- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
1 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 21:45:47 ID:iXigLdZT - 御坂「・・・」
上条「どうした??」 上条「用が無いなら行くぞ」 そう言って、帰ろうとしたが、 御坂は、俺の袖をつかんで離そうとしない。 どこか、その顔はほたっているようにも見えた。 御坂「・・・」 上条「あのー、離してくれないと、タイムセールに遅れますので」 上条「今日のタイムセールを逃すと、うちの居候に、本格的に頭を噛み砕かれますので」 御坂は、そう言っても離そうとせず、 むしろ、更に握る手に力が入ってるように見えた。 上条「しょうがねぇな、ついてきてもいいけど、門限大丈夫なのか??」
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
2 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 22:12:46 ID:iXigLdZT - そう言っても、御坂は頑なに離そうとしなかった。
仕方なく、上条さんはそのままスーパーに行って今その帰路に、 ついたところである。 上条「いやぁぁ、上条さんとしては 珍しくタイムセールに間に合う事ができました」 御坂「・・・」 上条「・・・」 上条「あのぉ、御坂さん??、どうして先程から、 袖を離してくれないのですか」 上条「そして、先程からどうして口をきいてくれないのでしょうか」 先のスーパーの買い物においても、 袖をずっと掴まれぱなっしだったのである 別に、邪魔になる訳ではないが、 何しろ、常盤台中学のお嬢様で、 顔立ちの整った御坂が、隣を歩いてましてや、 袖を掴み、顔を赤らめたまま歩かれたら、 何かと、周りの視線が痛った。
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
3 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 22:33:20 ID:iXigLdZT - そして、今無事に家に着いたわけだが、
やはり、御坂は袖を離そうとしてくれない。 離そうと腕を振ってみても、 決して離そうとせずに、余計に力が加わっただけのように見えた。 上条「まぁいいや、取り敢えず家にはいるか」 そう言って、家に入ると、 インデックスが居間で、寝転がりお菓子を食べながら、 テレビを見ていたのである。 上条「ただいま、インデックス」 御坂「・・・します」
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
4 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 22:33:46 ID:iXigLdZT - 横で、御坂がぼそぼそ言っていたが
あまりにも小さい声なので聞き取れなかった インデックス「おかえりなんだよ、当麻に美琴」 上条「インデックス、今日は無事に肉が手に入ったから、 豪華な夕飯が食べられるぞ」 インデックス「やったーー、いっぱい食べるんだよとうま」 上条「はは、少しは俺にも恵んでくれると嬉しいんだけどな」 上条「そういえば、御坂は内で夕飯を食べていくのか??」 そう言って、御坂の方を見たときには、すでにそこに御坂の姿はなく、 インデックスの横に体操座りをして、一緒にテレビを見る形になっていた。
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
5 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 22:49:17 ID:iXigLdZT - 上条「まぁいっか、こっちはこっちでさっさと夕飯の準備をしますか」
インデックス「とうま、それじゃぁ私はお風呂を掃除するんだよ」 上条「おっ、珍しいな、それじゃぁお願いするわ」 インデックス「任せて欲しいんだよ」 そう言って、インデックスが立ち上がったら、 何故か一緒に御坂も立ち上がって 小声だが、一応聞き取れる程度の大きさで、 「手伝う」と言ってきた。 上条さんとしては、特に疑問も持たずに 上条「それじゃぁ、悪いけど御坂にもお願いするわ、 インデックスだけだと、又、給湯器を壊しかねないから」 インデックス「むー!!、私がそう何度も同じ間違いを繰り返すと思うの」 そう言って、噛みつかれると思ったが、そうでもなく、 さっさと、風呂場の方に向かってしまった
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
6 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 22:54:26 ID:iXigLdZT - 〜風呂場〜
インデックス「全くもう、とうまの無神経ぷっりにはあきれるかも」 インデックス「私には、完全記憶能力があるから、そう何度も 同じ間違いを犯すはずがないんだよ」 インデックス「美琴もそうおもうよね」 御坂「・・・」 インデックス「もう、美琴何を黙っているの」
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
7 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 23:04:22 ID:iXigLdZT - インデックス「もしかして、ささっと解放されたいの」
御坂「・・・」 インデックス「黙っていても、無駄なんだよ」 インデックス「そうやって、私が興味をなくすとでも思ったの」 インデックス「だいだい、黙っていても体は素直なんだからね」 インデックはそう言って、右手を出すと、 その右手は、何故かねばねばした液体で濡れていた インデックス「全く、こんなに濡らして、とうまにばれたら、 どうするつもりだったの、それとも、とうまに気付いて欲しかったの??」 御坂「・・・」フルフル
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
8 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 23:14:54 ID:iXigLdZT - インデックス「そんな風に、顔で拒否しても本心はどうなのかな」
インデックス「この変態美琴は」 御坂「・・・せ・・しょ」 インデックス「どうしたのはっきり言わないと、わからないんだよ」 インデックスは、そう言って袖口から、コントローラー見たいなのを 取り出すと、それについている、レバーを動かすと、 それに合わせて、御坂の顔が引きつってるに見えた。 インデックス「まぁいいや、取り敢えず、これ以上長居すると、 とうまに、怪しまれるんだよ」 インデックス「私は、床を洗うから、美琴は浴槽の方を洗って欲しいんだよ」
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
9 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 23:24:36 ID:iXigLdZT - 5分後
インデックス「終わったんだよ」 上条「思ったより、長かったなどうしたんだよ」 インデックス「えへへ、念入りにやっていたから、時間が掛かっちゃった」 上条「そうか、まぁ、一生懸命やったなら、上条さんは何も言いません」 上条「夕飯ももう少しで準備ができるから、テレビでも見て待ってろ」 インデックス「わかったんだよ」 上条「御坂も、お風呂掃除ありがとうな、インデックスと一緒に待っててくれ」 御坂「・・ちょ・トイレ・・か・たい」 上条「どうした、御坂トイレ使いたいのか、別に構わないぞ」
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- 上条「なんだ御坂か」御坂「・・・」
10 :最後尾の名無しさん@3日目[]:2011/01/24(月) 23:33:47 ID:iXigLdZT - インデックス「わぁ、ちょっと美琴トイレ使うのちょっと待って」
上条「どうしたんだ??」 インデックス「おなかが、急に痛くなったんだよ」 インデックス「美琴ごめん、少しだけ待って欲しいんだよ」 インデックスは、そういうとさっさとトイレに行ってしまった 上条「ったく、インデックスのやつ、普段はどんだけ食べても平気なくせに」 上条「わるいな御坂、インデックスが出るまで、少し待ってもらえないか」 御坂「・・・」コクン 御坂は頷くと、又テレビの前で体操座りをして、 テレビを見始めた。 なぜか、その瞳には微量ながら涙が溜まっているように見えた。
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