- 牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part5
625 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:43:38.33 ID:SWStHNzs - プレイデータで、ようやっとディラスとフレイの夫婦に
子供ができたので、記念にひとつお話を書きました。 投下していきますー。 前提としては、ディラスとフレイが結婚済みで、秋の畑近くの家を購入済み。 エロ部分は後半からです。前半を飛ばしても問題ないと思います。 全体的に、話が長めなのでご注意ください。 あくまで、ふぁんたじー。すべて妄想の産物です。 誤字脱字等おかしいところがあってもご容赦願います。
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626 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:44:19.13 ID:SWStHNzs -
じょうろやクワといった農作業道具を携えて、よし! とフレイは気合をいれた。 目の前には、綺麗に整えられた畑が広がっている。 はじめてきたときには、木の株や石がたくさんあって、それらを処理するだけでも一苦労だったが、いまやこうして瑞々しい野菜を育てられるようになったのだから、感慨深い。 ここは、街の外にある秋の季節がめぐり続ける畑。いまは、白菜やサツマイモを植えてある。 今日は、そこからいくつか収穫して、そのあとに花の種を撒くつもりだ。 「ごめんね、すぐ終わらせるから」 どこかにでかけないかと誘ってくれた夫であるディラスに、フレイは申し訳なさそうに伝える。 ほんとうなら、お弁当を作って、肩を並べてのんびりと釣りでもしたかったのだけれど、まだ畑の世話が残っていたのだ。 誘いに二つ返事で頷いたあとにそれを思い出し、ディラスには街で待っていてもらおうと思ったのだが、彼はついてきてくれた。 興味深そうにあたりと見まわしていたディラスが、ふ、と笑う。 「いや、そんなに焦らなくてもいい。俺も手伝う」 ディラスからの申し出に、フレイは顔を輝かせた。 「ありがとう! じゃあ、このじょうろで水をあげてくれる?」 「わかった」 可愛らしい幸せのじょうろを手渡せば、真面目な顔をしてディラスが頷く。 そのまま、いささかおぼつかない手つきではあるが、一生懸命に水やりをはじめたディラスが可愛いくて、フレイは頬を緩ませる。 とはいえ、いくら夫が可愛いといっても、いつまでもみているわけにはいかない。 フレイは、鼻歌交じりに、まるまるとした白菜を収穫しはじめる。 そうして手分けをして畑の世話をしていると。
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627 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:44:59.95 ID:SWStHNzs -
「!」 ぽつん、とフレイの鼻先で冷たいものが弾けた。 見上げた空には、いつのまに忍び寄っていたのかわからない、暗く重そうな灰色の雨雲が広がっていた。 「わわっ」 ぽつぽつ、と地面を穿っていた滴が、一気に強く地面を叩きはじめる。 慌てて立ち上がると、ディラスが駆け寄ってくる。 「フレイ、大丈夫か?」 「うん! ディラス、こっち!」 「お、おい?!」 フレイはディラスの手をとると、一目散に駆け出した。 てっきりエスケープで町にもどるとでも思っていたのか、ディラスが目を丸くする。 「この先にね、あまやどりできるとこ、あるから!」 フレイは雨音にまけないような声をあげて、ディラスを連れて畑をあとにする。 秋の畑を抜けた先。マーヤ山道から帝国領内まで繋がる道のすぐわきに、小さな家がひとつある。フレイは扉を手早くあけると、室内へと駆け込んだ。 「おい、勝手に入ってもいいのか?」 長時間外にいたわけでもないのに、ディラスの長い髪からはぽたぽたと雨が滴っている。それほど強い雨であったということだ。 「平気だよ。ここ、私の別荘だし」 「は?!」 驚きの表情を浮かべるディラスに、『あれ、いってなかったっけ?』と、フレイは首を傾げる。 「結婚する前に買ったんだ。あったら便利かなって思ったから」 にこり、と笑いながらそういえば、ディラスの顔が若干ひきつった。 「お前……すごいな。高かったんじゃないか?」 畑仕事にも慣れ、調合だって料理だってなんでもできるようになった今のフレイには、金策すらもお手の物だった。交渉術はさほどないけれど、あのアーサーさえ舌を巻くくらいだ。
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628 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:46:01.86 ID:SWStHNzs -
「そうだね。でも今日役に立ったんだから、よかったよ」 「まあな」 額にはりつく髪が鬱陶しいのか、かきあげる仕草をみせるディラスにちょっと見惚れそうになりながら、フレイは小さなタンスをあける。 「ちょっと待ってて、タオルあるから」 「おう、サンキュ」 使えるようになったとき、日用品をいくつかもちこんでいたフレイは、目的のものを探し当てるとディラスに渡した。 「それにしてもすごい雨だね」 「だな」 がしがしと頭を拭くディラスを横目に、フレイもまた長い髪にタオルをあてる。 服もかなり濡れている。ぴったりと張りついていて、いささか気持ち悪いし寒い。 フレイは、胸元を飾るブローチやスカーフ、胸あてをはずしていく。 と。 「お、お、お前! な、なに、を……!」 ばばっと、ディラスが後ろに飛びのいた。そんな行動に出られて、フレイは目を瞬かせる。 「だって、寒いし……。ディラスも脱いだら?」 真っ赤になって大きな声をだす理由が、フレイにはよくわからない。グローブもはずしながら近づけば、余計にディラスが赤くなった。 「いや、待て、まだ日も高い……!」 「なにいってるの? ほら、脱いで」 「……っ!」 手を伸ばして、ディラスのベストのリボンをほどく。なぜかすっかり固まってしまったディラスの首筋を伝う滴に気付き、何気なくタオルで拭き取ろうとした、次の瞬間。
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629 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:46:55.58 ID:SWStHNzs -
「――っ?!」 力強く引き寄せられて、きつく抱きしめられた。ぱさり、とタオルが床に落ちる。 予想外の行動に、フレイが息を飲むと、ちゅっと耳たぶに冷たい唇が触れた。 「ひゃんっ」 心の準備もなくそんなことをされて、ひどく甘ったるい声がフレイの口から飛び出した。 慌てて口を閉じて、唇をディラスの肩口に押し付ける。 「フレイ……」 ちゅ、と今度はこめかみに口づけたディラスが、するりとフレイのワンピースの裾から中へと忍び込んでくる。 「ふ、ぁ、あん、ディラ、ス……?!」 太ももから、お尻までを優しく撫でられて、びくんとフレイは体を跳ねさせる。 不埒な手を服の上から抑えながら、フレイは慌ててディラスを見上げた。 「な、なに、どうしたの、こんなきゅう、に……んっ!」 雨でしっとりと濡れた下着の中にまで指が入ってくる。その動き方はよく知っている。はじめて結ばれたときから、もう何度も肌を重ねてきた夫婦なのだ。わからないはずがない。 これはもしかして、とフレイは冷たい頬に血をのぼらせる。 そんなフレイを見下ろすディラスの瞳には、甘い光が宿っている。夜にフレイだけを求めてくれるときのものと同じ。みつめられれば、ぞくぞくと背骨が鳴いた。 「寒いってことは、その……こうして、あっためればいいんだよな?」 「え、え?」 水気を拭うためにくつろげていたワンピースの襟もとの隙間に、ディラスが顔をうずめてくる。 鎖骨を吸いあげられ、舐められて、「あん」とフレイは身を捩じらせる。思わず逃げようとした腰が、ひき寄せられる。 そのまま軽々と抱きあげられて、家の片隅に設置された寝台へと、ディラスは進んでいく。 「ちょ、ちょっと待って!」 「どうした?」 音も衝撃もなく、丁寧に柔らかに横たえられたと思ったら、ディラスが圧し掛かってくる。 伸ばした手は捕まえられ、熱を分け与えるようなキスを指先に落とされる。その行為が、じんと皮膚を痺れさせていく。「んんっ……」と、小さく声を零したフレイは、このまま流されまいと大きく数度呼吸して、ディラスをみつめた。
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630 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:47:57.80 ID:SWStHNzs -
「どうしたって、ディラスこそどうしたの? ……い、いきなり、こんな、あの……」 ワンピースの前をひろげていくディラスに、しどろもどろに理由を尋ねる。 好きだからこそ夫婦になったのだから、別に求められることが嫌ということはない。 ディラスは、あっためればいいんだな、とかそんなことをいっていたけれど、どうしてそんな風な思考になるのかがわからないのだ。 ようやくフレイが戸惑っていることに気づいたらしく、ぴたり、とディラスの指がとまった。どうして、と問われるとは思っていなかったようだ。 「あ……え……、う、」 上手く言葉にできず、意味のない音だけを漏らすディラスの唇が、一度、きゅっと引き結ばれる。 「……こういう場合、女に寒いっていわれたらそういう意味だと教えられた」 絞り出すようなその声に、悔しそうな、不安そうな感情が滲んでいる。 「なにもしないのは、失礼で、馬鹿にしてるって……」 「だ、誰に?」 「……あ、あいつら、が」 ぼそぼそと小さくつぶやいて眉を下げていくディラスに、一瞬、ぽかんとしたフレイだったが、理由がわかればもう笑うしかなかった。 「ふ、ふふっ」 ディラスが言う『あいつら』というのは、なにかとつるんでいる彼らのことだろう。フレイの脳裏に、初心なディラスの反応を楽しむ幾人もの友人たちの笑顔が浮かぶ。 彼らにしてみれば、無愛想でぶっきらぼうであるけれど、根っこが純粋で素直なディラスは、格好のからかい対象なのだろう。 結婚してからこういったことが増えたような気がしないでもないが、夫が友人たちと仲がいいのは、妻として嬉しい。 一転したフレイの様子に、ディラスが困惑したような、泣きだしそうな顔をする。 「……わるい、違ってたか……。俺、こういうのよくわかんねーから……その、」 「ううん」 離れていこうとするディラスを、フレイは微笑みながら抱きしめる。ディラスの背中は、ひんやりとしていた。 「私、ディラスにあっためてほしいな」 可愛い夫へ、妻からの甘いおねだり。 ぴくん、とディラスの肩が震える。 「……フレイ」 「ディラスのことは、私があっためてあげる」 だから、きて――と囁けば、熱っぽいディラスの吐息が応えてくれた。
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631 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:48:47.40 ID:SWStHNzs -
「は、あ……ん、んんっ……」 濡れた衣服を脱がせあった後、フレイはディラスの熱に、冷えた肌を溶かされていた。 二人が動くたび、その重みで寝台が微かな悲鳴をあげる。 だがそれを打ち消すように、甲高く甘いフレイの嬌声が、小さな家に満ちていく。 「フレイ、フレイ……」 「ふ、ぅ……あ、あぁっ」 どうして、ディラスに触れられればどこもかしこも、こんなにも感じてしまうのだろう。 荒々しく乳房をつかまれたかと思ったら、その頂を唇と舌でやわらかに愛してくれる。 腕も、腹も足も。撫でられるだけで、電流のような快感が走り、フレイを高みへと誘う。 遠くにきこえる雨の音は相変わらず激しい。だが、まるでそれに反するように、二人の交わりはとても優しい。 あたためるというさきほどの言葉のとおり、二人は時間をかけて互いの熱をわけあっていく。 それはひどく心地いい行為。だけど――もっと、ほしいと思う。 なされるがまま、ディラスに身を任せていたフレイだったが、意を決すると震える手を伸ばした。 自分とは違う肌の質感を指先で感じ、長い髪に隠された首筋を撫でる。そうして、ほどよく筋肉のついた胸元へと唇を押し当てた。 ちゅ、と吸い上げて赤い痕を残したあと、ディラスの顔がみたくて視線をあげると、おかえしだとばかりに耳を食まれる。 「ね、ディラス……ん、あん、ねえ……」 「なんだ……?」 フレイの耳を舌先で辿っていたディラスが、かすれた声で鼓膜を擽る。 至近距離で甘い声を注ぎ込まれて、「んっ」とフレイは肩を竦める。その波が消えてから、ようやく唇を開く。
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632 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:49:21.31 ID:SWStHNzs -
「もう、寒くないから……あの、ね」 もじ、と膝を擦りあわせながら、フレイは手をディラスの下半身へと滑らせる。 体格が違うので、なかなか届かない。身体ごとシーツの上を移動すれば、フレイはすっぽりとディラスの下に収まった。 遮るものはなにもない。すべてをさらけ出したお互いの、普段は隠されている場所に手を這わす。 びくり、震えるそれは、大きくて熱い。逞しさと硬さを確かめるように、大切に大切に愛撫すれば、く、う、と与えられる感覚を堪える声が聞こえてくる。 「フレ、イ……!」 それがたまらなく色っぽくて、胸の鼓動がさらに速くなる。 もっと聞きたくて、気持ちよくなってほしくて、フレイは手の動きに神経を集中させる。 女であるフレイにはない、男のひとのかたち。 これが自分の一番奥を知っているのだと思うと、とても不思議な気持ちになる。 見た目も質量も、決して可愛いなんていえないはずなのに、フレイにはたまらなく愛おしい。 それは、ディラスのものだからだ。 不器用に、でも一生懸命に、世界の誰よりも愛してくれる、ディラスのものだからだ。 「ほしい、な……」 腹の底から湧き上がり、胸を満たして、フレイの唇から漏れた願いは、自分でも驚くほどの情欲に彩られていた。 「おい……あんまり、煽るなよ……!」 は、とディラスが息を飲んだのがわかった。 肌をたどればわかる激しい鼓動を繰り返す場所に口づけて、フレイはその顔をみようと伸びあがる。 だが、恥ずかしがり屋のディラスはフレイの意図を察したらしく、くるりとフレイを半転させた。
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633 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:50:21.28 ID:SWStHNzs -
「あ、ディラス……?! ああっ、あ、ん!」 ともに寝台に横向きに寝転がるよう、背中から抱きかかえられたフレイが、不満げに夫の名を呼んだ瞬間。下半身から、びりりとした快楽が、フレイの神経を駆け上がった。 フレイのなだらかな腹を通り過ぎた先にある、身体の中で一番敏感なところを、ディラスの指が摘み、撫で、弾く。 「ふあ、あっ、あ、ん、あぅっ!」 フレイの脇の下をとおったディラスの手が、柔らかくまるい乳房を掴み、先端を指先で転がす。同時に首筋を舐められて、フレイは喉をそらした。 「やだ、顔、みせて……! ひ、あ、ああっ、ん、ふああっ!」 首を後ろにひねろうとしても、ディラスはそれを許してくれない。 それどころか、肌をあわせていただけですっかり濡れていたフレイの秘所に、ディラスの指が潜り込んでくる。 くちゅん、と喜ぶように、待ち望んでいたように、そこは湿った音とともにディラスを受け入れる。 「は、あ……! あっ、やうっ……ん、ぅ〜……!」 ぐぐ、と奥まで探られて、フレイは瞳を閉じ眉根を寄せて、背骨を這いあがって脳を融かそうとする快感に耐える。 正面から抱き合いたいと伝えたいのに。 でも、一本が二本に増えて、指の腹でわななく内壁を何度も何度も巧みに撫でられれば、フレイの口からは嬌声しか飛び出さなかった。 零れ、掻きだされた蜜が、とろりと太ももを流れていく。 「フレイ、足あげろ」 「ん、ん……?」 熱っぽく掠れた声で命じられ、ぼんやりとした意識で、フレイは上になっているほうの足をゆっくりと持ち上げる。 「ひあっ?! あ、あん!」 とたん、ぐちゅっ、と大きな音をたてながらディラスの指が、さらに奥をえぐった。
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634 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:51:25.49 ID:SWStHNzs -
「あ、あっ、そ、んな、しちゃ……! あ、や、ひっ……、いっちゃ、う……! んんっ」 よがるフレイを容赦なく追い詰めていくディラスの息が、耳にかかる。潤んだやわらかな肉をあますところなく刺激されて、腰が跳ねる。 ちかちかと、意識が明滅するようなこの感覚を、フレイは知っている。そのまま身を任せれば、もっと気持ちよくなれることも。 「ふあ、あっ……! あああっ――!」 ディラスの愛撫を素直に受け入れ、フレイは達した。 全身が、陸にあげられた魚のように震える。きゅうぅ、と絶頂を与えてくれたものをきつく締めつけた内部が、緩やかに弛緩していく。 快感の名残に、ひくりと不規則に蠢くところから、ディラスの指が引き抜かれる。 まだ動きの鈍い身体をなんとか捻り、視線を彷徨わせる。すぐにディラスの顔をみつけ、ほっと息を吐いて微笑めば、ディラスが苦しそうな顔をする。それがまた、とても色っぽく、胸が甘く締めつけられる。 「そんな顔、するなって……」 「う、ん……ディラ、スぅ……」 後ろから覆いかぶさるように口づけられる。懸命に舌先を絡めて吸いあう。気持ちいい。 「……ふあ、あああっ!」 ちゅ、と唇を離して深く酸素を取り込んだ瞬間、張り詰めたディラス自身が、ぐん、とフレイの中へと押し入った。 「やあああっ! あ、だめ、私、まだっ……! んぁ、ああうっ、あん、だめえっ!」 まだ余韻に震えていたところへの急な挿入に、油断していたフレイは大きな声をあげて、身を捩らせる。だがそれも、繋がったことへの快感を引き寄せるものにしかならない。 反射的に逃げ出そうとしたフレイの太ももを、ディラスが抱える。ぴんと張り詰めたフレイの小さなつま先が、揺すられるたびに空中で舞う。 「あ、ディラス、ディラス……! あ、ああっ、ひゃうっ」 「フレイ……!」 大きく開かされた足の間、二人が繋がる場所が動くたびに、卑猥な音をたてる。 雨はまだ強く屋根を叩いているのに、その水音のほうが、フレイにはひどく鮮明に聞こえて、羞恥を煽る。
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635 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:52:12.43 ID:SWStHNzs -
正面から抱き合うものとはまた違う交わり方に、意識がぶれていく。 熱く硬いディラスのモノが、とろけきったフレイの中で暴れるたび、ここもあそこも気持ちいところなのだと教えられていく。 自分でも知らなかったところを擦りあげられるのが気持ちよすぎて、フレイ自身もいつしか腰を揺らめかせていく。 いやらしい、はしたないとわかっていても、止められない。 「ディラ、ス……! そこ、きもち、いい……!」 「俺、もだ……! っ、く……フレイ、そんな、締めんな……!」 「あ、あっ、だって、そんなこと、いわれ、たって……、ふあ、あっ!」 突き上げられ、犯されるたびに、わけがわからなくなっていく。フレイの意思に従わない身体が、ディラスから精を搾り取るように蠢動する。 「く、あ……も、う……!」 「あぅ、はっ……ひゃ、あんっ! や、あ……っ――!」 一層激しくなる抽挿に、ぎゅっと目を閉じれば、もうディラスと共にうみだす快感しかわからなくなる。 そうして、甘く高く啼きながら、フレイは二度目の絶頂を向かえた。ディラスに愛された身体全体に、ひときわ強く電流が走っていく。足の先から頭まで巡り、フレイの脳を揺さぶって弾ける。 「は、あ……、っく……」 そのすぐ後。 強くフレイを抱きしめて、胎の最奥を押し上げながら、ディラスが低く呻く。 「ふぁ、ん……」 待ち望んだ愛しい男の精が注がれて、フレイの身体がさらなる喜びに震える。 深く深く繋がったまま、ディラスが優しく首筋に、背に唇を寄せてくる。 ほんとうに気持ちよくて、心地よくて。 フレイはゆっくりと息をはきながら、すべてをゆだねるように、ディラスの身体へとすり寄った。
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636 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:53:17.92 ID:SWStHNzs -
ぴったりと寄り添ったまま、行為の疲れもあってまどろんでいたフレイは、ふと雨の音がしないことに気づいた。 どうやら、夢中で求め合ううちに、天候は回復したらしい。 瞳をあければ、フレイを抱きしめたまま、おなじように夢と現の間を彷徨うディラスがすぐそこにいる。 頬にかかる長い髪を優しく透いて流し、フレイは唇を動かした。 「……雨、やんだみたいだね」 交じり合ったこと証明するように、その声は掠れていたが、これだけ近くにいれば届くだろう。 「……ん」 だが、夢の世界までたどり着くには力不足だったのか、ディラスは寝言のような声しか返してこない。フレイは、その様子に苦笑しながら上半身を起こした。 外の様子を確かめようと、寝台から降りようとしたフレイの腰に、するりとディラスの腕が絡まる。 「ディラ、……!」 最後まで名を呼ぶ前に、フレイはふたたび寝台へと引きずり込まれた。 驚いて、自分に覆いかぶさるディラスを見上げれば、はらはらと天から降る恵みの雨のように、その青い髪がフレイの頬をくすぐる。 「なあ……今日は、このままってのは、だめか……?」 「え?」 せつなそうな顔をして、そんなことをいいながら、ディラスがそっとフレイの胸に顔を埋めてくる。 「デートしないの?」 今日の予定を忘れたのだろうか、とディラスの頭を撫でながら問えば、フレイを抱く腕に力がこもる。 「……」 ぎゅうう、と無言で抱きしめられて、フレイはくすくす笑う。 「じゃあ、今日は二人でごろごろしよっか。たまにはいいよね」 甘えられるのは、嬉しい。こんな風に時間を過ごすのも、いいだろう。いつもとは違うデートを、ゆっくりと楽しもう。 「……ああ」 同じことを思ってくれているのか、フレイの胸に頬を寄せたまま、ディラスが幸せそうに笑うから――フレイもまた、同じように笑った。 この日以降、いつまでもお熱い夫婦のデート先に、別荘という選択肢が増えたのはいうまでもない。
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637 :伊古 ◆x.khw6mpQk [sage]:2012/09/18(火) 22:57:23.30 ID:SWStHNzs - 以上です。
前回とくに問題なかったようなので、今回も同じように投下しましたが 見づらい方がおられたら申し訳ありません。 というか、あの別荘は夫婦もしくは恋人との専用ラブホだと勝手に思い込んでます。 フレイが連れ込まれるのも楽しそうなんですが、誰か賛同者いませんか〜。 では、失礼いたしました。
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