- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ
608 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 21:59:07.01 ID:rMJSxuPT - 原作榎青投下してもOKですかね?
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
42 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:39:16.85 ID:rMJSxuPT - 乙です!GJすぎる萌える2828するww
前スレの608ですが、特にネタバレとかないのでさくっと投下します。 >>41さんと微妙にシチュ被りしててふおぉとなりましたがそこは目を瞑ってくださいorz 原作榎青ですがぶっちゃけ口調よくわからんまま書いてます。 一応エロありですがそんなエロくなんなかった・・・。無駄に長いです。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
43 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:40:46.79 ID:rMJSxuPT - するりと撫でられる。胸の谷間を沿い降りて腰回りを指で触れれば、青砥の表情には紅が差した。どきどきと脈打つ心臓が、うるさい。ごく、と榎本の喉仏が上下するのが見えて、それにまで意味もなく羞恥する。
「止めるなら、今の内です……」 まだ乱れぬ着衣に手を掛け、まるで最終警告の如くそう呟く榎本に、青砥が顔を真っ赤に火照らせたまま、鼻を鳴らした。顔ごと、視線を背ける。 「ここまで来て、存外、意気地が無いんですね……」 「じゃあ、いいんですね?」 榎本の手が、青砥の衣服に掛かる。ぎくりと身体は跳ねたがるが、青砥はそれも、詰めた息も、悟られないようにベッドのシーツを握りしめた。 「! ……い……いいですよ、どうぞ?」 ぎゅう、と目を瞑った青砥のスーツのボタンを外していく榎本は、柄にもなく緊張していた。そして、恐らく、青砥も。二人分の鼓動、互いに聞こえてしまいやしないかと冷や冷やして、同時に、どこか投げやりに始まってしまった儀式に、どうしよう、と思う。 「……青砥先生……」 「何ですか」 ボタンを外し終えた榎本は、手のひらで青砥の頬を撫でた。ひと瞬きで、それは離れる。青砥が、肩を揺らした。榎本さん……? 青砥に覆い被さっていた身体を起こした。 「本当に、止められなくなる前に、止めますか……?」 「……私は、その……どっちでも……」 「投げやりですね……あぁ、そういう意味ではなくて、だからその……貴女が本当は嫌だと思っているなら、私は……」 嫌だと言われたら落ち込むかも知れない。それこそ、柄にもなく。けれど、本心が解らないままセックスに縺れ込んでなあなあになるのは、嫌だ。少なくとも、セックスフレンドになりたいわけではない。 五月蝿く鼓動する心臓。青砥が、徐に手を伸ばした。榎本の服越しに手を当てれば、どくどくと早鐘を打っている。はやい。 「私と同じくらい、速い」 すう、はあ、と深呼吸すれば、青砥の胸が動く。 うっかりじっと見つめてしまった榎本は、そういえばまだ青砥の手のひらが己の胸に当てられていることを唐突に思い出し、その熱さを改めて感じてまた鼓動を跳ね上げた。 脱童貞の時でもこんな初い反応はしたことがなかったのに。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
45 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:44:41.76 ID:rMJSxuPT - 「……怖くないっていったら嘘になります」
今までの関係が壊れる恐怖だったり、色々。 でも、でも。 「榎本さんが、私を好きだって言ってくれるなら、……いいですよ」 揶揄するようにそう言えば、冗談のように真摯な目をした榎本が見つめてきた。 「青砥先生」 「はい」 「あなたが好きです。とても」 「……」 顔、真っ赤ですよ。 放っておいてください。 暗闇で判るほどに、榎本の顔は火照っていた。初めて見る顔だ。 ほつほつと青砥のワイシャツのボタンを外す。 先刻スーツのそれを外した時よりも心臓は高鳴る。 ボタン外し終えると、青砥が手を伸ばしてきた。 「私だけ、恥ずかしいので……榎本さんも脱いでください」 「わかりました」 身体を起こした榎本もシャツ脱いでいく。ぱさ、とベッドの脇にそれを置いた。その仕草を間近で見ながら青砥はぎゅう、と胸の前で手を握り合わせた。 ※※※ 天気予報が嘘を吐いた。 日中晴れ晴れとしていた空は、青砥が榎本の職場であるF&Fセキュリティ・ショップから共に帰途についた途端に機嫌を損ねたらしい。 ぽつ、ぽつ、と降るばかりだった雨粒は、青砥が「傘、持ってないのに」と溜め息を吐いた瞬間にザァザァ音を立てて降り注ぎ始めた。 慌てて入ったコンビニの傘はまるで頼りない薄いビニールのそれが、一本きり。無いよりましだと購入して、すみません、と言い合いながら身を寄せて歩く。 タクシーを呼ぼうにも、電話は繋がらない。 乗り場まで行くと既に長蛇の列が出来ていた。 考えることは皆同じだと再た溜め息を吐く。 「気持ち悪い……シャツが張り付く……」
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46 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:45:22.85 ID:rMJSxuPT - 身を寄せ合って差しているとは言え所詮コンビニの、ビニール傘一本。
叩きつけるように降る雨は確実に両者の肩を濡らしていく。 今し方出て来たばかりの職場に戻っても良いが、今戻れば確実にバイトに捕まる。 青砥との仲を詮索されるのは避けたい。 しかし、このまま濡れ鼠になるのも好ましくない。 やはり面倒だがショップに戻るか、と口を開きかけた時、青砥が、あの、と呟いた。 「榎本さんのお宅ってここから近いんですか?」 「はい」 「いいですね……バスもタクシーも凄い並んでたし、やっぱり歩いて帰らなきゃか……」 「……寄りますか」 何言ってんだオレは、と内心で突っ込みながら、それでも唇は止まらない。 「は?」 「……うちに寄って行きますか? タクシーを呼ぶにしても、外で待つより家に来てもらった方が良いでしょうし、止む気配が無ければ車で送っていきます」 「いえでも、そんな」 「風邪をひかれてしまう方が困りますから」 それは気紛れ。 (ただの気紛れだ。深い意味なんて) ※※※ 「綺麗なお宅ですね」 「物がないだけでしょう」 青砥を家に上げた榎本は、自分の行動に違和感を感じていた。恋人でもない女、しかも、仮にも弁護士である女を家に上げるなんて。ショップに戻ったところで、榎本の自宅へ向かうのとそう時間は変わらなかった筈だ。にも関わらず榎本は、自宅へ誘うことを選んだ。 バスタオルを一枚ひっつかんだ榎本はリビングへ戻る。と、青砥がちょうどくしゃみをした。 「冷えましたか」 「あ、すみません……」 うー、と唸りながらバスタオルにくるまる青砥の髪から一つ雫が垂れ落ちた。 うっかりどきりとする。 (……) 「青砥先生は」 「はい?」 「危機感を持った方が良いと思いますよ」 「……喧嘩売ってます?」 「忠告しています」 榎本自身もタオルで髪を拭きながら、はーっと長い溜め息を吐く。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
47 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:46:25.46 ID:rMJSxuPT - 「例えば、今この状況で私が貴女に『そのままでは風邪を召しますのでシャワーでも浴びて下さい』と言い、貴女がシャワーを浴びたとして」
「……」 「その姿に欲情した私が貴女を犯したとして」 「……」 「裁判にでもなった時」 「『貴女はどこかで期待していたのではないか。だから、シャワーを浴びて期待を持たせるような行動をしたのではないか。貴女は断れたはずだ』って?」 「はい」 青砥は、バスタオルをバサリと置く。 そして、笑った。 「その仮定は、そもそも成り立ちませんね」 「ほう。私がシャワーをすすめてもそれに乗るほど考えなしではない、と」 「……榎本さんてちょいちょい私のこと馬鹿にしてませんか?」 「まさか」 「双方の、合意の上での行為になる可能性を全否定してる」 子供じゃないんですから。 青砥の言葉がどういう意味かを問う前に、榎本は青砥を押し倒していた。 「恋人でもない男にこうして組み敷かれて、合意できますか?」 「榎本さん、私のことが好きなんですか」 「……」 「普段、そんな脈絡のないこと言う人じゃない。少なくとも、私の知ってる榎本さんはもっと思慮深くて、だから例えば」 恋人でもない女をひょいひょい自宅に招くような人じゃあない。つまり私はあなたにとって、全く女として見られていないかその逆か。この状況から考えれば恐らく後者。 「……なんちゃって」 「青砥先生……あまり私を焚きつけないで下さい。私も、男です」 「知ってますよ」 知ってます。 「……湯上がりでなくても、欲情はするんですよ」 「雨に濡れた女でも?」 「好きな女性ならより魅力的に見えます」 「それは告白ですか?」 「……」 「ま、いいですけど」 掛け合いをしながらも、青砥の心臓は早鐘を打っていた。 別に、何か、を期待して榎本の家に来たわけではない。が、何か、が起きても構わないとは思っていた。起きてしまっても後悔はしないと。 「……私、」 榎本さんのこと、男の人だって知ってますよ。 「そうですか」 覚悟を決めた、声がした。 するりと撫でられる−−。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
48 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:47:07.27 ID:rMJSxuPT - 上半身を包む服を脱ぎ去った榎本は、一度青砥の唇に軽く口付ける。抵抗なく受け入れられたのを確認してから再び、今度は食むように唇を重ねた。
あまやかな唇を舌でなぞり、薄く開いたそこに舌を入れる。流れ込んだ唾液を無理な体制で飲み込む青砥の喉の音にさえ、酷く欲情した。 歯列をなぞり上げて、続いて上顎へ。絡めた舌は柔らかくざらりとしている。それを、自分の口内へ招き入れて吸い上げ甘噛んだ。 離れた唇に掛かる唾液の糸も舐めると、切なげに眉間にしわをよせた青砥の顔が見えた。 「え、のもとさ……」 呼ばれた声に答える代わりに胸に指を這わせる。びくびく跳ねる身体を押さえて、乳首に唇を寄せた。 「〜〜ッ」 「いやですか?」 榎本が口を開けば温かな吐息が頂を掠めて、青砥はふるふると首を横に振ることで精一杯だ。 首筋を辿った指先は鎖骨を走り、乳房に至る。尖った場所を柔らかく摘んだ二指がまるで鍵を開ける時のように、そこを捻った。身体の中から恥部まで突き抜けるような感覚に青砥は身を捩る。 「ん……っ」 そこを離した指先はそのまま腰へ下りていく。まだ下着を脱がぬままの下肢。の両膝を、榎本は担ぐようにして青砥の肩まで折る。 「えええのもとさん!?」 驚いたのは青砥である。まだ脱いでないけど! 脱いでないけど! 脱いでないから余計に恥ずかしい! 榎本は青砥の心中など意に介さずに、未だ覆われたままの秘部に、愛しげに口付ける。 「ちょ、榎本さん何してるんですか!?」 「青砥先生」 「はい!?」 「愛しています」 「っ!」 真っ赤になる青砥の下着に手をかけ、器用にスルスルと脱がせていく。
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49 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:47:38.85 ID:rMJSxuPT - 露わになったそこは、うっすら潤っているがぴたりと閉じている。榎本は、その間を割開くように唾液で濡らした指を降ろした。シコリが指先を掠めたとたん青砥が反応する。榎本は構わず、もう片手も使ってそこを開いて固定し、迷わず舌を伸ばした。
猫がミルクを舐めるより丁寧に、榎本のこれまた器用な舌がとんでも無いところを執拗に舐め上げている。青砥は恥ずかしさで死にそうだ。 「榎本さ、きたな、本当に、や、」 ちゅう、と吸われた場所は最も神経の集まる場所。思わず脚が突っ張る。 「ひぁ、ゃ、あ」 喘ぐ青砥の膣に、一本、長い指が挿し入れられた。ゆっくりした注挿。抵抗はない。 ぬめる襞が絡みつく感触。指を抜く時僅かに捲れるそこは、快感に膨れて、美味そうだと思った。 「もう一本挿れますよ」 中指に薬指を添えて、再び突き入れる。ぬちり、と淫靡な音が静かな部屋に響いて青砥を犯していく。 ささくれ一つない指が青砥の中を混ぜる。 びくびくと自分の齎す愛撫に感じる青砥の様子に、榎本元来のサディズムが湧き上がる。 「青砥先生、そんなに固く目を閉じられると、寂しいのですが。私を見てください」 懇願するような榎本の声に開いた青砥の目。其処には自分の秘部と、付け根まで入る榎本の指があった。青砥は思わず目を反らす。 「榎本さんッ!」 「はい」 「……〜〜ッ」 青砥は榎本を蹴り上げようとするが、その脚を掴まれてしまってはそれも叶わない。
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50 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:48:43.34 ID:rMJSxuPT - 「オイタしないでください、青砥先生」
「ど、っ、ち、がっ!」 片手の指は膣をなぶりながら、もう片手が青砥の足首をまとめあげた。 「あんまり余裕があるようなので、一度イッて頂いて宜しいですか?」 「え、っ、ゃぁ、あっ、ちょ、ンぁ」 ぐっと青砥の足首に体重を乗せ、膣に差し込んだ指を三本に増やして、掌で陰核を擦りながら激しくかき混ぜる。緩やかな先程までと異なる愛撫に青砥は唇を噛み締めた。 「青砥先生」 唇を耳に寄せた榎本は、艶のある声音で囁いた。 私の指で、イッてください。 言葉とともに膣壁の弱い部分をぐり、とこすられる。 「ン、ぅ……ッ」 榎本の指を一瞬締め付けた青砥は、脱力した。 はぁ、はぁ、と乱れた息の女を見て榎本は御満悦である。そっと抜いた指を自身の唇に当て、ペロリと舐めた。 「すみません、気持ちよかったですか?」 「……む…かつく……」 気怠い身体を起こした青砥は、散々自分をいたぶってくれた榎本径を睨めつけた。 「とてもお綺麗でしたよ」 「……ああ、そう……」 それじゃあ私も、お返しして差し上げますよ! ベッドに座る榎本の前、床に膝をついて前を寛げれば、榎本のそれが上を向いていた。そっと指を当てた青砥は、少し躊躇いがちに尿道口に口付ける。ちろりと舌の先端で舐めれば榎本の内股がひくりと動くのが見えて、思い切って亀頭を口に含んだ。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
51 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:51:21.19 ID:rMJSxuPT - 初めて、というわけではないが、慣れているわけでもない。
ただ意地が勝っただけだ。 それにしても、割れた腹筋に、小柄な癖に意外とガッシリとした肩幅。引き締まった肉体は日頃から気に掛けて鍛錬していることを示している。 青砥とて同年代の女性と比べて自分がそれ程見劣りするとは思っていないが、榎本は、同年代の男性と比較しても抜きん出て魅力的に映る身体付きをしているのだろう、と思う。 一物を食わえながらうっすら開けた目で榎本の表情を伺うと、笑みさえ携えて此方を見下ろす瞳と視線がかち合った。 下から上へ舐め上げて、再び先端を口の中へ。 「……青砥先生」 膝の間に跪く青砥の髪をそっと撫でると、含まれた一物を思い切り吸われて思わず腰を引いた。 「っ……」 絡んだ視線を解いた青砥は、一物から唇を離す。 「イかせて差し上げる程の舌技がなくてすみません」 ニッコリ笑った青砥に、いいえ、と榎本は首を振る。ベッドから立ち上がって青砥の隣にしゃがみこんだ榎本は、ひょいと青砥を抱き上げるとベッドへ放った。ぼすりと埋まった青砥の上に乗り上げた榎本は、先程の青砥のように、ニッコリと笑った。 「先生の中でイかせて頂きますので、お気になさらず」 青砥にのしかかったままベッドのサイドボードから慣れた手つきで小さな四角形を取り出し、気障たらしく歯ではさんでピッと口を切る。 手早く避妊具を着けた榎本は、青砥の首ね後ろに手を回して髪に指を差し込んだ。 「あなたって、見た目に似合わずプレイボーイなのね」 「今この瞬間は青砥先生一筋ですよ」 近付く距離で吐息が絡む。 「否定はしない、か」 「今更貴女相手に気取っても仕方ないでしょう」 「ん……」 合わせた唇からはもう憎まれ口も聞こえない。 片足を担がれて、脚を大きく開かれる。再び膣に入ってきた指は先程よりも熱いような気がした。 「挿れますよ」 「ど、うぞ……」 言葉を合図に指とは比べ物にならない質量が押し込まれる。青砥は目を閉じて、堪える。 「キツ……」 「っあ……」 痛みはない。もっと苦しいかと思ったけれど、これは、ちょっとやばい。 差し込まれる度に背中をゾワゾワと抜ける感覚。 「どこが、イイですか?」 「ひ、っぁ、ま、っだめ、」 榎本は愉しげに青砥の至る所に触れながら、注挿を繰り返す。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
52 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:51:58.63 ID:rMJSxuPT - 「青砥先生」
「な、に、ァ、ッア、ん、ぅ」 もっと激しくして、良いですか? 問いに答える間があっただろうか。口を開きかけた所に、榎本は狙ったようにのしかかってきた。打ち付ける腰、撫で回す器用な指。青砥は思わず榎本にしがみついて堪える。 榎本の思うまま揺さぶられながら、なんでコイツはこんなに冷静なんだ、と腹も立ってきた。 ぎゅっと閉じていた瞳を開いて、そっと榎本を見やる。そこには。 (わ、ぁ、) 滅多に見ない優しい視線を青砥に注ぎ、汗ばんだ髪を額に貼り付けた、どこか必死な男の姿があった。 「やっと、」 「え、」 「やっと、見てくれた」 「……」 「さっきオレが、寂しいって言ったの、聞こえてた?」 「え、のもとさ、ん、口調、が」 「今更、気取っても、仕方ないって、」 ああもう、黙って喘いでください。 バツが悪そうにそう言った榎本は、青砥のもう片足も持ち上げる。更に奥まで突かれる感覚。子宮の入り口に先端が何度も口付ける。 「アァ、あっ、え、の、」 「けい、ですよ、オレの、名前は」 「ひ、ぁ、……ッ!」 純子さん、と耳元で聞こえた気がした。だから、青砥も飛びかける朧気な意識の中でしがみついた男の名前を一度だけ、呼んだ。 ※※※ 恥ずかしすぎて死にたい。 身体のそこかしこが筋肉痛で、動くのが辛い。その原因を反芻する度顔が熱くなる。 完璧に起きた頭を抱えて、青砥は隣に眠る榎本を見た。最期の辺りキャラクター崩壊していた。榎本も、自分も。 「径さん、だって」 そう、呼んだ。確かに呼んだ。 「恥ずかしい」 「何が恥ずかしいんですか」 「げ、」 起きていた、と思った時には、抱き込まれていた。少し低い体温が心地いい。 「私とこうなったことが、恥ずかしい?」 「いーえ。昨日の自分の色々が、です」 「そうですか」 「そうですよ」 端からみればただのバカップルだろう。けれど、これは多分一時の戯れに過ぎない。 まあ、それでもいいか。 男と女は視線を合わせると、何も纏わず意味深げに、ただ笑った。
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- 【ドラマ】鍵のかかった部屋でエロパロ Room#2
53 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/06/08(金) 23:52:31.99 ID:rMJSxuPT - 中途半端ですが終了です。
お粗末さまでしたー。
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