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名無しさん@ピンキー
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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ

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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
599 :名無しさん@ピンキー[sage]:2013/12/18(水) 00:54:39.56 ID:jBYThIme
室井夫婦投下します。
ありがちでしかもキス止まりですいません。
室井夫婦のキャラがイマイチ掴めてません…
天神祭の日の夜のことです。
お目汚し失礼します。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
600 :転がされてるのは…1/2[sage]:2013/12/18(水) 00:56:13.91 ID:jBYThIme
「今日はごちそうさま〜」
「それじゃ、またうま介でね」
西門家で悠太郎扮する御獅子に頭を噛んで貰い、おまけに酒を飲みつつ悠太郎のお姉さんから面白い話も聞けて、上機嫌でうま介の二階に帰ってきた。
しかしチラと見た桜子の眉間にはハッキリとしわが。
なんとなく察知した室井は桜子とは対照的に楽しそうに尋ねた。
「なんか怒ってるぅ?」
「何でもない」
とは言っても、不機嫌ですと言わんばかりに尖っている桜子の唇。
その顔を見て、想定が確信に変わった室井はさらに顔をほころばせる。
「何でもないことないでしょ〜」
「何でもないってば」
桜子は苛立ちの原因が上機嫌なのにさらに苛立ち、その顔を見られたくなくて俯いた。
それでもどうしたどうしたと、しつこく顔を覗き込む室井を振り払おうとして、思わず出した手を掴まれる。
不意に顔を上げてしまった。

目が合う。
慌てて視線を下ろすと目に入ったのは、繋いだ手。
自分の手とは違う、大きい男の人の手。
さっきめ以子のお義姉さんの手に触れていた手。
つまらないことに拘っているのは分かってる。だからこそ、言いたくない。
「桜子が笑ってないと僕もつまらないな〜」
その言葉に少し胸の突っ掛りが取れて、自然と頬が緩む。
顔を上げると、向かい合わせになっている室井の顔が近づいてくる。
唇が降りてくると思って目をつむるが、なかなか口付けられない。
おかしいと思い、ゆっくりと目を開けるとにやにやと笑う室井の顔。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ
601 :転がされてるのは…2/2[sage]:2013/12/18(水) 00:59:34.95 ID:jBYThIme
「あれ?どうして目閉じたの?」
「そ、それは…」
「もしかして口付けると思った?」
「ちがっ、」
カァーッと顔が熱くなるのを感じる。
「そうかぁ、じゃ遠慮なく〜」
「止めて!」
「いいじゃない、いいじゃない」
「い、や!」
指を絡めて押されたり押し返したりするのがこんなに楽しいってこと、この人と逢うまで知らなかった。
そんなこと言ってやらないけど。
「僕も桜子に口付けたいと思ってたんだよ!奇遇だな〜」
「私はしたくない!」
桜子の拒絶の言葉に、室井はガックリと肩を落として俯いた。
(あれ、言い過ぎた?)
ちょっと心配になる。夫婦になる前、小説を酷評して泣かせたことを思い出す。
どうしようと言葉を探していると、バシッと掌を合わせて
「この通り!お願いします!させてくださいぃ!」
へこへこと頭を下げて、お願いお願いと繰り返している。
「そんなに言うなら…仕方ないわね…」
「じゃ御言葉に甘えて」
今の今まで項垂れてたなんて嘘みたいに、満面の笑みをたたえた室井の顔が目の前にクルリと現れた。
(やられた!)と思う間もなく、今度はちゃんと口付けられる。
ほんのりと甘く、酒の香りがする。頭がクラクラするのはきっとその酒のせいだ。
右の口角の辺りにあたる髭がくすぐったい。

唇を放すと、真っ赤な頬で俯いて、唇を噛みしめる桜子。
その妻の姿を見て、室井は彼女を押し倒した。


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