- 甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度13
16 :魔空師[sage]:2012/02/25(土) 00:02:18.06 ID:mr1Jq2CK - 前スレの前回のあらすじ
カレーを食べました 終わり
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18 :魔空師[sage]:2012/02/25(土) 00:05:32.86 ID:mr1Jq2CK - 愁が莉音と自分の着替えを持ってくると、すでに風呂の中ではバシャバシャという豪快な音が聞こえてきた。
「わ〜い!」 (すげーハイテンション・・・) 愁も渋々服を脱ぎ、いつものところに置こうとしたとき、その場所には今まで見たことのない下着があった。 (うっ、気にするな気にするな・・・あ、上はつけてないんだ・・じゃなくて!) 「ハァ〜」 服を脱いでそれらを隠すように上に重ねた。 「しゅう、はやく〜」 「わ、わかったから」 (家で腰にタオル巻いて入るなんて初めてだな) そう思いながら、おそるおそる風呂のドアを開けた。 「しゅう、くらえ!」 バシャッ 「ぬわっ!?」 「あっははは!びっくりした?」 「まったくも・・・って、ちょっ!」 「ん?どしたのしゅう?うしろむいて。それになんでぬのまいてるの?」 愁は、莉音がタオルを巻いていないことをなぜ考えなかったと自分を恨んだ。そしてその隙を突かれた。 「ぬのなんてじゃまだよ。そりゃ!」 バッ 「へ?うわ!!」 愁の唯一の防具はあっさりとはがされてしまった。 「ちょ、何してんの!」 愁は慌てて手で隠して、莉音からタオルを奪い返し、急いで巻き直した。 「なんでそんなことするの?」 「こ、こっちではこれが普通だから!」 「へ〜まくうかいでは、なにもつけないよ」 恥じらいの感情が薄いのだろうか。大変な文化と交流することになったのかと、愁は実感した。 そのあとも莉音は、壁まで水浸しにするわ、シャンプーで遊んじゃうわ、愁を溺れかけさせるわで大変だった。
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19 :魔空師[sage]:2012/02/25(土) 00:06:51.92 ID:mr1Jq2CK - 「あ〜きもちよかった」
「ほら莉音ちゃん、服着る。湯冷めするから」 愁は莉音には少し大きい自分の服を着せた。 「ぶかぶかだね〜」 「髪乾かすから、リビング行ってて。ドライヤーそこだから」 「どらいやー?」 「髪を乾かすときに使うやつ」 「へ〜」 「魔空界だとどうすんの」 「おかあさんのまほうで」 「一瞬か、便利だな。まあいいやリビング行こう」 「は〜い」 「あ、裾ふんでこけ」 「ぬわっ!」 遅かった・・・。 リビングのソファーに二人は腰かけて、愁は小さい頃母親にやってもらったのを思い出しながら、莉音の髪を乾かしていった。 「おでこ大丈夫?」 「うん・・・」 「ごめんね、服大きいのしかなくて」 「ううん、わたしがどじなだけだよ」 (・・・なんて言っていいかわからねえ) 「でも、どらいやーってめんどくさいね」 「へ?あぁ、まあ魔法に比べたらそりゃな」 「そっか。そうだね・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・ん?」 莉音の髪を乾かしきった愁は、莉音の様子に気付いた。 「・・・おかあさんたちと・・・はなればなれなんだね」 「あ〜そう・・・だね・・・」 「・・・いつも・・・いっしょなのに・・・」 (・・・え、これってまさか、ホームシック!?え、え〜と・・・) 愁は悲しそうにしている莉音のために、何かできないかと考え、すぐ前のテレビにつながれっぱなしだったものに気付いた。
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20 :魔空師[sage]:2012/02/25(土) 00:08:42.78 ID:mr1Jq2CK - 「あ、あのさ、ゲームしない?」
「ん、げーむ?」 「そ、魔空界にあるかわかんないけど、結構面白いよ」 愁は持っているソフトから、複雑な操作のいらないゲームをチョイスした。 「これやる?モリオゴーカート!」 「なにそれ?」 「やってみりゃわかるって」 ゲームを起動させて、愁はゲームをやって見せた。 「っほ、よっ、そりゃ」 そのゲームは愁の圧勝だった。しかしこれに莉音はのってくれたのか、莉音の方をみてみると 「はわ〜〜〜」 莉音は目を輝かせて、画面を見ていた。 「ねぇ、やってみなよ」 「いいの?」 「ゲームは一緒にやった方が面白いよ」 「わ〜い!」 それからふたりは他のゲームもプレイして、ふたりで対戦したり、協力したりして、いつの間にか莉音からは、寂しいという 感情はなくなっていた。 「莉音・・・突然のお泊りだったけど、大丈夫だったかしら・・・」 翌日になり、魔空界から人目につかないよう朝早くに、莉音のもとへと向かう奈瀬。愁の家の前に着いて、呼び鈴を鳴らす。 ピンポーン 「は〜い。あら、奈瀬さん」 「朝早くにすみません」 「大丈夫ですよ。私もいろいろあって、さっき帰ってきたところですから」 「あぁ、そうですか。本当に愁君に迷惑かけてしまって」 「いえ大丈夫ですよ。愁は意外としっかりしているし、それにちょっと来てくださいよ」 「はい?」 奈瀬は愁の母にリビングをのぞいてみるように言われた。そこには 「・・・あらあら」 「クカー・・・」 「・・・スゥ・・」 そこには、ゲームコントローラーを持ちながら、並んで眠っている二人の姿があった。二人の上には、愁の母がかけたであろう タオルケットがかかっていた。その様子を見て奈瀬はここに向かって来るまでの不安は、全く持って無意味であったのだと安心した。
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