- シュタインズゲートのエロパロ 4
57 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/09/18(火) 23:40:09.38 ID:tnQUX770 - こんばんは
今日も更新に来ましたー
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58 :第3章 孤想恋慕のアリテッド(下)[sage]:2012/09/18(火) 23:43:47.56 ID:tnQUX770 - 3−12:2011/02/12 00:26
「こう……でいいのか?」 「ん、たぶん大丈夫……だと思う」 陰茎に装着したゴムをしげしげと眺めつつ、互いに真っ赤になった阿万音鈴羽と岡部倫太郎がスキンの具合をチェックする。 「なんとも心許ないな」 「仕方ないじゃないか! あたしだって初めてなんだからー!」 むー、とふくれっ面をした阿万音鈴羽は、だが一転して恥ずかしそうにそっぽを向いた。 「こ、こっちは準備、できてるから……」 「……いいのか」 「うん、来て……」 もはやそれ以上の言葉は必要なかった。 不思議と優しげな笑みで、両手を広げ己を迎え入れる阿万音鈴羽の姿に無性に愛しさがこみ上げてきた岡部倫太郎は、そのまま彼女の上にのし掛かって…… 「……ええい、どこだ! ここかっ!」 「んっ! そこじゃないってば! あ、今度は下すぎるー! 違う! そこお尻! お尻だって! ひぁんっ!? そ、その穴はまだだめだってばー!」 「まだ!? まだとはどういう意味だっ!?」 「そ、そーゆーのはもっと『ぷれいのはば』っていうのが広がってからだって父さんと母さんが……っ」 「ダルー! お前は夫婦揃って娘にどういう教育をしているー! ダルー!」 「そ、そんなことはどうでもいいから! と、とにかくもっと上だよ岡部倫太郎!」 「良くはない! 良くはないぞ鈴羽! だ、だがそうか、ちょっと待っててくれ。 ……ここか!?」 「ひゃんっ!? そうじゃなくってもっと上の……そ、そうそう! そこそこ! そこから、そう、ゆっくりと……んっ、そ、そう、違う! そこでいいの! そのまま、無理矢理、で、いいからっ、深、く……あ、あぁあぁあああああああああっ!?」 冗談のようなドタバタを一通り演じた後、遂に彼女の処女膜を貫いた。 「ひ、ぐ……っ!」 全身を震わせ、涙目で歯を食いしばり、岡部倫太郎の背に回した腕に力を込める。 口から漏れる声は明らかに辛そうで、痛そうで、 「大丈夫か鈴羽! 今、今抜くか、らあたぁあああっ?!」 慌てて己の逸物を引き抜こうと上体を上げた岡部倫太郎は、だが彼女の万力のような腕に強引に引き戻される。 彼女の脚は震えながらもがっちりと彼の腰に絡み付けられ、このままでは引き抜くどころか身動きすらままならぬ。
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59 :第3章 孤想恋慕のアリテッド(下)[sage]:2012/09/18(火) 23:47:39.95 ID:tnQUX770 - 「鈴羽、辛いのだろう? あ、あまり無理をするな」
「ん、へい、き……っ!」 口ではそう言いながらも到底平気とは思えぬ涙混じりの口調で、阿万音鈴羽が搾り出すように呟く。 「大丈夫、初めてなんてこんなものだって、聞いてた、し……っ」 「あれほど濡れていても痛いものなのか……」 それでは緊張でガチガチになってまるで濡れていなかった牧瀬紅莉栖が耐えられるはずもなかったわけだ。 岡部倫太郎は己の浅薄さに呆れ果て、心の内で溜息をついた。 「だがどうする、このまま動いても痛いだけだろう」 「うん。だからちょっとの間このままでいてもいい? そうすれば少しは慣れると思うから」 「わかった……すまない、鈴羽。お前にだけ辛い思いをさせて」 「あたしだけ……ってことは、もしかして岡部倫太郎は気持ちいいの?」 「……正直に言おう。かなり気持ちがいい。もしいきなり動かしたらそのまま射精してしまいそうだった。まさかこんな感覚が存在するとはな」 「そっか、気持ち、いいんだ……ふ〜ん……」 苦しげに眉根を寄せ、細かく喘ぎながら、 けれど心底嬉しそうに、満足そうに微笑んで、阿万音鈴羽は岡部倫太郎の首に回した腕の力をそっと強め、彼の頭を引き寄せる。 「ね、岡部倫太郎。こうしてじっとしてる間……少し、話ししててもいいかな」 「ああ」 己がこれほどの快楽を感じているというのに、真逆に苦しそうな表情の阿万音鈴羽を見ているのが辛く、まるで自分が欲望の赴くまま彼女をいたぶっているような感覚に襲われ、痛烈な罪悪感を覚えてしまう岡部倫太郎。 そんな彼女の苦しみが少しでも紛れるなら、と阿万音鈴羽の言葉に力強く頷く。 「あのね……あたし、岡部倫太郎……ううん、オカリンおじさんの事が好きだったの」 「ああ、それは聞いた」 「出会った時から……ううん、出会う前からずっと」 「出会う……前?」 「うん。あたしね、ずっと思ってたの。あたしには好きな人がいるんだって。ずっと一緒にいたい。ずっとそばにいたい。ずっと……隣にいたい。そんな風に思える人が。それでもしその人に会ったら、あたしはきっとその人のことが大好きになるんだーって」 幼少時にありがちな王子様願望だろうか、それにしても随分と強い思い込みだが。 岡部倫太郎は彼女の心理をそんな風に分析した。
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60 :第3章 孤想恋慕のアリテッド(下)[sage]:2012/09/18(火) 23:52:20.87 ID:tnQUX770 - 「それでね、物心付いて初めてオカリンおじさんに会ったとき思ったんだ。ああ、あたしが探してた人はこの人だったんだって。あたしはこの人のことが好きなんだ……って」
「おいおい、それはいくら何でも持ち上げすぎだろう。お前が三つ四つの時だとしても俺は三十路前後だぞ」 「ううん。あたしはあの時確信したんだ。ずっと、ずっと会いたかったの。初めて会った君に、ずっと前から」 「ハハハ、そんな僕タマ*みたいな……」 そこまで言い差して、岡部倫太郎の言葉が止まる。 「まさか……!?」 「うん。だから……きっとこれが、あたしのリーディング・シュタイナー」 阿万音鈴羽は、笑っていた。 いつもの愉快そうな笑みではなく、優しげな、愛しげな微笑み。 「オカリンおじさんに別の世界線の話を聞いたとき、オカリンおじさんの力の話を聞いたとき、あたしすっごくいっぱい考えたんだ」 リーディング・シュタイナーは誰もが持っている力……ただ常人のそれはあまりに微弱で、微かな記憶しか残すことができない。 だからそれは書き換えられた新たな世界線の記憶の片隅で、単なる夢や妄想、或いは白昼夢として片付けられてしまう。 幼い少女は必死に考えた。岡部倫太郎と同じ時を生きた別の世界線の自分にはその力はなかったのだろうか、と。 そして今の自分には……その力はないのだろうか、と。 「あたしはなんにも覚えてないけど、でも別の世界線のあたし達は……きっとみんな岡部倫太郎、君のことが好きだったんだ」 「そ、そう……なのか?」 そう言われても岡部倫太郎には確信がない。 確かに嫌われていたとは思わないが、少なくとも今の彼の記憶ではそれ程深い付き合いになった事はなかったから。
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61 :第3章 孤想恋慕のアリテッド(下)[sage]:2012/09/18(火) 23:57:33.50 ID:tnQUX770 - 「うん。だってそうじゃなきゃ、あたしの心にこんなに強い想いが残ったりしない。そりゃもしかしたら行き違いで喧嘩した事だって、敵同士になるような事だってあったかもしれないけど……
それでも岡部倫太郎、そんな時でもあたしは、君にきっと特別な想いを抱いてた。そんな気がするんだ」 「想い……?」 「うん。君と同じ時間を生きられなかった今のあたしには別の世界線の記憶なんて残ってくれなかったけど……でも想いだけは残された。残ってくれた。こうして……あたしの中に」 幾度も繰り返したループの中で、渡り歩いた世界線の中で、彼女には幾度も助けられた。 世界線の成り立ちと理解、アトラクタフィールド理論、ダイバージェンスメーター、そしてIBN5100。 そのどれが欠けていてもあの孤独な旅路を終わらせることはできなかっただろう。 「もしかしたら全然違うかもしれない。あたしの勝手な思い込みかもしれない。ひょっとしたらオカリンおじさんに本当に一目惚れしただけなのかもしれない。 でもこれはかつてのあたしの想い……岡部倫太郎と一緒にかけがえのない時間を過ごした、たくさんのあたしの想いの結実だって、きっとそうなんだって、そうだったらいいなって……あたしは信じてるんだ」 あの頃は彼女が自分に接触してくるのはこの特異な能力……他人より遙かに強く発現しているリーディング・シュタイナーのせいだと思っていた。世界を救うキーマンだからだと思っていた。 だがもし彼女にそんな気持ちがあったなら、自分を少しでも好いていてくれたのなら…… 「だから……さ、岡部倫太郎。もし君がその頃あたしを……別の世界線のあたしを少しでも想っていてくれたなら……お願い」 頬を染め、口元をわずかにほころばせ、鼻と鼻でキスするほどの距離で、囁くように。 「あたしの知らないあたしの分まで……今、この身体を愛して欲しいんだ」 「……わかった」 彼女の言葉を心に刻む。 その強い想いを、純な願いを。 たとえこの後何があっても、タイムリープで彼女の記憶が消えるような事態になったとしても…… 自分は、自分だけはその想いを忘れまいと、岡部倫太郎は心に誓った。
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62 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/09/18(火) 23:59:10.12 ID:tnQUX770 - というわけで今宵はここまでー
明日はお酒が入るかもなので更新できるかわかりませんが、なるべく早い内に更新したいと思います それではー ノシ
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