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名無しさん@ピンキー
二次元キャラを牧場で飼い慣らす妄想スレ 第13牧場
一騎当千のエロ小説
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2

書き込みレス一覧

二次元キャラを牧場で飼い慣らす妄想スレ 第13牧場
491 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 00:14:49.04 ID:Ts7ykcTv
 無機質戦闘員いいよね。女らしさを捨てて戦闘に徹するところが。
 そして何よりも、それが虫けらのように無残にぶちのめされるところが。
一騎当千のエロ小説
242 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 00:16:29.70 ID:Ts7ykcTv
保守上げ

 寝苦しい熱帯夜に孫策が周瑜の部屋を訪れる妄想を思いついたが文章が考え付かん
二次元キャラを牧場で飼い慣らす妄想スレ 第13牧場
493 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 17:45:03.79 ID:Ts7ykcTv
>>492
 あー、そういうのもいいですけど…私が好きなのは「個」ではなく「群」なんですよね。
 FF9のアレキサンドリア歩兵とか、銀魂の百花衆とか、ゴッドマジンガーのシャーマン(古っ)とか…
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2
227 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 18:12:47.16 ID:Ts7ykcTv
 二次元牧場スレに落とすはずだったSSです。エロシーンゼロです。とてつもなくクソです。



 ある特撮ドラマで、かのようなシーンがあった。
 考えの違いで敵対する二人の巨人のうち、片方が入院することになった。
 地球を守るためなら人類など滅ぼしてしまえばいいと思っていたその男は、もう一人の巨人と拳を交えるうちに、相手の気持ちを少しづつ理解していく。
 しかし、病院で巨人は、ある男の子の絵を見て「何か」に気付く。その絵は、二人の巨人が手を取り合い、ともに地球を護る絵だった。
 直後に病院のすぐそばから地底怪獣が現れる。その怪獣は、巨人が呼び出したものだった。
 男は自分の過ちに気付き、青い巨人となって病院を護る…。

 ヒーロー同士が手を取り合い、悪を打ち倒す。それは、子供たちの永遠の夢なのだ。

 そう、夢でしかないのだ。


 今回愛奴牧場がターゲットにしたのは、『金色のガッシュ!(漫画版)』の世界だった。
 必要物資を一切合財奪い取り、片端から魔物(ただし幼女に限る)や使い手(ただし美人に限る)を誘拐し終えた牧場だったが、その先に立ちふさがる
二人の勇者がいた。牧場側は大戦力を武器に相手を攻撃したが、
 物語は、その者との戦闘が5時間を経過したころから始まる(ぶっちゃけ最初から書いてる時間もレスの余裕もないからだが…)

「…どうなってやがるんだ、アイツはァ!」
 血反吐を吐きながら、青い髪の少年が剣に体重を預けながら立ち上がる。
 少年の周りには黒ローブに身を包んだ兵士たちの死骸がゴロゴロと転がっていた。どれもこれも、落盤に巻き込まれたかのような悲惨なモノと成り果て
ていた。

「ほう、貴様にも赤い血が流れていたのか。クソ以下の分際で一丁前にな」
 少年の目の前には、二つの人影が佇んでいた。
 一人は高価な衣装に身を包んだ金髪の美女、もう一人は黒衣をまとった少年だった。その顔には深い黒の紋章が刻まれ、それと対を成すかのような真白の
顔には、深い軽蔑と怒りの色が刻まれていた。
「ブラゴ、そろそろ決めるわよ。こんなゴミをいつまでも相手にしている暇はないわ」
「無論だ」
 女の言葉に反応し、ブラゴと呼ばれた少年は、その手をかざす。
 ギリ、と奥歯を噛み、牧場側の戦士が「させるか!」と叫んだ。
 女と戦士の声が、荒野に響いた。

「『ディオガ・グラビレイ』!!」
「わが契約により、聖戦よ終われぇぇぇ!!」

 虚空に出現した重力球が、戦士の手から放たれた純白の光と衝突し、大爆発を起こす!
 瞬間、爆風が地面と空を撫で、ブラゴとその相棒・シェリー=ベルモンドは思わず目を腕で覆った。その瞬間に、青い髪の少年は大地を蹴った。長く伸びた
深紅のマフラーに風を受け、背中まで剣を振りかぶり一気に少年はブラゴの真上から斬撃を叩き込んだ。
「喰らいやがれ、これがソーディアン『マリサ・キリサメ』の味だぁぁぁ!」
 叫び終わると同時に、少年の手にした剣から黄金の光が放たれた。
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2
228 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 18:13:58.52 ID:Ts7ykcTv
 恋符・マスタースパークと呼ばれるその光は一直線にブラゴの心臓を狙うが、
「ふざけろっ」
簡単に彼の左手で弾き飛ばされてしまった。音速の88万倍の速度で光線は地平線の果てまで飛んでいき、そのまま空を突き抜けて宇宙空間で消滅した。小さく
舌打ちし、青い髪の少年は悔し紛れにブラゴに剣を振り下ろす。しかしブラゴはそれをものともせず、右手でソーディアン『マリサ・キリサメ』を掴んだ。
「なにっ」と小さく吠える少年に、ブラゴは吐き捨てるように叫んだ。
「この程度の強さで…何が『魔王』ラハールだ! オレの前でその肩書きを口にしていいと思うな!」
 そのまま剣を大きく跳ね上げ、ブラゴは少年を軽軽と投げ捨てた。

「うわああああっ!!」
「くっ! 我が腕に、入れよ子ら!!」

 先刻、『ディオガ・グラビレイ』を消し去った戦士が空に向けて叫ぶ。空中高く飛ばされた少年-ラハール-はその上昇速度を押さえ、ゆっくりと下降線を描き
戦士のもとへ降りてゆく。
 だが、それを敵がおとなしく待っているわけがなかった。ブラゴの手から漆黒の魔力塊が射出され、戦士の横腹にモロに命中した。血反吐を吐き、戦士は
激しくバウンドしながら弾き飛ばされた。

「もうこれで終わりにするぞ」
「そうね…いくわよ、ブラゴ」
 そう言うが速いか、シェリーはそっと『本』に手を添えた。
 まばゆい光が『本』から漏れ、膨大な心の力が顕現する。
「まずい、アレを喰らったら母艦が!」
 ラハールが剣を地面に刺し、悲痛な声を上げた。足元では先刻なぎ倒された黒魔術士が呻き声を上げる。
「ちく…しょぉぉっ」

「辛いか? 悲しいか? 死ぬのが怖いか、貴様らでも」
 憎悪と怨嗟の籠った声を上げ、ブラゴは悠然と中指を立てた。
「それは貴様らが人間である最後の証明だ。地獄で奴等に詫びてこい」
 とどめだ、と小さく呟き、スッとブラゴは手を前に突き出した。
「『ディボルド・ジー・グラビトン』」
 シェリーの静かな詠唱と共に、先ほどの『ディオガ・グラビレイ』をさらに上回る重力球が発生する。二人の戦士は、そこに死神の姿を見た。
 ゆっくりと、ブラゴは手を振り下ろした。

  誰もが争いの終焉を予測した、まさにその時だった。

「まだだ! まだ諦めんのは早いぞ、テメェ等ァァ!!」

「何者だっ!!」
 突如聞こえた鬨の声に反応し、ブラゴは横を向く。一瞬だけ集中が途切れたその瞬間に、「その男」は手を伸ばした。
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2
229 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/25(水) 18:16:45.98 ID:Ts7ykcTv
「消え果てろ、幻想!!」
 突き出した拳が黒球に触れた瞬間、ガラス窓を叩き割ったような鋭い音が炸裂した。
 刹那の閃光と共に、爆風が周囲の草を薙いだ。数秒後には、重力球は『出現したこと』すら無かったように、跡形もなく消滅した。
 ブラゴとシェリーが唖然とする中、男は「よっ」と可愛く声を上げ、着地した。その癖のある髪型を見て、ラハールは安堵のため息をついた。

「ったく、おせえんだよウニ野郎! 死んだかと思って心配したじゃねぇか!!」
「わりぃわりぃ。まあ間に合ったんだから帳消しにしてくれよ、ラハール、オーフェン」
 頭を掻きながら、まだ少年と言っても通用する若い男は軽く手を振って答えた。
 そして男は装備していたバックパックから(左手で)小さなナイフを取出し、オーフェンと呼ばれた戦士にそれを投げ渡した。
「それを使ってくれ。それさえあればアンタならあいつに勝てる」
「…なるほど、分かったぜ」
 ニヤリと笑みを浮かべ、オーフェンはその小刀を鞘から抜きはらった。

 ☆

 ここでエターナりました。
 この後は雌畜になり下がったココを使って扇動をかけたりして最後オーフェンが「使い手を透明人間にする」力を持つ
ソーディアン『アカリ・アカザ』を使ってブラゴを仕留めるとかそういうオチにするつもりでした。
 
 安らかに眠れ。


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