- 無人島サバイバル日記 第4日
514 :イオリ ◆6EgzPvYAOI [sage]:2014/11/17(月) 23:14:42.67 ID:LE/pAtF8 - >511-512
「ジャガーに薬草にこの飛行機……まるで魔法の島だね……そのうちDragonやMageが出てきたりして」 まさかとは思うけど。 「それでこの……飛行艇?セスナのでっかいのか……」 イオリが見たことのある飛行機と言えば、フロート付きのセスナくらいであった。 「……死体は無し、か。脱出出来たのかな……」 見つかった、グリース漬けの細長いものには心当たりがあった。 そして、地図には見覚えのある群島…… その夜、キャンプにて…… 「……良いの?オレがもらっても……」 灰色の毛皮の感触を確かめて。 「……ひい祖父ちゃんの遺したっていう、大分錆び付いていたけど、こいつは知ってるよ。 流石に撃てる代物じゃなかったな、うん」 小銃を手に取り、構える。 飛行艇の中から持ってきた錆びた空き缶を銃剣で突き刺し、引き金を引くと空き缶が弾ける。 「こんな使い方をするって、言ってたよ。勿論人間で」 出来ることなら、そんな使い方はしたくないけど。 そして、改めて、地図。 「ヘキナン……か。確かに観光地にぴったりだ」 急に、荒らされたく無いという気がしてきた。 「うん、この群島だよ、オレが住んでいる島は……あの小舟でここまで来たんだから…… 逆に戻れない事はない。無いな……潮の流れを間違えなけりゃ」 後は、方角とか。 「……帰れる、ね…… そしたら、キャシーともお別れかな……」 ポテンと彼女の直ぐ横に座り直し、ぺたんともたれ掛かる。 抱き付き、密着する。体臭に包まれ、熱を感じる。 「キャシー、キス、しようよ……」 イオリから求める事はあまり無かった。これは最後の勇気…… 【この無人島でのエッチは、これで最後になるでしょうね。次があっても別の話】 【人のいる所に帰ってどうなるかには幾つかのパターンも有りますが、今は二人だけでお願いします】 【と言った感じで置きレスでした】
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