- 【アイドル】★THE iDOLM@STERでエロパロ33★【マスター】
700 :私とあいつと彼女と[sage]:2012/05/15(火) 15:16:19.71 ID:NOUBwWbj - >>666です
快楽墜ちって奴をやってみようと思ったのですが何か微妙に違うような気もする物ができあがってしまいました。 せっかくなので投稿します。 ――― 薄暗い部屋の中にぬちゅぬちゅとした水音が響く。 一糸まとわぬ男女の荒い息づかい。 目の前で上下するのは窓から差し込む西日に輝く金色の髪と陶磁のように白い肌。 夕日を受けて部屋の中に浮かび上がる汗ばんだ裸体は、ほっそりとした首から、背後から見てもそれと分かるたわわに実った胸、きゅっとくびれたウェスト、桃のようなという表現がぴったりくるようなお尻へと魅力的な曲線を描く。 私と同い年の少女。 今のあいつのお気に入り。 部屋の隅でひざを抱えて座っている私の視線に気付いているのかいないのか、いや、きっと気付いているのだろう。 ふっと金色の髪をかき分けて男の手が彼女の背後へとまわる。 「んっ……ハニー……っ……」 切なげに自分を呼ぶ少女の頭に手を回すとそのままむさぼるようなキスを交わした。 思わず私の眉がつり上がる。 たっぷりとお互いの唾液を交換し合った後、あいつの手が彼女の腰へと添えられる。 お互いに向かい合った状態で抱き合う2人。 妖艶にくねる彼女の腰と、動きに合わせて聞こえて来る水音が、2人がただ抱き合っているだけではないことを物語る。 さらに幾度目かのキスを交わし、お互いの名前を呼び合ながらあいつとあの子はさらに深い情交を重ねて行く。 「…くっ………んっ…ふっ……」 殺しきれない声が彼女に余裕が無いことを教えてくれる。 六畳一間。絵に描いたようなボロアパート。 少しでも大きな声を出せば隣や階下に筒抜けだ。 おまけに冷房の無い部屋は、少しでも快適にしようと窓を開け放っている。 声の変化と共に、彼女のお尻も動きを変えていく。 前後に直線的な動きをしたかと思えば、円を描くようにくねる。 ねっとりと相手にこすりつけるかと思えばリズミカルに上下する。 共通するのはもはや隠しきれない水音と、時折、子犬のように鼻を鳴らす彼女の甘えたような息づかい。 ふいに抱えていたひざが私の胸の突起に触れた。 「……っ!」 びりっという電気のような刺激が体を走り抜ける。 さらなる刺激を期待した体が反応を始め、どんどん感覚が鋭敏に研ぎ澄まされていく。 日焼けした畳のささくれが素肌を刺激する鈍痛ですら、今の私の体は反応してしまっている。 与えられる刺激から身を守るように私は抱えていたひざをもっと自分の方へと引き寄せる。 身もだえした拍子にくちゅりという水音が体の下の方から聞こえ、慌てて姿勢を戻す。 生暖かい液体がしずくとなり不愉快な感覚と共に肌を滑り降りていくのを感じた。 心が感じる嫌悪感とは裏腹に、敏感に反応を始めた体を私は呪った。 3ヶ月前、私はこの部屋でかなり強引なやり方で、今、目の前で彼女を抱いているこの男と結ばれた。 はっきり言うなら……私はこの男に犯されたのだ。 背中に触れるささくれだった畳の痛み。 自分の上に覆い被さる男の重み。 服の中をまさぐる男の手。 肌をねっとりと這い回る舌の動き。 初めての時の痛み、そして恐怖は体に染みつき、思い出すだけでも体がすくみ、震えが走る。 私にも年相応に愛を育むことに対する憧れがあった。 えっちなことに対する好奇心もあった。 その全てをこの男は何のおかまいもなしに踏みにじった。 この男が本当に私を、水瀬伊織という人間を求めているのであれば、まだ私にも自分を納得させられるものがあった。 いつもひょうひょうとしてつかみ所が無いが、筋は通す男。 私の下僕、私の召使い、私の執事、そして、……私のプロデューサー。 いきなり体を押さえつけられ、私の未開の場所を強引にこじ開けられるまでは、私は確かにこの男に好意に近い物を持っていたのだ。 だから、あの後、この男が乱暴したことを私に詫び、改めて私に愛を告げ、交際を申し込むのであれば、私は文句を言いながらもこの男を許しただろう。 しかし、この男は全てが終わった後、犯された衝撃と痛みに放心していた私に向かってこう言ったのだ。 「またここに来れば、いつでも抱いてやる」 そこに私に対する気遣いは無かった。 私の思考はこの男にとって私という存在はただの道具か何かだと私に告げていた。
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701 :私とあいつと彼女と[sage]:2012/05/15(火) 15:16:57.30 ID:NOUBwWbj - 水瀬伊織という人間の存在をこの男は完全に斬り捨てている。
私はその日、家に帰って1人で泣いた。1人で泣き続けた。 あの時のことは今でも誰にも言っていない。 好きだったかも知れない男に犯されましたなどと一体誰に言えよう。 なのになぜ。 なぜ、私はまたこの部屋に戻ってきてしまったのだろう。 その理由は今も分からない。 一言文句を言ってやろうと思った。罵倒してやろうと思った。 事実、この部屋の扉を開けるまではいろいろな感情が私の中で渦巻いていた。 けれども扉を開け、この男の前に立った時、私の全ては凍り付いてしまった。 この男は再び現れた私に別段、驚くふうでもなく、また、喜ぶでもなく、さもそうするのが当然であるかのように私に手をさしのべたのだ。 「ハニーっ……ミキ……ふっ…うぁっ……も…ぅ…」 切羽詰まった彼女の声が私の思考を呼び戻す。 もはや押さえきれない言葉が口からほとばしり、彼女の絶頂が近いことを教えていた。 美希の腰に添えられていた男の手は、彼女の腰をしっかりとつかみ、その体を思うままに操っている。 もはや強制的に与えられる刺激に、美希は両手を体の後ろに付き、のけぞるようにして耐えている。 「お願いっ……中…に……ミキの中にっ……っ!」 彼女の体が弓のように反り返ると、そのまま全身をふるわせて絶頂に達した。 芸術的とも言える彼女のプロポーションがはっきりと分かる。 汗まみれの裸身が夕日を浴びて彫像のようにきらめく姿はそれが情欲の結果であることを感じさせず、素直に美しいとさえ思えた。 永遠のような硬直の後、そのまま美希は後ろ向きに倒れる。 両手を広げて大の字になり、宙を見つめるようにして、たった今、自分の体を駆け抜けていった快楽の余韻に浸る。 さまよう視線が私と合う。 彼女の顔に浮かぶ妖艶な女の姿に同性とはいえ思わずどきりとさせられる。 突然、彼女の顔が女の姿からいつもの少女の姿に戻ると上気した顔でいつもの笑顔を浮かべる。 「あはっ、でこちゃんが怖い顔してる」 「でこちゃんって言うな」 不機嫌が声に出た。 気に入らない。 違う。 彼女とは馬が合わないから? 私のおでこは広くない? それも違う。 今の私が感じている気持ち。 それは「ずるい」という感情だ。 美希だけずるい。気持ちいいことしてずるい。彼を独り占めしてずるい。 四つん這いに体を起こした美希が私の前まで来ると、こちらの顔をのぞき込んでくる。 私の目の前には美希の顔。 そのすぐ下には彼女が自慢とする2つの山。 なめらかなその先端には桜色の頂が息づいている。 その山の向こうには彼女の太もも。 肉感的なその脚の間をてらてらと光る液が彩っている。 思わず生唾を飲み込んでしまう扇情的な光景だった。 「でこちゃんもハニーとする?」 「いらないわよ、別に。あと、でこちゃんって言わないでよ」 いたずらっぽく笑うのが気に入らなくて、ぷいっと背けた目が彼と合う。 目をそらすべきか、それとも何か言うべきか。 私が結論を下す前に彼の手が私を誘うように差し出される。 まるでそうするのが当然であるかのように。 私がその手を取るのが自然であるかのように。 そして、私も……この手には逆らえない。 私は彼に背中を預けるようにその腕の中に収まる。 耳元に彼の息づかいが感じられ、初めての時を思い出した体が、一瞬、こわばる。 しかし、彼の手が私の体を這い回り始めると、すでに充分、準備が出来ていた私の体はあっという間にそのくびきを解き放つ。 今日もいつものように気絶するまで責め立てられるのだろうか。 最初の真っ白に染まっていく意識の中で私はそんなことを考え、そして、その想像にもう一度、絶頂に放り上げられた。
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702 :私とあいつと彼女と[sage]:2012/05/15(火) 15:19:08.73 ID:NOUBwWbj - 以上です。
おつきあいいただきありがとうございました。
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