- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #17 [無断転載禁止]©bbspink.com
370 :孕ませられる母[]:2017/06/29(木) 07:28:22.51 ID:Y1IUmIag - 18.
ゆっくりと流れていく雲を、和雄はハンドルにもたれながら眺めていた。 午後になってまだ真新しい白い壁が日に照らされていく。 この出来たばかりの病院は、和雄の父が入院する市立病院に比べて随分と大きくて立派だ。 病院の裏手にある駐車場も、黒塗りの高級車や真っ赤なスポーツカーなどがやたらと目立つ。 家業の営業車に使っている白いワゴン車だと、どことなく場違いな感じがして気恥ずかしかった。 コンコン、と助手席側のドアがノックされる。 車の脇に母親の美咲が立っていた。 和雄は慌ててドアのロックを解除すると、美咲は隣の車にドアをぶつけないように開けて、 窮屈そうに助手席のシートに収まった。 「どうだった……?」 「ん……、特に、問題は無いそうよ……」 「そっか……」 男と子作りをするにあたって、いくつかの条件が設けられた。 性病などの有無や、妊娠の可否を調べるための身体検査や、 プレコンセプションケアを受けることもその条件に含まれていた。 「それでも、やっぱり高齢出産になるから、検診は欠かさないようにって、言われちゃったわ……」 和雄は美咲をちらりと見る。 やや俯いていて、その表情を読み取ることはできない。 口紅を引いた唇が艶やかで、顎周りも以前より引き締まってすっきりしている。 母はスポーツジムやエステサロンに通い始めた。 もちろんそれも条件に含まれていることだった。
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371 :孕ませられる母[]:2017/06/29(木) 08:31:37.11 ID:Y1IUmIag - 19.
そんな母に疑問に感じている従業員もいるようだったが、 まさか五十過ぎのおばさんがその身を捧げて金策しようとしているなどとは思いもしないかったようだ。 それよりも、男に紹介された新しい取引先から舞い込む仕事をこなすのに皆精一杯だった。 「それじゃあ、行こうか」 「ええ」 和雄は美咲がシートベルトを着用するのを確認すると、ゆっくりと車を発進させた。 「こっちの病院だと、ちょっと遠くなっちゃうわね……」 「そうだね……」 美咲はぽつりと呟く。 この病院は和雄の父が入院している病院から、さらに車で三十分ほど走らせた距離になる。 もう転院の手続きは済ませており、母が男に抱かれた後に転院することになっていた。
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372 :孕ませられる母[]:2017/06/29(木) 08:34:45.03 ID:Y1IUmIag - 20.
「ねえ……、和雄はどう思ってるの?」 「……どうって、なにが……?」? 「……母さんが……、男の人と子供を作るのを……」 「それは……」 突然の質問に和雄は言葉に詰まってしまう。 「やっぱり、悪い母親よね……」 「そ、そんなことないよっ!」 「でも……」 「そのおかげでうちも助かるし、それに父さんだって……」 「そう……、かしら……」 「そうだって。だから母さんも元気出しなよ」 「そうよね、母さん、頑張んなきゃね」 「そうそう、その意気その意気」 やはり母は父や家族を裏切ることを心苦しく思っていたのだろう。 たとえそれが家族の為であったとしてもだ。 和雄はそんな母を元気付けてあげたかった。 母が男の子供を産んだとしても、母は母だと。 だから母が気に病む必要はないと。 さすがに、母が乱れ、堕ちていく姿が見たいとは、口が裂けても言えなかった。
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