- 中二病でも恋がしたい!でエロパロ
40 : ◆rzjiCkE13s [sage]:2012/10/23(火) 17:47:19.15 ID:alM+lA+y -
「…危ないからやめとけ。それに肩を悪くするぞ。その変な呪文も痛々しいからやめろ…」 「むぅ」 「もう外に出ていいんだろ?車椅子、持ってきてやるよ。ちょっと、待ってろ」 「…ん」 「………待たせた、六花。車椅子借りてきたぞ…うわっ!!」 車椅子を転がし、再び病室の扉を開けた俺の目に飛び込んできたのは、 …六花のパジャマに染まる赤黒い血だまりだった。
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42 : ◆rzjiCkE13s [sage]:2012/10/23(火) 17:48:32.58 ID:alM+lA+y -
「…ゆーた」 「お前それ…なんで、何も無しだったんだ…」 「……だって、…うまく付けれなかったからっ」 たしかに、ベッドの脇には、ぐちゃぐちゃに丸まってしまったナプキンが、無残に転がっていた。 「……月満ちるのが、少し早かった…んだ……」 六花の体から流れた血は、六花のパジャマから染み出して、シーツやブランケットにまで付着していた。 ツンとした複雑な匂いがあたりに漂っていて、頭がクラクラとしてくる。 六花はこの世が火炎に包まれてしまったかのようなものすごい表情で、空間に目を泳がせている。
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43 : ◆rzjiCkE13s [sage]:2012/10/23(火) 17:49:50.58 ID:alM+lA+y -
俺は言葉をかけるタイミングを失ってしまった。 六花は明らかに取り乱している様子だった。俺の方もそんな六花を見て動揺を隠せない。 「……、もうしわけない」六花がポツリと言う。 「…大丈夫だ。…俺だって、妹ので多少は見慣れていたりするから…」 「闇の穢れた血に敷衍する……」 「もういい、無理すんな六花。とりあえずあれだ、早く着替えないとまずいぞ」 「…まずい……?」 「…その…あれだ…清潔にしておかないと、…それに血だって取れなくなる」 「…ゆーた」 六花がすがるような目で俺を見つめる。そうだ、六花は手が思うように動かないのだ。 だからナプキンもうまく付けることができずにこんなことになったのだ。 俺は…六花の体がうまく動けるようになるまで、できる限り世話をしてやると、六花にそう言った。 そしてまさに今、六花は、俺の助けを必要としている。 だから。 俺はそっと六花を横たえさせた。 ベッドの脇にある新しいパジャマと下着を手に。 「ゆーたぁ」 俺はパジャマに手をかけ、六花の腰から引き下ろした。
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