- 【隅田さん】波打際のむろみさんでエロパロ【乙姫】
213 :デレ乙姫さんと拓朗くん 2/11[sage]:2012/07/25(水) 00:03:30.87 ID:MHbAj+fj - 乙姫「たしか、あんたには前に話したわよね。私がなんでこんなに長命なのかの理由」
拓朗「あ、はい……確か、乙姫さんの知り合いの人魚が、自分の身と引き換えに乙姫さんに寿命をくれたって話ですよね?」 乙姫「そう。それ以来、私は自分の中に誰かを招こうなんて思わなく なったし、自分から誰かと親しくなろうともしなくなったわ」 乙姫「だってそうでしょう? 親しくならなければ別れだって辛くない。泣いて過ごすくらいなら何も感じない方がいい」 乙姫「その辺、あんたならどう思うのか、詳しくお聞かせ願いたいわね」 拓朗「いきなりヘヴィな質問ですね……俺なんかが答えていいんですか?」 乙姫「あんた以外の誰にこんなこと聞けっていうのよ。さぁ、早く答えなさい」 拓朗「うーん……そうですねぇ。そういう時は、思い出を大事にしろってよく言いますよね」 乙姫「思い出……?」 拓朗「はい」
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214 :デレ乙姫さんと拓朗くん 3/11[sage]:2012/07/25(水) 00:04:15.19 ID:MHbAj+fj - 拓朗「人間って、良くも悪くも思い出に縛られる生き物だっていいますよね」
拓朗「乙姫さんだって、人魚にバカにされた記憶はいまだに残ってるんでしょ?」 乙姫「当たり前よ! あの屈辱を忘れたら、私が私でなくなるわ!」 拓朗「でもその分、昔を振り返ればいい思い出だって、きっとあったんじゃないですか?」 乙姫「……あんまり記憶にないわ。長生きしすぎて忘れちゃった」 拓朗「じゃあ例えば、その仲良しだった人魚との思い出とか、竜宮城の最盛期の時とか」 乙姫「そうね……その人魚も竜宮城の従業員たちも、みんな私を慕ってくれてたのは確かかもね」 拓朗「そうです。そういうのを大事にして生きていくのが、人間らしさってことなんじゃないですかね」 乙姫「ふん……つまりあんたは、今よりさらに過去にすがって、私に生きろっていうのね?」 拓朗「そういうつもりはありませんけど(今でも充分にそうだと思うし)」 乙姫「それに、もし過去の思い出なんか大事にして、余計別れが辛くなったらどうするのよ」 拓朗「だからって今みたいに何もしないでいたら、本当に空っぽな人生になりますよ」 乙姫「……」
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216 :デレ乙姫さんと拓朗くん 5/11[sage]:2012/07/25(水) 00:06:12.58 ID:MHbAj+fj - 乙姫「……あんたってさぁ」
拓朗「はい」 乙姫「ホンッッットに、変わり者ね」 拓朗「かもしれません」 乙姫「そんな約束して、私が後悔するようなことになったらどうしてくれるのよ?」 拓朗「じゃあ、約束破らないように指切りしましょう」グィッ 乙姫「えっ!? ちょ、ちょっと待って……!」 拓朗「はいっ、ゆーびきーりげんまん、乙姫さん泣かせたーら針千本飲ーます、指切った。っと」 乙姫「……ッ!///」カァッ 拓朗「あれ、どうしたんですか乙姫さん?」 乙姫「な、なんでもないわよ! この天然ジゴロ!」 拓朗「……」←実は全部分かってやってる
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