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名無しさん@ピンキー
母子相姦小説 その10

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母子相姦小説 その10
959 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/02(火) 22:07:10.66 ID:l+zzwp7W
「お願いにござりまする、三九郎様。どうか、どうか……」

 口調は変わらぬが、慎庵の指先は三九郎の二の腕についに縋った。その些細な動きだけで、股の布ははらりと滑りそうだ。
 奇妙ではあるが、戸惑いながらも三九郎のそこは微かに滾っていた。女に迫られた上の、それは本能のようなものだと言ってよい。
 ただそれを思うまま慎庵に向ける事より、その様子を悟られる恥ずかしさのほうが大きい。だから三九郎は、体をくねらす。

「三九郎、さま……ねえ、ねぇ」

 肩と腕が密着している。素肌と素肌がたまに触れ、劣情を煽る。
 慎庵の唇から出でるのは、もう甘く強請る響きとなっている。尼の出すような声ではない。
 これはいかぬ。慎庵の、女の体が自分の躰と触れるたび、隠しておきたい場所が露見しそうで戸惑う。

「……ならぬ。離れてくれ、頼む」
「あ……嫌」

 久々に出した余裕の欠片も無い言葉と同時に、三九郎は慎庵の柔らかい体を強く押した。
 額は汗に濡れる。あれほど寒かったはずなのに、女の匂いが近くにするこの部屋は、嫌に暑い。

「どうしてで、ございますか……」
「どうしても、ならぬ」
「ああ、そんな」

 慎庵は三九郎の目の前で、もはや全裸の肉体を僅かに震わせこちらを見ている。
 見られている三九郎は、その姿を直視できず視線を他所に向ける。
 断るに理由などない。どうしてもならぬとしか言いようがない。

「……おぬしの体に、障るやも知れぬ。だからせぬ」

 でまかせの言葉だ。女の体を一片も知らぬ男が言える事では無い。
母子相姦小説 その10
960 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/02(火) 22:09:16.60 ID:l+zzwp7W
「いえ、三九郎様……すでに慎庵の体は、幾度も男に遣られておりまする」
「……」
「元々幼き頃より故あって汚れた身。だからこそ、糸姫様に救われここに参ったのです」
「糸、姫……」

 糸姫とは、母が成瀬に嫁いで来た頃の名だ。

「糸姫様が下川の焼けた娼屋より私を救って下さいました。女として生きる道もある、と」
「……」
「まだ汚れは癒せてはおりませぬ。糸姫様の願いです。三九郎様のような男(お)の子に、まだ抱かれたいのです」

 やはり。母が、慎庵に命じて自分に女を知らせようとしたのだ。
 慎庵は体をくねらせ瞳を潤ませ声を震わせ、そして柔らかい肉を揺らしてまた三九郎に寄る。
 いくさ場で散ると決めた若者と、男に数多く抱かれ救われんとする女。どちらも共に覚悟している。
 それが解せたからこそ、ますます三九郎は体を固くする。裸の慎庵を拒むには、よほどの訳が必要なのだ。

「そ、それなら」

 ようやく、一つ些細な事が浮かんだ。馬鹿馬鹿しい事ではあるが、一応筋が通っているように思える。

「三治がおる」
「……」
「確かに某も、女を知らぬ。しかし三治もそうだ。汚れ無きと言うのなら歳下の三治のほうが合っておる」
「……三治」

 意外なほど、慎庵も表情を変えた。あの女そのものの顔は失せ、思案する風だ。

「三治、というのは……あの、本堂に居った年若き男の子でございますか」
「あ、ああ。そうかも知れぬ」
「皆が寝入ったあと、縁側で一人しくしくと泣いていた」
「見てはおらんが、そのような事もあったかも知れぬな」
母子相姦小説 その10
961 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/02(火) 22:11:43.47 ID:l+zzwp7W
 三九郎は少し安堵した。慎庵の興味は、僅かではあるが三治の様子に向いたようだ。

「あの男の子は……寂しい、死ぬのは嫌だと泣き始めました。ですから三九郎様と居た方が、こちらへと連れて来られました」

 嘉兵衛の事だろう。そうか、あれほど猛っていた三治も、まるで子供のように泣き喚いていると言う。

「ですから……私が相手する手筈となりました。寂しいのなら、女の中で果てさせようと、糸姫様が」
「……」

 三九郎が、ようやく違和感に気づいた。またここで母の名が呼ばれ、慎庵も声の響きを変える。

「なのに……あの子も私を拒みました。そして……ああっ」

 慎庵は顔を伏せまるで泣こうとしてるようでもあった。
 ずっと覚えていた違和感が、ようやく三九郎にも朧げに分かって来た。
 この寺に纏う色の部分は、常に母が介在している。

「私と三治とやらの遣り取りを、糸姫様はずっと陰より見ておいででした。そして三治という男の子は……」

 嫌な予感がする。しかしもう、慎庵の唇は止まらなかった。

「あの見ている女の人としたい、と。母のような、あの綺麗な女の人としたいと、はっきりと。だから、今頃は……」

 そうなのだ。この寺に逃げ込んでからずっと、三九郎はずっと母の手のひらにいるような気がしていたのだ。
 実際はさておき、女の準備もされ三治もまた同じようにそうされた。幼き子を思う母の瞳で、どこからかじっと見ている気が。
 だから三九郎は、慎庵との番いを拒んでしまった。母の見ている場所で、その勇気が振るわなかった。
 しかし。遂に顔を覆い泣き始めた慎庵が今語った話は、この数刻での事だ。
 三治が泣き叫び慎庵を拒み、やがて母を求めた。それが、この数刻に起こっているのなら。
 母の視線はここには無く、今は三治に向けられているのだ。例えそれが、愛しき息子を思う憐憫の情から発せられたとしても。


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