- 実況パワフルプロ野球のSS Part14
20 :835[sage]:2013/08/06(火) 14:11:37.57 ID:x8//V7kY - また小ネタが出来たやで
バルカンズに入った友沢とみずきの話
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21 :男友沢、現在四冠王[sage]:2013/08/06(火) 14:12:49.04 ID:x8//V7kY - 友沢がバルカンズに電撃トレードされ、私もその後を追うようにバルカンズに合流したことで、今まで続けていた「勝負」は一旦中止となった。
とはいえ、モチベーションの維持やパフォーマンスの向上に一役買っていたそれが無くなっては困る面もある。 だから、色々と条件を付けて(勿論、チーム全体の利益を考えた上で)試合に臨もう、ということで私達の意向は一致していた。 ……のだけれど。 「……いや、もう、なんていうかね……脱帽っていうか、呆れ返るのを通り越して称賛ものの活躍だけどさ」 「おう」 「いきなり卸したてのユニフォームでプレイはやめない!?まだシーズン初日よ?!汗臭いし、」 「い・や・だ」 「ひえー?!」 私が馬鹿だった。エロ沢のエロ沢たる所以を侮っていた。
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22 :男友沢、現在四冠王[sage]:2013/08/06(火) 14:13:21.46 ID:x8//V7kY - シーズン開幕カードの3戦の内、
・マルチヒットを打つこと ・盗塁を2つ以上決めること ・ヒーローインタビューを受けること ・私を勝利投手にすること この4つの条件を提示し、 「もし一試合で全部達成出来たら煮るなり焼くなりあんたの自由にしてもいい」と言ってしまった。 マルチヒットに関しては、伊達に昨季2冠王ではない。調子が良ければ簡単な条件だ。 盗塁だって、塁に出てしまえばチャンスがある、という点ではそこまで難しい話でも無い。 しかし、ヒーローインタビューと私に勝ちを付けることはなかなかに厳しいはずだった。 お立ち台に行くにはまず試合に勝ち、その上でゲームのキーマンを演じていなければならない。当然これは狙って出来るものじゃない。 そして中継ぎ起用がメインの私に勝ちを付けるというのは、投手戦かビハインドか、いずれにせよ苦しい戦いの中でしか達成できない。 いくら友沢だろうと、全ての条件を満たす活躍なんて出来るわけが無い。そう決めつけてしまった自分の浅はかさが憎い。
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23 :男友沢、現在四冠王[sage]:2013/08/06(火) 14:14:13.24 ID:x8//V7kY - 開幕戦、同点で迎えた8回を任された私は、走者を出しつつも無難にリリーフをこなし、ベンチから裏の自軍の攻撃を見守っていた。
ワンアウトの後聖が出塁し、4番の友沢に打順が回る。聖は鈍足だ、ヒットではホームに帰ってこれまい。 しかし、妙な安心感から息をついた私の耳に届いたのは、一際大きい歓声。何事かと顔を上げると、狙い澄ましたような初球打ちで、 ボールをスクリーンに叩き込んだ友沢が、珍しくガッツポーズでベースを回っている姿が目に飛び込んできた。 この日既に2安打2盗塁、更にダメ押しとなる決勝2ラン。お立ち台は確定だ。この瞬間、私は自分の身に迫る危険を感じ取っていた。 「ちょっ、ほんと、勘弁……」 「……なんだ、アンダーはもう替えてやがんのか……ちっ」 「どんだけ変態なのよこの馬鹿!?ていうか、私には明日の登板が……」 「トレーナーから聞いてあるぞ。お前の連投はまず無いってな」 「ぐぬぬ……この男は……」 妙な所で徹底した下調べに、最早怒りさえ覚える。しかし私は敗者なのだ。逆らう術は残念ながら無い。
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24 :男友沢、現在四冠王[sage]:2013/08/06(火) 14:15:12.42 ID:x8//V7kY - 「お、縞パン……」
「悪かったわねぇ色気の無い縞パンで?!仕方ないじゃない!こうなることなんて想定して無かったん」 「いや、オッケーだ。そそる」 「死んじゃえ!?この変質者……あっ、ふぁん、ダメ、お腹、やぁぁぁぁ……」 ……実は、私もちょっっっとだけ、この状況を愉しんでいるというのは、秘密。
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25 :835[sage]:2013/08/06(火) 14:17:40.12 ID:x8//V7kY - 清々しいマイライフプレイにバルカンズサイドはウキウキ
ていうか前スレからの流れやけど前スレ落ちとるやん(絶望)
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