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421 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 05:15:04.91 ID:be7HRbYE - 「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」 「図書館的な分類番号はあるかい?」 「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」 「だろうね」 「ところで精神と好意ってかぶってない?」 「好意じゃなく行為です。行う、為す」 「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」 「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」 「スルーしたね」 「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが エロ本ではきわめて重要です」 「ねえ、行為って体位?」 さすがに声を潜めて恭子が聞く。 「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの 上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」 「確かに。これはドキドキするね」 「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」 「確かに」 「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」 「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」 「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」 「プロ目指してるの?」 「いえ、表現を追求したいんです」 「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」 「やった人は居るそうですが」 「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」 「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
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422 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 05:15:33.15 ID:be7HRbYE - コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」 「…相乗効果か」 「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか 格好の場所です」 「見つかるかもしれない、という緊張感だね」 「そうです」 「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」 「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」 レジでオレが勘定を払っている間、横で恭子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で 行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。 「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」 自動ドアを出て、オレがなじる。 「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」 「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと 行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」 「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道 じゃないシチュってもあるんでしょ」 ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
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423 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 05:16:08.46 ID:be7HRbYE - 「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる 主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん ですかね」 「エロも文化だと思ってるのかも」 「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、 当たらずとも遠からずかもしれません」 「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」 恭子がニヤニヤしながら聞いてくる。 「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、 その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」 「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」 図星だったのか、言いよどむ。 「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」 「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」 「そうしてください。話を変えますか?」 どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。 「ええ?頼むよ続き聞かせて」 「はい。何の話でしたっけ」 「凌辱は王道かって話」 「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」 「男性側の願望でしょ?」 「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、 望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」 「その衝動の代替としてエロ本を読む」 「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう 願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」 エントランスに入ってからさすがにオレは口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の 話をするなど、無神経にも程がある。
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424 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 05:16:38.08 ID:be7HRbYE - 「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」 「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」 「わかりました。」 「あ、コップとって。洗うから」 コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。 「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」 「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」 「女の意志は無視だもんね」 「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ 意味がなくなってしまいます。」 「たとえば」 「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」 「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」 「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど エロが引き立ちます」 「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」 「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。 文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも 例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」 「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」 恭子がすっかりなりきってセリフを言う。 「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」 「ネズミをいたぶるネコってわけね」 「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」 「そうなの?」 「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに 抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
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425 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 05:17:05.09 ID:be7HRbYE - 「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」 「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」 「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き 叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」 「いやー、これもご都合主義だね」 「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」 「さっきの身代わりとか」 「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」 「なるほど」 「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」 「手がこんでいるね。」 「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、 目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」 「いや、ディープだ」 「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、 あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」 「かえって声をあげられない」 「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。 デパートの更衣室ってのもあります。」 「痴漢もそうだね」 「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」 「なんで?」 「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」 「あ」 「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって からのなぶりのフェーズです」 「奥が深い」
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319 :318@おれが前向きにレビューしちゃる。[sage]:2011/04/29(金) 07:50:47.72 ID:be7HRbYE -  ̄/ /| ::::::::::::::|
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320 :318@ハゲERO豚サクラフブキ[age]:2011/04/29(金) 07:52:19.27 ID:be7HRbYE - _____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/::::::::::::::::::::::::::\〜プーン | グラマラスなバティ好き な /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\〜プーン | ハンカチ王子のためもっと太れ馬鹿 |:::::::::::::;;;;;;|_|_|_|_|〜プーン `○.____________ |;;;;;;;;;;ノ∪ \,) ,,/ ヽ〜 。 O |::( 6∪ \ / )〜 |ノ (∵∴ ( o o)∴)〜 | ∪< ∵∵ 3 ∵> _ \ ⌒ ノ ,i」=、 \_____/ | □| ___/ \ |__| |:::::::/ \___ ,.r‐/ /ュ_ |:::::::| '\ |´  ̄ニ}{ニ 〉 |:::::/ \____|、
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428 :もう必死の自演が爆笑のハゲERO豚サクラフブキ(爆)[]:2011/04/29(金) 14:23:12.38 ID:be7HRbYE - ドッカーン! 俺の小説カオスすぎわろた
(⌒⌒⌒) 完結させられるのか疑問な設定のやつって多くない? ||| >>414 >>415 彡川⌒⌒⌒⌒三ミ >>416-419 川|川\ /| >>420 ‖|‖ ◎---◎| >>426-427 川川‖ 3 ヽ 川川‖ ∴)д(∴)〜 カタカタカタカタカタカタカタカタカタ 川川‖ 〜 /‖ _____ 川川川川___/‖ | | ̄ ̄\ \ / \__| | | ̄ ̄| / \___ | | |__| | \ |つ |__|__/ / /  ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 | |
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429 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/04/29(金) 14:24:18.97 ID:be7HRbYE - l |: : : : : '
`、 、、 、 { , \ 、 .i i / 〃 \、 { Y i、、 ', |: : : 'i ` 、 、 l: : : : : : : 'i ` 、 , l 、λ`i、 i | : : : :: Uノノ八`、 j´ .| : : : : : : : : 、 , ' _,,,.-―'''レ' `i ,.'´ ! `、_i,. '´_,,,.-―''''"l , -一 / _,,,.−―''''" ,,,,--‐'''´ 1 ニ==,,,,,,,--‐'''´,,,--‐''' / ̄ j l , , | ,' , ; , 1
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430 :名無しさん@ピンキー[sage]:2011/04/29(金) 14:25:13.35 ID:be7HRbYE - ,、‐'´ _,,、、、、、、_ ヽ`‐、 _/ ': :' ヽ.
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431 :ハゲERO豚サクラフブキ(爆)[]:2011/04/29(金) 14:26:34.92 ID:be7HRbYE - 彡川⌒⌒⌒⌒三ミ
川|川/ \| 川川 ◎---◎| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 川川 3 ヽ < ハァ、ハァ・・・ 川川 ∴) A(∴) \____________ 川川 U /〜 ___ _;川川 ダッラ〜 . | | |\_ / 川川 __/ . | | | | |\ / / | | | | | | |::::| ( ( ◎ / \_ .| | | | |::::| \ \ /\  ̄ ̄\ | | | | |::::| /:\ \ ドピュ ̄\っ))))〜〜| | | | |::::| /::: \ つ___ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |::: \ (__3。 ;。 ̄ ̄ | _________ .| |:::: \__/ .| | . |.| \::: (;;; );; ) | | . |.|
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432 :ハゲERO豚サクラフブキ(爆)[]:2011/04/29(金) 14:27:10.25 ID:be7HRbYE - | 彡彡⌒⌒⌒ ミ 彡 ⌒⌒ミ
| 彡彡ノ. 三 ヽ / ヽ ||! | ‖|‖ '。 。` | | || ! l l| l|| | 川川‖U ' ω` ヽ / U |川川 !! l |l|||ル この歳でAAで抜いてる俺って・・・ | 川6 ∴)д(∴) (∴ 9川| l| |川 l||l | 川川 〜 / ヽ 川 | lルリ | / ヽ ___/ \__ ヽ | / \ / ヽ | | | ト ヽ / Y | ! | / . | | ヽ / | | !
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325 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 16:54:00.57 ID:be7HRbYE - AA書くと必死だねえ(爆)
以前に投稿したモロバレ自演感想欄がノクタに無視されて 自分以外の投稿を全て貶めようとでもしてるんだろうか(爆) >>321-324 爆笑自演カキコありがとんw(爆)
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326 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 16:55:44.85 ID:be7HRbYE - しばらくは二人とも黙ったままちびちびとワインを舐めていた。本来文学の世界は人体改造くらいでがたがた騒いでいては
身が持たないほど幅が広い。だが、考えてみると文芸部にいたときから恭子がグロテスクな表現の本を読んでいるのを見た ことがない。恭子には刺激が強すぎたようだった。 「で、ほかにどんなジャンルがあるの?」 「え、もう止めようって言いましたよね」 「陵辱ジャンルはね。話は続けてよ」 「そうですか」 あきれた顔を見せながら、オレのほうはやや残念と言うのが本心である。恭子がへこむところなどはじめてみたのだ。 曲がりなりにも昔は恭子に胸をときめかせていたのだ。おー、なかなかかわいいななどと思っていただけに、あっさり立ち 直られるとつまらない。 「わかりました。陵辱以外のジャンルだと、学園物とか、サラリーマン官能小説とか、痴漢ものとか、いろいろありますね。 これらを書くときに重視すべき点は、和姦だということです」 「学園陵辱物はどうなるの?」 「突っ込んでくると思いましたよ。分類が完璧で無い事は認めますが、学園陵辱物は、学園主体の陵辱ではないんです。 陵辱と言うヒロインの意思を無視する枠組みがあって、その中でヒロインに恥辱を与えるためスパイスとして学園がある」 「ふーん、じゃぁ田中君の言う学園物は本当は和姦学園物じゃないの?」 「あー、まぁそれでもいいんですけどね、和姦の場合は事前の精神的な動きがジャンル毎に大きく変わるので別ジャンル としてくくったほうが、私は理解しやすいってだけです」 「たとえば?」 「学園を舞台としたサラリーマン官能小説ってのもあります」 「学園物じゃなくて?」 「人によって学園物と分類する人もいるでしょう。しかし、学園を舞台としたサラリーマン官能小説の場合、学校だからと いう禁忌性は極端には強調されないんです。あくまでモテモテ主人公の話です。」 「うーん、わかりにくい」 「教師が主人公の学園ものは、生徒、あるいは教師同士の恋という禁忌性を書く事で、セックスの背徳性を際立たせます。」 「あ、そこ重要な気がする」 「セックスの背徳性はジャンルわけの重要なキーです。どういう背徳性がどのくらいあるかを明らかにする事で、読者に与える カタルシスの方向付けをします」
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327 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 16:56:49.63 ID:be7HRbYE - 「ふむ。でも、和姦の場合は合意だから背徳性がないんじゃない?」
「それはそれで面白い話なんですが、論文を書きたいわけじゃないんで。ただ、どんなエロ本でも、超えてはいけない 一線を超えるからこそ、エロが引き立つんです。」 「そうかなぁ。たとえば?」 「ヒロインと主人公が同級生の場合、二人が恋仲になれば後は和姦です。で、このまま二人であっさりセックスをしても いいんですが、ヒロインがためらうと話がぐっと盛り上がります。『だって、私たちまだ高校生なのに』」 「いまどきいるかね、そんな純真な子」 「男はいてほしいと思ってますよ。そういう、堅い子が、最後には意を決して自分のために肌を許してほしい。」 「恥じらいながら」 「そうです。恥じらいも背徳感の原動力です。」 「そうかぁ?」 「肌を見せる事は恥ずかしいことだと言う、規範があるからこそ、裸になる事に恥じらいがあり、肌を許すことに恥じらい が出ます。」 「う〜ん」 「学園の場合、その背徳性の中に強い定型性が有ります。ある意味話が限定されるのですが、描かれるパターンの背徳性は 純度が高い。先生との恋なんてとんでもない。先輩に手を出すなんてとんでもない。後輩に手を出すなんてとんでもない。」 「わかるわかる。私の後輩にもしつこくアタックしてきたとんでもない子がいたよ。」 「…」 「まぁ、かわいいんだけどね。年上ヒロインが母性愛をくすぐられるのもわかるよ」 「…」 「さぁ、続き行こう!」 「…学園物は背徳性の純度が高いという話をしました。その理由に記号性を挙げる事もできます。」 「たとえば?」 「勝手なもので、男は音楽の先生と聞いただけで育ちが良く、品のいい先生を思い浮かべます。」 「フリルの付いたブラウスだ」 「そう。美術の先生なら、繊細な観察眼を持った静かな先生。保険医は白衣で生徒の話を聞いてくれる。古典の 先生は純潔で…」 「英語の先生はお堅いね」
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328 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 16:57:32.78 ID:be7HRbYE - 「インテリのイメージですね。数学も同様ですが、若干ベクトルが違う。学園の先輩も同じです。生徒会長、生徒会の書記、
図書委員、バレー部の部長、それぞれに好ましい意味での勝手なイメージが付いてきます。それをてこにしたキャラクター 付けを行いやすい。あとは、それぞれのキャラクターに基づいて、セックスへの抵抗感を書いてやれば十分です」 「ふーん、同級生とか下級生も同じなの?」 「同級生の場合は、ヒロインと主人公双方の立場が近いので、高揚感や背徳感を二人の共通のものとして描けますね。 下級生だと、ヒロインがやや引きずられる感じになりますが」 「ちょっと痛々しいかな、学園で年下ものだと。あとはどんなジャンルがあるの?」 「エロ本のジャンルはうんざりするほど有りますが、大きなジャンルとして不倫と近親相姦は無視できません」 「不倫と近親相姦かぁ。もろに背徳だね。」 「はい。不倫のすばらしいところは、性的に完全に成熟したヒロインに少女のようなためらいを演じさせることができる点です。」 「なるほど。そうだ。慎み深い独身女性より、慎み深い人妻のほうが熟れた体ってイメージがあるね。」 「読者がそうイメージしてくれるのは心強いですよ。不倫エロ本にはもうひとつ面白い特徴があります。主人公のライバルが はっきりしてることです」 「旦那だ」 「もちろん、ヒロインの夫は二人の関係を気づいていないのですが、主人公は彼を強烈に意識します。たとえば、ヒロインの 夫も知らない性感帯をみつけてやろうとか、見つからないようにこっそりキスマークをつけてやりたいとか」 「おいおい」 「ヒロインは困りますけどね。で、最後に射精をどうするかってところも押さえたいところです」 「確かに、それは夫以外にやすやすと許しちゃねぇ。そもそも肌だって許しちゃいけないんだけど。」 「そういう、ヒロインが何とか守っている一線のところで、二人の葛藤を描いてもおもしろいです」 「射精と言えばさ、近親相姦はやばいんじゃない?」 「最近のエロ本はめちゃめちゃですよ。好みの問題で僕は近親相姦は書きませんけど。書くとしたら血のつながりの無い 話になるでしょうね。」 「それなら安心だ。でも血のつながりがないなら背徳感はどうなるのよ」
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329 :おれが前向きにレビューしちゃる。 (爆)[]:2011/04/29(金) 17:00:11.63 ID:be7HRbYE - 「背徳感は精神の問題です。ヒロインが十分清らかならば、義理の関係といえども強力な鎖になりますよ。義理の姉でも
『私たち、姉弟なのよ』という言葉は十分悲痛です」 「なるほどね『そんなこといったって、義姉さん、僕達血がつながってないんだよ』ってのは殺し文句かも」 「さてさて、陵辱もの、学園もの、サラリーマン官能小説、不倫に近親相姦。田中君がこんなに幅広くエロ本を読んでいる とはびっくりだよ。ねぇねぇ、どのくらいのジャンルを実践で試したの?」 恭子がニヤニヤ笑いながらまたもやストレートな質問を投げてくる。 「お答えしないと言ったはずですが。ところでまだ全部じゃないですよ」 「ひゃはは。あと、いくつあるの?」 「うーん、特殊なやつまで数えるとどうなるんでしょうね。とりあえず痴漢ものとか催眠もの…」 「催眠!」 「はい」 「陵辱じゃないの?」 「催眠ものを陵辱に転がしていくかどうかは作者次第ですね。私としては催眠メインの陵辱というのは難しいと思っています。 催眠術でヒロインの自由を奪って正気に戻し、あとは王道のなぶりを行うってのならわかりますけどね。」 「セックス中に催眠状態にあってもつまらないってこと?」 「そうです」 「でもさ、絶対手のとどかない美人があーんなこととか、こーんなことをしてくれるんだよ」 「催眠物のいいところはそこです。しかし、悪いところでもあるんです。ヒロインが何の背徳感、悲壮感も感じてくれません。」 「あ、そうか」 「陵辱というのは、自分の手の届かない女をじっくり落としていくというのがいいのです。催眠状態にあるとはいえ、あっさり 淫らに振舞うようだとヒロインのありがたみが減ります。」 「そんなものかねぇ。でもべたべたした甘いセックスを書くならいいんじゃない?」 「確かに、それはいえます。しかし、それは恋愛じゃないですよね。」 「ま、そうだけどさ」 「ネットにはその手のヒロインを催眠術で自由にしてしまう小説がたくさん転がっています。が、たいていハーレムに向かって 進んでいきます。」
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