- ファイアーエムブレム&ティアサガ第41章
276 :紅い髪の少年と少女 (1/3)[sage]:2012/07/07(土) 00:02:45.37 ID:5Wymd1uL - 「くそう…メディウスは目と鼻の先だってのに…こんなときにただ寝てるだけしかできないなんて…」
苛立った口調で少年は愚痴る。彼の名はラディ。ワーレンの傭兵である。 「落ち着きなさいよ。愚痴ったって早く治るんじゃないし。 オグマさんやナバールさん、カインさんやアベルさん、 それにマルス様やミネルバお姉様達だってみんなボロボロになって、それで今休んでるのよ」 マケドニアの姫マリアが宥める。 そう、休んでいるのはラディだけではなかった。解放軍の多くのメンバーがメディウスとの決戦を前に体を休めていた。 ドルーア本国の敵は想像以上に強かった。加えて、グルニアでカミュ、マケドニアでミシェイル、テーベでガーネフと ほとんど休む間もなく立て続けに戦い続けた彼らは肉体的にも精神的にも頂点を迎えていた。 そこでマルス達はメディウスとの決戦を前に最後の休息を取った。 このまま戦いに行けば多くの犠牲が生まれ、それどころか逆に解放軍が全滅しかねない状況である。 歴戦の勇士達も異存はなかった。彼らもメディウスとの戦いに備えて十分な休息を取った。 「オグマさん達はもうほぼ全快なんだろ。だけど、俺はやっと体が動かせるようになったってくらいだし…」 「あっ……ごめん……」と謝るマリア。ラディがここまでボロボロになったのは、割とマリアのせいでもある。 戦場でマリアへの攻撃をラディがいつも庇い続け、その度に多くの傷を負ってきたためである。 「ごめんね、私がいつも前に出すぎるから……」 「いいよ。気にしないでくれよ」 「でも……私のせいでこんなに傷付いちゃったわけだし……」 「俺が傷付くくらいならいいって。俺が怪我したってマリア姫が治してくれるけど、 マリア姫が怪我をしたら俺にはどうにも出来ないしさ」 「そう……だけど、死んじゃったらそれでお終いよ。 私のせいで誰かが死んじゃうなんて、そんなの耐えられないわ……」 「……こっちも心配かけてごめん。これからは気をつけるよ」 「ええ…絶対に無茶しちゃ駄目よ」と、多分無茶するだろうなと心中で思いつつもマリアは注意した。
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277 :紅い髪の少年と少女 (2/3)[sage]:2012/07/07(土) 00:03:33.22 ID:5Wymd1uL - 「しっかし……こうなにもせずに寝てるだけなんてとても暇だなあ……
何もできないからストレス溜まってイライラしてきそうだ……」 「…………だったら私が代わりにしてあげるね……」 マリアが少し顔を赤らめて恥ずかしそうな顔で言う。 「は?」マリアが何を考えてこんなこと言ってるのかわかってないラディ。だが次の瞬間彼は己の目を疑った。 マリアはラディのズボンのチャックを開け、ラディのモノを取り出した。 「これが……男の人の………」というマリアの独り言に、彼女は男のモノを生で見たこと自体はないんだなと思った。 そういえばマリアが前に「ちょっと医学を学んでいた」と言ってたのを思い出した。 そんな知識だけならあるんだなと考えていたラディはふと股間への刺激で現実に戻された。 なんとマリアがラディの股間のそれを濡れタオルで拭いていた。 「ちょっ…何を…あぐっ……」 このままではとんでもないことになると思いラディはマリアを制止しようとしたが痛みでまともに動けなかった。 「じっとしてて。私に……任せて…………」 そう言ってマリアはタオルでラディのを優しく拭いた。 今まで戦い続きで処理をする暇などまったくなかったためラディのモノはかなり敏感になっていた。 「凄い……固く……大きく……」 どんどんと変化していくモノに対するマリアの驚きにラディは顔から火が出そうになる。 (これはただ体を拭いているだけなんだ。きっとほとんど動けない俺を心配してるんだ) ラディはそう考えて必死に堪える。 我慢しているうちにマリアは拭いていたタオルをラディのモノから外した。 もう少し刺激されていたら確実に出していた。そうならずに安堵するラディ。 しかし次の瞬間ラディは更に驚く。なんと、マリアがラディのモノを口に咥えたではないか! タオルで拭かれて敏感になっていた先端にマリアの温かく濡れた口が覆いかぶさった。 「!? な、なに………うああぁぁぁっ!!」 「!?」 彼にはもはや止めることなどできるはずがなかった。 ラディはマリアの口の中に、溜まりに溜まっていた、熱く白濁した、半ば形のある穢れた欲望を吐き出した。 「!!!?!!」 マリアは何が起こったのか一瞬理解ができなかった。 だが、じきに口の中に出された得体の知れないものが『気持ち良かった』という証なのだと理解した。
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279 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/07/07(土) 00:05:55.35 ID:5Wymd1uL - 「あ………う………」
高貴で幼く可愛いお姫様の口の中を己の欲望で穢してしまったことを虚脱感に捕われたラディは考えられなかった。 一方マリアは咥内に出された白濁の欲望をガマンしつつも飲み込んだ。 こうすれば男が悦ぶだろうと思ってのことだった。 喉を鳴らして白濁液を飲むマリアに、正気に戻ったラディはとんでもないことをしてしまったと思った。 だが更に驚くべきことが起きる。 マリアは未だ固さを保っていたラディのモノを掃除するかのように再びしゃぶりはじめた。 出したばかりで敏感になっていたラディは快楽に逆らいつつ必死で止めようとしていたが痛みで体がまともに動かない。 「ん……ひもひいい……?」とマリアが上目遣いで尋ねた姿はとても官能的だった。 そしてマリアの献身的な奉仕にラディはもはや我慢することなどせず快楽に身を任せた。 そして再びマリアの口の中に熱い白濁液を吐き出した。 (ん……また………) 最初に出した粘度の高いようなのではなく、形のない液体を快楽とともに大量に出した。 「…どうしてこんなことを……」 神妙な顔付きで言うラディ。 「あなたに…気持ち良くなってもらいたかったから……」 マリアはなぜラディが怒っているのかが理解できていなかった。 「だって……いつも私を守って傷付いているんだもの………申し訳ないわよ…… …だから…気持ち良くなってほしかったの……」 「そんな理由で!?」 声を荒げるラディ。 「あなたはお姫様なんですよ!お姫様がそんな考えであんなことするなんて……」 マリアに今まで怒りを表したことなかったラディだが今回ばかりは怒りを隠せなかった。 「違うもん!そんなんじゃないもん!!」 マリアも喚く。 「そんな気持ちなんかじゃないのよ……私……私…………!」 泣き出すマリア。 「…………ごめん」 そんなマリアにラディは申し訳なさそうな気がして謝った。 「………ばか…………」 マリアはこのわからずやと言わんばかりの顔だったが、ラディを許した。 彼らは互いに秘めた想いを言うことはなかったが、次の日には前みたいに仲の良い姿を見せていた。 暗黒戦争集結後、ラディは剣を捨てた。 それは、ラディが傷付くことを悲しんだマリアの気持ちをくんだからなのかもしれない……
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