしてから古美門の手が胸を包んだ時には、すでに硬いものが膨らみの中心でバスローブを押し上げていた。 手のひらでするすると円を描くように撫でた後、指で軽くはじく。 「んんっ」 もう一度、またもう一度… だんだん速くなってくる。 「んー、んっ、…ぁ」 開いた手の指で順番に転がしていく。 「…んっふ、んん!」 必死で声を抑え、身をよじって耐える。 カリカリと掻いたり、摘まんでクニクニとこねたり… 「ああっ!…っはぁ、あぁん」 とうとう切ない喘ぎ声を漏らす。
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