トップページ > エロパロ > 2014年01月02日 > TEpiw4/2

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名無しさん@ピンキー
中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】

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【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
681 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/02(木) 06:52:51.02 ID:TEpiw4/2
やったースレが動いてるー!
イヴちゃんぐぅカワ! と萌えた後に強気執事にキュンという展開……!!(悶絶
双方の続編に期待っっっ!!


>>665
それ私も気になってました。
きっと顔立ちがビミョーに違うのかなーとか解釈してました。
アジア人を並べてみた時に「あ、あれたぶん日本人だ」ってわかるような感覚かなーと。
でもそれって他種族からしたらわかんないかもですね。

わたしも一つ疑問なんですが!
トリって、翼は背中にあって腕は別にちゃんとあるという解釈であってますか?
今ニワトリさんのお話を書いてます。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
684 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/02(木) 22:52:26.72 ID:TEpiw4/2
>>682 なんとカナリア他様からお返事が戴けるとはぁぁぁ!!
不勉強で申し訳ありませんでした。実は歌鳥もかなり気になってるんですよ〜
機会があれば短編書いてみたいなぁと思ってます。その時また何か聞くかもしれません。
よろしくおねがいします!
そして続編が来るとのこと、今からすでにwktkです。バレンタインネタもいいですね!
いつぞやのバカエロ祭りみたいにいっぱい投下されるといいですね!←

>>683
>>188 >>189の「ひよこのきもち」のこと……でしょうか?
なにを隠そうあのヒヨコさんにキュンと来てニワトリ短編を書き始めたのは私です。
カジキとトリが現在マイブームです。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
685 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/01/02(木) 23:29:38.27 ID:TEpiw4/2
 お返事ありがとうございました。おかげで書き上げられました。
 去年のクリスマスに投下しようと思って書いてて、風邪ひいて結局投下せず仕舞いだったという、
 今更感漂うビミョーなニワトリさんのエロを投下させていただきます。
 元ネタは同タイトルの歌より。
 無機物に恋するってなんか萌えるなぁとか妄想した結果がこのザマだよ!
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
686 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/02(木) 23:34:21.12 ID:TEpiw4/2
 わたくしは道ならぬ恋をしているのです。
 決して、決して、恋をしてはいけない方に恋をしてしまいました。
 両親は言います。馬鹿なことを言うなと。
 友人たちは言います。気が狂ったに違いないと。
 けれどわたくしのあのお方への思慕は募るばかり。
 とてもとても、捨てることなどできない深い憧れと愛情を抱いてお慕いしているのです。
 晴れた日には窓からあの方を眺めては、こっちをむいてくれないものかと胸を弾ませ、
 風の日には忙しなく四方八方を見張るあの方の御身を思い、雨の日には硬くて艶やかなお体のしとどない姿に私まで……
 まぁいやですわ。わたくしったらはしたない……。

 わたくしは道ならぬ恋をしているのです。
 決して、決して、想いが届くことがない方に恋をしてしまいました。
 お相手はいつもわたくしの部屋の窓から見える、お向かいの屋根の上にいつでも佇むあのお方。
 いつも遠くを見つめている物憂げな瞳を、足元にいるわたくしには決して向けてくださらないツレないお方。
 あの方の眼下で逆立ちでも披露して差し上げれば、わたくしを見てくださるでしょうか。

 風を受けてくるくるり。
 粉雪と共にふわふわり。

 そう、あのお方は、風見鶏なのです。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
687 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/02(木) 23:51:14.71 ID:TEpiw4/2

『恋するニワトリ』


「おはようございます、風見鶏さん。わたくしは今日も元気ですわ」
 今日も今日とてわたくしは日課をこなしております。
 わたくしの部屋から見える風見鶏のお方を眺めること、それはわたくしの毎朝の欠かせぬ日課となっているのです。
 特に今日は特別な日なので、わたくしも心が弾むような気持ちで窓からあの方を
 見上げておりました。

「ご存知でしたか? 今日はクリスマスイヴなんですよ。
 今夜、わたくしの部屋に忍んでいらっしゃってくださいませんか? わたくし、いつまでもお待ち申し上げております」
 そっと、わたくしは綺麗に包んだを贈り物の箱を窓際に置きました。もちろんわたくしが用意した、あの方へのプレゼントです。
 いつも外で佇むあの方のために編んだ手編みのマフラーをあの方に届ける術があれば良いのですが……。
 わたくしは小さなニワトリなので、屋根の上高くまで羽ばたくことができません。
 せめてあの方から見るようにと、わたくしは箱から取り出した手編みのマフラーを胸の前で広げます。
 わたくしの想いが、少しでもあの方に届きますようにと願いながら。

「……何をしてんだ、雛子」
「まぁ」
 呆れたようにわたくしに声をかけてこられたのは呉亮(ごりょう)さんでした。
 呉亮さんはわたくしの五つ年上のニワトリの男性です。彼のお母様がわたくしの乳母をしてくださっていた縁で、
 わたくしたちは兄妹のように育ちした。わたくしにとってはお兄さんのような存在です。
 ニワトリの男性として立派な体格で言葉遣いは少々粗野ですが、とても頼りになる方なのです。

「今日はクリスマスイヴですもの。あの方のために編んだ手編みのマフラーをお見せしておりました。
 本当なら、あの方へお贈りできれば良いのですけれど……」
 わたくしがひらりと夜なべして作ったマフラーを見せると、なぜでしょう……? 呉亮さんの体がぐらりと傾いたような気がいたしました。
 呉亮さんはトサカの付け根を撫でながら――彼が何か考えている時の仕草です――わたくしの方へと歩み寄ってまいりました。

「……あぁそうかよ。毎日毎日ごくろうさん。……窓閉めろ。風邪引くだろうが」
「まぁ、あの方は毎日外で頑張っていらっしゃるというのに。それはいけませんわ」
「閉めるぞ」
「あ……」
 呉亮さんが有無を言わせず身を乗り出してきて、わたくしと体を密着させるような形で窓に近づきました。
 その時ふと彼の男性らしい香りが漂いますとわたくしは少し胸の鼓動が早くなり、顔が熱くなったような気がいたします。
 まぁ……呉亮さんの言うとおり、風邪でも引いてしまったでしょうか?
 戸惑っているわたくしの隣で呉亮さんは手早く窓を閉め、そしてなぜかカーテンまで閉じられてしまいました。
 これでは、あのお方の姿を拝見することができません。もちろんわたくしはすぐに抗議をいたしました。

「呉亮さん、何を致しますの? いますぐカーテンを開けてくださいな」
「雛子……お前な……」
 呆れたようにため息をついて、呉亮さんは窓に腰かけて腕を組みました。
 ちょうど窓際に座るわたくしに体の横を見せるような形です。
 ためらうように彼が口を開くと、黄色くて鋭い嘴が艶めきました。

「こんなことは言いたくないけどよ。雛子も、もう年頃だろ。いつまでも夢ばかり見てないでそろそろ托卵の相手を探さねぇ……と……」
 呉亮さんの言葉はみるみるうちに尻すぼんでいってしまいました。
 というのも、それはきっと。
 わたくしの目からみるみるうちに涙があふれてしまったせいだと思います。

「呉亮さんも……わたくしのことがおかしいと思いますか?
 風見鶏であるあのお方に恋をするなんて、おかしいでしょうか?」
「あー……」
 気まずそうに声を漏らす呉亮さんでしたが否定はしませんでした。
 それが思いの他に、わたくしの心には重くのしかかります。
 呉亮さんだけはわたくしのことを理解していただけると、わたくしはどこかで思っていたのでしょう。
 彼の言葉の一つ一つが、わたくしの心をかき乱すのです。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
688 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/02(木) 23:54:35.70 ID:TEpiw4/2
「なぁ、雛子。なんで風見鶏なんかを好きになっちまったんだ? なんか理由でもあるのかよ?」
 わたくしの顔色を伺うように覗き込んでくる呉亮さんのお顔が拝見できなくて、わたくしは顔を背けます。
 すると頭上から小さなため息が聞こえました。
 そのため息ひとつにも、わたくしのちいさな胸はズキリとした鈍い痛みを生んでしまうのでした。

「……なぜと聞かれても、どうしてあのお方のことが好きなのかわたくしにもわかりません。
 恋に理由なんてないのです。好きになってしまったんです」
「ふーん……」
 わたくしから一歩離れるように呉亮さんは身を引いて、何事か考えているようでした。
 そして、ポツリと言葉を漏らしたのです。

「好きになるのに、理由はいらない、か……」
「え?」
 何かを決意したかのような声色の彼が気になって、わたくしは顔を上げました。すると呉亮さんは嘴の奥でくくっと笑いながら、
 わたくしの赤毛を撫でたのでした。

「そのマフラー、俺が届けてやるよ」
「まぁ! 本当ですの、呉亮さん!」
「あぁ。お前の想いもきっと届くさ」
 呉亮さんはわたくしの手からマフラーを受け取りながら、まるで幼い頃のわたくしにするように言い聞かせたのでした。

「お前からのプレゼントを受け取った奴が、お前の所に来るかもしれないからな。風呂で丁寧に体を磨いて、隅々まで体を清めるんだ。
 夜着は箪笥の一番上の右奥にしまってある赤いネグリジェを着て、ベッドの上で待ってろ。……わかったな、雛子?」
「わ、わかりましたわ……」

 ベッドの上で待ってろだなんて呉亮さんに言われてしまうと、なぜでしょう、わたくしの体のどこかが熱くなってしまうような感覚に陥ります。
 なぜ風見鶏さんを迎え入れるのに体を清める必要があるのか、わたくしにはよくわかりません。
 でも、幼い頃からわたくしの傍でわたくしを見守って導いて来てくれた呉亮さんの言うことですから、
 きっと正しいのでしょう。
 コクンと頷いたわたくしを、呉亮さんは満足げに見つめていたのでした。
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
689 :中古奴隷の人 ◆47BLRcU4Ek [sage]:2014/01/02(木) 23:59:13.58 ID:TEpiw4/2
 ――クリスマスイヴの夜。
 外はしんしんと雪が降っていて音もなくとても静かな夜です。
 わたくしは呉亮さんに指示された通りに体を隅々まで清め、指示通りの場所にあった夜着に身を包んで風見鶏さんの訪れを待っていました。
 箪笥の一番上に隠されるように入っていた真っ赤なネグリジェは、ほとんどレースで出来ているような肌の色がよく見えてしまう薄い生地でできています。
 胸の頂の辺りを柔らかく包み込むレースの下着はとても着心地が良くてわたくしの体にピッタリでした。
 けれど恥ずかしい部分を全く隠してくれない、あまりにも頼りない下着でわたくしは着るのを何度も何度もためらってしまったものでした。
 真っ赤なガードルも私の太ももにわずかに食い込み、むっちりとした様子でとても恥ずかしいです。
 なぜこんなネグリジェが私の箪笥の中に入っていたのでしょう? 呉亮さんはいつから知っていたのでしょうか。
 こんな扇情的な夜着を着て、はしたないと思われないでしょうか……。とても、不安が募ります。
 そしてこの格好で一時間、二時間と待ち続けているのもわたくしの羞恥心を高めていくものですから、困ります。
 何か上着でも羽織りたい所ですが……。
 上着を着てもいいか聞くのを忘れていたのでわたくしはこのままの状態であり続けるより他なかったのです。

「風見鶏さん……来てくださるでしょうか……」
 何度となく窓の外を見ましたが外はもうすっかり暗くって、トリ目のわたくしにはあの方のお姿を拝見することは叶いません。
 けれど呉亮さんはわたくしと約束してくださいました。きっとわたくしの想いを届けてくださると。
 それならわたくしは呉亮さんを信じて待つのが一番良いのでしょう。

 ……それに、しても。
 この下着は薄すぎます。少し身じろぎをするだけでレースの引っ掛かりがわたくしの体を撫でるのです。
 特にパンツはなぜか真ん中に穴が開いていて、スースーします。
 粗相をする時に脱がなくても良い便利な作りとなっていましたが、このような下着を見るのは初めてでした。
 そして、こんな薄着一枚で寒いはずなのに、なぜかわたくしの体はポカポカと温かいのです。
 一体わたくしの体のどこが温かいのでしょう?
 気になったわたくしは、そっと体を撫でてみることに致しました。

「ん……ふ……」
 手の甲、腕、肩とゆっくりゆっくり撫でていきましたが、どうやらわたくしの体が温かい原因は違うところにあるようです。
 それなのに、どんどん体が温かく、さらには熱くなってきてしまいました。
 今度はつまさきからふくらはぎへと、ゆっくり確かめるようにふわふわと撫でてみました。
 すると――

「……っ、あ!」
  足の付け根に手を伸ばした途端、体がビクッと震えました。ちょうど、パンツに穴が開いた部分でした。
 パンツの割れ目から、わたくしの足の付け根の割れ目にゆるゆると指を這われますと、そこはどうしてかトロトロとした液で濡れていました。
 さっきあれほど体をきれいに洗ったのに、なぜでしょう?
 体を綺麗に保つようにと言われていたのに、ここがこんなにしとどない状態では風見鶏さんにご満足いただけないかもしれません。
 わたくしはふき取ろうと思って、少し力を入れて割れ目に指を差し入れました。


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