- ■■男のオナニー小説 Part2■■
35 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/04/14(土) 22:00:36.77 ID:D346RZs7 - これから大体15レスほどの中編を投下します。
・>>2の続きです。 ・男性恐怖症気味の女友達を助ける為に、オチンチンに慣れてもらおうと頑張る少年の話です。 ・今回はあまりオナニーっぽくないかも。
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36 :一緒にオナ射君 その23[sage]:2012/04/14(土) 22:01:09.69 ID:D346RZs7 -
周辺地域のターミナルである駅前から、歩いて十五分。 通勤通学で使うには、何とか及第点をあげられる立地にあるマンション。 とある上階の通路を歩く、二人の姿があった。 「でね、そのお店がねっ…」 仲良さそうに並んで歩く二人は、毎度お馴染みオナ射君と、彼の『相棒』であるエミ。 会話の弾む二人の間に架かった吊り橋。指先だけが、絡むように繋がっていた。 車中での淫事の後も逢瀬を繰り返し、遂には指先だけだが手を繋げる様にまでなった二人。 第三者が彼らを見たら、どんな関係を連想するか…十中八九が同じ答えになるだろう。 「なるほどね…だからあの店だったんだ」 聞き役に徹する少年。車に乗ってから此処に至るまで、彼女の口が閉じることは無い。 見る分には辟易してしまう光景だが、当事者である彼にとってはそうでもなかった。 人の話し相手になるのは嫌いではないし、何よりも左手の指先に感じる、暖かい感触。 幼児が大人の指を握るのに近いやり方だが、初々しい雰囲気の二人には良く似合っていた。 (これって何と言うか……こ、恋人…みたいだよね…) 少し浮かれ気味の少年の足が、マンションのとある一角で歩みを止める。 二人の目的地、エミの自宅前。
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37 :一緒にオナ射君 その24[sage]:2012/04/14(土) 22:01:33.81 ID:D346RZs7 -
「散らかってるから、あまり見ないでね」 中に入ると、1DKの小奇麗な部屋が年若い客人を迎えた。 「そんなことないよ、綺麗に整理されてると思う」 社交辞令ではなく、小物に至るまで整頓された部屋からは、隅々まで清潔な印象を受けた。 「男の人を部屋に上げるの初めてだから、どうすれば良いのか分からなくて…」 少年の方も、女性の部屋に二人きりで上がるのは初めてだった。 「とりあえず何か飲み物持ってくるから、ちょっと待っててね」 「あっ、お構いなく」 以前より大分砕けた語り口になった、二人の間の会話。 こんなやり取りを女性の部屋ですることになるなんて…妙な感動に浸っていると、微かな匂いが香ってくる。 (なんか…いい匂いがする) 軽い芳香剤の香りも感じるが、少年が気になったのは香りに隠れた匂いだった。 元々化粧の薄い彼女の部屋だけあって、化粧品特有の化学臭は感じない。 食べ物や体臭のブレンドと掃除の頻度が、部屋の主の在り様を表す匂いを作り出していた。 スーッ…ハーッ…… ほんわかしてしまう、柔らかで仄かな匂いが、少年の鼻腔を満たしていく。 また一つ大人の階段を上ったと、一人ご満悦の彼の元に、エミが飲み物を持って来た。 その時、ふと少年の目が部屋の隅にある物体に留まる。 近くまで来ていた彼女の目も、釣られてそちらを向き…急に顔を赤らめる。 二人の視線の先に在るのは、シングルのパイプベッド。二人の今日のメインステージだ。
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38 :一緒にオナ射君 その25[sage]:2012/04/14(土) 22:02:08.74 ID:D346RZs7 -
ベッドの上に膝を崩して座る二人。だがその装いは随分と差異がある。 服を着たままのエミに対して、少年は完全に全裸で股間の牡幹も半勃ちに近い。 その素肌を曝す股間の至近距離に、彼女の右手が伸びていた。 「んっ…」 そのまま若茎へ触れると思われた手は、寸前で止まってしまい、滞空したままになる。 「無理は良くないよ……今日はもう…」 少年の気遣わしげな声に、しばらく彷徨っていた手指が自身の胸元に引っ込む。 「…ふぅ…っ、やっぱり……駄目みたい…」 以前のように険しい顔にはならないが、少し硬い表情を浮かべていた。 だが、彼女が懸命にがんばるのには訳があった。 色々と無理を聞いてもらっている少年に、何か恩返しをしたい…そのお礼の中には、性的な礼も含まれていた。 幾度にも及ぶ逢瀬を重ね、彼女の中の友情が恋慕に変わるのに、時間は掛からなかった。 (アッ君が、私のことをどう思っているのか分からないけど…) お礼と言っても、所詮は自分がしたい事なだけかも知れない…でも、それでもいい。 とりあえず身体ごと当たって砕けろと、その身体を使える様にする為のリハビリなのだが… 「でも、今日はオチンチンは始めてだし…最初は仕方ないよ」 愛しの少年器官へのアタック第一回目は、彼女の敗北に終わりそうだ。 医師によると、彼女の恐怖症は接触への拒否感の他に、男性器への恐れが大きいらしい。 少年も、男性恐怖症の原因について聞こうとした事はない。 古傷を抉る様なことはしたくないし、時が来れば彼女の方から語ってくれると考えていた。 (やっぱり、いきなり完治したりはしないか…) 身体への軽い接触程度ならできる様になったが、やはり総本山攻略を急ぎ過ぎたようだ。 (だけど、今日はまだっ…) しかし、二人ともすぐに股間へ触れるようになれるとは思っていない。本命は別にある。 少年が背後に振り向いて両手を伸ばすと、何かを取り出してきた。 現れたのは、オナホールと小型のローションボトル。 少年のオナホ童貞を奪った、お気に入りの東京名器ではなく別の種類のようだ。 透明な素材を使ったストレートのシンプルな形で、複雑な形の物より内部の視認性は高い。 このオナホールが、今日の本命だった。
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39 :一緒にオナ射君 その26[sage]:2012/04/14(土) 22:03:26.17 ID:D346RZs7 -
「そ、それじゃあ…いくよ」 「うん、大丈夫……来て」 短くも艶っぽい会話を交わし、少年の腰が徐々に前へと進む。 だが、その先にあるのは彼女の膣ではなく、両手に握られたシリコン素材の淫具。 まずはペニスを近くに感じてみようと色々考えた結果が、オナホール越しの接触だった。 オナホコキでは、エミ自身が積極的に動く必要がある為、心理的にも負担が大きいと判断し、 結局手に持ったオナホへ少年がピストンを繰り出す形をとった。 ジュプッ… 「んっ…んあぁ……っ…」 柔らかさよりも弾力や締め付けに重きを置いた、硬めの感触が亀頭を包んでいく。 中の構造は非貫通型で、中段まで細かいヒダが並び、奥に配置された大きめのイボとの二段構えが、 侵入する高まりを縦横無尽に嬲り責めるようになっていた。 (入ってきた…) シリコンで出来た筒の中へ、少しずつ侵入していく少年の肉幹を、自分の手の中に感じる。 透明な素材のおかげで、肉筒の中を突き進む肉棒の姿をはっきりと確認できた。 グプッ… 「えっ」 中の空気が押し退けられて出た珍妙な音に、少し驚いてしまう。 「大丈夫。中の空気が抜けただけだから」 少年の言葉に、コクンと頷いて大丈夫と伝えると、再び彼の腰が動き始めた。 中へと進み行く高まり。肉圧がグイグイと掌を押し返す。 やがて、牡幹が根元までスッポリと埋まり切ると、そこで一息付く。 (あんなに中でビクンビクンしてる…) 透ける肉壁の向こうに、首を上下に振る少年器官が見える。 「それじゃあ、動くよ?」 コクン…エミの無言の承諾を始まりの合図に、緩やかなピストン運動が始まった。
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40 :一緒にオナ射君 その27[sage]:2012/04/14(土) 22:03:54.17 ID:D346RZs7 -
(オチンチン…グイグイ入ってきてる) 前後する腰に合わせてホールの中を肉棒が行き来し、細かいヒダやイボが肉棒を責め嬲る。 グポッ…ブポッ… (何か、少し間抜けな音…でも……エッチな音) シリコン素材が腰捌きに引かれてへこみ、その都度空気が入り込んで大仰な音を立てる。 「はっ…ふ、んっ…」 いつかのオナニーとは違い、口を閉じて鼻で荒い息をしながら、一心に腰を打ち込む。 穴にペニスを突き入れて腰を使うという行為が、牡の本能を刺激するのか、熱中度は前回より高いように見える。 快楽を貪ろうと必死になって腰を振る姿は、少し滑稽で、どこかいじらしくもあった。 (アッ君、精一杯腰を振ってる…一生懸命になるぐらい興奮して、とても気持ちいいんだ…) もっと彼の硬さを、勢いを感じようと、指を動かして握りを変えてみる。 「ん、はぁ…っ…!っ、んあっ!」 圧迫箇所が変わり、責められる部位の変わった締まりに、上擦った声が吐き出された。 前回は彼女の前で三回も精を迸らせ、少しはオナ見せ行為にも耐性がついたと思っていた。 しかしいざ事を始めると、それが間違いであることを少年は思い知らされた。 「あっ…ん、んうぅっ…っ!」 正座で座るエミの両側に手を置き、膝前に構えたオナホに向かってヘコヘコと腰を使う。 (一人でっ、腰振ってるところ、見られちゃってる…っ…!) 自分の高まりを手で扱くより遥かに惨めな姿を、至近距離からじっと見られる。 透明素材のせいで、人口膣の中で悶える勃起まで観察され、正に逃げ場のない状態だ。 (…恥ずか、しい…のにぃ…っ…!) しかしこの状況に、彼は性的な興奮を感じていた。 行為を見られるのにも多少は慣れたおかげか、以前より素直に興奮を性感に上乗せできた。 グプッ、グポッ、グプッ… 調子の出てきた少年のピストン。牡の愉悦を紡ぐ、逞しい腰突きのリズムの最中。 「あ、くうっ!」 予期しない感触が肉棒を襲い、口から調子を乱す不協和音が放たれる。 音の原因は、オナホを支え持つ彼女の手。細く白い指が、僅かに動いていた。 ゆっくりと、だが着実に。少年の肉棒をオナホの上から愛撫するように蠢いていた。
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41 :一緒にオナ射君 その28[sage]:2012/04/14(土) 22:04:20.75 ID:D346RZs7 -
(アッ君…私の指で気持ちよくなってる…) 束ねたティッシュの先で、くすぐる様な愛撫を見舞った時よりも、はっきりした喘ぎ声。 自分の指の蠢きに合わせて、少年が気持ち良さそうに腰を震わせた。 「っふ…んっ……あぅっ!」 肉棒の突入に合わせて手を握り締めると、スイッチを入れたように淫らな音色が鳴り響く。 (指をうにうにさせると、うっううっ…って。何だか…可愛い) 当初の目的も忘れて指を動かす彼女の目が、ふと少年の両手に行き着く。 見てる分にも辛そうな体制で、もう少し身体を寄せて何かに掴まった方がやり易そうだ。 (何か、掴まれそうなもの……) スイッチの入りかけていた彼女の目が、ついと自分の胸元を見た。 「アッ君、あの、その体制じゃやり辛い…よね?」 彼の様子を慮ってか、エミから声が掛かる。確かに手を広げての前傾姿勢は少し辛い。 「だから………ここに、掴まって?」 そう言って手で指し示した先は、彼女自身の胸元。 「……え?」 思わず腰を止めて、間抜けな声を出してしまう。 (そこって、オ、オッパイだよ…ね?) Eカップに届きそうな豊かな乳房。 ただ歩くだけでもプルンプルンと牡を誘う堪らない動きに、少年も何度目を奪われただろうか。 「大きさは少しはあるから、掴みやすいと思うし…ね?」 確かに、鷲掴みにしても手に収まりそうにない程の巨塊なら、その役目を果たせるだろう。 「でも、あの…」 手で持って支えるだけなら肩もある。何より、そんな所へ触って大丈夫なのか… コクン 彼女の小さな頷き。それだけで、少年の全ての疑問に大丈夫と答える。 「……そ、それじゃあ……お願い、できる?」 結局あの膨らみに手を伸ばし、柔らかさを感じたいと言う、根源的誘惑には勝てなかった。
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42 :一緒にオナ射君 その29[sage]:2012/04/14(土) 22:04:38.68 ID:D346RZs7 -
「ちょっと待ってね」 片手を背中に伸ばして何かを弄り始めると、パチっと言う微かな音が聞こえた。 (ブラ、外しちゃった…!?) 白いカーディガンの下、黒のワンピースを押し上げる胸は、ノーブラ… オナホールの中の肉棒へ更に血が集まり、大きさを、硬さを、そして熱さを増していく。 スウッ… 後ろ手に、水色をしたフルカップのブラジャーを抜き取り、背後に軽く投げた。 「それじゃあ、あの……どうぞ」 流石に恥ずかしいのか、少し俯き加減な火照り顔を見せながら、それでも捧げるように胸を少しだけ突き出す。 「う、うん……」 彼女の求めに応じ、その胸元へと両手を伸ばす。 これからオッパイを触るんだ……その認識一つだけで、頭に興奮と血が上ってしまう。 心臓の激しい鼓動は、胸だけでなく頭にも響いて、重低音のドラムを鳴らしているようだ。 (オッパイ…本物のオッパイ……) やがて緩く広げられた十本の指先が、二つのマシュマロへと降り立った。 フニュウッ… 薄いワンピースの布地越しに感じる、蕩けそうな柔らかさ。 軽く触れただけの指先は、少し力を入れただけで、簡単に少年の指先を柔肉の中へと誘う。 (すごい…こんなに柔らかいのか…!) ただ柔らかいだけではない、指を仄かに押し返す弾力は、若い瑞々しさのおかげだろう。 下側から手を添えて支え持つと、乳房の重みが腕に圧し掛かってくる。 (意外と重いな…) 母性の重さを体感しながら、指でマッサージをするように優しく揉み始める。 「んっ…」 吐息のような彼女の声。エミが初めて発した、性感への素直な反応の歌声。 そして俯き加減な彼女の潤んだ瞳に、険しい拒絶の色は見当たらない。 (エミ…感じてる…!) そのまま乱暴にならないよう慎重を期して、ねちっこく乳肉を解していった。
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43 :一緒にオナ射君 その30[sage]:2012/04/14(土) 22:04:54.91 ID:D346RZs7 -
(アッ君に、胸揉まれちゃってる…!) 自ら進んで双球を触らせたエミだが、内心は激しく混乱していた。 年下の少年に、自慰行為をさせながら胸を触らせると言う破廉恥すぎる行為。 傍目には痴女にしか見えない状況の中で、紛れも無い興奮と心地良さを感じていた。 「っ…ぁっ…」 自分の乳房に初めて触れる、男の手。だけど嫌な感じはしない、大好きな彼なら大丈夫… 初体験故にぎこちなさを残しながらも、たわわに実った果実を一皮残さず味わおうとする、ねっとりとした愛撫は、 エミの官能へ確実に楔を打ち込んでいた。 やがて乳房をたっぷり味わった指が、胸の先に息づく頂点へと走る。 自然な動きで頂上に辿りついた人差し指は、そのまま乳首の周りを這いだした。 「ん、んっ…!」 乳肉の、マッサージの心地良さにくすぐったさを足した様な愉悦とは異なる、鋭敏な快感。 (アッ君の指、エッチすぎ…っ…!) 徐々に大きくなり始めた蕾を、今度は二本の指で挟み、クリクリと交互に擦りたてる。 「あっ、んぅっ……んっ……!」 少年の巧みな乳首責めに、彼女の快感と熱情の篭った鳴き声が、部屋の中に流れていった。 (乳首が勃ってきた…!) 指の間の愛らしい蕾が、急激に膨らみ始める。 柔らかい突起は、あっと言う間にコリコリとした弾力に変化し、その身を指に押し付けてくる。 自分の乳首開発で鍛えた愛撫の技を、まさか女性相手に使うとは夢にも思わなかった… すっかり育った肉の芽に追撃を掛けようとすると、オナホを握る彼女の手に力が入る。 「んうっ…!」 彼女のもたらした締め付けを合図に、忘れられていた少年の腰がピストンを再開した。 グプゥ…ッ グポッグポッ… 盛んに突き入れられる高まりを、蛇腹の数々が迎え撃ち、侵入者に淫らな反撃を繰り返す。 さらに、深い部分に生えたイボは、少し硬めの弾力で快感のツボを突いてくる。 普段なら硬過ぎと感じる内部も、興奮しきった牡幹には丁度良い具合だった。 「はっ、ふあぁっ…!はぅ…っ…!」 豊満な肉に指を埋めながら腰を振る。本能を直撃する柔らかさが触覚からも興奮を煽った。 喜悦に喉を反らして顔を上げた先には、恥ずかしそうに頬を赤らめたエミの顔。 意外な程近くにある表情は、快感に瞳を泳がせ、唇からの熱い溜息が少年の頬を撫でた。 (感じてる…僕の指で気持ちよくなってる…!) 自分の愛撫が彼女を悦ばせている…これまで経験した事のない、責める側の興奮。 初めての熱情が頭をダイレクトに刺激し、ピストンをより早く、より激しくさせた。
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44 :一緒にオナ射君 その31[sage]:2012/04/14(土) 22:06:25.08 ID:D346RZs7 -
(アッ君、じっと見てる…んっ) 欲情した牡の不躾な視線を感じながら、快感に乱れる自分の痴態を止められなかった。 恍惚に染まった二人の貌が、相手の媚態に誘われる様に少しずつ距離を縮めていく。 肉悦を含んだ吐息が絡み合い、その息吹の熱さや勢いがはっきりと感じられる間合い。 遂には僅か数cmの距離にまで近づき、二人で昂ぶりを分かち合う。 「ふぁっ、くっ…うっ!」 その時、少年の突き込みが自身の良いところを擦ったのだろうか。 一際甲高い声と共に上半身が大きくしなると、僅かだった二人の距離が零へと近づき… チュッ… 唇同士が触れ合った。 「っ!!」 途端に、ビクっと電気ショックを受けたように身体を跳ねさせ、慌てて仰け反る少年。 「あの、ごめん!」 狼狽した口調で謝る彼に、だがエミの内心を占めるのは、ときめき色の昂ぶりだけだった。 (チュって…しちゃった……キス) 唇の先端同士が一瞬触れただけの、キスと呼べるかどうかも怪しい触れ合い。 だが効果は覿面で、瞬く間に彼女の表情が、熱に浮かされた様な惚けた顔に変わっていく。 (けど…嫌じゃない、怖くなかった…ううん……嬉しかった) コンマの世界で感じた、柔らかい肉感。少し濡れた感触。体温の温かさ。 淡い恋愛感情を抱く相手との口付けが、真実であることの何よりの証。 「その、つい当たっちゃって…」 一生懸命に謝る彼を見て、嫌じゃないと、嬉しいと伝えたかった…言葉よりも、明確に。 「…ん……」 瞼を閉じ、頤を少しだけ突き出して、自らの唇を目の前の少年に捧げた。
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45 :一緒にオナ射君 その32[sage]:2012/04/14(土) 22:06:41.07 ID:D346RZs7 -
目を瞑って口を突き出すエミの姿を見て、少年の自制心は遂に瓦解した。 「んっ…」 彼女の口に顔を近づけると、自分も目を瞑って、しっかりと唇を合わせる。 (キスしちゃった…!…ちゃんとした、キス…!) 確かに重なる唇同士。今度こそ正真正銘のファーストキスだった。 彼女も興奮しているのだろうか、火照った鼻息が吹きかけられて、少しこそばゆい。 チュッ…ンチュ…ッ… 初めて同士故にぎこちないが、それ故にひたむきな熱い交わり。 プニプニした柔らかな感触をもっと感じたくて、夢中になって唇を這わし始めた。 (柔らかくて、なんか気持ちいい…) 一組の濡れた柔肉が互いに捏ねくり合う、唇同士の愛撫… 初めての経験に興奮した少年の欲望は、止まっていた腰に再び火を入れた。 (キス…キスしてる。アッ君と、キスしちゃってる…!) 貪るように唇を合わせる二人。やがて少年の腰と手が再び動き出して性感を分かち合った。 「ん、はむっ…んぅ……ふぅ…っ」 異性に胸を愛撫されながらのファーストキスと言う、初めてづくしの行為の連続。 キスはイチゴ味とはいかないが、無味無臭のそれは強いて言うなら少年の肉の味だろうか。 (アッ君…アッ君……んっ…) 自身の想いと火照りを伝えたい…口を強く押し付けて、唇と共に思いの丈をぶつける。 さらに少年の下唇を咥え込むと、フニフニと揉み解すような連続攻撃を見舞う。 彼女自身も驚くほどの積極的な行為は、自分以上に少年を興奮させ、手の中で猛る少年器官の絶頂を早めた。 乳房の溢れそうな柔らかさ、キスの感触、そして股間のオナホの快感。 三重苦ならぬ性の三重喜に沸いた興奮は、少年の我慢の沸点をあっという間に突破した。 「は、ぁん…むっ……っんぅ!」 睾丸の奥に集中する神経、熱い塊、蠢く『何か』。 牡の生きる意義、最大の快楽を前に、だが少年の関心は唇と両手に集中していた。 興奮のせいで乱雑になりがちな手を諫めながら、乳肉を優しく揉みしだくと、ご褒美代わりの熱い声が少年の耳を楽しませて、 行為に拍車を掛ける。 その必死な手つきは、まるでお気に入りの玩具で遊ぶ子供のようだ。 蕩けそうなマシュマロを堪能する間も、少年の射精感はグングンとメーターを上げてくる。 最後の境界を跨ぐ寸前の射精感をそのままに、作業機械の如く腰を振って、硬めのヒダとイボの数々に肉棒を擦りつけた。 「あむっ……っ、くぅ!」 腰と手を動かす間も、唇同士で繋がる二人の熱いキスは続いていた。 少年の下唇を咥えるエミの上唇を咥え返すと、舌を繰り出して艶やかな唇表面を舐め上げ、ねっとりと味わうように這わせる。 すると彼女からの反撃の舌責めが、彼の下唇を同じく嬲り始める。 それだけでなく僅かに開いた口から、ぎこちないながらも彼女の舌先が捻じ込まれてきた。 口内で感じる、彼女の舌の温かさ… 初めての衝撃は、白濁の奔流を食い止める自制と言う名のダムを、決壊させるのに十分な破壊力だった。 (っ!来ちゃった!?まず、いっ…!) 気づいた時には、確かな手ごたえの感触が、自分の奥底から動き始めた。
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46 :一緒にオナ射君 その33[sage]:2012/04/14(土) 22:07:09.66 ID:D346RZs7 -
(アッ君……アッ君…!) 少年の口内に舌を入れ、自分の上唇を舐め回す舌を、裏側から舐め返す。 こうしたテクも、いつかこのような状況が来ると信じて、様々な技巧を勉強した成果だ。 チュッ、クプッ……プフゥ… 口を大きめに開くと、今度はお返しとばかりに彼の舌がエミの口中に侵入して来た。 (熱くてヌルヌルして…だけど、嫌じゃないし……私も、興奮しちゃってる…) 唾液を交換しながら、相手の口腔粘膜を激しく、そして淫らに犯し合う二人。 やがて交差する熱い舌同士は、絡み合いながら互いを愛撫し始める。 「んっ…は、ぁっ…っ!」 まるで蛇の交尾のような、隙間無く密着して相方と触れ合う行為に、少年も限界が近い。 彼の全身が強張ったと思うと、鼻息がさらに荒くなり始める。 開いたままの口から漏れ出す喘ぎ声も、かすれる程高い感極まった声色に変わっていた。 最後の瞬間が近づくにつれて、腰とは逆に、舌と手は動き少なく雑になっていく。 だがそれを補うように、彼女の口唇愛撫は、より激しく大胆に少年を責め立てた。 「はっ、ふぅ、っ、はぁ…っ!」 肉棒の根元から昇り来る奔流を感じながら、守り一方となった少年。 目を瞑ったままの暗闇の世界で、確かな三つの感触に、射精の快感が付け足される直前。 フッ… もはや胸に添えるだけとなった彼の右手に、柔らかくて温かい感触が覆いかぶさる。 それがエミの掌だと気づくのと同時に、肉棒がブワっと限界を超えて膨らみ… 「はぁっ…っ、ふくぅ…っう!!」 溜まりに溜まった、牡の熱情を開放した。 ビュビュウゥーッ! オナホの中に勢いよく注がれる、欲望の証。 激しく動いていた腰を止め、頭を真っ白にする熱い性感に身を任せる。 透明な素材の向こうには、ビクビクとわななきながら白濁粘液をひり出す牡幹が見えた。 「あふぁ…っ!んうぅっ、うむっ!」 股間の筋肉が射精運動をする度に、お尻がキュッと締まってえくぼを作り上げる。 はしたない律動に合わせて、しゃくり上げる亀頭がオナホ内のイボに当たり、 過敏を通り越して苛烈なほどの刺激をもたらす。 舌足らずなよがり声を上げる口からは、断末魔のように尖った舌が伸び出していた。 その舌先へエミが吸い付くと、唇で扱き上げながら緩やかにしゃぶり始めてしまった。 チュクッ、プチュッ…チュウゥ…ッ 不慣れながらも、必死に舌を絡ませて表面を舐め上げ、いやらしい湿った音を撒き散らす。 「ん、はっ…あふぅ……うむ…ん…」 精液と共に獣欲を吐き出す少年に、破廉恥な舌技が興奮を注ぎ足していった。 ビュルッ…プビュル…ゥ… エミの左手の中にある肉棒が、もう幾度目かも分からない脈打ちを行う。 (アッ君のビクビク、収まってきてるのかな…) 尚も腰を小刻みに震わせて、精液を捻り出そうとするが、少量の雫が弾けるだけ。 彼女の方は、未だに頭の中を官能で満たしたままだが、発散のしようがない。 愛撫の技を緩めて、咥えていた少年の舌を名残惜しげに開放すると、 愛撫を受けていた少年の口端から、どちらの物とも知れぬ透明な唾液が流れ落ちていった。
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47 :一緒にオナ射君 その34[sage]:2012/04/14(土) 22:07:31.21 ID:D346RZs7 -
「はっ…っ、ふぁ、あ……っ」 酸素を求める浅い呼吸と引き換えに、少年の内に燻る淫熱が吐き出される。 硬直を解き始めた股間の高まりと同じく、全身から緊張が失せていく。 強張った太腿や尻肉に浮き出ていた筋肉も、薄い脂肪の下にすっかり隠れてしまった。 「はぁぁ……っ…ふぅ………」 今は怖いほどの熱狂に代わって、精気を全て吐き出した様な虚脱感が身体を支配する。 そんな気だるさを抱えた身体とは逆に、欲望を出すだけ出して明瞭になった頭が最初に認識したのは、 肌を接する彼女の柔らかい唇だった。 (僕…キス、してる……) すぐ近くから吹きかけられる彼女の息。熱い風が肌を撫でるのが、少しこそばゆい。 この感触に浸っていたいと思う本能を抑え、自分の口に吸い付く唇を優しく引き離す。 チュプッ… 離れる二人の唇。その間を透明な糸が繋ぎ、名残惜しげに互いを結び付ける。 目を開くと、真っ赤に茹で上がったまま目を閉じるエミの顔が、至近距離にあった。 (エッチくって色っぽくて……でも、可愛いなぁ…) 情事に慣れない少女のような健気さと、年上の色香を合わせた表情。 彼女の顔に魅入っていると、収まっていた胸の鼓動が再び早鐘を打ち始める。 このまま再び唇を合わせたい衝動を、だが少年は我慢してエミの反応を待った。 「んっ…」 しばらくすると、閉じていた彼女の瞼が薄っすらと開く。 「…ぁ……」 見つめられるのが恥ずかしいのか、顔を俯かせると上目遣いの視線を送ってきた。 (うっ…またそんな可愛い顔して、卑怯だよ…) 少年にとっては反則級の愛らしさ。もう少し見ていたいが、その前に確かめなければならない事がある。 「あの…キス……しちゃった、ね」 静かな一言で、彼女に切り出す。 コクン 俯いたままの頷きが返る。その言葉を予期していたのか待っていたのか、素早い反応だ。 「………あの、僕……」 だがここからが本番だ。行為の最中の、唇を突き出してキスをせがむ様な彼女の行動。 「…キスは初めてだったけど、嬉しくて…あの、エミが僕の、初めての人だったから」 あの行動の意味…しかしそれを彼女に聞いて、答えを求めるのは酷だろう。 「……僕、エミのことが……好き」 勘違いや振られることを覚悟で、自分から旗幟を明確にした。 「エミも、同じ気持ちだったら…すごく嬉しい」 緊張を色濃く残した、ガチガチになりながらの告白。 左胸に添えたままの手に伝わる鼓動が、早まった気がした。
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48 :一緒にオナ射君 その35[sage]:2012/04/14(土) 22:07:58.99 ID:D346RZs7 -
(好き、好きって…アッ君に、好きって言われちゃった!!) 一方、告白を受けた彼女の内心は、歓喜と混乱がカーニバルを共同開催していた。 (早く、私も好きって、大好きって言わないと…!) 人生初めての恋愛イベントに舞い上がって、そのまま大気圏を突破しそうな勢いだ。 早く返事をと気持ちは急くが、脳内の言語中枢が旅行にでも出かけたかのように、言葉を出せないでいた。 コクン… 小さな頷き一つ。だがそれが彼女にとって精一杯の返事。 「……!」 私もアッ君が好き… 役立たずの口は捨て置いて、僅かな動作で思慕を伝えると、心配そうだった少年の表情が一転する。 固く結んだ口元が笑みの形に綻び、不安げな瞳も喜び一色に染まって、嬉しさを体現した。 「私もアッ君が…ファーストキスの相手で…よかった」 一瞬で華咲いた少年の様子に、ようやく彼女の緊張も解れたらしい。 仕事を再開したシナプスが、はにかみ気味の小さな声で思いの丈を紡いだ。 (これで、僕たち……恋人、なんだよね) 初めての告白で想いを遂げると、実感よりも先に気恥ずかしさが顔を出してくる。 最近は自然と恋人同士みたいな世界を作ることの多い二人だが、今の空気はそれ以上だ。 二人で照れ笑いを浮かべ、モジモジしながら見つめ合っていると、少年の右手に重なるエミの手が動き出す。 (…んっと…こういうことかな?) 指と指を合わせようとする動きに、何か思い当たるものがあるらしい。 乳房から手を離し、彼女の掌に自分の掌を重ねると、互いに指を絡ませた。 所謂恋人握り。どうやら勘は当たったようで、彼女の表情に一層の喜びが加わる。 その嬉しそうな様子に誘われ、自然と顔を近づけると、エミも同じく顔を寄せてくる。 どんどん狭まる二人の距離。その先にある当然の帰結は… ンチュッ… そうすることが当然であるかの如く、二人の唇が重なり合う。 「んっ……」 余分なノイズの無い、純粋なキス。 (…オナホに入れたまんまじゃ、いまいち決まらないけど……まぁ…いいかな) 傍から見た姿は、オナホに萎えた若茎を入れたままだが、そこには目を瞑って唇の感触に集中した。
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- ■■男のオナニー小説 Part2■■
49 :一緒にオナ射君 その36[sage]:2012/04/14(土) 22:08:17.89 ID:D346RZs7 -
二人が相棒から恋人に変わって、一時間ほどイチャついて恋人空間を楽しんだ後。 玄関には、帰宅時間を迎えた少年と、それを見送るエミの姿があった。 「じゃ……また」 「うん、また連絡するね」 名残惜しいが、泊まっていくわけにもいかない。 身を屈めて顔を寄せてくる彼女に、素早く触れるだけのキスを見舞う。 一時間の間に散々やって、もう何度目かも分からない口付けを終えると、後ろ髪引かれる思いで扉を開け… 「あっ、ちょっと待って!」 寸前で彼女の声が、少年を呼び止めた。 「今持ってくるから、ちょっと待ってて」 何か渡す物があるのだろうか。小走りで部屋の奥に行くと、戸棚を開ける音が聞こえる。 (なんだろ…お土産か何かかな?) 「お待たせっ」 頭に疑問を浮かべていると、赤ら顔の恋人が急いた歩みで戻ってきた。 「あの…これ、持っていって、使って…欲しいの」 差し出されたのは、デパートの土産物等を入れる小さな紙袋。 (何か様子が…どうしたんだろ?) 少しだけ緊張した雰囲気の目線。顔の火照りも、急いで動いただけにしては赤過ぎだ。 とりあえず紙袋を受け取って中を覗くと、そこには… (…えっ……パ、パンティ…!?) おそらくエミの物であろう、大量の下着が入っていた。
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50 :一緒にオナ射君 その37[sage]:2012/04/14(土) 22:08:46.07 ID:D346RZs7 -
「あの、会えない時にしたくなったら、その……使って欲しいなぁって…」 思いも寄らない衝撃のプレゼントに、一時的に思考を放棄してしまう。 「…もしかして……引いちゃうかな」 待っても反応を返さない少年に、心配になったのか少し抑え目の声が掛かる。 「ううんっ!そんなことない…嬉しい、嬉しいよ」 随分と大胆な贈り物だが、慌てて答える声色には、負の感情は見えない。 恋人の生下着を使ったパンティオナニー…オナニスト中級の少年が、嬉しくない訳がなかった。 「本当…?本当に?」 「うん、ちょっと恥ずかしいけど……あの、我慢できなくなったら…使わせてもらうね」 演技の欠片もない本心からの言葉が届いたのか、エミの顔に再び明るさが戻る。 「それでね、こっちのビニールに入ってるのは、洗濯済みの下着。で、こっちが…」 調子が戻ると、今度は袋の中身を指差しながら、内容の説明を始める。 「それで、最後にこれが…」 一つのビニール袋を取り出す。透明な袋の中には、一枚の明るい水色のショーツ。 白いフリルに縁取られた、シンプルながら適度に可愛らしいデザインだ。 (あれ…どこかで見たような…) ふとした既視感。だが自分で答えを探し出すより先に、下着の持ち主から答えが出た。 「…さっきまで、私が穿いてたショーツ」 最後の最後で、とんでもない破壊力の一品。 差し出された一枚を受け取ると、薄いビニール越しにだが微かな温もりが感じられた。 (まだ、あったかい…これがエミの…オマンコに……) ググゥッ… 少年の股間が、草の芽の成長を早送りで見るように、急激に盛り上がり始める。 生々しい体温の残り香は、少年に小さな下着に包まれた秘部を想像させたようだ。 「ぁ…っ」 牡として正常な反応を、いち早く見つけた彼女の口から、小さな驚きの声が漏れ出る。 (う……また、やっちゃった…) 何時かの車内での情事。エミに勃起を見咎められ、三度目の滾りを放った事を思い出す。 (こんなにしょっちゅう勃たせてたら、かっこ悪いよ…) 股間の正直息子には悪いが、ここは気づかなかった事にしてスルーするのが一番だろう。 努めてさり気なく、手中のパンティーを紙袋に入れようと動き始める少年に。 「アッ君の家って、門限…まだ大丈夫?」 機先を制するエミの一言。 「うちはまだ大丈夫。一時間は余裕見てるから」 「そう、なんだ…」 どこか焦った雰囲気の思案顔で、一人頷く。 「…あのね、男の人って、あの、こういうのって…脱ぎたてが良いって…聞いたの…」 ドクンッ…少年の胸の動悸が1テンポ早まる。 「まだ、暖かいし…」 頭の芯が熱く火照っていく。この後の展開が容易に想像できるからだ。 「もしアッ君が、良かったらだけど…」 高まる熱は、頭だけでなく股間の肉棒にも集中し、その強靭さを銅から鋼鉄にランクアップさせる。 「…あの、ね………してく?」 コクン 少年の首が、ゆっくりと、だが躊躇いなく。 縦に動いた。 エミの部屋の玄関が開くのは、それから四十分程経ってからだった。 続く
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51 :35[sage]:2012/04/14(土) 22:09:37.35 ID:D346RZs7 - 以上です。
次の投稿は、いつもより遅くなるかもしれません。
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52 :35[sage]:2012/04/14(土) 22:20:48.11 ID:D346RZs7 - >>30-34
抜けてましたが、読んでもらってありがとうです! やはり少年同士の方が、反応いいのかな…
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