- 女の色仕掛けに嵌められるSSその6
722 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:11:32.82 ID:/GRCOZa4 - 後編 そして・・・
「え・・・?」 俺は聞いた言葉が信じられなくて、お姉ちゃんの顔を見た。 お姉ちゃんは美しい笑顔のまま言った。 「よく考えて、タカシ・・・」 ふと横に座っていたお姉ちゃんは、俺のひざに対面するようにまたがった。 「あ・・・」 ズボンと下着越しとはいえ、お姉ちゃんの股間と自分の股間が密着していることに、 俺はとまどいと心地よさを感じてしまう。 「あの二人はタカシのことを大事なんて思ってないよ」 お姉ちゃんは俺の頬に手をやりながら言った。 「な、なんで・・・」 俺はお姉ちゃんを信じられない目で見た。 あの二人は親友だ。どんなことがあっても苦楽を共にしてきたのだ。 「お姉ちゃんを殺して平和になったら、三人はどうなると思う?」 お姉ちゃんは小首をかしげるかのようなしぐさをしながら、少し下半身を動かした。 触れ合う股間に、心地よい摩擦が走る。 「ど・・・どうなるって・・・」 俺にはお姉ちゃんが何が言いたいのかがわからなかった。
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723 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:12:10.20 ID:/GRCOZa4 - お姉ちゃんは股間をゆっくり動かしながら俺の耳元に口を持っていく。
「マコト君はレジスタンスのリーダー、平和になってもきっとまた皆を率いていくんだろうね」 お姉ちゃんは耳元で話す。 耳元で話してるせいか、気のせいか、お姉ちゃんの声が粘りつくかのように耳にまとわりつく。 股間は絶えず摩擦で刺激されていて、何だか頭がフワフワするかのような気持ちだった。 「サオリちゃんは作戦参謀、きっとマコト君について政治をしていく人になると思うわ」 どういうことだ? 確かにそうなるとは思う。 マコトはリーダーの器だし、サオリは頭がいいから内政もしっかりできるはずだ。 「そ、それがどうしたというの・・・?」 俺は甘い刺激に耐えながら、焦れたように聞く。 お姉ちゃんはピタリと俺の耳に口をくっつけるようにして言った。 「戦うことしかできない、タカシはどうなるの?」
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724 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:12:56.23 ID:/GRCOZa4 - 「お、俺・・・?」
俺は・・・。 「お。俺は別に、なにも、求めてない・・・よ」 お姉ちゃんは明らかに腰をクネクネと動かして刺激してくる。 「俺は・・・貧しくてもいいから・・・た、戦いをやめて・・・まともな仕事について・・・家庭をつくって・・・」 痛いほど勃起したペニスがズボン越しにわかってしまう。 「まともな仕事って何?」 お姉ちゃんは聞いてくる。 目の前が真っ暗になった。 「そ、それは・・・」 答えられなかった。 「殺し」しかしてこなかった俺にできること・・・何も思い浮かばなかった。 「もう一つあるわ」 お姉ちゃんは腰を艶かしく動かしながら続ける。 「私を殺して平和になったあと、マコト君とサオリちゃんが一番邪魔な存在って誰だと思う?」 邪魔な存在? そんなのいな・・・。 「あの二人にはね、タカシが邪魔になるんだよ」
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725 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:13:26.81 ID:/GRCOZa4 - 「どういう・・・こと・・・?」
俺は暗闇に投げ込まれた気分だった。 暗闇が怖いから、ひたすら甘い快感を飲んでいるような不思議な感覚。 お姉ちゃんは言った。 「平和になって一番邪魔な存在ってね、また自分たちと争いをできる存在なの」 お姉ちゃんは俺の耳元から口をはなすと、今度は俺の目を真っ直ぐ見て言った。 「タカシは今までは味方だったから、二人にとって心強かったわね」 俺は青ざめた。 「そんな!俺はあの二人を裏切るつもりなんてない!!」 「わかってる、タカシはそんなつもりはないわ。でもあの二人からしたらどう思う? 一番血を流したのに政治には関われない存在、そして戦わせたらずば抜けて強い。 ・・・そのタカシが不満を持ったら脅威になるわ。 それがわからないサオリちゃんじゃないわよ・・・」 ・・・絶望的な気持ちになった。 そんな、親友の二人が、戦いが終ったら、俺が邪魔?
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726 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:14:20.86 ID:/GRCOZa4 - 「そ・・・ん・・・な・・・」
俺は涙が止まらなかった。 「タカシがここを出てきたら不意打ちで殺されるかもしれないわね、ううんきっとあいつらそうするわ。 それが一番あいつらにとって都合がいいもの。そして二人は結婚するかもしれないわね。 そのときタカシのことをたまには思い出すのでしょうね。犠牲はやむをえなかった・・・って」 俺は悲しくて、辛くて、顔をくしゃくしゃにして泣いていた。 「じゃあ・・・俺は・・・ただの人殺しの駒で終わるの・・・? 嫌だ・・・そんなの嫌だ・・・」 「かわいそう・・・かわいそうなタカシ・・・」 お姉ちゃんは俺を強く抱きしめた。 「お姉ちゃん・・・助けて・・・」 胸に顔を埋めながら、俺は子供の頃と同じ台詞を言った。 お姉ちゃんにすがるしかなかった。 「これでわかったでしょう?タカシにとって敵はお姉ちゃんじゃないわ。あいつら二人よ」 心は辛かったけど、お姉ちゃんの大きな胸に顔を埋めて、お姉ちゃんの股間がすれて、ゾクゾクするような快感があふれ続ける。 もう俺は朦朧とする頭の中でお姉ちゃんの言葉にただただ頷いていた。 「お姉ちゃんとタカシにとってあいつらは邪魔だから殺す。・・・わかった?」 その言葉で虚ろから現実に戻った気がした。 ・・・あの二人を殺す。ずっと仲間だったあの二人を・・・。 「・・・あー、まだ頑張るか」 一瞬、お姉ちゃんは何か独り言を言ったが、俺にはよくわからなかった。
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727 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:15:59.37 ID:/GRCOZa4 - 「辛いよね、タカシ?あいつらを殺せって言っても優しいタカシには急にはできないよね?
大丈夫、お姉ちゃんがつらい気持ちを取り除いてあげる」 お姉ちゃんは俺のひざからおりると、座ってる俺の下にかがみこむ。 そして服をゆっくりと脱ぎ、裸体をさらけ出した。 「お、お姉ちゃん・・・」 その姿があまりに美しくて、俺は我を忘れてしまう。 「リラックスして、お姉ちゃんに全部任せてね」 お姉ちゃんは俺のズボンを脱がせると、大きなくて綺麗なおっぱいで優しく挟み込んだ。 「ああ!!」 胸の谷間はむっちりと柔らかくて、ふんわりとした温かさを伝えてくる。 ペニスは爆発するくらい膨らんだ。 「気持ちいいでしょ?どんな男の人もこの胸に挟まれるとみんなお姉ちゃんの虜になるの・・・」 お姉ちゃんは天使のように微笑みながら言う。 「ほら、上下に動かすよ・・・」 すべすべで柔らかい乳肉がうごめいて、ペニスに絡みつき、優しい快感を送る。 「ああ・・・あああ・・・」 仲間を裏切ることの絶望感が優しく甘い快感に塗りつぶされてしまう。 気持ちよくて・・・気持ちよくて・・・もうお姉ちゃんしか目に入らなかった。 「で、出ちゃうよぉ。お姉ちゃん・・・」 「いいよ。悲しみも辛さも、全部吐き出しちゃいなさい」 お姉ちゃんはさらに胸を圧迫させて、激しく交互に揺らし始めた。 「で、でるっ!!!!」 雷にうたれたような快感が走り、俺は射精した。
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728 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:16:17.21 ID:/GRCOZa4 - その後、核の三人を失ったレジスタンスは徐々に劣勢になり、ロックスが盛り返しはじめた。
俺はただお姉ちゃんの言うとおりに動いていた。 ときどき、殺しの依頼をされるときは悲しくなるけど、 それが終わるとお姉ちゃんは優しく俺を癒してくれる。 おっぱいで、口で、手で・・・ときには太ももやお尻で・・・。 もはやお姉ちゃんなしでは生きていけない身体になっていた。 大好きだよお姉ちゃん・・・。 だから、ずっと、そばにいてね・・・。 了
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729 :姉(後編)[sage]:2012/05/14(月) 14:18:14.07 ID:/GRCOZa4 - 以上です。
なんか色仕掛けじゃなくて洗脳じゃね? とか迷いながら書きましたが初SS完結ですw 色仕掛けって、SSって難しい(遠い目)
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