- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
855 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/01/10(木) 15:40:40.28 ID:2MVnQsFe - 22.
──なぜ。 どうして、杉浦と母さんがふたりで理科棟にいるのか。 俺は混乱した。思考の断片が形を為さずに渦を巻く。 薄暗い部屋で、杉浦は机を椅子代わりに腰を下ろし、母さんは白衣姿で向かい合っている。 俺が覗く小窓からは、二人の姿と横顔が見えている。 母さんは、いつも掛けている黒縁の伊達眼鏡を掛けていなかった。 髪型も、もう2ヶ月ほど前の無造作ヘアではない。 最近美容院に行くようになったウエーブ掛かった髪がふわりと肩へ垂れていた。 ふたりは何かを話し合っているようだったが、扉が閉じているから内容は聞こえない。 だが、互いの表情や態度から雰囲気は伝わった。 リラックスする杉浦に対して、母さんは緊張しているように見えた。 何かを言い募る母さんを、杉浦が適当に受け流している。そんな印象だった。 杉浦が、笑った。くっくっ、という感じで背中を揺らしている。 母さんは眉をやや吊り上げて何かを言った。あれは、怒っている時の母さんの表情だ。 だが、杉浦が次に何かを言うと母さんは黙った。そして、下を向く。 杉浦はそんな母さんの表情を下から覗き込むような仕草をする。 アハハッ、と杉浦の笑う声が、聞こえた。 杉浦がさらに何かを言う。母さんは、思いつめたような表情に変わっていく。 いったい、何を話しているんだ──。 不吉な予感が俺を包み込むのと、母さんが行動を起こし始めたのは同時だった。 母さんが両手を白衣に伸ばし、留めているボタンをはずし始めた。 とても、緩慢な動作で。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
856 :名無しさん@ピンキー[sage]:2013/01/10(木) 15:41:23.22 ID:2MVnQsFe - 23.
そう言えば、母さんが白衣の前のボタンを全て留めているのが不自然だった。 校内をウロウロする時は、ジャージの上に白衣を羽織っているのが普通だったからだ。 母さんは、のろのろとボタンを一つずつ外していく。 ひとつ、ふたつ、みっつ…。 母さんはそこで手を止めて、杉浦を見た。 捨てられた猫のような頼りない表情をしていた。。 俺がこれまで17年間、見たことのない母さんの表情だった。 杉浦がまた笑う。何かを母さんに言う。すると、母さんの手が再び動き出す。 4つ目のボタンが外された、その時。 白衣の前の部分が、はらりと垂れた。 そして、母さんの首筋から肩、そして胸元にかけての肌が覗いた。 薄暗い部屋の中で、母さんの白い肌はやけに妖しく光った。 ──母さんは、白衣の下にジャージを着ていない。 暗い予感に、俺の心臓がどく、どく、と早い鼓動を刻み始めた。 また、ひとつ、そして、また、ひとつ。母さんがボタンを外す。 俺は目を見開いていた。しかし何も考えることは出来なかった。 全身が炎で焼けていくような熱い焦燥を、確かに感じた。 やがて、全てのボタンを外した母さんは、そのまま下を向く。 全てはだけた白衣の下。 母さんのふたつの乳房の下側の膨らみが、覗いていた。 ゆっくりと上下する、白いお腹が、覗いていた。 右足の肉付きの良い太腿が、覗いていた。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
857 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/01/10(木) 15:41:52.93 ID:2MVnQsFe - 24.
母さんは唇をぐっと噛んでいる。そんなふうに見えた。 まだ、白衣は母さんの身体を覆ってくれては、いた。 だが── 杉浦がまた何かを言う。母さんは杉浦を睨むように見つめた。 だが薄暗い部屋の中で、その頬が紅を塗ったように上気しているのが分かった。 母さんの手が動く。 ゆっくりと両手を上げ、白衣の襟を掴む。 もう一度、そこで詰るような目で杉浦を見た。 杉浦は机に尻を下ろしたまま、笑っている。 母さんはひと言だけ、何かを言った。 そして、白衣を肩から──脱ぎ下ろした。 ふぁさ、とスローモーションのように、白衣が床に滑り落ちる。 俺は絶望するように確かめざるを得なかった。 母さんが白衣の下に、何ひとつ身に付けていたなかったことを。 今まさに、一糸まとわぬ全裸を、杉浦の目の前に晒したことを。
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858 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/01/10(木) 15:42:23.55 ID:2MVnQsFe - 25.
現実感が喪失していた。いったい、何故こんなことになっているのか。 俺はどうしてこんな光景を目の当たりにしているのか。 だが、すべては現実だった。 養護教諭である母さんが、あろうことか教室の中で、全裸を晒している。 その目の前で、教え子である杉浦が口元に笑いを浮かべながら机に腰を下ろしている。 決して許されるはずのない光景だった。 杉浦がまた何かを言うと、母さんは唇を噛んだまま、ゆっくりと両手を上げていく。 その手を頭の後ろで組んだ。全裸で、両手を頭の後ろで組んだのだ。 つまり、自分の身体を隠すことは出来ないという格好だった。 母さんの豊かな乳房が、惜しげもなく杉浦の目の前に晒されていった。 乳房の先端、暗い部屋の中にも、薄茶色のふたつの乳首がくっきりと見えた。 そして──俺をさらに愕然とさせたのは、母さんの股間だった。 あるべきはずのものが、そこにはなかった。 幼い頃に、母さんとともに風呂に入った時の、遠い記憶。 慎ましやかな繁みを象っていた陰毛は──残らず、なくなっていた。 まるで幼女のその場所のように、縦に割れる筋目が走っていた。
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859 :多部聡の憂鬱 ◆pQBymCKmbj68 [sage]:2013/01/10(木) 15:43:50.01 ID:2MVnQsFe - 26.
四十路を過ぎた女。 そんな大人の女が、陰毛のない幼女のような股間を晒している。 薄暗がりの中で、その有様はあまりにも惨めで、そして、淫靡だった。 杉浦の口がまた動く。すると母さんは、のろのろと身体の向きを変えていく。 杉浦に、背を見せる。そして、尻を、ぐいっと突き出した。 まるで、見て下さい、とでも言わんばかりに。 全裸で両手を頭の上に組んだ格好で、男に向かって尻を突き出す。 この上ない破廉恥な姿勢を、おそらく杉浦の命じるままに、母さんは取らされている。 母さんの尻が、ふるふると左右に揺れ始めた。 これが、初めてではない。そう分かった。 そうしなくてはならない、という暗黙のルールがそこに存在した。 そして、扉越しに聞こえるほどの鋭い声が響いた。 「もっとだよっ!」 杉浦が母さんを叱咤したのだった。 すると、母さんは喉を伸ばし、ああと言うように喘がせた。 そして、より激しく、淫らに、豊満な尻を振り始めた。 左右。上下。杉浦の目の前に突き出した尻を激しく振って見せる。まるで誘うように。 俺は、自分の目が信じられなかった。 あの母さんが。俺の、母さんが。 いつでも、何事にも堂々としていて、大らかで、ぶっきらぼうだけど闊達で。 あはははっ、という明るい笑い声と、笑顔が似合う、俺の母さんが。 こんな、こんな恥知らずな痴態を、現実に晒している。
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