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はてるいくさば
母子相姦小説 その10

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母子相姦小説 その10
986 :はてるいくさば[sage]:2014/09/06(土) 08:45:39.53 ID:mEDbFdYV
「……」

 三九郎の体躯に久々に力が篭もった。おそらくその距離はそれほど離れては居ないだろうと確信している。
 ああ、無様な事だ。自分は、嫉妬している。
 自分も母に抱かれたい。死ぬ前にあの温もりにもう一度包まれたい。柔らかすぎる肉体で、様々に愛されたい。
 しかし、今母は。

 締め切っていた襖を開け、三九郎は部屋の外へと飛び出した。
 部屋から慎庵の啜りが聞こえ続けていたが、もはや気にならなかった。
 駆けていても、不思議と嫉みを感じない。いや、嫉みはやはりあるか。
 しかし自らが幼き頃より知っている母は、まさにいま慎庵が語った事を信じさせる人であった。
 貧しき者がいれば与え、病の者がいれば癒した。その中に女郎屋の多い下川の女を助けたとしても不思議でない。
 今まさに命を落とさんとする年若き男子に迫られ、包んでやろうとしても。
 父との夫婦仲も険悪でなく、いくさの近きこの世でも「この家に生まれてよかった」と感じていた。
 父や母と共にこの国でしっかと生きよう、そう誓った。しかしただ一つ、母の病がそれを壊した。
 たった一度の、すぐに治癒する流行り病であったが、他国が強兵化していた時期にそれは懸案となる。
 その時に今の義母が父と番った。義母は若く健康で美しかったが、それだけの女だと三九郎は思っている。
 ただすぐに弟が生まれ、家中の風が変わり、やがて母は身を引いた。
 そんな母なら。今もしや三治を抱いているかもしれない母なら。
 自分も、寂しいと言ったなら。死ぬ前に一度、と願ったなら。

 寺はそれほど広くは無い。そもそも離れの庵は尼達の暮らす場所のはず。
 そして。何かの気配を感じ三九郎は立ち止まる。自分の駆ける足音のほうが大きいはずなのに、それは聞こえた。
 
母子相姦小説 その10
987 :はてるいくさば[sage]:2014/09/06(土) 08:50:49.72 ID:mEDbFdYV
「……ん」

 小さくはあるが、高い声。女、嫌違う。これは、声が変わりたての男の声だ。
 ならば、三治に違いない。その声は、廊下を突き当たった戸の中から聞こえた気がする。
 本堂とも、先程まで三九郎がいた一番奥まった部屋とも位置の違う、すぐ背後に暗い林の見える寝具部屋のような所。
 今まで足音を抑えていたつもりは無いが、そこからはやはり忍び足となる。
 ああ、聞こえる。それは声ではなく、鼻を鳴らしているような音。しかしやはり、三治の喉の響き。
 何をしている。なぜ、鼻を鳴らしてるように聞こえる。

「あ」

 それは確かに、女の声だった。そして三九郎はやはりすぐに気づく。母の声だと。
 だから三九郎は、寝具部屋にゆっくりと近づいた。
 そこに慎庵の言った通り、迫った三治と、甘えられた母がいるのだ。

「……い、わ」
「……んっ」
「あ……痛い、の」

 母の小さな声と、三治の呻き。ようやく意味のある言葉が、三九郎の耳に届いた。
 痛い、と聞こえたがその響きは怒気を含んでいない。
 母に痛いと言わせている三治は、何かを口に含んだ呻き。

「優しく、吸うのです……あ、う、そうっ」
「ん……んっ」
母子相姦小説 その10
988 :はてるいくさば[sage]:2014/09/06(土) 08:52:50.77 ID:mEDbFdYV
 一歩近づけば、また新たな音が聞こえる。ああ、母の言う通り、吸う音だ。
 この音は、三九郎にも分かる。小さく何度も続く、濡れた吸い音。
 嚥下や咀嚼の音は聞こえない。ただただ続く咥え舐め吸う音。
 自分の古き記憶と、数年前に城で見た光景が同時に蘇った。

―乳を沢山飲む子は良い子じゃ。乳が沢山出る母は良い母じゃ。
 まるで舞を舞うように、父はおどけて義母と弟の周りを回っていた。確かに弟は、義母の乳を大いに吸っていた。
 あの頃の父は、兎に角元気な子とそしてそれを生んだ元気な母を喜んでいた。いや、それは今もそうだ。
 確かに三九郎は乳をあまり飲まぬ子だったかも知れぬ。母もまた、乳のあまり出ない母だったのかも知れぬ。
 しかしその義母と弟も、おそらく三九郎の起死回生など信じずに、哀れ父と共に城を枕に死んでいく。
 少しだけ、可哀相と思えるのは弟。ある意味、まだ幼過ぎるゆえ、戦で死ぬ事もできぬのだ。

 そして、あの日熱心に乳房に縋っていた弟と同じ音が、部屋からする。
 痛い。優しく。吸って。まさに母親が乳飲み子に優しい表情で訴えかけるのと同じ言葉と共に。

「ん……あっ。尼、さま」
「あ、あ……どう、したのです」

 三治の声がした。今更ではあるが、この狭い部屋に三治と母がいる事だけははっきりとした。
 気ばかり張って周囲を微笑ませていた三治が、猫撫で声で何かを求めようとしている。
 母は少し掠れた声で、その三治に応えようとしている。

「……母さまと呼んで、よいですか」
「あ……ああっ」


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