- [test]書き込みテスト専用スレッドLv=12[てすと]
654 : 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:8) [sage]:2014/01/14(火) 00:44:20.54 ID:n8w9F/xp - test
| - 【フェアリーテイル】真島ヒロ総合2【RAVE】
49 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/14(火) 00:46:25.73 ID:n8w9F/xp - おいどうしたお前ら
今がまさにこのスレの旬だろ
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659 : 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:8) [sage]:2014/01/14(火) 21:11:43.06 ID:n8w9F/xp - 今日もメロスコピペでテストォ
メロスは激怒した。 必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。 メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。 きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。 メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。 この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。 メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。 メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。 歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。 もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。 のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。 路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈(はず)だが、と質問した。 若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺(ろうや)に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。 老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。 「王様は、人を殺します。」 「なぜ殺すのだ。」 「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」 「たくさんの人を殺したのか。」 「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから、皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」 「おどろいた。国王は乱心か。」 「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。 このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。 御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」
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