- 母親が他人に侵される 漫画・小説 #14
769 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 20:05:33.99 ID:r8eoYTKX - >>369の続きを投下します
61. 「ははは。やっとカミングアウトしたじゃん。やっぱりなぁ」 杉浦の、さもありなんとした声音。尻への打擲が止まり、寝室に母さんのはあはあ、という喘ぎ声が明瞭に響く。 「で?例えば、どんな時に発情してたんだよ。我が校の名物保健師さんはさ」 「…っ」 「言えって。もう俺に隠し事できねーことくらい、分かってんだろ」 杉浦と母さんは、繋がったままだ。 母さんは獣の格好で杉浦に貫かれたまま項垂れ、黒髪はばさりと落ちてその表情を隠している。 「…の、時…」 「あん?聞こえねえよ」 「……健、康…診断の、とき……とかっ…」 「へえ」 杉浦の声が明らかな侮蔑の笑いを含む。 「生徒に偉そうに指示して、上半身脱がせて、聴診器を胸に当てながら、興奮してたのかよ?」 「……」 「どうなんだよっ」 「………は、い…」 母親のセックスを見せつけられたことに匹敵するほどの衝撃が、俺を襲っていた。 あの母さんが、今、信じられない惨めな告白をさせられている。 保健師という仕事に誇りを持ち、いつも凛としていた俺の母さんが。そのすべて裏切る告白を、自らの唇に乗せていく。 「例えば誰だよ」 「…瑞月、おねがい…」 「言えっ。おらっ」 瑞月が止めていた腰を廻しながら送り込むと、母さんはあっけなく悦楽の悲鳴を上げた。 「ひ、…ぃぃんっ!」 「俺が知らない名前でもいいからよ。誰だ。言ってみろ」 ──やめてくれ。母さん。そんなことだけは言っちゃダメだ。ここで、俺が、俺が聴いているんだ…
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770 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 20:07:20.86 ID:r8eoYTKX - 62.
だがそんな願いは、あっけなく裏切られる。 「……そ、卒業した……戸井田くん、…とか…」 頭を殴られるような感覚があった。それは、俺の知っている名前だ。 そう。この春の卒業式に、母さんの手を握り締めて泣いていたあの卒業生だった。 ──おばあのおかげで、仕事も決まったからよ。俺、頑張るわ。 不良だったが、母さんによって更生し、卒業式でその手を取って泣いていた戸井田。 母さんも目を赤くして、それでも凛とした態度のまま、戸井田を送り出していった。 傍から見れば、美しい師弟の別れの場面だった。だが、その裏で。誰にも見せない心の内で。 母さんはその生徒に欲情していたと、告白したのだった。 「ははっ。やっぱ、サカった年増女ってのはどうしようもないよな」 勝ち誇ったように杉浦は言う。 「で、その戸井田ってのをネタに、オナったことあるのか?」 「……は、い…」 わはっ、と杉浦がひときわ大きな笑い声をあげた。 「ひっでぇ教師もあったもんだ」 母さんは全てをあきらめたように、素直に杉浦の問いに答えていく。 誰にも一生見せるはずのなかった雌の部分を曝け出していく。 「そらよっ」 杉浦は満足したように、再び逞しい動きで腰を律動させ始めた。 「あ、あぁっ!」 母さんは、鋭い愉悦の叫びを噴き零した。 間違いなく待ちかねていたのだろう、杉浦の動きに合わせて自らの腰をうねらせる。
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771 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 20:23:16.42 ID:r8eoYTKX - 63.
「…い、いいのっ!深い、っ、瑞月っ…」 「ははは。がっつくなって。そら、もっとケツ振れっ」 「はいっ」 遥か年下の主の傲慢さを、従順に受け容れる母。それが二人の確立された関係なのだ。 杉浦の指図に応え、母は媚びるように淫らに尻を大きくグラインドさせ、振りたくった。 「あ、ああっ、だめっ、もうだめっ、瑞月っ、瑞月っ…」 母の嬌態を見下ろす杉浦が、唇の端に歪んだ笑みを浮かべて再び手を振り上げた。 ビシイッ!と肉を撃つ音と、母の悲鳴が同時に上がる。 「そら、謝れっ。"発情した雌犬でごめんなさい"だ」 ビシッ。バシッ。尻を打擲する容赦ない音が寝室に響き渡る。 「ひいいっ!ごめん、なさいっ!発情したっ…メス犬で、ごめんなさいぃっ」 それはもう俺の知っている母さんではなかった。 与えられる被虐にどっぷりと身も心も犯され、深い性の愉楽に酔う恥を忘れた中年の女だった。
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773 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 20:34:50.35 ID:r8eoYTKX - 64.
「もっとだ。"高校生のチンポ欲しがるオナニー女でごめんなさい"」 「あ、あああっ」 「言えッ、三津子っ」 「こっ、高校生の、チンポ欲しがる…お、オナニー女で、ごめんなさあいっ」 杉浦は母さんの尻を両手でがっしり抱えると、激しい突きこみを送り込み始めた。 「あ、ああ!イク、瑞月、だめ、もうイクのぉ!」 母さんが断末魔の悲鳴を挙げた。 「ほら、逝けッ。雌犬っ」 ひときわ強く杉浦が腰を送り込んだ次の瞬間、母さんは弓なりに背中を反らした。 「ひ、ひいいっ、だめ!……イ、クッ」 そして。 「イクぅぅぅッぅ!!」 喉をぴぃんと突っ張り絶叫した。その黒髪が、天井に向けてばさあっと拡がった。 そのまま声にならない唸り声を挙げながら、びくびくと身体を痙攣させる。 「あ、ぐァ…ッ、ヒぁぅぁぁゥ!!…ッッ!!」 それは人間の物ではない、女獣の咆哮だ。 完全に調教され、その飼い主によって性欲を満たされた雌奴の満足と屈服の咆哮だった。
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774 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 20:35:51.37 ID:r8eoYTKX - 65.
時間の感覚が失われていた。 俺は眼前で繰り広げられる男女の情交の激しさにただ圧倒されていた。 部屋の薄灯りが壁に掛かった時計を照らしている──午前2時40分。 夜は、まだまだ長い。 杉浦と母さんの激しい交わりは、今、小休止の時間を得たようだった。 杉浦の剛直を引き抜かれた母さんは、一個の肉塊と化してベッドに沈んでいた。 だが薄明りの中で、その身体は湯気が立つように妖しく汗でぬめ光っている。 哀れな肉塊はゆっくりと、その呼吸に併せて上下を繰り返していた。 「ほら」 杉浦がぞんざいな扱いで、母さんの身体を仰向けにごろり、と転がした。 まったく抵抗を示さない母さん。 杉浦のその手には、冷たい光を放つ携帯の端末が握られている。 「股開けよ」 まだ桃源郷のさなかにいるのだろう。母さんは操られるように両足を大きく開いた。 「もっと」 さらに促され、母さんは躊躇いなく、ぶざまな蛙のような姿を晒す。 全裸で。両脚を限界まで開き、性器と肛門を、年下の主の目の前に晒して見せる。 杉浦が、鼻で笑うのが聞こえた。
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775 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 22:03:47.38 ID:r8eoYTKX - >>66.
「ほい、ピース」 杉浦は言う。すると信じられないことに、母さんは右手をのろのろと自分の顔の傍へ伸ばし── そのまま、杉浦に向けて指でピースサインを作って見せた。 「笑顔もあるといいんだけどな…ま、いっか。オッケー」 カシャ、とフラッシュが光った。母さんの痴態。何度か光るフラッシュ。 疑いようもない事実を刻み込んだ映像が、カメラに収められていく。 「とりあえず、ブログ上げとくかぁ。みんな待ってるし」 杉浦はそのままパソコンへ向かい、キーボードを操り始めた。 母さんはうつろな表情で股間を大きく開いたまま、そんな杉浦をぼおっと見つめている。 「…ほい、アップ完了」 杉浦がパソコンの画面をずらしたせいで、遠目の俺からも小さくではあるが見て取れる。 ブログ画面の中央にそれは映っている。 目線こそ掛かっているが、全裸で開脚して性器も肛門も無防備に晒し、Vサインを作る母さんの姿。 その性器からは、射込まれて、溢れ出た精液が白く流れ落ちていた。
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776 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 22:22:41.28 ID:r8eoYTKX - 67.
「【まず1発目〜♪】って書いといた」 揶揄する杉浦の口調にも、もう母さんは抗議の気配すら見せようとはしない。 「あとで生中継もしてやんなきゃな。よいせっと」 杉浦は、母さんに寄り添うように寝そべると、その背中に手を入れ肩を抱いた。 そして母さんの顔に自分の顔を近づけていく。 これだけ辱めを受けても、母さんはごく自然に、それが当然の義務であるように目を閉じた。 そして年下の主から与えられるキスを、鼻を鳴らしながら受け容れる。 激しい情交を見せつけられるよりも、ある意味でこの方が俺には残酷な光景だった。 ふたりは唇を重ねては離し、また重ね…恋人同士でしか交わさないような甘いキスを愉しんでいる。 ちゅ。ちゅ…と唇が触れ合う音が寝室の空間を漂う。 かと思うと、母さんはピンク色の滑め光る舌をわずかに伸ばし、杉浦もそれに応えて舌を舐めあう。 「ふっ…ん…」 母さんの甘い鼻声。やがて杉浦がベッドに仰向けに横たわると、母さんはその胸板に自ら頭を預けていった。 その手は優しく杉浦の胸板をさまよう。筋肉質の腕を愛撫し、また胸をまさぐる。 「…派手に気をやったじゃん。家の外まで、声ダダ漏れだったんじゃね?」 杉浦が笑うと、母さんは目尻をあげて、杉浦を軽く睨んだ。けれどそれは本当に怒った表情ではない。 母さんは黙って杉浦の胸板に顔を預けたまま、男の乳首を口に含んだ。
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777 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 22:23:58.13 ID:r8eoYTKX - 68.
くすぐってえー、と杉浦がまた笑う。 母さんは構わず、しばらく杉浦の乳首に口での愛撫を続ける。 やがて口を離し杉浦の顔を見上げる。 そして自分から杉浦に覆いかぶさり杉浦の両足の間に、自分の太ももを割り込ませて絡ませた。 「……好きよ」 はっきりそう言った。杉浦の唇に吸い付く。 深く舌を入れているのだろう。全身に深い媚びをにじませながら若き情夫にしがみついていく。 「……さっきの話だけどさ」 しばらく母さんの好きにさせながら、杉浦が呟くように言った。 「…父さんとも、こんなふうだったのかよ」 言われた母さんは、一瞬動きを止めて、そして、頭をあげた。 少しの間、杉浦の顔を見つめる。 「一度だけよ──あなたのお父さんとは」
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778 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 23:26:19.90 ID:r8eoYTKX - 69.
「…あなたを保健室で最初に見たとき、驚いた」 母さんは、続けた。 「勇人にそっくりだったから」 「…俺と親父はうり二つって昔から言われてたしな」 母さんは、うっとりと杉浦の胸に顔を預け、その手は杉浦の胸元や腹部をずっと愛撫している。 その眼に、遠い昔を懐かしむような色が浮かんだ。 「聡一…私の旦那と、あなたのお父さんの勇人と、そして私はね」 母さんは杉浦の胸に抱かれたまま、語り始める。 ピロートーク。これがきっとそうなのだろう。 「…同じ高校の同級生だったのよ。聡一と私は幼馴染で」 母さんの声音が、さっきまでの媚びたものから、いつも俺と話す時のような調子に戻っていく。 「あなたのお父さん、勇人とは高校で初めて会ったの。3人が同じクラスになって。いつの間にか意気投合して」 杉浦がベッド脇に置いた煙草に手を伸ばした。 母さんは止めようとする様子は見せない。
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779 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 23:29:42.57 ID:r8eoYTKX - 70.
「3人、何をするにも一緒の時期があったわ。まるで男同士みたいな感じよ」 カチッとライターの音。杉浦がくゆらせる煙が、ゆらゆらと薄暗い部屋に立ち上る。 「でも、やっぱりふたりの男と、ひとりの女よね」 「…」 「聡一と勇人は、私のことが好きで。お互いにそれを知ってた」 「モテ自慢かよ」 杉浦が失笑を漏らす。 「本当のことだもの。でも、聡一は幼馴染の私をやっぱり他の人に渡したくなかったのね」 「聡一は卒業前に、抜け駆けして私に告白をしたの」 「やっすい展開だな。何かそんな小説あったよな」 「…漱石の"こころ"?そうね。勇人のことが気になってたことも本当。でも」 母さんが一呼吸おいて、杉浦の胸に口づけた。ちゅっ。という音が響いた。 「聡一はずっと幼い頃から私と一緒だったから、私、受け容れるべきかなって思ったの」 もちろん俺も初めて聞く話だった。母さんの高校時代。 遥か遠い、母さんの青春の物語だった。
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780 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 23:32:06.92 ID:r8eoYTKX - 71.
「勇人はそれを知っても冷静にしてたわ。良かったな、とだけ言ってくれた」 「そりゃ親父も言えなかったんだと思うぜ」 「…勇人には、私に告白できない理由があったのね。あなたに聞くまで知らなかった」 「ま、表向きは不動産屋でも、ウチは極道の家だからな」 極道?またもや初めて聞く話に、俺ははっとなる。 杉浦の家は暴力団関係だと、そういうことなのか。 「……聡一は獣医志望でね。そのために北大を受験して、北海道に行ったの」 「遠距離恋愛の始まり、ってわけだ」 「そうね。大学時代、地元に残っていた勇人との方が会う回数は多かった」 ついさっきまでの爛れきった空間に、やや静かな時間が戻っていた。 「勇人とはずっと親友。そう思ってた」 杉浦もどことなく殊勝な風情で、俺はようやくこの凄まじい夜に一息をつける気がした。 だがそんな思いは、母さんが次の言葉を継ぐまでの短い間のことだった。 「大学3年の時、私が──強姦の被害に遭うまで」
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781 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 23:34:25.40 ID:r8eoYTKX - 72.
強姦?確かにそう聞こえた。 今、母さんはそう言ったのか。本当に? 一体、今夜だけで俺は何度の衝撃を受けることになるのだろうか。 先ほどまでの二人の激しいまぐわいの光景も忘れ、俺は母さんの言葉に全ての神経を集中させた。 「その日は、大学でゼミのコンパがあって。帰りが遅くなって」 「線路沿いの暗い道に大きなワゴン車が停まっていて」 「通り過ぎた時に、後ろから羽交い絞めにされて、あっという間に車の中に連れ込まれた」 俺の心臓の動悸は、一気に激しくなっていく。 「男が3人いた。そこで私はレイプされたの」 身の回りから空気が一気に失われたようで、思わず口を開いて俺は喘いだ。 身体ががくがくと震えた。
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782 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/11/28(木) 23:35:38.30 ID:r8eoYTKX - >>772
どうもありがとうございます。 長らく留守にして失礼をしました。 ぶつ切りにしか投稿できないのですが、あともう少し続けます。
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