- 置きレスでロールする人のためのスレinオリ板7
128 :ベルナール将軍 ◆Z07HKZq12aJZ [sage]:2014/04/10(木) 23:09:13.82 ID:Sv8WxXwx - >>126
なにを仰いますか。 国を守ることができたのは王子、貴方の力ですよ。 私はそのお手伝いをさせていただいただけ。 仮にも、次の国王なのですから、もう少し堂々となさった方がよろしいかと。 (にっこりと微笑みかけて、あくまでこちらは敵対していない、というポーズをとる) (そうでなければならぬ、何せここでそれを翻してしまっては、わざわざ人を割いてまで来た意味がないのだから) ええ、そうです。 この国の血筋を絶やさないためにも、お世継ぎは必須。 それを望むのは国民――そして、それを誰よりもご理解していらっしゃるのは、貴方ご自身だと思います。 アレク王子――いえ、「国王、アレク陛下」。 (あえてこれからの重荷を感じさせるように、最後の言葉を強調してみた) (これからクーデターがあればわからないものの、王宮の中ではそういったものを企てている者は少なくとも感じない) (となれば、必然的に目の前の王子が国王に上がる) (ここで確約を取っておけば、後のことはどうにでもなる――あと何手かで詰むように思えた、が) …………。 (一瞬、目と耳を疑いかけた) (しかし、聞こえた言葉は間違いなく、婚礼の件を断るという話) (そして視線はしっかりとこちらへ向けられている) (これ以上なく、自分の地位の安泰化を図るためのチャンス――それをふいにしようとするのか) (それがまた、信じられなかった) ……もはやそのお言葉を頂いてしまっては、何を贈られても意味がないやもしれません。 今のは聞かなかったことにいたします。 今一度、考えられては如何でしょうか。 勿論、いざ婚姻となったときにはそう急かしたりはいたしません。 喪が明けたのち、一年後を目途にという話になるでしょう。 ただ、確約だけはどうかこの場でしていただけないでしょうか。 (口調はあくまで下手に出つつ、逆らうことのできぬよう、言葉を選びながら迫る) (今はこうして二人きりでいるのだから、王子の言うことが絶対、だ) (だからこそ、この場でねじ伏せてしまいたい――そうも思っていた)
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