- ノクターンノベルズPART163 [無断転載禁止]©bbspink.com
505 :名無しさん@ピンキー[sage]:2019/06/28(金) 00:05:08.83 ID:p1XzQSst - 翌朝。 
その幸せは唐突に終わりを告げた。  「あ…やっちまった…」  原因は男だった。  なんてことはない。いつものように目覚ましに手をかけ起きた。  ただ一つ違ったのは、男の足の着地点にゆっくりがいたということだけである。  小豆色の潰れた物体に男はため息を漏らす。  「俺の昨夜の労力は…ガラにもないことするもんじゃないな…」  男はそう呟くと、バスタオルで赤ゆごと足を拭き取ってゴミ箱へ捨てた。  都会に住むゆっくりは常に外敵に怯え、ゆっくりらしいゆん生を送ることなく死んでいく。  しかし、運良く人間に拾われたゆっくりにも、絶対にゆっくりしたゆん生が保証されるわけではない。  そう、これはそのほんの一例に過ぎないのだ。 
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