- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #10
296 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 16:51:06.42 ID:dnlzb0zS - 知子の心(1/5)
夜が、繰り返し訪れる。 ジェイの手で両脚を大きく開かれると、知子は顔を背けて羞恥に耐えた。 晒された股間に、ジェイが腰を進めて来る。 硬く熱いその切っ先が膣口に当ると、知子は唇を噛んでその瞬間に備える。 「…ト、モ」 ジェイが呼んだ。その息は既に荒い。知子は答えない。答える代わりに目を瞑った。 ジェイが一気に侵入する。 「…あ、う!」 大きく押し広げられる感覚に知子は仰け反った。その衝撃に声が漏れるのを止められない。 あっという間に埋め尽くされる感覚が取って代わった。 もう痛みはない。知子の膣はジェイの太いペニスを根元まで深々と受け容れて包み込む。 知子の雌としての肉は、彼女の心よりも早く、牡の征服を許してしまっていた。 ジェイが動き出す。恥ずかしげもなく時折、快楽を伝える大きな声を上げる。 (…子ども、みたいだ) 激しい抽送が時々和らぐと、額に汗を浮かべて知子はぼんやりと思う。 夜ごと知子の肉体を求めるジェイの情熱は、呆れるほどに激しく一途なものだった。 何の装飾も計算もなく、ジェイはひたすらに己を知子にぶつけてくる。 「…っあ!」 不意に弱い部分を擦られた。ジェイがその反応に勢いづく。知子の首筋に顔を埋める。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #10
297 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 16:52:28.86 ID:dnlzb0zS - 知子の心(2/5)
熱い吐息が耳にかかる。もう知子の肉体はその激しさに抵抗する術を失っていた。 「…あ!…だ、めっ……」 予感が迫ってくる。脊髄をピリピリと灼くような鋭い快感が連続して駆け上がる。 絶望のようなオルガスムスが迫っていることが分かった。 ジェイの動きに合わせ、知子の身体が貪欲に快楽を貪ろうと蠢き始める。 知子は腰を振った。一度動き始めると、もう止まらなかった。 豊かに肉付いた尻を波打たせ、知子はジェイと太古から受け継がれた快楽の踊りを踊る。 「あ!あ!…はぁ、はぁっ…あ!…っあ!」 「トモ…!」 また名前を呼ばれた。声に喜びが満ちている。知子が反応してくれたことに対する喜びだ。 やめて。そんなふうに素直に喜んだりしないで。知子は頭の片隅でそう思う。 逞しい腕にがっしり抱きすくめられ、止めを刺すように深く突き上げられた。 次の瞬間、ジェイが自分の中で爆発するように弾けるのを感じた。 お腹が熱い。激しく噴出するジェイの精液が、子宮に叩きつけられている。 目の前に出現した真っ白な光の中に、知子は抗うこともせず飛び込んだ。 「……ぃ、クッ!」 そう叫んだ。汗にまみれた知子の裸身が大きく海老のように仰け反る。 灼熱の光が激しく目の中で明滅する中で、知子は絶頂の悦楽にうち震えた。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #10
298 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 16:56:54.33 ID:dnlzb0zS - 知子の心(3/5)
うっすらと目を開く。自分がどこにいるのか一瞬、知子は分からなかった。目の前に、逞しく厚い胸板があった。 「…!」知子は身を固くする。ジェイの腕の中に甘えるように知子は全裸で抱かれていた。 朝の光が樹木の間から漏れている。昨夜激しい絶頂に導かれ、そのまま気を失ってしまったのか。 慌てて腕の中から逃れると、動揺を抑えながらジェイに背を向けて知子は身を丸くした。 その動きに気づき、ジェイも目を覚ましたようだった。 「…ト、モ…」ジェイが肩に手を掛けてくる。知子は反射的に、それをやや邪険に払いのけた。 ジェイが驚いたような気配が伝わる。だがその態度に怒るような様子はなかった。 むしろどこか悄然とする気配が感じられ、知子はわずかな胸の痛みを感じる。 それから、昨夜自分が晒してしまった痴態がはっきりと脳裏に蘇ってきた。 顔に血が昇るのを感じ、知子は見られまいと慌てて褥から立ち上がった。 「…ドコカ、イク。…トモ」 ジェイの言葉を背中で聞く。裸の背中、裸の尻をジェイに見られている。 そう思うと羞ずかしさで火が出そうになるが、振り向かないままで知子は答えた。 「…水。…水を、浴びてくるの」 歩き出そうとして、知子は身体が妙にだるいことに気づいた。足が重い。 (…熱があるみたい)額に手を当てる。やはり、やや熱かった。 昼から知子の熱は上がり始めた。異常な状況下で気を張り詰めている間は何とかなっていた。 だがジェイとの生活が習慣となり、緊張がふと解けた時に疲労が襲ったのだろう。 薬も何もない。ただ泉から汲んできた水で喉を潤すほか、知子に手段はなかった。 ぼろぼろのシャツやズボンを着る気は起きず、知子は全裸のまま横たわっている。 ジェイは褥にぐったりと横たわる知子を気遣うように見ていたが、やがてどこかに姿を消した。 (…慌てているのかしら。いい気味) 知子は自虐的に思う。いっそこのまま高熱のために死んでしまっても良いくらいだ。 (私をあれほど欲しがっているくせに、こういう時にいなくなって) (私が死んで、思い切り悲しめばいいわ) そう思ってしまってから、知子は自分のこの感情の出所が分からなくなった。 「熱のせいで」知子は口に出して、言ってみる。 「……どうかしちゃってるのかも」
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299 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 17:02:32.86 ID:dnlzb0zS - 知子の心(4/5)
ジェイが戻ってきた時、知子は褥の中で苦しげに横たわっていた。 よほど熱が高いのか干草の中に潜り込んで、時折震えてすらいるようだ。 だがジェイは慌ててはいなかった。むしろこういう状況を想定していたほどである。 ジェイとて、幼い頃は高熱を出して寝込んだ経験がある。 そんな時は父親か母親が、特定の草をつぶしたものを自分に飲ませてくれるのだった。 だから、この島にある薬効のある草の分布を今のジェイは熟知している。 他にもこの島に在るものについて、知子にまだ教えていない大事なことが幾つかあった。 やがて教えられるようになれば良い。もう少し、自分を受け容れてくれさえすれば。 知子が気づいて胡乱げにこちらをちらりと見た。それからまた背を向ける。 ジェイは構わずに採ってきた薬草を台になる石の上に置くと、もう一つの石で潰し始めた。 「…トモ」 呼ばれて、知子はぼおっと霞んだ思考の中でジェイを見上げた。 (…なによ、偉そうに)なぜか不貞腐れた気分になり、そう思う。 ぐい、と肩を起こされて、上半身をジェイに支えられた。 熱のせいで抵抗する気も起こらず、大人しくジェイの腕の中に抱かれる。 裸のままの乳房も、乳首も、陰毛を慎ましく生やした股間もジェイの視界の中にある。 だが、熱に浮かされた今の状態では、恥ずかしさもさほど感じなかった。 それよりも逞しく厚いジェイの胸板に不思議な安心感を覚え、知子の胸はざわついた。 ジェイが右手の掌を知子の口元に差し出した。ホウレン草をすり潰したような緑色の塊がある。 「…タベル。…カラダ、ナオル」 …薬草なのだろうか。自分を攫って凌辱した相手に介抱されることに知子は釈然としない。 「トモ」ジェイが少し強く言った。知子は気弱にジェイの目を見る。 (……どうせ、抱く時と同じで、譲らないんでしょ) 捨て鉢な気分になり、知子はジェイの掌に口を近づける。薬草を少し口にした。 苦い。こんな苦いものなの。知子は抗議するようにジェイを見上げた。 だがジェイはじっと知子を見つめたままだ。全部を口にするまで許す気はないようだった。 知子は小さく溜め息をつくと、ジェイの掌の薬草を余さず口に入れ、喉に流し込んだ。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #10
300 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 17:06:18.49 ID:dnlzb0zS - 知子の心(5/5)
「…水」と知子が言うと、ジェイが不思議そうな表情をする。 「水です。水を、ちょうだい」 ゆっくり言うとジェイは理解した。パパイヤの堅い皮を容器代わりに使って水を運んでくる。 結局、知子は、ジェイにその薬草を3回も飲まされることになった。 その夜、薬の効き目か、知子は大量に発汗した。身体が熱くて堪らない。 だが、同時に眠気も襲ってくるのだった。苦しさを感じることなく知子は眠った。 知子が眠っている間、ジェイは褥に敷き直す干草を集めていたようだった。 知子がぐっしょりと汗を掻いて目を覚ますと、濡れた干草をジェイは取り替える。 知子が目を覚ますと、ジェイは必ず褥の外にじっと蹲り、知子を見守る風を見せているのだった。 ジェイにすれば、ごく当然の行動に過ぎない。 妻となった雌を守るのは夫である自分の仕事であり、忠実に森の掟を守っているだけだ。 一方の知子はと言えば、ジェイの介抱に大人しく身を任せている。 だが、そんなジェイの行為の自然さに激しく心は揺さぶられ続けていた。 「…どうしてなの」 何度目かに目を覚ました時、知子はとうとうジェイにそう言った。 膝に顔を埋めていたジェイは顔を上げる。知子の目に涙が浮かんでいた。 ジェイはそのことに狼狽する。なぜ、自分の妻は泣いているのか。 「どうして、あの人を殺してしまったの」 「トモ」 ジェイには、知子の悲しみの理由が分からない。 「どうして、和樹をあんなに傷つけたの、どうして、あんな酷いことが出来るの」 ジェイは知子の問いに答えられなかった。ただ知子の激しい悲しみと憤りを感じていた。 自分はそれほど間違ったことをしたのか。ジェイは考えた。自分はチャンスを活かし、妻を得た。それだけのことなのだ。 だが、どうしてもその妻に愛してもらうことは出来ないのだろうか。 やがて再び眠気に襲われたのか、知子が瞼を閉じた。 夢の中に知子はいた。夫・浩和と息子・和樹。そして、自分。 和樹はまだ赤ん坊だった。可愛く笑う和樹を夫が抱き上げる。その傍に知子は寄り添う。 あまりにも普通で、あまりにも幸福な夢だった。眠る知子の頬に涙が幾筋か流れ落ちる。 ジェイは言葉もなくただじっと蹲り、その様子を見つめていた。
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- 母親が他人に犯される 漫画・小説 #10
301 :密林 ◆S6jQVLURcw [sage]:2011/03/03(木) 17:11:06.07 ID:dnlzb0zS - 応援メッセを頂いている皆さん、いつもありがとうございます。
かなり間隔が空いてしまいましたが、何とか続きを投下できました。 ほぼ推敲なしの文章で恐縮ですが… また次回まで少し時間を頂くかも知れません、 それに、もはや完全に個人的趣味に走っている感があり、すみません。 皆さんからのご希望にも応えられたり、応えられなかったりしますが… 色々、よろしくお願い致します。
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