- 母子相姦小説 その18 [無断転載禁止]©bbspink.com
192 :名無しさん@ピンキー[sage]:2020/06/02(火) 00:07:40.74 ID:FxjxnVUO - >>190さん、>>191さん
確かに天城鷹雄氏の作風は扇紳之介氏の作風に似ていますよね。 私も1988年5月に「猟蝕夜」が発売されてすぐに本屋さんの店頭でパラパラとめくって見たとき、ああこれは扇紳之介の短編集だなと思いました。 そしてその翌年、1989年8月の「熟母」に始まり、天城鷹雄名でほぼ1年から1年半に1冊の割合で「未亡人肛母」まで続けて長編が出されたわけですが、 それらの長編を読み進めていくうちに、疑問が出て来ました。 前にもお話ししましたが、扇紳之介氏は、当時のSM小説界の大御所と呼ばれる団鬼六氏や千草忠夫氏、あるいは今でも人気の結城耕雨氏たちの作品とは異なり、 それまで全て1話完結の読切の作品しか出しておらず、いわゆる連載物は私の知る限りひとつもありません。 つまり、初めて中編と呼べる長さの作品を書いたのが、1987年3月に発売された書き下ろし作品でもある『淫 乱─鎌倉未亡人』となるわけです。 この作品ですら、400字詰め原稿用紙にしてわずか約160枚の分量です。 これに対して天城鷹雄氏の長編作品は、以下の通り、全て250枚以上の大作です。 (電子書籍化されていない「若悶母」は不明。) 『熟母』:約260枚 『恥母』:約250枚 『疼母』:約270枚 『恥母・隷虐の刻印』:約270枚 『熟恥母』:約280枚 『恥肛母』:約270枚 『未亡人肛母』:約275枚 果たして、それまで長編を書いてこなかった扇氏が、400字詰め原稿用紙にして250枚以上もの長編を立て続けに書き続けることが出来たのか?という疑問です。 ちなみに、扇氏は、1992年10月号のSM秘小説に掲載された『弄虐に魅せられて』という作品以降、SM誌ではその名を見かけなくなります。
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193 :名無しさん@ピンキー[sage]:2020/06/02(火) 00:10:34.62 ID:FxjxnVUO - さらに私が天城鷹雄氏の長編作品を読み進めて疑問に思ったのは、例えば母子が交わる場面などがあまりにも詳細に描かれすぎているという点です。
特に母親のおんなの部分を責める場面などです。 例えば、これは私も大好きな作品で、しかも大好きな場面なのですが、 天城鷹雄氏の『熟母』で初めて母・美佐子が息子・信也にアナルではなく前での相姦を許した場面では以下のように描写されています。 「いじらしてくれ」 信也は濁った声を吐くと、またも美佐子の女陰をなぶりだした。 「もうたくさん、やめて」 美佐子の目に恐怖の色がゆれた。 膨れあがり、赤くただれているクリットを美佐子は指弄される。オモチャにされて嬲愛されるのだ。 「ああ、ううっ……やめて、もうしないで……これ以上されたら死……死んでしまう……あっ、あァ、くうう……いじらないで、そこだめ、いじらないで、たくさんっ、もうたくさん!」 愛液が誘い出され、たっぷりと潤んだその女陰を口で吸われると、美佐子は体に電流が走り、足をまっすぐに突きのばし、その反り曲げた爪先を痙攣させながら叫んでいた。 このようにおんなの部分を責める詳細な描写は、扇紳之介氏の作品の中で母子が相姦する場面では見たことがありません。 何しろ比較的長めに描写されている『羞獄隷花』ですらあの程度の簡潔な描写ですので。
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194 :名無しさん@ピンキー[sage]:2020/06/02(火) 00:13:31.02 ID:FxjxnVUO - この点に関しては『淫 乱─鎌倉未亡人』のあとがきで舘淳一氏が次のように書いておられます。
氏の筆致はよく抑制されてい、言葉は吟味しつくされ、しかも叙述は意外なほど完結だ。やたら仰々しい、手垢のついた形容詞や決まり文句をだらだらと羅列させて、 行数ばかり稼いでチッとも興奮させられない作家──かくいう私も、そのなかのひとりなのだが──の作品とは大ちがいである。 (略)文体は力強く、描写されていなくても行間から余白から、読者の脳に直接、凄艶な官能と残酷の美のイメージが叩きこまれてくる。 その、なみなみならぬ表現力には、いつも脱帽させられるのだ。 また、舘氏は扇作品の魅力について、次のようにも述べておられます。 端的に言えば、彼の作品はどれも、凡百のSM小説を霞ませるような特異な輝やきと香気を放っているからだろう。 その第一の特徴は、周知のことだが、強烈な臀部嗜虐──尻責め、肛門責め──に対する驚くべき耽溺の度合いだ。(略)扇氏は飽くことなく女の臀を責めつくす。 天城鷹雄氏の長編作品では、どれも母子が相姦することに主眼が置かれていて、 舘淳一氏が指摘している扇作品の特徴である「強烈な臀部嗜虐──尻責め、肛門責め──に対する驚くべき耽溺の度合い」が非常に低いように思います。 ちなみに、『淫 乱─鎌倉未亡人』は扇氏にとってはある意味実験的な作品であったようで、「手の内の芸ではない」と思われていたようです。 要は、SM色の薄い、強烈な臀責めや肛門責めなどのない作品を書くのは苦手だという事でしょう。 (正直に言えば、それこそ作品によっては強烈な臀責め、肛門責めが続き、背筋が凍ってうすら寒くなるほど不気味さを感じるものもあります。) もちろん、私は天城鷹雄氏の長編は扇紳之介氏が直接書いたものではないのでは?と疑ってはいても、 母子相姦小説好きの私にとって、天城氏の全ての長編も大好きな作品であることに変わりはありません。 またまた長々と失礼しました。
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