- 【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ17【本家も】
296 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/22(水) 21:58:01.11 ID:Wyt9fFfw - オネショタGJです!
もううん年前にリーフィア♂×エーフィ♀やら ジャローダ♂×ミロカロス♀などを書いたxgPfFUCysYです。 鳥は忘れました。パソコンが壊れて消えていたと思ったデータが 先日発掘したUSBにあったので投下したいとおもいます。 ポケダンでゼニガメ♀×アチャモ♀の百合です
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- 【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ17【本家も】
297 :ゼニガメ♀×アチャモ♀[sage]:2014/01/22(水) 21:59:04.97 ID:Wyt9fFfw - 最初は高いところから水の中に落ちる強い衝撃。
そして深く深く沈んでいく。沈めば沈むほど辺りは暗くなり光が閉ざされる。 真っ暗。 苦しくて息が出来なくなる。 海、涙。 「あら、見て、キモリよ。にこにこして可愛いわ」 そう言われた言葉でアチャモは自らの意識を解放した。 「ふふ、そうね」 まるで花が咲くのを待ちわびて、それが実った時のような転がる声でゼニガメが言う。 ここはトレジャータウンのラッキーの卵屋。 「これから頼りにしてるわ、部屋はどうしよう暫くの間はキノガッサに見てもらおうか、ね、アチャモ」 海は穏やか。心地よいさざ波。 「うん、そうだね。同じ草タイプだから相性いいだろうし、いいお父さんになれるよ」 「うーんあそこにはお母さんになれる子居ないけど大丈夫かな?」 「キノガッサはどっちでもいける」 「確かに」 からからと笑う。ゼニガメはラッキーからキモリを預かり大事そうに抱えて頬にキスをした。 「赤ちゃんは本当に可愛いわね…ジュプトルみたいにひねくれないかしら?」 「逆に頼りになるんじゃない?」 「そうかもね」 二人は顔を寄せ合って悪戯を成功させた時のように笑った。 遡って半年程前。ゼニガメとアチャモは時の歯車を巡る冒険に出ていた。 その冒険の途中途中で。 「ん…はぁ」 ゼニガメは甘い息を吐いてアチャモの胸の羽に顔を埋め、手で優しく撫でる。 「ん、ゼニ…ガメ」 アチャモはゼニガメの尻尾の辺りから甲羅の中に羽を忍ばせる。 「私はいいけど、アチャモはいいの…?こんな所で…」 「いい、構わないから」 だからお願いと懇願して、彼女を煽った。 ゼニガメと想いが通じ身体を重ねるように暫く前からだ。 ただの仲間だけとは思えない特別な存在。 抱きしめてもらいたいと気付いた時には絶望したが、それが互いにと気付いた今、 絶望とは逆の想いが全てを支配した。 そんな中、事件は起こり、否、それは自分達が出会ったことが始まりだったのかもしれない。 世界を救うための冒険。 盗賊だったジュプトルはゼニガメの元パートナーで、自分は心の中の悪いところが疼いた。 三人で旅をする中、それも少しずつ薄れてきたが小さな小さな棘が抜けなくて怖かった。 いつか、いつか、ゼニガメが遠い所に言ってしまうのではないか。 漠然とした不安を断ち切るように、ダンジョンに挑み、彼女に甘えた。 いつしかそれも消えて、ただ、世界を救うために全ての意識が向いていた。 ジュプトルと別れ、過去で頑張った彼に未来であの、 ピンクのセレビィと一緒にお日様を見てもらうために。 悲しいときに優しく囁いてくれる風を、守るために。 暴走した闇のディアルガに立ち向かい、そして。 全てが輝きだした時に自分は光を失った。 この一連の旅の話を伝え終えてから、深い深い海へと沈んでく。 どんなに友人に伝えても、この想いは拭えなくて奥底まで刻み込む。 記憶していた思い出の数だけ涙は溢れる。有限であるはずの思い出が止まることはなく、 いまさらに彼女の存在の大きさを自覚させるのだ。 強く、生きなければと気丈に振舞うこともあった。 きっと彼女はこんな自分は望まないだろうと幾重に思った。 それでも、ああ、神様がいるのなら。どうか、どうか。
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298 :ゼニガメ♀×アチャモ♀[sage]:2014/01/22(水) 22:00:36.17 ID:Wyt9fFfw - 「ジュプトル、今頃どうしてるかな…元気だといいな」
「アチャモ…」 「なぁに?」 夜、鮫肌岩の中では小さなランプに火が灯ってぼんやりと辺りを照らしている。 あの後、キモリを快く受け入れてくれたキノガッサに預け、 自分たちはぶらぶらトレジャータウンで情報収集をした後ここに戻ってきた。 りんごやらなんやらで食事を終え、ゼニガメがデザートと称してアチャモを頂く所だった。 「私の腕の中で他のポケモンの名前なんて聞きたくないんだけど」 「だって、今日キモリが…」 「生まれたからずっとジュプトルの事考えてたって?」 不機嫌になっていく恋人にアチャモは若干の恐怖を覚えながら会話を続ける。 「そりゃぁ思うよ、未来が変わったのにゼニガメはここにいるし」 「ふーん?」 笑顔が怖い。 「ま、私がここにいるんだから未来も大丈夫でしょ」 「ゼニガメって能天気?」 「さー?」 そう言って笑うゼニガメの笑顔がなんだか嬉しくてアチャモはぎゅうっと彼女に抱きついた。 「ふふ、やる気になった?」 「だってゼニガメの笑顔がステキなんだもの」 「また可愛いこと言うわね」 ゼニガメの体重がアチャモに掛り、アチャモは藁の上に沈む。 啄ばむようにゼニガメはアチャモの目の上に唇を寄せ、羽毛の中を探る。 首の辺りを羽が生える流れとは逆に舐め上げると、アチャモは大きく身体を振るわせた。 ゼニガメは自分に熱を与えるくせに、その身体は冷たい。 水タイプだからかは分からない。でも、自分の羽の置くに触れる手も、 ねっととりと舐め上げる舌も、身体にかかる吐息も、全て自分が持つものとは対照的な温度だ。 だからこんなに震えるのだろうか、彼女に触れられる行為が。 だからこんなに興奮し、高まり、心地よいのだろうか、彼女に痴態を見せるこの行為が。 彼女以外とこのようなことをしたことがないから、比べる対象はないけれど。 彼女以外はいらないから、比べることは一生ないだろうけれど。 でも、自分はそれで満足だからこんな疑問すらも愚問でしかないのだろう。 「あ…」 アチャモは思わず声を上げた。
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299 :ゼニガメ♀×アチャモ♀[sage]:2014/01/22(水) 22:02:53.95 ID:Wyt9fFfw - なんて幸福な時間なのだろう。
ゼニガメは思う。そしてアチャモの手を穴へと寄せた。 アチャモも自分も穴は一つしかない。自分がニンゲンだった頃の穴は二箇所、あの頃とは刺激の仕方が違う。 あの頃は自らを諌めたときは、割れ目の付近にある突起を擦り、割れ目からとろりとした液体が溢れだしたら、 今よりも長い指を居れ出し入れした。ぐじゅりと鳴っては白いものが太ももを流れたが今は違う。 今は排泄する穴の周りを撫でるだけであの時と似たような快楽に身体が犯されるのだ。 ポケモンが魅力的に見え、そして性の対象にするのは今自分がポケモンだからであろう。 アチャモが自分はジュプトルのパートナーだったという過去に嫉妬していたのは気付いていた。 しかし、ニンゲンだったその頃にそんな感情芽生える筈がない。 それに今はアチャモ以外は見えないと言っても過言はない。 この可愛らしい存在が自分のものであるという、事実にただ悦び、そして、感謝する。 自分を愛してくれてありがとう、と。 アチャモの少々弱弱しい声に合わせてゼニガメの指が穴の入り口を擦り出した。 すると、アチャモは足に力が入りピンと伸びる。身体全身に快楽が巡り、嬌声を上げた。 アチャモをそうやって支配する事に快楽を覚えたゼニガメはただひたすらに彼女の よがる姿と快楽に溺れ歪む表情を見て楽しむ。自らの行いでアチャモが乱れるのがたまらなく愛しい。 穴の周りを縦に擦り、回すように撫でては時々甘く引っかいてみる。 ひっかくのが強いと歪んだ顔に涙を溜めて、痛いとアチャモは言うが、同時に尻を振って 指に穴を押し付けてくるので、その言葉は逆なのだろうとゼニガメは思う。 「ん、ゼニガメぇ」 アチャモが鳴いて、起き上がり、自分を座るように促した。 ゼニガメは尻尾を股の間から挟むようにだして、足を伸ばして座る。 すると甲羅の奥に潜んでいたゼニガメの穴が見える。アチャモはその上に穴を突き出して座った。 「実はこの方法、アチャモの顔が見れなくてあんまり好きじゃない…」 「んっは…ほんと、に?」 アチャモが尻を振る、ゼニガメの穴を自分の穴で擦る。するとゼニガメは甘く短く息を吐いた。 「気持ち、いい?」 アチャモが聞く。ゼニガメは答えずに、両手でアチャモの腰を掴むと、自分の穴にアチャモの穴を擦りつけた。 「あ、ああ」 あまりの激しさにアチャモの身体に力が入る。嫌いなんて絶対嘘だとアチャモは思うが そんなこと言っている余裕はない。 「あ、んっはぁ、…チャモ」 夢中になるゼニガメにアチャモはふるふると首を振る。このままではイってしまう。だから止めて欲しいと。 「あ、ゼニ…あ、ああっ」 アチャモはぶるりと身体を震わせて激しい痺れに見舞われる。しかし、ゼニガメはアチャモの腰を離さない。 「やめ、いった、ワタシ、いっちゃったよぉ!」 続けて止まない快楽にアチャモは涙をぽろぽろと零し、その涙はゼニガメの尻尾に落ちて垂れる。 「だめ、おしおき」
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300 :ゼニガメ♀×アチャモ♀[sage]:2014/01/22(水) 22:03:47.24 ID:Wyt9fFfw - 自分に抱かれる時に別のポケモンの話をしたから怒ってる。だから苛めると決めた。
その事をアチャモに伝えゼニガメは穴を刺激し続けた。 アチャモは声にならない声で鳴いていて、それが自分には心地よい。 もう自分も頂点に行きそうなのだが、自分が終わったらこの気持ちいい行為も、 アチャモを乱す時間も終わってしまう。それが嫌でゼニガメは我慢をする。 「ゼニガメぇ!もう、イってよぅ!」 終わらせてというアチャモの願い。またぶるりと震えて尻がピクリピクリと微かに跳ねている。 「いや、まだ、終わらせたくないのぉ」 自分の声も切ない。いきたい。 「んぁ、ああ」 擦れる、アチャモが尻を振る。もう止めてという割には頑張る。 それとも自分をイかせて終わりにしたいのだろうか。 そうはさせないと思う。でも、この罠に嵌められそうだ。熱い。 「っふ、あぁ」 まだ駄目、駄目、駄目。いきたい。 駄目。 いきたい。 まだ、もっと、もっと、だから駄目、駄目、駄目、だめ。 イキタイ。 「や、ああぁやぁぁぁいっちゃうよぅ」 「いって、ゼニガメ、気持ちよくなってっ!」 「あ、ああ、――――!!」 熱い。 二匹はどさりと倒れこんで身体を投げ出す。。 「うーアチャモにいかされたー」 「えへへ、やったぁ」 「なによぅ、そんなに早く終わらせたかったの?酷い」 「だって、ワタシもういってたんだよ?ヒドイのはどっちよぉ」 腕のなかでぷぅと膨れるアチャモに愛しさを覚えてぎゅうと抱きしめた。ふわふわの羽毛が気持ちいい。 「ちょっと、ゼニガメー!?」 足をバタつかせてイヤイヤと逃れようとする。 「んー、可愛い」 なでなでしてあげるとずるいよぉと言って大人しくなった。 「ねーアチャモ?」 「なぁに?」 「こないだパルキア仲間になったじゃない?」 「ん?そうだね」 「進化する?」 「しない」 「あっさり言うわね」 「もう、神様には頼らないの」 「?」
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- 【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ17【本家も】
301 :ゼニガメ♀×アチャモ♀[sage]:2014/01/22(水) 22:04:16.92 ID:Wyt9fFfw - 「神様はワタシの一番をくれたからいいの。強くなるのはワタシが頑張るからいいの」
「アチャモ?」 これ以上時間や空間にかかわるのはごめんだ。 ゼニガメはもう離さない。 「もう泣かないの、ゼニガメが戻ってきた日で最後」 光が戻ったあの日。 神様のくれた奇跡。 十分過ぎた。 「そうね」 ゼニガメはそれだけしか言わなかったけれど、アチャモは満足だった。 二人は抱き合ったまま微笑んだまま眠る。 深い深い、優しい眠り。 穏やかな日々。 これは頑張った自分に自分が与えたごほうびなのだ。 深く深く沈んだ悲しい悲しい思い出。 それは消えないもので一生抱えてアチャモは生きる。 忘れない。忘れちゃいけない。 だから頑張れる。大切にする。 棚に置いた真珠が優しい風に吹かれた。それはころころと転がって落ち、部屋の隙間から崖へと落ちる。 小さい所為か、それは深く海に飲み込まれた後浮上して、月の光に照らされ煌いた。 その後はわからない。ただ、きっと海のどこかで光っているだろう。 おしまい
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302 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/22(水) 22:05:12.04 ID:Wyt9fFfw - 以上です
ありがとうございました
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