- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
446 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:06:24 ID:5iW7BqTm - 代理投稿です
------------------------------- はじめまして、piyoと申します。 いつも皆様の作品を楽しませていただいています。 そんな私でしたが、とうとう自分でも書いてしまいました。 拙い作品ですがよろしくお願いいたします。 規制中なので管理人さまに代理投稿をお願いしました。
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
447 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:08:18 ID:5iW7BqTm -
「ガラスの中の君」 「迷惑かけたな、すまなかった」 「いいえ、これくらいたいしたことじゃありませんよ。 ただ、俺の彼女の見立てですから芽衣子さんが気に入るかどうか……」 鶴見の心配げな顔を見て真島は軽く笑みを浮かべる。 「大丈夫だ、芽衣子はきっと気に入る」 その言葉に安心したかのように鶴見は小さく頷き、 何かを問いたげな視線を真島に投げかけた。 「溝口はもうこの世にいない」 「はい……」 強い、きっぱりとした口調と鋭い眼光に気おされ、鶴見は目を伏せて唇をかみしめ た。 そんな鶴見を見ながら真島も拳を握る。 二人に地獄の苦しみをもたらした溝口は業火に焼かれて死んだ。 彼女がけりをつけた。彼女が使うシャワーの水音がかすかに二人に届く。 「それじゃ、俺はこれで」 「助かったよ、おまえの彼女によろしく伝えてくれ」 鶴見は軽く会釈してドアを閉じた。 真島の手にはまるで縁のないブランドの紙袋が残った。 紙袋には、服や下着一式が入っているはずだ。 バスルームの水音は途切れることなく続いている。頭から足先までかぶった灯油。 あの臭いを消すのがいかに難儀か──。当の真島が一番知っている。 少しためらってバスルームのドアをノックした。水音が消えた。 「鶴見が着替えを届けてくれた」 「……はい」 二枚のドアを隔てて聞こえる声は、砂をつかむように頼りない。 「ちょっと開けるぞ」 真島は芽衣子が答える前にドアを開けた。 そして、見てはならないモノを見るように浴室のドアに視線を向けた。 すりガラスの向こうに見える白い影が、そんな気配を感じてすくんだように見えた。 「サイズの心配がない物を選んであるそうだ。気に入らないかもしれないが、 今はこれで我慢してくれ」 「……ありがとう……ございます」 深い海底から届くような消え入りそうな声だった。 「それから、モンアンジュの車は鶴見が返した」 「は……い」 かすれ声の返事。すくんだままの影は身じろぎもせず、 乳色のガラスの向こうから真島を見つめている。 「おまえの衣類は処分する」 真島は乱暴に言うと丁寧に畳んである芽衣子の衣類をわしづかみにし、 返事を待たずにバスルームから出た。ドアを閉めると思い出したように水音が聞こえてきた。
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
448 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:10:15 ID:5iW7BqTm - 白いガラスの向こうにいた華奢な白い影。真島は残像を消し去るように頭を強く
振った。 だが、白い影は真島の脳裏から消えない。消えないばかりか甘い密のような疼き と、 欲情に似た懊悩を連れてきた。 真島はバスルームに続くドアに背を向け、灯油にまみれた芽衣子の衣服を握りしめ た。 そこにいるのはただの女じゃない。 ただの女ではないのだ。 自分に言い聞かせると真島の中の炎は消え、代わりにいいしれない畏れがやってき た。 あの白い影が真島の中の鉛のように沈殿していた恨みを溶かしてくれた。 あの白い影──芽衣子が真島を暗闇から引き上げてくれたのだ。 真島は眉を寄せて、親指を噛んだ。 毒入りチョコレート事件とは一切の接点がない溝口。 落ちていたスタンガン。 芽衣子の行動の意図は明らかだった。 (俺の為……?) それ以外無いではないか。 なんのメリットも見返りもなく、危険さえこうむりかねない溝口との接触。 リスクを顧みず、己を犠牲にした行動以外の何ものでもない。 幾度、考えても答えは同じだった。芽衣子の想いの深さを感じずにはいられない。 「芽衣子」 今やその名を口にするだけで身体が震え、心が燃えた。 手の中の衣類。灯油の臭いに交じってかすかに芽衣子の香りがした。 セーターに顔をうずめる。芽衣子の匂いがいっそうはっきりとした。 「芽衣子──」 フラッシュ画像のようにあの時の光景が目の前に浮かんだ。 溝口の手の中のオレンジ色の炎。ぽたり、ぽたりと髪から滴り落ちる灯油。 何もかもあの忌まわしい日と同じだった。 灯油を浴びせられていた芽衣子を見た時、生きたまま身を引き裂かれ、 気を失いそうな恐怖が真島を貫いた。 溝口の手から火が落ちれば──。 結末を変えたのは芽衣子だった。 だから真島はこうして自分の部屋にいる。 だが、もしも──。 もしも同じ結末を迎えたら……。 真島は間違いなく狂気の世界へ旅立っていた。そうはっきりと自覚できる。 宏太を殺され、三輪を目の前で刺され、正気を無くしかけていた真島を救ったのは 芽衣子だった。 “あなたは私とは違う” “あなたは犯罪者になってはいけない” 芽衣子の言葉が頭の中をリフレインした。 あの時、本気で溝口を殺そうと思っていた。 銃口を溝口の額に押しつけ、トリガーにかけた指に最後の力を入れようとしたその 時、 芽衣子は身を挺して真島を止めた。
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
449 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:12:23 ID:5iW7BqTm -
水音が止まった。 続いて浴室のドアの開く音がした。真島は思わずバスルームにつながるドアを見た。 真島と芽衣子を隔てているのは一枚のドアだけになった。 白いガラスの向こうにいた白い影。思い浮かべただけで身体にカッと火がついた。 振り払うように手にしていた芽衣子の衣類を乱暴にゴミ袋に突っ込み、力任せに袋の口を縛った。 芽衣子は今の真島にとって女神そのものだ。絶対不可侵の存在だった。 芽衣子を想う気持ちは、“恋”などという薄っぺらな感情ではない。 もっと深く、もっと熱く、もっと厳かで崇高な──。 ドアが開いた。かすかな衣擦れの音。ゆっくりと振り向くと、真っ白な女神がいた。 「真島さん……」 ガラスのように透明な光に包まれた女神が呼びかけた。真島は目を細めて見つめる。 視線をそらそうとしない真島に、女神が不思議そうに首をかしげた。 とたんに現実に戻る。ふわふわした白いワンピースに身を包んだ芽衣子がいた。 「ありがとうございました」 芽衣子は丁寧すぎるほど深く頭を下げた。手が小さく震えているのが見えた。 「大丈夫か?」 「は、はい……」 少しも大丈夫ではないのが隠せない震えでわかる。 真島は芽衣子に近寄るや、きつく抱きしめた。 「お前はもう一人じゃない。一人じゃないから」 真島の言葉に、腕の中の芽衣子がいっそう震える。 芽衣子は真島にしがみつくように身を寄せた。 唇からはかすかに嗚咽が漏れていた。 ずっと一人で耐えてきたのだ。人を殺める慙愧と恐怖に──。 まだ、何の証拠もつかんでいないが、あの一連の自殺事件には芽衣子が絡んでいる。 真島の中で今や確信に変わっていた。 倉庫の事件を通報したのは芽衣子だった。 芽衣子は宇喜田を追っていた。 だが、それが何だというのだ。芽衣子は自分の犠牲も顧みず、真島を救った。 それはまぎれもない事実だ。 証拠がなければ罪は存在しない。それが法律──。
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
450 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:13:37 ID:5iW7BqTm - 真島は導き出した答えにしがみつくように腕の中の芽衣子に意識を戻した。
腕の中で芽衣子は震えたままだった。腕に力を込めると、 真島のシャツをつかむ細い手は呼応するようにきつく握られ、全身ですがりついてきた。 まるで溺死寸前の遭難者が必死に浮き輪にしがみつくように。 いとしい…… イトシイ…… 愛しい…… 真島は芽衣子を抱く腕に更に力を込めた。二人の身体はこれ以上できないまでに密着する。 「芽衣子」 「……はい」 どこまでも素直な反応だった。真島の手が無意識に芽衣子の濡れた髪を撫でた。 愛しい── この華奢なモノを守るためなら己の全てをかけることも、己の全てを捨て去ることもできる。 真島は、そう確信する自分がはっきり見えた。 (俺の女神……) 真島は濡れた芽衣子の髪に頬を寄せた。 そして、聖体拝受を受けるようにうやうやしく、しかしながら、 芽衣子に気づかれないように口づけた。 -end-
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
451 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 15:16:54 ID:5iW7BqTm - >>446-450
改行が変になってしまって申し訳ありません。。。。。。。 規制中のpiyo様から代理投稿の連絡がありました piyoさんも規制中なので、@wiki管理人が代理投稿しました いつもの通り、規制中の職人様用のコメント欄をwikiに用意しています 感想等あれば、コメント欄にお願いします http://www43.atwiki.jp/guilty_paro/pages/175.html
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
452 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 16:20:58 ID:5iW7BqTm - 代理投稿です
------------------------------------ お久しぶりです。zeroです。 これまで何故かここで一度も堂島さんが活躍していなかったので絡ませてみました。 「相変わらず嫌味なくらいにいい部屋だね真島ちゃん」 「…何しに来たんだ。」 半ば強引に真島の部屋に入り込んだ堂島はつかつかと廊下に上がる。 気のせいか、以前着たときよりも少し片付いている気がした。 「悪いが今日は帰ってくれ、」 「え?何、何、?まさか今夜ここに芽衣子ちゃんが来るとか?」 冗談のつもりで笑いながらそういうがまさかのまさか。 図星だったようで一気に真島の顔つきが険しくなった。 「いいから!!帰れ!!もうこんな時間だろ!!」 「やあ?ん!拓ちゃん冷たい??!!」 必死の抵抗もむなしく堂島は真島により冬の外へと追い出された。 * 「……ん?」 とくに理由もないがマンションの前でまだ堂島はたじろいでいた。 そこにふと見つけたのは先ほど名前を口にした女性。 「……芽衣子ちゃんじゃないの、やっぱりマッシー呼んでたんだ。」 ぼそりと呟くも芽衣子はその声どころか堂島の存在に全く気づかず つかつかとエントランスに入っていった。 「…………」 こんな寒い夜。ホームレス生活も短くないとはいえ寒さはさすがにこたえる どう考えても真島が自分を入れてくれるとは思えなかった。芽衣子がいるならなおさらだ。 「……悪く思うなよ。マッシー、芽衣子ちゃん。」 そうぼやくと堂島はひそりと芽衣子の後に回った。 (……待てよ……) いや、でも。芽衣子に気づかれずにドアの前までいけたとしても。 扉を開いた真島により自分の存在がバレ追い返されるんじゃないか。 こっそり部屋に忍び込むには無理がある。 そう分かっていても芽衣子の後をつける。相変わらず気づいた様子はない。 そして、ドアのまん前まできたそのとき、だ。 ガチャリ。 (…………!?) なんと芽衣子が真島の部屋の鍵をあけた。合鍵だ。 (…えええええちょっとなになに、もうそこまで進んでたの真島ちゃん!?) 唖然とする堂島がすぐ後ろにいることもしらず芽衣子は真島の家の扉を開けた。 「…真島さん、おじゃまします。」 *
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
453 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 16:22:01 ID:5iW7BqTm -
「あ、ごめんなさい。少し遅れちゃって。」 「いんや、全然待ってない。」 ベタすぎるにもほどがあるといえるそんな恋人同士の台詞を言い合う真島と芽衣子。 その台詞を堂島は2人がいる場所から丁度死角になる位置から聞いていた。 俺も悪運強いね、本当) まさかここまでうまくいくとは。 芽衣子の後をつけ自分で褒めたくなるような俊敏な動きでサササとここまで 芽衣子はおろか真島にすら気づかれずにこの位置まで来た。 「良かった…」 「嘘だ、待ちくたびれた」 「え…あ、ごめんなさい…あっ!!」 バフッッ!!! 空気のこすれる音がした。これは多分…いやもう絶対に抱きしめられている。 (おいおいマジかよ…) 「ずっとこうしたくてたまらなかったんだ」 「真島さん…」 罪悪感がまったくなかったわけではない。だがそれよりも好奇心が勝った。 他人の色恋ほど見ていて面白いものはない。 死角からなので様子は残念ながら伺えないが2人の声が丸聞こえだ。 しばらく堪能させてもらうことにしようと堂島はほくそ笑んだ。 「あっ…真島さん…」 「行ったろう?待てないんだ、」 もう一度空気のこすれる音がした。こんどはとびきり大きく。 あとに余韻で聞こえてきたのはキシキシと軋むベッドの音。 (ええええええええ!!??ちょっと、手が早すぎるでしょ真島ちゃん!!!) そんなんじゃ芽衣子も対応しきれない、そう思った堂島に待っていたのは意外な声だった。 「んっああっ…真島さぁ…ん、」 (いやいやいや何芽衣子ちゃんも芽衣子ちゃんで乗ってるの!?何!?もうそういう仲!?) 困惑する堂島など知る由もなくそれからも真島と芽衣子は愛し合った。 * 「くっ…っ!!!」 「ふぁ…ああっん……!!」 (…アダルトビデオ顔負けだねこりゃ…) 本当に様子を見ることが出来ないのが惜しい。 いっそカメラに収めとこうとすら考えたが流石にそんなまねはしない。 2人の熱気がこちらまで伝わるように冬とは思えないほど体中がほてっていた。 (……行きますか、) そう決心すると堂島は静かに部屋を出てやみへと消えた。 完
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- 【真島】ギルティでエロパロ Part2 【芽衣子】
454 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/02/03(木) 16:29:40 ID:5iW7BqTm -
zeroさんも規制中だったようで、連絡を頂いたので代理投稿しました 規制の方多いですね
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