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名無しさん@ピンキー
子供が寝てる間に 1/2
子供が寝てる間に 2/2
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ

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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
800 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/15(水) 01:40:49.04 ID:o3bB2JLb
>>793-794
書いたけど、どったんばったんしないで終わったw
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
801 :子供が寝てる間に 1/2[sage]:2014/01/15(水) 01:41:55.99 ID:o3bB2JLb
悠太郎に嘘をつかれた。
しかもその嘘は、あの幼馴染と会う為のものだった。
それを知ってしまったら、とても冷静ではいられないのがめ以子だ。

こんなものは一時的なことで騒ぐほどではない、むしろ下手に騒げば火に油になりかねない。妻ならば
どんと構えて上手に手綱を取るぐらいでなければいけない。そう言い聞かせて今日一日、ずっといつもの
自分になろうとしていたが、何をしても何を考えてもどうしても駄目だった。
だから。
こんなに自分は心乱れているのに、当の張本人は平気な顔を繕って夕食を摂っているのがどうしても
許せなかった。だから必死で装っている作り笑顔がたちまち壊れる。
涙が零れそうになる。
「…もう、我慢出来ない」
そう思ったが最後、まだ食事中の悠太郎を無理矢理追い立てて蔵に閉じ込めてやった。家の中では
喧嘩をする訳にはいかない。その程度の冷静さは残っている。
薄暗い蔵の中で何事かと目を丸くしている悠太郎が、何だか急に阿呆のように見えた。
「子供ら、起きますから」
ガチャリと重い音が響く。
蔵に錠をかけてしまうと、ようやく気持ちがすうっと落ち着いてきた。こうなったら、徹底的にやってやろうと
気持ちが奮い立った。
「悠太郎さん」
「なに」
この阿呆な男は、この期に及んでも何も言おうとしない。
もう何もかも明るみになっているというのに。
「悠太郎さん」
この男だけはそんなことはしない、そう思っていたのに。
結局は現実から逃げて気楽な生活を送っていたあの父親と同じだった。かつてはそんな父親を憎み
すらしていたのに。
男なんか、みんな同じか。
「悠太郎さん…この馬鹿あ!」
じっと目を見ながら思い切り横っ面を張り飛ばすと、唖然とした顔に怒りが見えた。
「何するんやめ以子!」
反撃の隙も与えないよう、怒りたいのはこっちの方だとばかりに、何度も何度も思い切り頬を張る。
そのうちに手が痛くなっても、目の前が涙で霞んでも。
「みんなみんな知ってるんだからぁ…私に嘘ついてまであの人と会ってたの…」
訳も分からないという顔でされるがままになっていた悠太郎の表情に、その言葉で初めて動揺らしき
ものが走ったように見えた。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
802 :子供が寝てる間に 2/2[sage]:2014/01/15(水) 01:42:56.57 ID:o3bB2JLb
「そ、ないなことは…」
「嘘は大嫌い、嫌なの!」
慣れぬ張り手を続けたせいで、手がじんじんと痛んできた。それでも力は緩まないものの、涙で霞む
目のせいで目測を外してしまう。勢い余って悠太郎の胸に飛び込む形となった。
「あ…」
慌てて逃れようとしたのだが、思い掛けないことにきつく抱き締められて何も言えなくなる。聞き慣れた
優しい声がすぐ耳元で聞こえた。
「め以子、もうやめ。僕が悪かったから」
「そ、そんなこと言っても…もう」
「僕がはっきりせえへんから、こない思い詰めさせたんやな。堪忍や」
掠れた声に苦悶が滲んでいた。まだこれだけではとても信じられはしなかったが、とにかく話だけは
聞いてみようという気にはなっていた。そうでなければ、今の悶々とした気持ちのままではとても先に
進めない。

それからの悠太郎の話は長かった。
子供の頃の亜貴子との出来事から始まって、怪我をして駆け込んだ病院で偶然再会してからのことまで、
今度は包み隠さず話してくれた。結局疑われるに足るやましいことは何もなかったらしいが、それなら
何故隠し事にしていたのかという疑問はやはり依然として残っている。何事にも不器用で頑固な悠太郎が簡単にばれるような嘘をついてでも、守りたかったものが二人にはある。め以子の心の中にはその重い
事実がずっしりと残った。

「…という訳や。嘘をついて会ってたのは僕が全面的に悪いんやから、なんぼでも責めたってや」
薄暗い蔵の中、並んで座っている二人は夜間の肌寒さもあって自然と寄り添う。折れてしまうほど強く
指を絡ませながら、下を向いたままのめ以子はぽつりぽつりと口を開いた。
「…責める。私にとってちゃんとした答えを言ってくれるまで、なんぼでも言わせたるわ」
「め以子、ホンマ済まんなあ」
「悠太郎さんみたいな嘘つき、ずっと根に持ったるから…」
後はもう言葉にならなかった。
激しくしゃくり上げながら泣くめ以子を抱き寄せる悠太郎の手にはもう迷いは感じられなかった。髪を
撫でられるだけでも今は安心出来たし、悠太郎に何か秘密があってももうさほど気にはならなくなって
いる。
「そうやな、ずっと持ったってや。それはめ以子の権利や…済まんかったな」
蔵の中はますますもって肌寒い。けれどまだしばらくはここから立ち去りたくはなかった。今のこの思いは
何よりも強くめ以子の胸の中で燃えている。
誰より頑固で阿呆な男ではあるけれど、縁あって夫婦になったのだからもう誰にも心奪われたりなど
させない。絶対に。
ぴったりと寄り添い合いながらも、ささやかな独占欲のようにめ以子の手は最愛の夫の襟元をしっかりと
掴んで離さなかった。






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