- 【ドラマ】リーガル・ハイでエロパロ★2
90 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:25:09.25 ID:oSvr9bj5 - 法廷でアナコンダ・ホールドを披露した2人だから、痴漢裁判でもしれっと実演しちゃうのかな…と妄想。
『痴漢』1/7 そして法廷を出て歩きながら喋る2人。 「やりましたね!先生っ!今回も勝利間違いなしです!」 「むはははー!見たかあの検事の間抜け面を!…ときに黛くん、君は着痩せするタイプだったのか」 「え?」 「てっきりAカップと見ていたのだが、揉み心地はCだった」 「先生!そんなこと考えてたんですか!?なんか触ってる時間が長いと思ったんですよ!信じられないっ!変態っ!!」 「君だってちょっとよろこんでいたじゃないか」 「よろこんでませんっ!」 「いーや。よろこんでいた!言葉をかえれば、感じていた」 「こんな場所で変なこと言わないでくださいっ!」 「ほーら、やっぱり感じていたんじゃないか」 裁判所を出てタクシーを拾おうとするがなかなかつかまらない。 「仕方ない。電車で帰るぞ」 「え…先生、まさか…電車の中で私に痴漢しようとか」 「そんな訳ないだろーっ!!失礼にも程があるぞ!馬鹿な期待をする暇があったら、私のフェロモンが車内に充満して女性客が卒倒する可能性を案じたまえ」 まだ帰宅ラッシュ前で電車はさほど混んではいなかったが、席は空いていなかった。ほんの数駅なので、車両の後方、窓際の車椅子スペースに立つことにした。 次の駅で制服姿の高校生が大勢乗り込んできた。ちょうど下校時刻らしく、あっという間に超満員だ。 スポーツバッグを携えた男の子達によって、どんどん隅に押しやられていく。 古美門は黛を肘で突いて角に入れると、壁に手をついた。そのままの姿勢で乗車が終わるのを待ち、ドアが閉まると腕を下ろした。 (先生…もしかして…私が押し潰されないようにしてくれた?)
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91 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:27:01.31 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』2/7
横に密着している古美門を見ると、眉間に皺を寄せてフェロモンならぬ不機嫌オーラを発している。 (二度と電車なんかには乗らない、とか言い出しそうだな…) 駄々っ子のような古美門を想像しながらも、頬が緩んでしまう。 (先生に女性扱いされちゃった……ん?) 胸をまさぐられている感触がある。 (先生っ!やっぱり触ってきた!さっきは紳士らしいことしたくせに!) 古美門を見ると相変わらず仏頂面のままだ。思い切り睨んでみるが何も反応が無い。 後ろから触れてきた手は、右胸の上で動かなくなった。黛の反応をうかがっているようだ。 (先生…だめ…) しかめっ面とはいえ、間近で見る彼の横顔はとても整っていて、肌は美しく、思わず見とれてしまった。 (……少しならいいかな。どうせ1回触られてるし。…それに…こういうのって、ちょっとドキドキする…) 黛が肩の力を抜いて身を委ねると、再び手が動き始めた。 (…もう、先生ってばエッチ……あれ?) 動きが乱暴になっていく。 (先生?なんか違うっ) 視線を落とすと、黄色いコートを這う手は古美門のものではなかった。 (嘘っ!!嫌〜っ!なんで先生じゃないの!?誰?高校生?やだ!先生、助けて!!) ちょうど電車が次の駅に差し掛かり、ブレーキがかかった。 乗客が一斉によろめいた隙を利用して体の向きを変え、男子高生の手を振り払って、古美門にしがみついた。 (先生!先生〜っ!) 停車駅では、乗り降りする客はほとんどいなかった。 すし詰め状態のままドアが閉まり、列車が動きだす。
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92 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:29:06.99 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』3/7
古美門は、急に抱きつかれて狼狽しているようだったが、頑なに離れないでいると、何かを感じたのか、次の降車駅までゆっくりと背中をさすっていてくれた。古美門の香りと温もりを染み込ませて心を落ち着かせた。 ホームに降り立ったのは2人の他にはほんの数人で、すぐに改札へ続く階段に吸い込まれていった。 黛の前を歩く古美門の歩調が徐々に遅くなり、やがて完全に止まった。危うくぶつかりそうになって、つんのめった。 「私のフェロモンにやられたのか」 「えっ?えーと…そうかもしれませんね…」 「誤魔化すな」 「…痴漢、されちゃいました」 「…高校生か」 「そうですね。多分」 「なぜ言わないんだ。現行犯で捕まえて突き出してやるべきだ。怪力の君なら1人でも十分対処できたはずだし、今日は私も一緒だ。 君が泣き寝入りしたことでまた新たな被害者を生むことになるんだぞ!」 「なんで怒ってるんですか」 「当たり前だろう!!よりによってあんな汗臭いガキなんかに私のっ…!」 「?」 「私の…部下が辱められるなんて…。君は悔しくないのか?それとも年下のスポーツマンが好みだから見逃すのか?」 「私は…多分、年上の知的な男性が好きです」 「君の男の趣味なんか聞いていない!」 「先生って…香水つけてます?」 「いい加減にしろ!痴漢と関係ないだろう!」 古美門はすっかり腹を立ててしまい、黛を置きざりにして早足で歩き始めた。 帰宅した古美門の機嫌は、服部さんの素晴らしいディナーでも直すことができなかった。ガツガツと食べ終えると、ふてくされてソファに横たわっている。 片付けを終えた服部さんが心配そうに耳打ちした。 「黛先生…?」 「少し、話してみます」 「御意」
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93 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:33:55.44 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』4/7
服部さんを見送ると、ソファのそばにしゃがんで声をかけた。 「先生?」 「…」無視された。 「痴漢は犯罪です。罪を犯した者は、法に基づいて罰を受け、償わなければならない。…でも、今日は私にも少し原因があったから…」 「?」見上げてきて、少し安心する。 「先生だと思ったんです。最初。だから許してしまって…。あっ、でもすぐ気づきましたよ! 触り方が違ったし。先生は服を動かして布地でさするみたいにしますよね。でも、全然違って、グニグニしてくるから、おかしいと思って。 それで手をみたら、先生の手じゃなくて。先生はいつも服部さんにケアしてもらってるから指先までツヤツヤで爪もピカピカでキレイでしょう? 痴漢の手は爪が汚れていて…気持ち悪かった…」 思い出すと寒気がした。思わず膝の上のスカートをぎゅっと握った。 「気持ち悪かったです。…先生と違って。汗臭くて。痴漢は許せません。でも…、先生と勘違いしたから抵抗しなかったなんて…誰にも言えない」 古美門が息を吸いながら上体を起こし、うつむき気味に座って息を吐く。 膝の上で手を組んだまま、空いた場所を顎と視線で示す。座れ、という意味だ。 指示に従うと、さっきまで横たわっていた古美門の体温が残っていた。 (あったかい…) 「先生って、香水つけてます?」 「…しつこいな。質問の意図が分からない」 「…いい匂いだから…なんか安心するのにドキドキする」 「何が言いたい」 「…先生、……触ってくれませか?先生の匂いと先生の感触でいっぱいにしてほしいんです。痴漢にされたこと、私から消してくださいっ」 じっと私の目を見て話しを聞いていた古美門が、恐る恐る左手を伸ばしてきて、そっと抱き寄せられた。 「先生っ!」 胸に飛び込む。 (ああ、この香り…!)
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94 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:35:45.26 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』5/7
腰に添えられていた右手が、黛の左頬を撫でる。 「せんせ?」 一瞬交えた視線は火傷しそうに熱かった。瞳を伏せると、唇に柔らかい感触…。 (先生!) 黛の様子をうかがうように探りながらも、キスはだんだん深くなっていく。ちゅ、ちゅっ…と重ねられていたリップ音が、やがて古美門の舌が動く…くちゃ…という音に変わっていった。 「んんっ…」 (すごい…とけそう…) 顔も耳も熱い。多分、真っ赤になっているんだろう。 たっぷりと甘い口づけをされて、優しく押し倒され、見下ろされると、今さら動悸が激しくなってきた。 「どこを触られた」 「胸です。コートの上から。少しだけど」 ジャケットの上から右胸に自分の手を置いた。 「高校生のくせに貧乳好きとはなかなかマニアックだな。生意気だ」 黛の手を下ろさせて、ジャケットのボタンを外してくる。 「…!」 (先生…何しようとしてるの!?) 黛の胸元に顔を寄せていく。 (えぇっ?) シャツの上から右胸にキスされた。 上目づかいで見つめられながら、ちゅっ、ちゅっとシャツだけに軽く触れた後、唇で胸を押してくる。 初めは膨らみの上の方、ブラが覆っていないので、シャツの薄い生地を通して、古美門の唇の動きと、温かく湿った吐息を感じる。 そして、今度は下側から、ブラの少し厚い布地と一緒に持ち上げるように押してくる。 「んぅ…」 (先生の口で胸を揉まれてるみたい…) 興奮が高まって身をよじる。 最後に、シャツとブラごと乳首をかぷっ…と甘噛みされた。 「っはぁあん!」 角度を変えて何度も噛み噛みしてくる。 「んあっ…やっ、やぁん…せんせっ、もういいです…あぁん、あっ、あん!…もぉだめ」
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95 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:36:54.49 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』6/7
やっと口を放すと、丁寧にジャケットを直し、ボタンをはめてくれた。 立ち上がってコートを取って来て、黛に向けて開く。ちょうど、外出時に服部さんがしてくれるみたいに… (帰らせようとしてるんだ…) ちょっと残念だけど、これ以上ここに留まる勇気も無かった。寂しさを感じながら袖を通すと、コートの肩を整えてくれる。ボタンに手をかけた瞬間、ぎゅっと後ろから抱きしめられた。 驚いて、嬉しくて、息ができない。 黛に代わってボタンをとめると、少し伸びた髪をかき上げ、耳の付け根に唇を触れたたまま囁く。 「黛…シャンプー変えただろ」 「…はい」 「この時間、電車は混んでいるのか?」 「いえ、もう空いていると思います。座れるかもしれない」 「そうか」 髪を直し、ぽん、ぽんと頭を撫でてから、かばんを渡してくれた。 「くれぐれも、気をつけて帰りなさい」 先にドアを開けて見送られる。こんなことは初めてだった。 幸せすぎて半ばパニックになりつつ家路についた。
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96 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/06(月) 17:39:06.80 ID:oSvr9bj5 - 『痴漢』7/7
翌日、緊張と期待を胸に出勤したが、古美門の態度は悲しいくらいに以前と変わらなかった。相変わらずひどい罵詈雑言を浴びせてくる。 「何なんですか!もう!昨日はあんなに優しくしてくれたのに!」 ちょうど居合わせた蘭丸が食いつく。 「なになに?昨日何かあったの?」 「昨日、私がここを出る折、古美門先生はいささかご機嫌が優れませんでした。その後、黛先生がお話しをされたようで…」 「イイコトして仲直りしたの?」 「誤解しないでくれたまえ。こいつが痴漢に好きなように凌辱された原因を遠回しに私に押しつけた挙げ句、責任を取って抱いて忘れさせろなどと脅迫してきたから、ほんのちょっとだけサービスして煙に巻いてやったのだよ」 「事実をねじ曲げています!」 「だが事実に基づいている」 「もう、最低っ!」 「…何かよくわかんないけどさ、脅迫なんてしなくても、またいつかあるんじゃない?」 「え?何が?」 「サービスデー。ね?せんせ?」 「……いい子にしてたらな」
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