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シンシア ◆p8tlXKZMJxiY
Hなダンジョンを探検 地下27階【深淵の迷宮】 [無断転載禁止]©bbspink.com

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Hなダンジョンを探検 地下27階【深淵の迷宮】 [無断転載禁止]©bbspink.com
435 :シンシア ◆p8tlXKZMJxiY [sage]:2021/02/26(金) 19:49:48.03 ID:oJlyUNSm
>>434
(蔦が出した液体は、服を溶かしはしたが肌を痛め付けることはなかった)
(痛覚も敏感なシンシアにとって、それはありがたいことだったが)
(肌に塗り込めるように蔦が這い回り、それだけでくすぐったいような感触が全身を襲う)
っく、ふぅっ、この……忌々しいっ……
(逃げ出したくとも動かせるのは頭くらいで、短い髪を乱して首を振ることしかできず)
(そのうちにくすぐったさが異質のものに変わってゆく)
なん、だ、この……熱?いや、違う……っ
これ、こんな……っく、何なん……っぅあ
(たしかにそれは熱のように感じられたが、蔦そのものの熱ではなかった)
(シンシア自身の身体が熱を上げていたのだ)
(身体の内側から肌を暖める火照りは、悪寒を伴うような発熱とは違い、ただどこかむず痒い)
(そして、強制的にびくびくと身体を震わせる感覚も、彼女には未知のもの)
(それが、鎖骨を、乳房を、脇を、背中を、尻を、腹を、太股を、膝裏を――)
(全身から与えられて、蔦に固定されていなければのたうちまわるほどの刺激となる)
(自由には動かせない身体が痙攣して、鎧の接合部がカシャカシャと音を立てる)
(この奇妙で強烈な感覚が何なのか、シンシアの知識に合致するものがあった)
ふーっ、ふぅうっ、ぅううっ、っく、ちが、ちがうぅっ、こんな、ものでっ
(しかしそれを認めるわけにはいかない)
(卑しくも神に仕える身で、悪魔の名を冠する魔物に与えられてよいものではない)
(歯を食い縛り耐えようとしても、身体が跳ねるのはどうしようもない)
(静かに蔦が這う度に、身体が跳ねて鎧が音を立て、情欲の火を煽るように熱が上がり、汗が滲む)
(陽も暮れかかった森に、獣のように吐く息と鎧の音が響いた)

(そうして這い回る蔦が、熱の中心ともいうべき場所に近づく気配に、シンシアははっとして顔を上げた)
ふーっ、ふーっ、はぁ、あ……?
っ!まっ、ひぁあああっ!
(電流を浴びたような鮮烈な感覚に、あげたことのないはしたない声を上げる)
(蔦がなぞったのは、花弁の中心)
(ぱくりと割られたそこには、雌の匂いを漂わせる淫蜜が溢れていた)
(蔦の目的であるそれは、あとからあとから溢れてくる)
なっ、な、わた、私のっ……やめ、このっ……くぅうっ!
(おのが身に起きた現象に、理解が追い付かない)
(ただそれに恥辱を感じ、頬が燃えるように熱いのに、言葉がでない)
(言葉を紡ぐ余裕もなく、蔦が這い回り衝撃的な刺激が走り、呻く)
こんな、こんなっ……っあ、あぐうっ……
(呻こうがもがこうが、蔦の拘束は緩まず、己の身体は意思に反して跳ねる)
(気丈なシンシアの心に、微かに絶望の色が浮かび始めた)


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