- 【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合43
601 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/02/23(木) 04:55:09.53 ID:S7mQ/OVM - おはようございます。
アンリエッタのお話ができたので投下します。 ゼロ魔のSSは初めてですが、温かい目で読んでいただければ幸いです。
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602 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 04:56:09.44 ID:S7mQ/OVM - ド・オルニエールの屋敷で平賀才人はある女性と密会をしていた。
相手はトリステインの女王、アンリエッタ・ド・トリステインである。 普段は上品かつ高貴な振る舞いをしている彼女だが、今の彼女は180度違っている。 地下の隠し部屋のダブルベッドの上、アンリエッタは裸になって同じく裸の才人のペニスに舌を這わせていた。 「くすっ…。相変わらず大きいですね…。この辺りも気持ち良かったりするのかしら?」 アンリエッタはペニスの裏筋部分をなぞるように舐め上げた。 才人の背筋にぞくっと快楽の電流が走り、彼の鼓動を更に速めていく。 「姫様…。すごいです…。もう一回お願いします…」 「…わかりました…」 アンリエッタは嬉しそうに先ほどと同じように裏筋を舐め上げた。 昼は王女、夜は娼婦、そんな彼女の二面性を知る男は恐らく自分だけだろう。 才人はこみ上げてくる射精感を必死に抑えながら彼女が与えてくれる快楽に身を任せる。 「姫様…。もう出してもいいですか…?」 才人がアンリエッタに尋ねると、アンリエッタは才人のペニスの根元を指できゅっと掴んだ。 「だ・め・で・す」 恍惚の表情で口角をつり上げるアンリエッタ。 王女の時の彼女からは決して見られないその表情が才人は大好きだった。 「また…ですか?」 「ええ…。今度は才人さんがわたくしを気持ちよくしてくださいね?」 ベッドの上に仰向けに寝転がり、脚を軽く開く。 才人はその間に体を滑り込ませ、亀頭の先端を彼女の膣口に合わせる。 「はっ…うん…っ…」 愛液を滴らせた膣にペニスが呑み込まれる。 「姫様っ…」 うねうねと蠢くアンリエッタの膣壁の感触に才人は一気に絶頂へ導かれる。 どくどくと脈打つペニス、子宮に呑み込まれる精液、その感触にアンリエッタの顔が歓喜の色に染まる。 「姫様…。こんなこと本当に続けていいんですか…?」 アンリエッタの中に出すのは初めてではない。 彼女との密会はもう三回目。 肉体関係は二回目の密会の時に持ち、そのときから彼女は中に出されるのを好んでいる。 一国の王女だというのに彼女は避妊の意思を全く見せない。 才人も一応貴族とはいえ所詮は平民上がり、貴族としては下っ端の中の下っ端である。 アンリエッタとの身分の差は天と地ほどもあるのに、彼女はそんな自分の精液を膣内で貪る。 ペニスの脈動が治まったそのとき、大人しかったアンリエッタの膣壁が再び自分のペニスに絡みついてきた。
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603 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 04:57:08.79 ID:S7mQ/OVM - 「そんなこと言っても、才人さんだってわたくしの中で出すのがお好きなのでしょう?いいではないですか。今は欲望や衝動のままに求め合いたいのです…」
微笑むアンリエッタの中で才人のペニスが再び力を取り戻す。 「責任感や義務感で心を縛らないで…」 アンリエッタは知っていた。 才人が自分と交わっている時も心の片隅ではルイズのことを想っていることを。 だから初めて交わった時から、彼に一時でもいいのでルイズを忘れて欲しくて中出しばかりさせている。 ルイズと彼が恋人同士なのは知っている。 だが才人はルイズを愛することに責任や義務のようなものを感じているのではないか。 初めてこの部屋に来た時に才人を見て感じたことがそれだった。 「責任も義務も今はいりません…。わたくしがしたいこと、して欲しいこと、あなたがしたいこと、して欲しいことが一致していればそれでいいではないですか…」 この部屋を初めて訪れた際、才人はルイズと喧嘩中だった。 アンリエッタはその時そのことを知っていたわけではなかったが、結果として彼は自分になびいた。 相手が脆くなっている時につけ込んだような形だが、アンリエッタにとってはどうでもいいことだった。 それくらいやらなければ彼をルイズから掻っ攫うことなどできないだろうから。 更に言えば、アンリエッタは自分が迫ればサイトがなんだかんだで自分を拒めないであろうことも初めての密会ときから感じていた。 現に今も彼はペニスを自分の中から抜こうとせず、それどころか自分の背中に回した腕に力を込めて自分を強く抱き寄せている。 アンリエッタは才人の後頭部に手を回してキスをした。 才人の理性にとどめを刺すキス。 完全に才人の本能にスイッチが入った。 「あっ…!はぁんっ…!!」 アンリエッタが甲高い嬌声を上げる。 ベッドは二人分の体重を支えてギシギシと軋み、ぐちゅぐちゅという粘性のある水音が結合部から洩れる。 「ああっ…!いい…!!奥が…すごく…っ……!!」 ガンガンと子宮にぶち当るペニスの感触にアンリエッタは快楽を感じて身をよじらせる。 「姫様…っ…!すごくエロい…っ…!」 本来高貴な身分の彼女を形容する言葉ではなかったかもしれないが、アンリエッタ自身特に悪い気はしなかった。 恐らくルイズでは自分ほど彼の前で欲望や快楽に正直にはなれないだろう。 「ひあんっ!!」 ずん!と重い一突きが自分の子宮目がけて繰り出されたが、彼はまだ射精しなかった。 「姫様…。姫様の好きなの、いきますよっ…!」 そのまま才人は腰で数字の8の字を描くように動き、アンリエッタの子宮に亀頭を押し当てたままグリグリと圧迫していった。 「あっ…!ああああぁぁぁぁっ!!」 理性を失ったアンリエッタの甘い嬌声が隠し部屋の中に響き渡る。 膣口から漏れ出る愛液は真っ白に濁り、才人とアンリエッタは互いに舌を絡め合いながら二人で絶頂を迎える。 「「〜〜〜〜〜〜っ!!!」」 声にならない声で二人は絶頂を迎え、お互いの背中に回した腕に力を込めて強く密着し、唇の密着も今までよりもっと強く、ペニスももっと彼女の奥まで突きさし、快楽を貪り合う。 一回目よりも強い脈動と熱い精液の流れを自分の中に感じ、アンリエッタは満足そうな表情を浮かべた。
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604 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 04:59:42.41 ID:S7mQ/OVM - 「才人さん、やっぱりわたくしに対する印象は変わりましたか?」
まだお互いに熱をもった体でアンリエッタと才人はベッドの上にいた。 アンリエッタがふとそんな質問をしてきたので、才人はどう答えたものかと考えを巡らせる。 「うーん…。そうだなあ…」 「そんなに考えなくても、思ったままを率直に答えてくれて構いませんよ」 アンリエッタが自分の胸に手を重ねてくる。 「じゃあ…、失礼な言い方になると思うんですけど、いいですか?」 「ええ」 すっと息を深く吸い込んだ後、才人はゆっくりと口を開いた。 「その…姫様って悪魔みたいな人だなって…」 「…悪魔…」 別にそう言われたからといって気分が悪くなったわけではないが、彼が自分にそう言った意図をアンリエッタは知りたかったので彼を追及する。 「なぜそう思うのです?」 才人はアンリエッタにそう言われて少し目を泳がせた。 「別に怒っているわけではありませんよ。ただなぜなのかを聞きたいだけです」 アンリエッタにそう言われ、才人はなぜそう思ったのかの説明を始めた。 「だって、俺にはルイズがいることを姫様だって知ってるわけでしょう?流されてる俺も俺だと自覚はしてますけど、はっきり言って確信犯じゃないですか」 その言い方からしてやはりルイズのことが彼の心からは離れないのか。 アンリエッタはまだ彼を自分のものにできていないことを感じた。 「ルイズとはまだ喧嘩中なのですか?」 この前聞いたルイズと才人の喧嘩の原因、ルイズの姉であるエレオノールに認めてもらうためにルイズに貴族のいろはを彼は叩き込まれているらしいが、 元々身分制度の無い世界からやって来た彼にはそういったものが煩わしく感じられるらしく、結局ルイズの訓練を放り投げてしまったと彼から聞いた。 「…最近はそうでもないかな…。でもまだルイズは俺が訓練を放り投げたことを完全には許してないですね。当たり前と言えば当たり前ですけど」 「…そうですか…。ねえ、才人さん」 「はい?」 「詳しく聞いたことがなかったのですが、才人さんの元いた世界ってどんなところなんですか?」 立場は違えどアンリエッタも王族の責任や義務を煩わしく感じることがあるので、才人の世界に少し憧れのようなものを持っていた。
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605 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 05:00:53.29 ID:S7mQ/OVM - 「そうですね…」
才人が自分の世界のことを話し始める。 魔法が無い、月もひとつ、身分制度がなく基本的に恋愛も自由にできる、その他にもいろいろと。 アンリエッタはおとぎ話を聞いているような気分になった。 幼い子どもが物語の世界に憧れを抱くように。 「…わたくしにとっては夢のような世界ですわね…。もしわたくしがあなたの世界に迷い込んであなたと出会っていたら、わたくしはそこであなたと自由に恋をして結ばれることもありえたのかしら…」 アンリエッタは少し遠い目をして言った。 朝になれば再び王族の責任や義務と向き合う自分の日常が待っている。 「姫様…」 「ごめんなさい、才人さん。でも義務感や責任感で生きていけるほどわたくしは強くなくて…」 才人はアンリエッタを抱く腕に少し力を込めた。 少しでも彼女の気分が楽になることを信じて。 「明日の公務もそこまでかかりそうではないので、明日また会っていただけませんか?」 「…わかりました…」 なぜアンリエッタの誘いを自分は断れないのだろうか。 ルイズへの後ろめたい気持ちを感じながら、消えていく彼女を才人は見送った。 自室に戻ったアンリエッタは自分の部屋のベッドに寝転がり、高い天井を見上げた。 「悪魔…か…」 言われてみればこれほど自分をよく言い表している言葉もないような気がした。 親友であるルイズを裏切り、その恋人にも裏切りをそそのかしている。 自分の欲望と衝動のまま、快楽を求めて。 「……ふふっ……」 自虐的な笑いが自然とこぼれた。 自分とルイズを比べてみたらその差がよくわかる。 素直ではないが根はまっすぐ純真で責任感や義務感の強いルイズと、淫らで社会的に許されないことも辞さず、責任や義務から逃れることをいつも心のどこかで考えている自分。 実に対照的ではないか。 彼にとっての天使がルイズならば自分は悪魔に他ならない。 ―― 面白い…。ならばわたくしは悪魔になろう ―― 多くの人にとって国家元首である自分は高嶺の花のように思われているだろう。 才人も元はそんな風に思っていたかもしれない。 だが自分の本性はちがう。 欲望と衝動のまま快楽を貪り、相手には堕落と引き換えに快楽を与える。 自分は悪魔の果実。 自分の体は彼に快楽という甘い味を感じさせる果肉、唾液や愛液は彼の本能を刺激し誘いだすための果汁。 ルイズへの裏切りが、王族としての責務を放棄するような行動が堕落だと言うならばそれもいいだろう。 それでも自分は彼が欲しい。 「ふふ……っ……。あははははっ……」 だだっ広い一人用の寝室にアンリエッタの笑い声がこだました。
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606 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 05:01:52.06 ID:S7mQ/OVM - 次の日の夜、才人は再び隠し部屋の鏡の前にいた。
才人が鏡面に触れると、アンリエッタの姿が映った。 胸の部分は隠されているがそこから下の部分は半透明になっていてショーツも見えているネグリジェ姿である。 「こんばんは、才人さん。今夜も楽しみましょうね…」 才人の目の前に現れたアンリエッタは髪を掻きあげながらそう言った。 もうすっかり夜のモードに入っている。 「姫様…」 才人がアンリエッタをベッドに連れて行こうとすると、アンリエッタは才人の首に抱きついてキスをした。 そのまま才人とアンリエッタは口内で舌をを絡め合い、唾液の混じる音と蠢く舌の感触が脳に伝わる。 「才人さん…」 そのままアンリエッタは才人の前にひざまづくと、才人のズボンのジッパーを下ろしてペニスを取り出した。 「才人さん、大きい胸の方が好きですよね…?」 アンリエッタはネグリジェの肩ひもをずらして豊かで美しい乳房を晒し、その谷間に才人のペニスを挟みこむ。 「うわっ…。姫様、それは…」 アンリエッタはそのまま才人のペニスを乳房で挟んで刺激し、そのまま舌先で尿道口をちろちろと舐める。 気崩したネグリジェ姿の王女がパイズリフェラに夢中になっている。 その視覚的効果は抜群だった。 「もう入れたい…」 才人はアンリエッタにそう訴えると、彼女はくすっと笑って立ちあがった。 「そんなに慌てなくてもわたくしは逃げませんよ?でもわたくしも早く繋がりたいです…」 アンリエッタはその場でネグリジェを脱ぎ捨てる。 「…ショーツは才人さんが脱がせてくださいね…?」 甘い悪魔の囁きが才人の理性を蝕んでいく。 才人がアンリエッタのショーツを脱がせると、今度はアンリエッタが才人の服を脱がせていった。 一糸まとわない二人は熱のこもった視線で見つめ合う。 「きゃっ?」 才人はアンリエッタを鏡の方へ向かせ、鏡の縁を掴ませて腰を突き出させた。 「姫様…。今日はこの体勢で…」 「あっ!…ああっ…」 背後から才人はアンリエッタの中にペニスを挿入する。 鏡に映る乱れた二人の姿が二人の情欲をさらに煽る。
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607 :悪魔の果実[sage]:2012/02/23(木) 05:02:27.43 ID:S7mQ/OVM - 「姫様っ!すごい締め付けですっ…!!」
「だってこんな体勢で交わるなんて…」 才人のペニスがアンリエッタの子宮を叩く度にアンリエッタの尻の肉と才人の腰の前面の肉がぶつかり、ぱんぱんと小気味の良いリズムを奏でた。 鏡に映る二人は獣そのもので、快楽だけが二人を支配した。 才人はアンリエッタの胸を揉みながら腰のピッチを速めた。 「ああっ…んンッ…!」 嬌声が鏡に反射することでより大きく聞こえるらしく、アンリエッタは声を抑えようとしていた。 その様子に興奮した才人はアンリエッタの大好きな例のものをやる決心をする。 「あっ…!?」 才人が深く重い一突きを繰り出し、子宮をぐっと圧迫する。 「ああああああああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!」 アンリエッタが涙を浮かべて派手な嬌声を上げる。 才人は腰を数字の8の字を描くように動かし、更に強く強く子宮を圧迫していく。 「いきますよ、姫様っ…!!」 もう何も考えられない。彼女の中に自分の全てをぶちまけたい。 才人はアンリエッタの腰を掴むとそのまま思いっきり中に射精した。 「はあああああああっっ!!!!!!」 アンリエッタは中に射精される快楽に膝をがくがくと震わせる。 才人の射精が終わると、アンリエッタはついに床に崩れ落ちた。 才人も立っていられなくなり、床に尻もちをついてしまう。 「「はあ…はあ…」」 二人は荒い息をついている。 アンリエッタは四つん這いになって才人の方に尻を向けている体勢なので、才人からはアンリエッタの膣の様子がはっきりと見てとれた。 膣口からは逆流した精液がどろりと床に流れ落ちている。 だがアンリエッタの膣口はぱくぱくと開閉を繰り返し、まだまだ快楽と精液を求めているように見える。 「…才人さん…」 「はい…」 「今夜はここに泊まっていっていいですか?」 どうやらアンリエッタにはまだまだ快楽が足りないらしい。 才人もアンリエッタをもっと抱きたいのはやまやまだったが、ルイズのことが脳裏をかすめた。 彼女の宿泊を許してしまうことは自分の心の最後の砦を打ち砕くような気がした。 「それは…」 才人が口を開きかけた瞬間、アンリエッタは彼の唇を奪って口内に舌を差し込んだ。 「いいじゃないですか…。責任感や義務感で恋はできませんよ…?」 ああ、やっぱりわかってるんだ…。 才人はアンリエッタのその言葉に自分が抗う術を持たないことを悟った。 アンリエッタが与える堕落の味はあまりに甘美で刺激的だった。 「…やっぱり姫様は悪魔だ…」 「…ふふ…。どこまで堕ちていっても、わたくしだけはずっと一緒です…」 再び交わされる口づけ。 ベッドに這い上がった二人はそのまま明け方近くまで何度も交わった。 本能の赴くまま、才人はアンリエッタを求め続けた。 その様子にアンリエッタは満足そうな笑みを浮かべて彼を受け入れ続けた。 わたくしは悪魔の果実。 彼が求めるならわたくしはいくらでも甘美な快楽を与える。 堕落と引き換えにいくらでも…
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608 :名無しさん@ピンキー[sage]:2012/02/23(木) 05:05:51.71 ID:S7mQ/OVM - これで終わりです。
個人的にはアン様が好きで、アニメの密会シーンに触発されて書いたものですが、 楽しんでもらえれば幸いです。 それでは失礼します。
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