- オウガバトルサーガ@エロパロ episode:3
312 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:22:03.65 ID:R9Sz7VP+ - 弱エロで申し訳ありませんが投降します
「まさかローディスの騎士が仲間になるとは……」 オズマの加入に、解放軍の兵士は困惑していた。 無理もない。バクラム兵士ならまだしも、 あの暗黒騎士団のコマンドが唐突に加入したのだ。 もちろん、オズマの前歴など気にしない者もいた。 ギルダスもそういう人種であり、生死を共にする仲間として受け入れていた。 「ま、国は対立してるが、俺たちは同じ軍の仲間だ。仲良くしようぜ」 デニムから、オズマの加入と共にハボリムの前歴も聞かされ ギルダスの方から、気楽に声をかけた。 その日、ギルダスは、同室のミルディンと語る。 「まさかローディスの騎士が仲間になるなんてな。 最低な道化師や筋肉バカとは違って、まともな奴もいたんだな」 「そうみたいですね。コマンドクラスが仲間となれば、頼もしい戦力ですね」 「だな。俺はライムで奴らの実力を実際に目にしたからな」 ギルダスは思い出した。 あの日、ライムにて、マルティムと対峙した。 (悔しいが……ローディスの連中は強い。ゼノビアでも勝てるかどうか) ギルダスは本国でそれなりの実力者ではあったが ロスローリアンのコマンドには敗れた。 「あーあ。やっぱ俺じゃあコマンドクラスには勝てないかな」 「らしくないですね。貴方だったら、何度でも挑戦するとか言う筈じゃないですか?」 「まあ、そうだけどよ。サシで戦ったあの時は、命の危険を感じたぜ」 ギルダスは怖気づいた訳では無い。マルティムとの再戦を願っていた。 「奴らと互角に戦うには、もっと鍛えないとダメか」 「そうですね。とりあえず、あのオズマさんと互角な戦力ならば その道化師とも良い線いくんじゃないですか?」 「だな……」 ギルダスは考えた。 (そうか、オズマなら参考になるかも)
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313 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:23:24.72 ID:R9Sz7VP+ - 善は急げ。それをモットーとしているギルダスは、足早にその場を立ち去った。
「俺は出かけてくるぜ」 「まさか、今からオズマさんの所へ……?」 「ああ。トレーニングを頼んでくる」 「気を付けて下さい。女性と言えど、実力は本物ですよ」 「だからこそ、訓練になるのさ」 ギルダスは装備を整えると、オズマの部屋へと向かった。 「ちょっと、いいか?ゼノビアのギルダスだ」 突然の訪問者に、オズマは無愛想な態度で構えた。 (何…?ゼノビアとローディスの外交話でもする気?) 「………私にどんな御用?ゼノビアの騎士様」 「ハハハ…。やっぱり、俺はゼノビアの人間としか見られてないか」 「私は祖国を裏切った訳ではないの。 潜在的な敵国の人間に、どんな御用なのかしら?」 オズマは挑発的に語る。 「いや、その……ゼノビアの人間としてっていうのもあるが… 1人の騎士として、頼みたい事があってな」 「何?」 「いきなりで悪いんだが……トレーニングに付き合ってくれないか?」 (こいつにはゼノビアの任務がある……何か裏があるはずだ) オズマは黙ったまま考える。 「いや、深い理由はないんだ。 ライムで会った道化師との再戦の為に鍛え直したくてな。 君に勝てれば、アイツにも勝てると思ってな」 オズマは事情を呑み込めた。 マルティムがゼノビアの騎士を倒したと自慢してたので、ライムでの事は知っていた。 (なるほど……コイツか。マルティムに命乞いした髭の騎士。話の内容通りね。 私に勝てれば希望があるという計算か。あの口だけの男と同格とは、私も安く見られたな) オズマは心の中ではギルダスを見下しながら、応える。 「分かった。トレーニングに応じてやろう」 「本当か!?ありがとうな!!」 (マルティムなんかがどうやって勝ったかは知らないけど。 本当のロスローリアンの実力を教えてあげるのもいいか)
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314 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:24:17.53 ID:R9Sz7VP+ - 「私はローディスの誇り高き騎士。
騎士として、誠意を持って対応しよう」 「ありがとう!それじゃあ、早速頼む。本気で戦って欲しい」 オズマは装備を整えると、ギルダスと共に外へ向かった。 (どうしてやるかな。魔法戦士としての実力を見せつけてやるか。 剣術だけで実力差を思い知らせてやるか。それとも、アレで……) オズマは、既にギルダスに勝つことを前提にしていた。 「どちらかが降参するまで戦うというルールでいいか?」 ルールを確認するギルダス。 「ええ。それでいいわ。全力でいかせてもらう」 やや震えながら、呼吸を整えるギルダス。 演習として落ち着いてるオズマとは違い、実戦前の感覚そのものだった。 (コマンドクラスとの真剣勝負だ。普段の戦闘よりも、緊張するぜ) 「それじゃあ……いくぜ。宜しくたのむ」 ギルダスは剣を取ると、構える。オズマも鞭を取る。 間合いを確認しながら近づくギルダス。 (とりあえず攻撃させて、剣を払ってやるか。 私に何度も剣を防がれるのは屈辱だからな) 既に鞭の射程圏内だったが、オズマは何もしなかった。 剣の届く位置まで近づき、振りおろすギルダス。 当たらない。その柔軟な動きをする鞭に、ギルダスの剣は払われた。 何度攻撃しても、結果は同じ。 (こうやって少しづつ追いつめるか) オズマは隙を見ては、ギルダスに鞭を振い、離れる。 そして遠くから魔法を射つ。 「くっ………流石に…強いな」 攻撃魔法を習得していないギルダスにとって その攻撃は厄介であった。
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315 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:25:19.59 ID:R9Sz7VP+ - (さて……実戦と同じようにさせてもらうか)
オズマの表情が変わった。 「ねえ、本気の勝負よね?」 「相手が距離をとって魔法を射ったら、何もしないの?」 「ゼノビアの騎士は戦術を習わないのかしら?」 魔法の詠唱をやめたオズマからは、変わった攻撃が飛んだ。 「はぁ…はぁ…俺は魔法なんて使わない」 接近戦での勝負を得意とするギルダスにとって、オズマの戦術は苦手だった。 「だとしたら、遠距離に対応できない剣一本なんて、脳筋と言われても仕方ないわね。 マルティムがバカにするのもうなずけるわ」 「バルバスを弱くしただけの筋肉バカ。 自らを盾として仲間を庇うだけの、やられ役ね。ライムでの行動がまさにそれだわ」 「捨て駒となって地にひれ伏す生き方は、騎士としていいのかしら?」 嘲笑を浮かべながら、かつ緩急をつけ核心を強調し語るオズマ。 ギルダスにはオズマの言葉が突き刺さる。 「なんだと……!」 「無事に生還してこそ、騎士じゃないかしら? いつまでも噛みついて地に伏すのは、三流にもなれない獣よ」 「私はそんな醜態は晒さないわ。 ライムでの噂は、貴方もマルティムもどっちもバカとしか思えないわよ」 「命令を無視して好き勝手暴れる男と、いつまでも使命を守り好き勝手される男。 どちらも同じ頭ね。良いコンビだわ」 ギルダスの心は怒りと苦しみで一杯だった。 彼の感覚では、いくら戦闘中とはいえ、失礼としか感じられなかった。 「黙っていれば好き勝手言いやがって!!!」 頭に血が上ると同時に、自らの恥を突かれ胃が痛くなる。 「それを理解できる頭はあるようね。見くびってたわ、脳筋さん」 「剣一本しか闘う術が無いなんて、力しか信じていないのね」 「もっと頭を使って、この場でどうやって勝つか考えてみたらどうなの?」 オズマの口からは、次々と責めの言葉が飛ぶ。 ギルダスには強烈だった。 彼がそれを戦術と考えられる筈もなく、ギルダスのストレスは頂点に達していた。
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316 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:26:08.70 ID:R9Sz7VP+ - 「やめろ………余計な事は言うな…頼むから」
「ふうん。そうやって命乞いね。本当にマルティムの噂通りだわ」 「騎士として相手をする必要なんてなかったわね。 貴方はただの暴漢と同じ。戦いたいから戦う。 こんなのが騎士を語るとは呆れるわね」 大剣での接近戦のみを得意とする戦術、ライムでの無謀な戦闘。 ギルダスは痛い所を強烈に突かれ、気がめいっていた。 「私には暴漢なんて興味ないから。もう、中止にしない?」 「これ以上戦っても貴方に無駄な傷を負わせる事くらい、貴方でも分かるわよね」 オズマは高飛車な口調で語った。 ギルダスの肉体のダメージはそれなりにあったが、 精神的なダメージが遥かに大きく、判断力を失っていた。 「俺は負けねえぜ……」 ストレスにより注意力が散ったギルダスは、無謀にもオズマに突進していく。 オズマにとって、ギルダスは隙だらけであった。 (仕方ない。最後まで戦うか) オズマの鞭が、特殊な動きをしながらギルダスに放たれる。 ギルダスは完全に正気を失った。 恍惚の表情で、オズマの足元にひざまずいた。 オズマに回復アイテムを使い、つま先に頭をこすりつける。 「オズマ様……お怪我はありませんか?」 必殺技により、ギルダスは心を奪われたのだ。 (ああ……敵がいない状態でこうなると、私への奉仕に走るのだったな) オズマはギルダスを踏みつけて語る。 「怪我などする筈もないだろう」 「武器をしまえ。鎧も脱ぎ、武装を解け」 悩殺状態のギルダスにとって、オズマの言葉は絶対的なものだった。 (真剣勝負だ。徹底的に、実力差を感じさせてやろう) 武装を解き私服だけになったギルダス。 騎士として、完全な投降であった。
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317 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:27:24.56 ID:R9Sz7VP+ - 「上着を脱げ。そして、そこに今の気持ちを書け」
オズマはギルダスに携帯していた筆を渡した。 言われるままに上着を脱ぐと、ギルダスは筆を動かした。 「オズマ様……好きです…踏んで下さい………」 ギルダスは涎を垂らしながら、自身の服にそのままの言葉を書いた。 「止めろ。次は、名前と年齢、あと私にどうして欲しいのか書け」 「オズマ様……私はギルダスです…もっと鞭で叩いて…踏んで下さい……」 卑猥な言葉を自身の服に書くギルダス。 それを見て、上半身裸のギルダスに鞭を振るうオズマ。 ギルダスの体は真っ赤に腫れあがった。 (そろそろだな。最後の仕上げにかかるか) 「よし。そんなに私が好きなら、性を解放したらどうだ?」 「宜しいのでしょうか……」 「ああ。ここで、ズボンを脱ぎ、自らの欲を見たせ」 興奮したギルダスは、ズボンを下ろすと、股間をしごいた。 射精しパンツが濡れる。 「見ていてやるから、そのまま続けていろ」 「あ……あ…オズマ様…気持ち良いです……」 声をあげながら股間をしごくギルダス。 もはや騎士ではなく、人間の誇りすら失った状態であった。 「ああ…オズマ様……オズマ様………ん?オズマ様……?あれ…?」 ギルダスはそのままの状態で正気に戻った。 「勝負あったようね」 「あれ?俺はいったい?確か妙な動きをする鞭を見て…その後の記憶がない」 ギルダスは自身の異様な姿に気付いた。 真剣勝負をしていたのに、パンツ姿で、股間をいじっていたのだ。 「な、なんだこれは?俺は何をしている!?」 「やっと正気に戻ったようね。貴方は、技を受けて精神をやられてたわ」 現状が信じられないギルダスに、 オズマはギルダスの手で卑猥な言葉が綴られた服を見せる。
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318 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:29:14.93 ID:R9Sz7VP+ - 「これ、貴方の字よね」
「な、なんだこれは?俺はどうしてこうなった!!」 「安心して。技によって正気を失ってただけ。その前までは、真剣に戦ってたわ」 「俺がこんな事を書いた……戦闘中に…?こんな姿で………」 あまりの恥ずかしさで青ざめるギルダス。 反対に、オズマは勝ち誇った表情でいた。 「貴方はロスローリアンの実力を知りたかったのよね。 これがそうよ。満足できたかしら?」 「そんな……俺がこんな事になるとは…………」 射精により濡れたパンツ一枚姿で、自身が書いた衣服の卑猥な文章を眺めつつ、 オズマにより事の経緯を聞かされ、恥ずかしさで倒れそうになるギルダス。 「俺は…負けた……こんな醜態を晒して……俺は………」 「これがロスローリアンの実力よ」 「そんな……嘘だろ…真剣勝負中に…俺はこんな事をしていたなんて……」 負けた事よりも、あまりの恥ずかしい負け方をした事に対し 涙を流して落ちこむギルダス。 勝負に負けた事は今までも何度もあったが、あくまでも真剣に戦った結果であり 今回のような、人間としての誇りすら失った様な負け方は初めてであった。 「俺は……騎士失格だ………勝負中にこんなことをしていたとは…」 自らの騎士としての誇りを失った感覚で、涙を流して泣く。 そんなギルダスを見て、呆れた感じでオズマは語る。 「だから途中で聞いたじゃない。もう降参した方がいいって。 引き際も大切なのよ。敵を見て、己の力量と照らし合わせないと、命すら失うわ」 「でも、これは私の技による結果だから。 貴方が自分の欲望でなった訳ではないわ。途中までは真剣に戦ってた」 「真剣勝負だったから。私もそのつもりで対応しただけ。気にする事はないわ」 大の男が、涙を流して落ちこむ姿を見て、フォローに走るオズマ。 「うう…俺は……こんな負け方をしたのは初めてだ」 「そうでしょうね。ロスローリアンの実力は大陸一だから。 相手をよく考えて挑まないと、こういう目に遭うわ」 「俺は……ローディスの騎士には…あの道化師にも勝てないのか………」 オズマの丁寧な説明により、恥については納得できてきたギルダス。 しかし、ローディスの騎士への執着心は、強く残っている。
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319 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:30:45.01 ID:R9Sz7VP+ - 座ったまま落ちこんでいるギルダスを見て、
オズマはギルダスの肩に手を置くと、優しく語った。 「でもね。貴方が再戦したいのは、 コマンドを名乗ってるだけのただの反逆者でしょう。 本物のロスローリアンには勝てないけど、 あの口だけの小悪党になら勝てる実力よ」 「………!?」 「あんな奴よりは、よっぽど優れた太刀打ちだわ。 向上心もあるし、戦術さえ工夫すれば勝てる見込みがあるわ、ゼノビアの騎士殿」 誠意を持ってそう言うと、オズマは去って行った。 夜、自室にて、ギルダスは物思いにふける。 「オズマか…ロスローリアンの力は本物だった…」 「強い……本当に強かった…ローディスのオズマ………」 「ダメですよ、ハボリムさんに悪いですよ」 ミルディンはギルダスの様子を見て、半分本気で語った。 負けて騒ぐのではなく、考え込んでいるギルダスを見て、異変を感じたのだ。 「そうじゃねえ!技の後遺症だ。 ああ…ローディスの騎士か……本物の騎士だな」 「強いし……あんな思いをしたのは、初めてだ。 強烈だったぜ…あんな技は初めてだ。すげえぜ、本当に」 「そうですか。まあ、トレーニングなら、 ライフではなくハートが奪われるだけなので、良しとしますか」 「だから違うって!!技の後遺症なんだよ……」 ギルダスは立ち上がると、トイレへ向かった。 (そう言って、もう何度トイレへ向かったのですか。全く……) 「あーーーーあーーーーもっと……痛いです………あーーーーー!!!!!!」 体中に残る鞭の赤い傷を見て、自慰にふけるギルダス。 まだ触ると痛みを感じ、それで興奮しては何度も射精していた。 (やれやれ……オズマさんか。色んな意味で恐ろしい人ですね) ミルディンは溜息をつく。
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320 :ギルダス×オズマ[sage]:2011/05/13(金) 00:33:34.01 ID:R9Sz7VP+ - 翌日。ギルダスはデニムに呼ばれた。
「何だ、用っていうのは?」 「ギルダスさん……見損ないました。残念です」 「何が?」 周囲にいる、カノープス、ミルディン、デネブ、カチュア、ハボリムなどは 心底軽蔑するような視線をしている。 「よ!変態マッチョ野郎!!!」 「もう言い逃れできませんね。ハボリムさんに悪いですよ」 「サイテーの男ね。もう知らない」 「これはちょっと……風紀を乱すので会議で扱う必要があります」 「彼女に悪いので控えてはもらえないか……?」 ギルダスは状況を理解できなかった。 目の前に、一枚の上着が突きだされる。 「!?」 「今朝、見つけたのですが。嫌がらせではないですよね。 オズマさんの目についたら悪いので、自重して下さい」 あのまま、卑猥な語句が書いてある上着を外に置き忘れていたのだ。 「いや……違うんだ…これは………」 ギルダスは、再度、オズマの騎士としての実力と、 女性としての恐ろしさを感じると、もう絶対に越えられない最凶クラスとして認識した。 (オズマ……お前には本当に勝てない。完敗した。マイッタよ………心まで完全にやられた……) <完>
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