- 【NTR】「魔法少女と呼ばないで」「純愛とNTRのBlog」を語る会 [無断転載禁止]©bbspink.com
289 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 01:40:42.27 ID:JnTbnF/+ - そろそろ家族が帰ってくる時間・・・三崎さんを玄関先で送り出し急いでシャワーを浴び部屋へと戻る
乱れたシーツ、その上に散乱しているティッシュ、床には形を崩して落ちている毛布と枕 寝具の至る所に体液の付いた痕が点々と残ってまるで匂い付けでもされたかのようだ ベッドの棚に置いてある写真立てには滴り落ちる程の白い精液が付着したままでいる どっと落ち込みその場にヘタり込む 整頓され自分好みのレイアウトで日頃くつろいでいる私の部屋が…2人の精液と愛液の残り香で独特な匂いを放ち淫靡なあられもない部屋へと変貌していた・・ 片付ける気も起きずしゃがみ込んでいるとやがて家族が帰ってきて下の階から賑やかな話し声が聞こえてくる‥、いつしかその中に先生の声も混ざり始める 私はそれに参加出来ない… やがてドアがノックされる、先生だ・・ 顔を見られるのが恥ずかしい…他の男に抱かれた直後に平常心で先生と話せるはずがない ドア越しに「風邪気味だから早く寝るね」とごまかす部屋へは一歩も入れなかった。 翌朝目覚めるが、すぐには起き上がれない、しばらく朝日の差し込む部屋でぼんやり佇む 三咲さんの温もりと匂いがまだ残っている感じがする…丸めたシーツがまだ洗濯出来ずに置かれているからかな… 昨日三崎さんとこの部屋で最後のセックスをした… 私のベッドで…私の布団と枕を共にして… つくづく思う、三咲さんと身体の…だけの…関係になってから自分自身に驚く事ばかりだ、 嘘がつける事も、初めて性の快感の深さが底無しにあって、それを知ったら元に戻れなくなる事も、そこへ到達させる事が出来る特別な男の人がいる事も、愛の表現がセックスでより深くなる事も知った。
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290 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 01:46:24.32 ID:JnTbnF/+ - そして今日は三崎さんと2人でショッピング…これがほんとうに最後のお別れになる
晴れ晴れとした気持ちになれる‥はず、ならなきゃいけない…気分は浮き沈みしながらも準備を始める。 化粧をしている私を見て「先生とデート?」と、無愛想に茶化す妹をやり過ごしながら原宿に向かった、先生には昨夜に友達と買い物だから夕食は期待しててね、とメールで伝えていた。 その先生から今朝になっても返信が無いのが気掛かりで歩きながら何度かスマホをチェックしてる ヤベ、寝過ごした。 洗面所に向かい顔を洗う、鏡に映った自分の顔を眺めながらぼんやりと昨日の事を思い出す、それにしても‥昨日はスゲーエロかったな瞳…「大好き、愛してる、俺の子供が欲しい!」 アイツ完全に俺に惚れてるのに…なのにバカ彼氏に義理立てとか同情とかで意固地になってんだろーな 瞳は今日で最後と思ってるはずだけど、俺が終わらせるはずねーじゃんw 三崎は不適な笑みを浮かべ計画通りにバカ彼氏がやってくるのを期待した 真夜中にモザイク無しの瞳の画像を送った、今までは似てる程度に薄くボカした動画だったから、これで今までの動画も瞳だったとバカでもわかるだろw 今日のデートの場所も時間も載せといたから絶対確認に来る、俺のパソコンのデータは移動したしあの動画を証拠として保存するテクは持ってないだろうから俺の足は付かない 完璧な計画にほくそ笑む 後はバカと別れた瞳を軽く慰めて優しくしてやれば… キッカケさえ与えてやれば瞳の方から飛び込んで来るって算段 マジで瞳とは結婚してもいいって考えてるよこの俺が‥ハハ ニヤつきながら歩いていると先に着いていた瞳がスマホを操作しながら待っていた タイトなミニスカートから伸びる脚が別格に綺麗で惚れぼれする その脚もスカートの中まで堪能したし、服の上からでも解る形のいい巨乳も、唇も、俺は全部自分の物にしたけれど、まだまだ手放すつもりは無い、バカには悪いけどなw
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291 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 01:51:17.13 ID:JnTbnF/+ - 「あ、三崎さん!」
俺に気付いてそそくさとスマホをしまいニッコリ微笑む いや〜どこ見回しても瞳レベルの女なんて見当たらないくらい可愛い、つくづくあのチビとは不釣り合いだわ 待った? ううん大丈夫 2人で冗談を交えながら店内で楽しくウインドショッピング 昨日滅茶苦茶抱いたその女の悩ましい声と絶頂時のエロチックな表情がまだ生々しく脳裏に残る。なのにその女は昨日とはうって変わって清楚そのものだ 逆にそれが欲情を駆り立てる。 ヤベえ、今すぐホテルに連れていきて〜w 「どうしたんですか?」 瞳が首を傾げる 「あぁ、いや、瞳ちゃん楽しそうだなって…」 図星だったか…w 瞳は赤くなって顔を背ける 美男美女のカップルは実際店内でも注目の的だった。瞳も自慢の彼氏で誇らしいってとこだろう 店から出て暫く歩いたスタバのテラスで落ち着く 「三崎さん、今まで本当にありがとうございました」 ん…本気で愛してる女の為になれたんなら嬉しいよ…
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292 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 01:53:41.38 ID:JnTbnF/+ - そう言いながらテーブルの上で瞳の手を握る
あ… 瞳もうつむきながらも抵抗しない よし、イケそうだ… 「これでサヨナラなんてやっぱり言いたくない…こんなに辛いならいっそ瞳と出会わなければ良かった…」 誠実そうなイケメン顔が泣きそうに歪む、その表情が瞳の憐憫を誘う 「三崎さん・・・」 瞳が強く三崎の手を握り返す、愛情深そうな目で見つめてくる そのまま見つめ合った2人は、衆目もはばからずお互い自然に顔を近づける キスの寸前でその雰囲気を絶ったのは三崎。 「辛いけど…瞳の知り合いに見られたら瞳が…だから我慢する」 三崎さんの言うとおりだ、私を気遣ってくれている事が嬉しい 瞳が口を開く 「私が‥馬鹿だったから‥勘違いで三崎さんを傷つけてしまって…ごめんなさい、私みたいな女が…先生と付き合う資格なんて無いだろうけど…でも‥それでも‥」 耐えきれずに涙ぐむ私を三崎さんは一生懸命に庇ってくれた、その姿が普段カッコよくて余裕で自信家な三崎さんとはまるで正反対・・・ 初めて見る優しくて誠実な新たな一面…それが私の為に私だけに向けられている…
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293 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 01:55:46.21 ID:JnTbnF/+ - 「ありがとう三崎さん‥貴方の事忘れない…!」
ポロポロと涙を流す 今の瞳には世界は2人だけ!その他は別世界に追いやられていた そんな恋人同士にしか見えない2人が固く手を結び合っている姿を立ちすくんで見ている男がいた… 瞳・・・ 突然、懐かしい‥…いや、聞き慣れた声に心臓がドキンと跳ねる、カボチャの馬車は消え、代わりに別世界へと追放され存在を消されかけていた男が現れた。 私は無意識に手を振り解いて立ち上がり、その人…「先生」を視界に捉えたが認識するのに数秒かかった。とにかく喋ろうとして弁解の言葉を探すが混乱して喋れないでいる 当事者感覚を喪失したように現実感が希薄で案山子のように固まる 愛し合っていた2人の姿をずっと動画で見せられていた和樹は、今まさに恋人同然な2人をこの眼で目撃して現実の事と知った 「何‥で…」 顔面蒼白の和樹に何か声を掛けないといけないのに一言すら出ない
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294 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 02:09:04.12 ID:JnTbnF/+ - その日先生に、この場で最初に。出た言葉がそれだった
瞳は三崎の前で平然と嘘をついて切り捨てる事に躊躇した。 三崎を庇い黙っている瞳に、和樹はその愛が、三崎に向いているのを感じた。 とても惨めで…そして情けない自分を悔いる。 「今まで楽しかった‥元気でな…」 瞳は懸命にすがらなければいけない場面で周囲の目に萎縮し立ち尽くしている 肩を落とし去っていく先生を、それをただ震えて見ているだけの私に 「瞳ちゃん、行ってあげなよ。早く!」 ここはいいよ、俺の事はいいからと三崎さんが促す。 「ありがとう‥三崎さん」 そう言って先生の元へ掛け出していった 先生っ! この角を曲がったはず、なのに居ない、闇雲に周りを探すが見つからない それよりも…追い付いた所でどう言い訳すれば… 先生以外の人と愛し合って、でも先生の事も愛してるって…裏切っておいてこんな都合のいい事を平然と言える程まだオカシくなってはいない。 1時間後自宅へ帰る。先生は電話にもメールにも出てくれない‥アパートへも帰っていない 先生との全てを失った事が現実味を帯び始める 家族も…父の仕事にも…多分、影響が及ぶ。
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295 :名無しさん@ピンキー[sage]:2017/11/30(木) 02:11:16.03 ID:JnTbnF/+ - 大変な事をしてしまった…裏切り、偽り、いつしかそれも慣れて、実感も心の痛みすらも喪失していた
それが今日、全て目の当たりになったのだ 何を言われてもいい、先生に心から謝らなければならない、別れる訳にはいかない‥三崎さんとは「仲のいい先輩」とたとえ嘘をついてでも… 先生を失う事に比べたら三崎さんとの恋愛モードもママゴト程度…いずれお終いにしなければならない。結婚と恋愛は別・・・ 再び先生のアパートへ向い部屋の前で待ち続ける 許して‥先生 何度も同じ言葉をつぶやく 夜になり妹がやってきた 手すりに手を置きその上に額をのせそこに時折額をぶつけながら自分に怒っている、そんな見たことのない姉の姿に泣きながら帰ろうと何度も手を引く 頑なだった私を強引に引っ張り出す、理由を何も聞かない妹・・・ 知られてる‥? 心当たりは…ある‥ 昨日私の部屋で三崎さんに抱かれている時、ドアの音が一度だけ聞こえたような気がした。 先生にこれから嘘の弁明をしようとしているのに…もし妹にあの声を聴かれていたなら… 恥ずかしさと自己嫌悪に気が触れそうになる…人生で初めて本当に死にたいと思った。
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