- 2012年 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板
383 :マテリアルブレイブ 選評1[sage]:2012/03/28(水) 01:48:35.54 ID:PLa/uoAJ0 - マテリアルブレイブは、2012年3月23日に戯画から発売されたエロゲである
チームバルドの新作ということで大きな期待を集め、3月屈指の注目作と見られていた だが蓋を開けてみれば久々の戯画マインで大量の被害者を出すことになった ・システム面について ゲームは一般的なエロゲーに、2Dでのバトルと移動アニメーションが加わったものである が、要求スペックがやたらと高い(バルドスカイよりも上とか)以外は取り立てて叩く要素はない いつもの戯画のエンジンと特に差異はないと言える また中古販売流通を防ぐために、ゲーム起動時に不意打ちでディスク要求がされるが、これも特に問題にはならないだろう ・音楽 音楽については概ね好評と言える。このエロゲにおける数少ない良さである ・グラフィック面 バトル関係は後述するとして、「可変おっぱい」と称されるほどアンバランスなCGが見られる 特にメインヒロインの王城叶に注目して欲しい。このヒロイン、実はFカップである 立ち絵からFカップだと分かった人はエスパーである。エロCGでやっとFカップだと分かるほどである これは体験版の時点で散々揶揄されたが、製品版で改善されることはなかった ・シナリオ面について このゲームのシナリオは、「恋騎士」や「あかときっ」を担当したライターである まぁ言うなれば「見えた地雷」なのは明らかなのであるが、問題点を記そうと思う まず分量。文章だけを普通に読めば、おそらく4,5時間で読み終わる程度の文章量である それはなぜかというと、このエロゲにはヒロインごとの個別シナリオがほぼ皆無だからである このエロゲは13章からなっているが、どのヒロインのルートもほぼ最後まで共通である ヒロインごとに分かれる部分は、夏休みの海水浴のパートとラスボス前のセックスシーン、そして後日談の3箇所のみ バルドスカイのような濃厚な長大シナリオを期待すると凄く痛い目に遭うのは確実である 次に、この作品の世界観について。冒頭のモノローグで多少触れた程度で、あとは基本的に触れられることがない 章が進んでいくにつれて「おそらくはこんな感じなんだろうか」という推測が出来る程度ではあるが… 世界観の核心を突く描写も全くなく、「終末の獣」や「絵奈」「IU」の正体とは?などが最後まで明かされない
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384 :マテリアルブレイブ 選評2[sage]:2012/03/28(水) 01:49:19.71 ID:PLa/uoAJ0 - 敵対組織の意図も殆ど触れられないので、なんか知らんがシナリオが始まって終わった、という薄っぺらい印象しか受けないのである
広げまくった風呂敷をたたむこと無くゲームが終わった。そんなイメージである ふと、完全版詐欺という言葉が脳裏をよぎった また、敵が敵としてあまりにも分かりやすいというところも、シナリオのつまらなさに拍車をかけている印象を受ける 今までのバルドチームの作品は、敵対関係の中にも深さというものがあった 敵にも理念があり、それが正しい時もあるわけで…今までの作品はまるで初代ガンダムのような良さがあった だが今作は、敵は敵でありやってることは全部間違っている!という前提のもとでシナリオが進んでいく 良く言えば王道の勧善懲悪シナリオなのであるが、このチームの作品にそれを期待してる人がどれだけいたのか気になるところである 作品の設定では、「エンゲージ(つまりは体液接触)によって能力が強化される」のであるが、 そこには恋愛感情が確実に絡むというわけでもない。だがどのヒロインも、たった1回のエンゲージで主人公にベタ惚れ状態になる 恋愛で重要な、好きになるまでの過程を描くことをハナから放棄したのだ その結果、なんで惚れたのか分からないがみんな主人公にベタ惚れという状況を最後まで見させられることになる また、恋騎士などでの反省が全く生かされておらず、終始グダグダとしたヒロインの馴れ合いが描かれるだけである もっとも、テキスト量が極端に少ないので、イライラさせられる時間が短いのはせめてもの救いか ・エロ面について 次のAVGパートでも述べるが、上記の通り、このエロゲはほぼ1本道のシナリオである それに加えて、ヒロインごとの本番セックスはたったの1回。オナニーや手コキは計4回あるが、エロの薄さは特筆すべきだろう もっとも、このメーカーにエロを期待してる人がいるわけないので正直どうでもいいとは思う ・AVGパートについて この作品では、マップ(とはいっても2Dだが)中で主人公を動かし、キャラと会話したりクエストを行ったりする まずAVGパートの風景を見て思うのは、「キャラの動きが気持ち悪い」ことだろうか
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385 :マテリアルブレイブ 選評3[sage]:2012/03/28(水) 01:50:10.13 ID:PLa/uoAJ0 - 人間らしい挙動するかとおもいきや、まるで操り人形のような動きをするのである。しかも変な方向を見ながらスマイルで
また、シーンによってはこの操り人形で会話が進む。この時はたとえヒロインとの会話だろうがボイスレスである。経費削減イクナイ 他のキャラも、テンプレのセリフは喋るが吹き出しの中の言葉は全く違うなんて日常茶飯事である そういう問題があるが、もっと厄介なのがヒロインのエロシーンを拝むことである この作品でエロシーンを拝むためには、エロシーンを見たいヒロインと一緒にバトルをして、「リビドー」ゲージを貯める必要がある だがこれが曲者で、上手くゲージをMAXにしてもすぐにエロシーンになるわけではない AVGパートでヒロインが顔を真赤にしているときに話しかけないとエロシーンには入れないのである。これはランダムで発生する 一度エロシーンを見ると、そのヒロインは「賢者モード」となって、帰宅イベントをこなして好感度をアップしないとリビドーゲージ復活しない だが、この帰宅イベントも完全にランダムで発生するから困りものである 酷い時には賢者モードを解消できず、4つあるエロシーンの一部を拝めないままゲームが終わってしまうこともある 次にフィールド探索について。このゲームを苦行せしめている最も大きな要素である このゲームはフィールドを探索する際、「スタミナ」という要素が一番大きい。フィールドを開拓するときにスタミナを消費し、 それがゼロになると探索終了である。1エリアを新たに開拓するのに3ポイント消費する。初期は30しかないので殆ど探索できない また、既知のエリア間の移動にも1ポイント消費する このため、ある程度シナリオが進んで特定のパーティ装備を獲得するまでは、チマチマと開拓していかざるえないのである その割にはマップがかなり広大であるということも示しておく フィールド開拓にやたらと時間を要する上に、敵を倒すのもほぼテンプレのコンボを打ち込むだけなので楽しみがまるで無いのである 今は攻略wikiにマップが載ってるので、欲しいアイテムだけ確保して終わるというユーザーが多いとは思われる ・バトルについて この作品は2Dバトルが存在するが、これもまた、この作品を苦行せしめている大きな要素である 理由は簡単で、バトルが作業ゲーでしかないのである
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